2019-07-29

最後の晩餐

10月29日は朝起きて腕時計を見ると8時半で案外寝てしまったと思った。携帯を見ると7時半。時計の電池がなくなって来ておかしくなったのかなと思いつつ、洗濯をした。
同じ時期に旅をしていた友達からメールが来て「時間がおかしくない?」と言われ、なぜ二人にだけこの現象が起きているのかと一瞬焦ったが、よく考えたらサマータイムが終わったのであった。
サマータイムに慣れていないからまさかこんな月の終わる寸前の中途半端な時期に何の告知もなく、周りの人もいつも通りに動いているなんて、気付きようがない。留学していた時も、似たような状況になってあまりにも普通にサマータイムが終わったことを思い出した。

ミラノ(Milan)のドゥオーモのすぐ隣には大きなアーケードがあり、ガレリアとも呼ぶ。いろんな都市にガレリアはあるけど、ミラノのは一際美しいと思う。
ミラノのガレリア

このガレリアの中心に牡牛のモザイク画があり、股間部分のくぼみにかかとを乗せて一回転すると幸せになれると言われているらしく、たくさんの人がそこで一回転をしていた。
トリノの紋章

ドゥオーモから歩いて10分くらいのところに、世界で最も醜い建物に選ばれたことのあるヴェラスカタワーというのもある。中には入れないので外から見るだけなのだが、醜いとは思わなかったけど、ミラノの他の建物に合っていないように思った。
ヴェラスカタワー
当時の建築家の色々な思考があってこの形になったみたいだけど、時間が経つとそういうこともわからなくなってしまう。

天気も良かったので色々なところを散歩した。スフォルツェスコ城を見に行って、そこは公園になっているから、またひたすら歩き、凱旋門のようなものにたどり着く。
スフォルツェスコ城

Arco della Pace

その近くの路面電車を見ていたら、歌川国芳の作品でラッピングされていた。文字の意味はわからなかったけど、なんとなくどこかで展示をやっているような感じだった。
ミラノの路面電車

ホテルに帰ったから調べるとやはり今ミラノで展示会をやっているようで、見に行くことにした。
歌川国芳展
日本でも大規模な展示をやっていた時に見に行ったことがあるのだけど、その時に見たことがない作品もあったり、日本ほどぎゅうぎゅうに混んでなかったし、何より外国で日本人の展示作品を見るということも新鮮で面白かった。

そして最後に約15年前に来た時に予約していなくて見ることができなかった「最後の晩餐」を見に行った。
最後の晩餐は、美術館などにあるのではなく、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会という教会の中に展示されている。
チケットは事前予約制で、調べれば予約方法を説明しているサイトはたくさんあるから書かないけど、そのサイトで予約する必要がある。
がしかし、チケットの予約可能日になったらすぐに予約しないとすぐに売り切れになってしまうのだ。私は次どこに行くか決めずに動いているから、ミラノに行こうとしてチケットサイトを見た時にはすでに完売していた。
サイトでチケットが予約できない場合、サイトに記載されている番号に電話したらチケットが取れたと友達が言っていたから何度も電話してみたけど一度も繋がらなかった。

どうしても確実に見たかったから、正規の値段より割高なんだけどVeltraというサイトでチケットを購入した。35ユーロ(約4,620円 ※1ユーロ=132円)
https://www.veltra.com/jp/europe/italy/milano/a/13365

時間指定で入場するため早めに行って周辺を散策。この教会の最後の晩餐が飾られていないエリアの出入りは自由なので中を見たりした。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

そしていよいよ入場。複数人のグループで入場した。入ってすぐに右手側に最後の晩餐があり、思ったより大きいことに驚いた。あと写真を撮影OKなのも驚きであった。
この建物は元は教会の食堂だったそう。テンペラという手法を使って描かれたが、テンペラは劣化が早く、実際に描かれた絵はすぐにボロボロになってしまい今はほとんどの部分が修復されているそうだ。だとしてもこの絵画の迫力はすごかった。
最後の晩餐

遠くから見ると壁一面に描かれているのがわかる。
最後の晩餐2

実はこの絵画の対面にはダヴィンチが描いたものではないがキリストの磔刑の図が描かれた絵がある。
キリストの磔刑

私の祖父は生前、学校で美術を教えており、引退してからもずっと絵を描いていた。自分のデスクにダヴィンチの肖像画を飾っていて、自分に顔が似ていると言ってヒゲや髪の毛も同じように伸ばしていたのをよく覚えている。きっと自分と一緒におじいちゃんが来て、一緒に見てるんじゃないかなあと思ったりした。

ミラノの街はとても過ごしやすかった。地下鉄でどこにでもいけるし、公園も多い、人も交通量もそれなりに多いんだけど、人が明るくて過ごしていて楽しい気分になった。
ミラノの街


2019-07-26

ミラノリベンジ

オーストリア(Austria)のザルツブルク(Salzburg)から出発の夜行バスでイタリア(Italy)のミラノ(Milan)へ。
泊まっていたホテルでのチェックアウト後の荷物預けは有料だったため、駅のコインロッカーに預けてしばしザルツブルクを散策してから、バスの時間を待った。

ミラノまでは結構遠くて、途中で何処かに寄ってもよかったんだけど、ここから先物価が高い国が続くため、見たいものがないのにあまりこまめにストップしても勿体無いと思った。
バスは大体が大きなターミナルから出るからそういうものだと思っていたが、予約したバスの停留所は普通の道端のバス停を指定されていて、本当に正しいのか不安になった。

時間が来るとたくさんの人が集まり、バスも到着したので安心した。順番に並ぶという習慣がないため、ごちゃごちゃしながら出発。
乗り換えのミュンヘンまで約2時間の旅のはずだったが、30分も早く到着した。ミュンヘンで次のバスまで2時間も待つことになっていたため、それがさらにのびてしまった。

ミュンヘンセントラルバスターミナルの隣は10分ほど歩くとミュンヘンセントラルステーション。
時間がありすぎるからセントラルステーションまで歩いて行ってみた。よく考えたら22時ごろだったから大きな荷物を持って歩かない方がよかったのかもしれないと後から思ったが、結果として特に何も起きなかったからよかった。

セントラルステーションでドイツのカリーヴルスト(ソーセージにカレー粉がかかっている食べ物)を食べて再びセントラルバスターミナルへ。
このバスターミナルの夜はかなり過ごしにくい。開いている飲食店はあるが、座席が少ししかなく、とても待っている人すべてを収容できない。
待合室がなく、実際にバスが停留するところは椅子があるものの、夜だからかホームレスに占拠されている。
座るところもないので、仕方がなく皆、建物の中の地べたに座って待つしかないのだ。だから余計に疲れた。

ミュンヘンを出発し、どこかで1度休憩を挟み、朝の6時半ごろミラノのLampugnano bus stationに到着した。バスは二階建てて、席と席の間が思ったより狭く、前の人が椅子を倒してきたのでさらに狭く、ミラノが終点ではないからしっかり寝ることも怖くて、なんだかかなり居心地が悪かった。
夜行バスはひとり旅の友だと思っていたが、歳を重ねてくると少し辛いなと思った。南米やベトナムのような、ほぼフラットにできる席のバスなら全然いいんだけど。

そして朝の6時半にも関わらずまだ外が真っ暗。夜の暗さではなく、朝の暗さなのがまだ不安を和らげたが、あまりに駅も閑散としていて怖かった。急いでホテルのある駅まで行ったが、そこについてもまだ真っ暗であった。
ホテルの人は優しくて、部屋はいっぱいだったが、共有スペースのソファで寝てもいいよと言ってくれたので、遠慮なく寝させてもらった。そこは朝食会場になっていたのだが、全く気づかないほど寝た。

ミラノは15年前に1度来たことがあったが、全く時間がなくて、ドゥオーモの外観だけ見ただけで、ほとんど町は見ていないのだった。
今回は食も含めてしっかり堪能しようと街へ出かける。ミラノは滞在も長く地下鉄を使いまくるので、48時間チケットを購入した。8.25ユーロ(約1,089円 ※1ユーロ=132円)

一番最初にドゥオーモを見に行った。地下鉄から出るときにすでに見えるが、すごい迫力だ。来たな!という感じがした。
地下鉄から見たドゥオーモ

目の前はすごく大きな広場になっていて、たくさんの人がいた。見事に晴れていて、気持ちも晴れた。
ミラノドゥオーモ

早速中に入る。チケットオフィスはドゥオーモの向かい側の建物にあり、そこで購入。少し混んでいて入場するには20分くらい並んだ。チケットはどこまで見学するかによって値段が違うが、私は大聖堂と美術館と教会(場所がよくわからず行ってない)の3つ入場できる最安のチケットにして7ユーロ(約924円)。

大聖堂のなかは思ったより天井が高く、荘厳な雰囲気でとても良かった。
ドゥオーモ

ドゥオーモ2

そしてステンドグラスが美しい。
ドゥオーモのステンドグラス

ステンドグラス2

昔来たけど中は見れなかったという思いが結構強かったのか、すごくやり遂げた感があった。美術館の方はチケットオフィスに併設されていて、このドゥオーモのミニチュアがあって外観の詳細を見れたり、意外と面白かった。
ドゥオーモの模型

そしてこの日、ついにコンタクトレンズを購入した。
荷物を失ってから予備は持っていなかったからずっと眼鏡で過ごしていて、さすがにもう買いたいと思っていた。
大都市だからすぐに店が見つかって、処方箋もいらないというので購入。両目同じ視力だから、2weekを1箱だけ買って1.5ヵ月分。旅の終わりにちょうどなくなるみたいだった。
ちなみに洗浄液10ユーロ(約1,320円)、1箱25ユーロ(約3,300円)だったのでまぁいいかなと。

オーストリアの記事に書いた通り、なんとなくオーストリアでは接客での冷たさというか、なんか少し居心地の悪さみたいなものを感じていたけど、イタリアに来たらそれを全部忘れるくらい皆優しく感じた。天気のせいも絶対あるんだけど。とにかくいい雰囲気でスタートできたので良かった。


2019-07-25

オーストリアまとめ(宿泊・交通・食べ物・おもしろかったこと)

オーストリア(Austria)のまとめ(1ユーロ=132円)

■宿泊
・ウィーン(Vienna)
Do step Inn
Do step Inn
値段(一泊):男女混合ドミトリー 8人部屋 13.30ユーロ(約1,755円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wifiあり(部屋によりあまり電波がない)、タオルあり、ラジエーターあり、ロッカーなし、キッチンあり
行き方:鉄道のウィーン駅、地下鉄のWestbahnhof駅から徒歩3分くらい
その他:大型ホステルで綺麗。でも部屋によりWifi電波がないので困る。キッチンは広いけど、調味料もほとんどなくてあまり使えなかった。鉄道駅が近いから移動にはかなり便利


・ザルツブルク(Salzburg)
A&O Salzburg Hauptbahnhof
値段(一泊):男女混合ドミトリー 6人部屋 24.88ユーロ(約3,284円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wifiあり(速度速い)、タオルなし、ラジエーターあり、ロッカーあり、キッチンあり
行き方:ザルツブルク駅から徒歩5分
その他:大型ホステル、新しくて綺麗。部屋にはジャケットをかけるクローゼットもあって珍しい。コンセントが少なめだからベッドの位置が重要。キッチンはお湯を沸かすくらいしかできない。大きなスーパーも近く、駅も近いから立地は良い。次の移動を考えているなら駅近に泊まったほうがいいと思う。旧市街までは歩いたら30分くらい。荷物預かりが有料で駅のコインロッカーの方が安い。


■交通
ブラチスラバ(Bratislava), スロバキア(Slovakia)
↓ バス 約1時間半 5ユーロ(約660円)
ウィーン(Vienna), オーストリア(Austria)
↓ 電車 約2時間半 2等車自由席 26.5ユーロ(約3,498円)
ザルツブルク(Salzburg)

ハルシュタット(Hallstatt)はザルツブルクから日帰り
ザルツブルク駅前の150番バス→Bad Ischl下車で電車に乗り換え→Hallstatt駅下車
片道約2時間半 13.5ユーロ(約1,782円)
チケットはバスの分も含めて事前にサイトで購入可能(https://www.oebb.at/en/
行き方の詳細はハルシュタット訪問記事にて:http://michikaizumi.blogspot.com/2019/07/hallstatt.html

オーストリアの電車


■食べ物
東ヨーロッパ(ハンガリー、スロバキア)を通ってオーストリアに来ると急に物価が上がり急に外食から遠のいてしまう。すぐ隣の国で、しかも味は大して変わらないのになと不思議な気持ちになる。

・シュニッツェル
シュニッツェル
オーストリアの名物であるシュニッツェル。牛のカツレツみたいなものだが、豚もある。写真は豚。とんかつよりは薄いけど、あまり油っぽくなくてサクサク食べられる。
もともとオーストリアの料理だけど、イスラエルでも多く食べられていてそっちはチキンのカツ。イスラエルにいた時食べてみたかったんだけど、かなり高く感じた(かなり低予算旅だった時なので)から、結局食べなかったのでオーストリアでは是非ともと思って食べた。
行った店はファーストフードに近い店だったけど、その場で揚げたてが出てきてかなり美味しかった。周りの席はよく食べそうなおっさんばかりだった。ちなみに自分の顔より大きいカツだったので相当お腹いっぱいに。6.4ユーロ(約844円)。物価の高いオーストリアではかなり良いコスパの食べ物。

・カフェザッハーのザッハトルテ(地図
ザッハトルテ
ザッハトルテ発祥の場所であると言われているホテルザッハーにあるカフェザッハーにて。このホテル自体は高級ホテルだけど、ザッハトルテは6.9ユーロ(約910円)と高級ホテルにしては安いのかも。コーヒーも5.6ユーロ(約739円)だからまあまあ。
まずかなり観光地なので入るには必ず列に並ぶ必要がある。高級ホテルのカフェだけど、観光客相手という感じで格好はラフでも普通に入れてたから特に気にする必要なし。
思い出の一つになるからいいけど、味は美味しいが飛び上がるほどでもなく、同じ値段でもっと美味しいケーキ日本にあるなって感じした。並ぶのが嫌いな人は入ったらがっかりしそうである。お店の雰囲気はおしゃれでいい感じ。
カフェザッハ


■おもしろかったこと
オーストリアに来たら最初に入ったのがウィーンだったからかもしれないけど、高級感溢れるというか、急に高貴な雰囲気を感じる場所が多くなった。かなりイメージされるヨーロッパという感じのところ。なぜかいろんな店の接客がいまいちでヨーロッパ内でも本当にいろいろであることを思う。
あと、東側から来たから思うことだと思うが、オーストリアを境に急にその地に住んでいるであろうアジア系の人を見ることが増えた。ホームレスも急に多くなったし、戦争時もある意味オーストリアが境目になっていたけど、やっぱりここからちょっと変わるんだなと思う。

・ゴミの分別が厳しい?
他の国以上に街のいたるところにゴミ箱があり、さらに、かなり細かく分別するようにたくさんのゴミ箱が置かれていた。こんなに色々あるのは他ではあまり見たことがない気がする。積極的にリサイクルをしているのかなぁと思う。
日本もかなりちゃんと分別することになっているから、街中にゴミ箱を置くスタイルの収集だったらこんな感じなのかな。
オーストリアのゴミ箱

オーストリアのゴミ箱2

・いろんなアイコンが可愛い
オーストリアで見かけるアイコンは可愛いものが多く、これもまたこの国独特な気がした。

電車内の優先席アイコン
オーストリア地下鉄の優先席アイコン

信号
オーストリアの信号

自転車用の信号
オーストリア自転車用の信号
などなど、ちょっとした場所にあるアイコンや、あと看板だったり、そういうサインが全部ちゃんとユーモアがありつつ意味も伝わるように考えられているものが多く見かけられた気がした。


2019-07-23

湖畔の町 ハルシュタット

ザルツブルク(Salzburg)に来たのはその近郊の町ハルシュタット(Hallstatt)に行きたかったからというのもある。
ハルシュタットは世界で最も美しい湖畔の町と言われている町だ。
さすがにこんなに長く旅していると世界で最も○○というものにかなり出会うし、それが何をもって一番なのかというのもわからないからあまり好きな表現ではないのだけれども、写真を見たらすごく綺麗で行ってみたくなった。

行き方は電車、またはバスと電車を乗り継ぐ方法があり、電車だけで行く方が大体10ユーロ(約1,320円 ※1ユーロ=132円)高いのに到着時間はほぼ変わらないので、バスと電車を乗り継いで行くことにした。

チケットはバスのチケットも含めて事前にオーストリア国鉄であるOBBのサイトで購入することができる。
https://www.oebb.at/en/

ザルツブルク駅前のバス乗り場から150番のバスに乗り、Bad Ischlという駅まで行く。ほとんどの人が降りるのであまり問題ない。
Bad Ischlから電車でHallstatt駅まで。チケットは事前にサイトで購入し13.50ユーロ(約1,782円)だった。乗り継ぎで電車がすぐ来るかによるけど、大体2時間から2時間半くらいで到着。

バスは車窓からの景色がすごくよかった。
車窓から

Bad Ischlの駅で結構待ち時間があったから周辺を少し歩いたけど、本当に何もなかった。
Bad Ischlの周辺

Bad Ischlの駅前

Hallstattの駅に着くとすぐ横にフェリー乗り場への道がありみんなそこへ移動。Hallstattの駅こそ周りに何もないというか森の中にある。観光客は全員フェリー乗り場へ移動する。
ハルシュタット駅

フェリーと言っても結構小さめのボートという感じだ。
ハルシュタットのフェリー

これがハルシュタット駅発フェリーの時刻表(2017年10月時)。大体電車の到着時間に合わせてある。フェリーは一人片道2.5ユーロ(約330円)だった。
ハルシュタット駅から街までの時刻表

湖を船が行くのだが、周りは全部山で静かで、これから特別な場所に行く感じがした。
船が町に近づくと屋根のない外の席に一斉に人が集まって写真を撮りまくる。確かに行ってみて思ったけど、正面から水に浮かんだように街が観れるのは船の上からだけで、この船からの撮影は結構重要だった。
ハルシュタットの町

ハルシュタットの町2

街の建物はスキー場にあるペンションみたいな感じに思えた。大体山の方で雪が降るところはこういう家なのだろうか。
ハルシュタットの町3

こういう可愛い感じの建物が続く道は思ったより短く、さらに奥に進むと普通の町に変わって行って、スーパーがあったり、学校があったりした。だから観光としてはここに来て、街並みを楽しむ時間が思ったよりすぐ終わってしまった。
しかしすごく落ち着いたのどかな時間が流れていてとてもよかった。
ハルシュタットの町4

ゆっくりカフェかランチでも行きたいと思っていたのだが、思ったより店が全然ない。大型バスで乗り付けて来る観光客もいたりと、街の規模に対して訪れる人はかなり多いのだが、食べたりできる場所がほぼなくて、驚いた。
ハルシュタットの町5

普通の生活エリアに入って行くと丘に繋がる道があったので行っていることに。
ハルシュタットの町6

ちゃんと道ができているから問題ないんだけど、あまりに人が居なさすぎて怖くなったから上まで登ったらすぐ降りた。
ハルシュタットの町7

上から湖のそばを撮影してみたけど、上から見るより下から見たほうがいいなと思う。
上から見たハルシュタットの町

湖が本当に綺麗に鏡面になっている。
ハルシュタット湖

丘を降りてフェリー乗り場に向かうと、ちょうど工事中だったから道幅ギリギリのトラックが来てハラハラした。
ハルシュタットの町9

しかしここは本当に綺麗で来る価値あるなと思う。自分が湖のそばに住んで居たからかもしれないが、何かより惹かれるものがある。
ハルシュタットの町10

こちらが帰りのフェリーの時刻表(2017年10月時)。上段がフェリーの時間とBad Ischl行きの電車の時間になっている。大体がハルシュタットの駅についても10-20分は待たなくてはいけない。
帰りのフェリーの時刻表

帰りも同じくBad Ischlからバスでザルツブルクまで戻った。オーストリアの旅はこれで終わり、次はイタリアへ。

ザルツブルク滞在(ハルシュタットは日帰り):2017年10月23日〜26日

2019-07-22

ザルツブルク

ウィーン(Vienna)から電車でザルツブルク(Salzburg)へ。事前にネットで予約して自由席で26.5ユーロ(約3,498円 ※1ユーロ132円)
https://westbahn.at/en/

度々思うが、一番最初に旅した時は事前にチケットをネットで買って、印刷なしに携帯でQRコード表示させればOKというのはなかなかなかった。本当にこの5年間でいろんなことが、日常に紛れ込む小さいことだけど、変わっていったんだと思う。

自由席の普通車両にも関わらず電車内もすごく綺麗で快適だった。
ウィーンからザルツブルクへ

2時間半くらいで到着。
天気が良くなかったので晴れの時間を狙って少しずつ街を散策した。ザルツブルクは音楽の都と呼ばれているが、音楽に関するなににも縁がない私には感動が薄かったのであった。街の知名度から想像するより旧市街が小規模だったのが意外だった。

ホテルが新市街にあったのでそこから散策スタート。新市街にはミラベル宮殿というのがあり、映画「サウンドオブミュージック」の撮影場所として有名だそうだ。映画は見たことあるのだが、細かいシーンの背景まで覚えていなかったので、事前に見ておけばもう少し感動があったかもしれない。
ミラベル宮殿

庭園は無料で誰でも入ることができ良い散歩になった。
ミラベル宮殿の庭園

観光用なんだろうけど結構いろんなところで馬車を見かけた。
ザルツブルクの馬車

新市街と旧市街の間を渡る川
ザルツブルクの川

そしてその川に架かる橋にはたくさんの南京錠が。ヨーロッパでよく見る光景。
マカルト橋

この川にはモーツァルト小橋という橋も架かっていて、ここも「サウンドオブミュージック」で使われたところらしい。
モーツァルト橋

ザルツブルクはモーツァルトの誕生の地で有名でもあり、それで橋にも名前がつけられ、街中に色々な所縁のものがあったり、お土産もモーツァルトがなにかしら使われていたりした。生家もある(黄色い建物)。しかしその1階は今はコンビニだ。
モーツァルトの生家

旧市街のメインストリートであるゲトライデ通りは看板がたくさん掲げてあって可愛い。
ゲトライデ通り

上の階の人を呼ぶベルだろうか。
旧市街のベル

この通りから左右にたくさんの小さい通りが出ていて、その通りは大体洞窟のような形で、ここを通ったらどこに出るのか、分からない楽しさがあった。小道の途中に小さい店があったりもする。ちなみにこの店は、行列のできるホットドッグ屋でボスナというオーストリア版のホットドッグだ。
バルカングリル

私が行った時はおばあちゃんが一人でやってて、すごい感じがよく買う方も嬉しくなるような人だった。オーストリアは他のヨーロッパに比べても接客の雑さを感じていたので、ここで癒された。
バルカングリルのボスナ
少し固めのパンに、焼いたソーセージが2本も入っている。玉ねぎとマスタード、上にはカレーっぽいスパイスがかかっていて、隣国ドイツのカリーヴルストを思い起こす。結構美味しかった。3.7ユーロ(約488円)

街中にあった大きなチェス盤。いつ見ても本当に対戦してたから面白かった。
チェス盤

天気がいい時に街を上から見たくて、ホーエンザルツブルク城まで行った。このチェス盤がある広場からケーブルカーも出ているけど、時間があるので歩いて行った。
ホーエンザルツブルク城

城の近くまで行ったが、城の敷地に入るのにもすでに入場料がかかるということだったので諦めた。城自体にはあまり興味が湧かなかったので。
ホーエンザルツブルク城

しかしそこから公園になっていて、自然を楽しみながらトレッキングして街に戻った。
ホーエンザルツブルク城の公園

自分が行った時に雨や祝日も重なっていたというのもあるかもしれないが、ザルツブルク は思ったより人がいなくて、街もこじんまりとしていて歩いて回るにはちょうど良いところだった。