2013-06-28

カリオストロの城のモデル リヒテンシュタイン城へ行く

プラハ(Praha)からドイツのシュツットガルト(Stuttgart)へ移動した。
公式発表があるわけではないのだけど、『ルパン三世カリオストロの城』のモデルになったと言われている城があるというので、それをどうしても見に行きたかった。

まずはプラハからニュルンベルク(Nurnberg)まで3時間30分くらい1,213コルナ(約4,852円 ※1コルナ=4円)。

ニュルンベルクからシュツットガルトまでの切符を到着してから購入し、約2時間40分電車の旅。33.40€(約3,340円 ※1€=100円)。ドイツに入ってから急にヨーロッパの西側にきたなあという感じがした。電車のデザインとか古くささのない感じとか、英語がどこでも通じる感じとか、雰囲気が全然違う。

シュツットガルト自体は何かがある場所ではないから、安ホテルがなく、普通のホテルに泊まる。その日ネットワークがダウンしてWi-fiが使えなくなっていた。城まではちょっと複雑な行き方だったのだけど、事前にメモを残しておいて本当によかった。事前の準備はやはり大事だ。そしてネットがなければほぼ何も出来ない事も思い知る。

シュツットガルトからロイトリンゲン(Reutlingen)駅まで電車で行く。だいたい1時間くらいで到着。11.10€(約1,100円 ※1€=100円)

駅を出て、駅を背にして左手側に進むと少し大きめのバス停留所がある。そこでエングスティンゲン(Engstingen)方面のバスに乗る。バスは3€(約300円)。本数はあまりないので1時間くらい待った。駅の近くにショッピングモールや商店街みたいなところはありまあまあ栄えているので時間つぶしには困らなかった。

降りる駅はトライフェルベルク(Traifelberg)。時刻表にはLichtenstein Traifelbergと書いてある。

本当にあっているのか不安になりながらバスに乗って、30分くらいで到着。何もない!


バスを降りたら車が進んでいた方向にさらに歩き、看板に城がある方向の表示が出て来たら右に曲がり車道に沿って歩いて行く。参考にした地図

事前に調べたところによると車道沿いに歩くと約5kmあるらしく、かなり暑かったので心が折れそうになっていたところ、森を通ってショートカットできる道を発見した。城のアイコンが所々に貼られていて、それに沿って歩いて行くと1.5kmで到着する。

車道にもあまり車もいないし、ショートカットは森の道だから、もしここで襲われて死んだら見つけてもらうのには時間がかかるんだろうなとか思いながら、怖くなって早歩きしてた。

森の中をずっと進む。

ときどきまたアイコンと矢印が出現して、山道を登って行く感じで進む。

そしてやっとそれっぽいところに出た。

結構上まで登ったんだなと思う。バス停から歩き始めて40分くらいで到着。

道沿いに歩いて行くとやっと城が。人もいる。なんか山に登ったのに、山から久々に下りて来た人みたいな感覚になった。

城の入場は6€(約600円)。メインの城の中にはガイド付きでしか入れなく、写真も禁止されている。しかし本当にいいお城だった。
隠し部屋があったり、装飾も、カリオストロの城そのものだ。偽札を作っていた地下室はきっと隠し部屋からアイデアを得たのではないかと思ったり、色々想像を巡らせていた。

なによりこの崖の上に建っている感じが本当にそうだ。まぁ別にそうではないとしても、とても気に入った。



遠くから全体をみるとこんな感じ。

お城の敷地はとても狭く、このメインの城をみたらあとは庭という感じ。城の内部についてはパンフレットが売っていて、そこに写真や説明が掲載されている。3.90€(約390円)だった。人も他の観光地に比べればまばらで、森の中にあるし、景色もすごいのでしばしゆっくりしてまた山を下りた。

帰りはさらにバス停の横までショートカットの道が続いていることに気づき、道沿いにずっと歩いた。多分行きも同じ道を使っていれば早かったのだろう。
この標識があるところをずっとあがっていけばよかったのだ。

帰りもバスでロイトリンゲン(Reutlingen)駅まで行く。

あんなに晴れていたのに帰りのバスに乗ったらどしゃぶりの雨が降った。タイミングよすぎた。本当にこのお城は見に行ってよかった。

そしてまたシュツットガルトまで電車で戻る。シュツットガルトの町は少し歩いたけど、本当に何の変哲もない町だった。黒柳徹子に似た絵画を見つけたくらいだった。

そして旅は終盤。私の第2の故郷であるイギリスに向かう。留学時代の友達と待ち合わせをしていたのだ。フランクフルトの空港から飛行機で向かうためフランクフルトへ電車で行く。

出発当日、向かっている電車がなぜか途中で止まり、ドイツ語で何かの車内放送があってから、来た方向へ戻り始めた。あきらかに何かがおかしかった。
本当に乗客が少なかったのだけど、たまたま前に座っていたサラリーマンに聞いてみたら、途中に事故があってこれ以上進めないので別のルートでフランクフルトまで進むようだと言われた。
飛行機の時間を聞かれ、そのルートで到着した場合に間に合うかどうかを計算してくれた結果、特に問題なく間に合いそうだった。ドイツが英語が通じる人が沢山いてよかった…。

無事にフランクフルト駅に到着。

さらに乗り継いで飛行場まで行く。

さあイギリスだ。

シュツットガルト滞在:2012年8月19日〜21日


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