2023-06-13

旅の終わり

 2017年12月9日 11時45分 ホノルル発

同年12月10日 16時 成田着

605日にわたる長旅は終わる。


まず前日に夕飯も食べずに寝落ちして深夜にご飯を食べ始めた時点で何の特別感もない。

ホテルの部屋はWi-Fiが弱すぎて何もできなかったので、

私はわざわざ日にちで借りられるポケットWiFiを日本の旅行会社のデスクで借りて、

部屋でどうぶつの森をやっていた。


出発する日の朝、行きと同じ送迎をお願いしていたからまたリムジンだった。

世界一周航空券を利用するからビジネスクラスでの搭乗。ラウンジを利用する。すでに日本人でいっぱいであまりにも日常だった。


そして何となく色々食べてみる。


そして出発




帰りはJALだったけどやっぱり日本のサービスが世界で一番すごいと改めて思う。高いお金を払っていなくても一定以上のクオリティなのは本当にすごい。とにかく全て至れりつくせりって感じでビジネスクラスではなかったとしても、やっぱり満足度高いと思う。


夕飯


到着。入国


そして荷物を受け取るところで待っていたら、一番最初にでかでかと私の名前が書かれたプレートが流れてきて、一緒にアイスランドからブダペストへ行く間にロストバゲッジした荷物が。自分の名前があまりに大きく書かれていたからちょっと恥ずかしくて、すぐに係の人に自分のものだと言って下げてもらったが、今思えば二度とない(と思いたい)体験だから写真撮ればよかった。

超久々に再会。

でかいスーツケース2つ持って外に出る。父と私のパートナーが一緒に来てくれていた。迎えにきてくれる人が旅の度に減っていく。それだけ旅することが私の行動の普通になったということだ。

2012年に私がキューバからスペインに移動している間に日本で生まれた甥っ子はもう5歳になっていた。さらに弟まで誕生している。色々わかるようになって、私がずっと冒険をしていると思っているらしく、たびたび今どこにいるのか等とても心配と好奇心いっぱいの質問をしてくれていた。

空港に着いてから、早速甥っ子にも電話をすると、これまで見たことがない喜びを爆発させた姿を見せてくれた。なんだかわからないけど、帰ってきたことでここまで喜んでくれる人がいるんだなという感動を覚えて、なんとなくこれが旅の終わりだと自然に思ったのだった。




605日に渡る旅の中で考える時間が死ぬほどあったということがすごく良かったと今になって思う。自分のことを深く、関わる人について、その国について、歴史について、正解が何とかではなく、とにかくひたすら思考する時間が人には必要な気がする。

自分についてよく知っているかどうかはとても重要。そして旅をしている間は余計なものが何も無くなっていく。その時に感じていたことを忘れてはいけないと思う。

若干スピリチュアルっぽく思われそうだけど誤解を恐れずに感じたことをいうならば、旅で見てきた広大な自然が誰の手も介入させずにこれまで育まれてきたことと同じ、人生にも何かが生まれて無くなっていく流れみたいなものを感じる。

そしてその流れに乗れたら変に逆らわずにそのまま行くことが自分にとっても一番幸せで楽しめる、というのが旅を通じてとても感じていたことだ。

それとよく言われることだけど、どこかで損をすればどこかで得をする、全て巡り巡って自分の行動が自分に返ってくる。旅をしていると本当にそれを実感することばかり。だからより一層自分がどういう行動をするのがいいか、いろんな場面で考える。

流れを意識しながら自分の行動を見直していく、そうやって過ごしていくと、「今はこの時ではない」「今やったほうがいい」そんな感じで何となく自分の気持ちが自然に良い方へつくられていくような感じがしてる。


不思議なもので、空港でこれが旅の終わりであると思った後から、一人旅をしようと思う機会はなかった。無理をしたわけではなく、そういう気分にならなかったから。

翌年は安室奈美恵さんの引退に関する諸々で早速年明けから9月16日まで一緒に駆け抜けた。それもこのタイミングで旅をせずに仕事をしていたら、地方公演や色々な催し物全ていくことが出来ないこともあっただろう。

個人的なことで言えば結婚もして、それも意外といいなと思ったり、仕事も復帰してそれはそれで楽しくて、その後子供も生まれて思っていた以上の最大級の喜びと楽しみを得たり。過去にはしようと思っていなかったことばかり。

何もかも昔からこの時期までにこうしようと決めていたことではなかったけど、たぶん今なんだろうなぁとそのまま流れに身を任せてこうなっている。でもそれが一番気持ちが楽。

旅で一番得たものを答えるとするならばそういう思考だと思う。



後日甥っ子がお帰りパーティーをやってくれてその時もらった絵。

本当に世の中は悪い人より良い人の方が圧倒的に多い。

全ての良き行動をしてくれた方々に感謝。


2023-05-27

たぶん604日目の夜

 ホノルル滞在2日目。ついに翌日帰国。


あまり目的もなくホノルルに来てしまったが、やっぱりダイヤモンドヘッドくらいは行っておこうと思ってバスで向かう。

23番のバスに乗って15分くらい。思ったより近い。2.5ドル。麓が停車場でそこから結構歩く。天気が良くて最高のハイキング日和であった。



行き方は調べたけど、どういうところか今いち調べずに来てしまったので歩き始めて思ったよりずっとハードだったことに気づく。

緩やかな登山と思いきや、急な階段のゾーンがあったり。



日差しもあるし結構疲れた。頂上から見下ろす街はなかなか素敵。流石に世界の絶景を見てきているのですごく感動ということはなく、こういう時に自分の経験はつまらなく働いてしまうなと思う。でも爽快感あってよかった。


下山したらカロリー補給でポキ丼食べた後に、パンケーキなんぞ食べてみる。パンケーキのクリームがすごい…


そして再び買い物に走り、ホテルに戻るとあまりにお土産を買っておりその量にうんざりする。スーツケースに全て入るわけないだろと思ったが、結局古くなった服を捨ててお土産を入れた。

なんだか全てリセットされてただの普通の旅行から帰るみたい。
夕方少し散歩して流石にお腹も空かないのでサラダとビールを買って帰る。お腹がもう少し空くまでと思ってベッドでゴロゴロしていたら寝落ちしていて起きたら深夜2時。

明日帰るのにその緊張感がなさすぎる。いつでも長い旅の終わりに「これが最後である」と思っていないからかも知れない。

深夜2時からサラダを食べビールを飲んで、帰り支度をしてまた寝る。たぶん605日におよぶ旅の604日目の夜。


オアフ島ホノルル滞在:2017年12月7日〜9日



2023-05-26

ラストストップ

 いよいよ旅の終わり。旅の終点オアフ島ホノルル(Honolulu)へ。

「ハワイに行く」と言ったらほとんどの場合はホノルルを思い浮かべる。興味がすごくあるわけではないが、最終的に日本に帰るにはホノルルから帰るしかないので最後に寄ることに。

マウイ島のホテルから空港までシャトルを予約していたが、全くもって来なかった。

多少の遅れは当たり前だと思っているが、15分が経過し、それでもまだ許容の範囲ではあると思って待っていた。そのままピックアップ場所に立っているとそのうち、さっき通った車が再び私の前を通り「大丈夫か」と声をかけてくれた。

待ちすぎていることに気づき電話をしてみると、あと15分後に着くと言われる。絶対忘れられていたと思う。

最終的に予約してた45分後にシャトルが到着。元々のピックアップ時間は空港に行くには早すぎる時間だったので、搭乗に遅れるということはないからよかった。

さらに意味不明なことに連れていかれたのがヘリポートだった。ヘリポートから出発すると情報に書いてあると言われたが、一体誰と間違えていたんだろう。

予約表を見せ、空港に行ってほしい旨を伝えてようやく空港へ。



今回もハワイアンエアラインで。片道7,960円。約40分のフライトでずっと低いところを飛んでいる感じ。あっという間に到着。


ホノルルの空港に着くと日本人しかいないと思えるくらい日本人だらけだった。ちょうどホノルルマラソンの時期とかぶっていた。冬休みにはまだ少し早いくらいだが、ホノルルマラソンだけでこんなにも日本人が来るなんて。ハワイの人気は本当にすごい。


ホノルルのホテルはとにかく高くて、安宿ですら高い上にどう考えても値段に見合わない不便さだったので、最後だし普通のホテル(といってもビジネスホテルレベル)に泊まることにした。

空港からはHISの送迎を事前に頼んでおいた。ホノルルに来ると急に日本のサービスが増えて自分にとっては過ごしやすくなる。

片道15ドル(1,753円 ※1ドル=116円)で他のピックアップサービスより安かった。車を待っていると迎えにきたのはまさかのリムジン…

送迎を予約していた他のキャピっとした女性たちと共に意図せずリムジンに乗ることに。生まれて初めて乗ったけど広かった。


ホテルに着いてチェックインをして早速街へ。

マウイ島とすら全く違う雰囲気、てか日本人多すぎて本当に日本なんじゃないかという錯覚を起こす。見たことがあるチェーン店、日本語の表記、ランニングする人たちも日本人。

日本に帰る前の最後の街なのでお土産を買いにフラフラしていたが、店員さんも日本語で話しかけてくる。私はこれまで節制していた分、買い物するのが楽しくなってしまい、たくさん買い込んだ。お土産を買うのって楽しいんだよなあ。

確かに外国語をはなさなくてはいけないストレスもないし、気候も穏やかで景色も綺麗。多分中心街ならとりわけ困ることもないんだろう。たくさんの人が来るのがわかる気がする。手軽で安全だ。



街を歩いていて気づいたのは思ったよりホームレスが多いことだ。どの国でも暖かい場所では多く見かけたが、ホノルルは島なので意外だった。

また、一部でアメリカ人と思われる人たちが集まって何かをしている場所を見つける。そこはパールハーバーの攻撃で亡くなった方への追悼式典が行われる場所。

恥ずかしながら今がその時期だと覚えていなかった。日本人ばかりが参加するホノルルマラソン、旅行者が浮き足立っている中で粛々と進められている。とても複雑な気持ちになる。


夜は部屋で過ごそうと思ってガーリックシュリンプをテイクアウトして帰る。ハワイで一番美味しいらしい