2023-05-27

たぶん604日目の夜

 ホノルル滞在2日目。ついに翌日帰国。


あまり目的もなくホノルルに来てしまったが、やっぱりダイヤモンドヘッドくらいは行っておこうと思ってバスで向かう。

23番のバスに乗って15分くらい。思ったより近い。2.5ドル。麓が停車場でそこから結構歩く。天気が良くて最高のハイキング日和であった。



行き方は調べたけど、どういうところか今いち調べずに来てしまったので歩き始めて思ったよりずっとハードだったことに気づく。

緩やかな登山と思いきや、急な階段のゾーンがあったり。



日差しもあるし結構疲れた。頂上から見下ろす街はなかなか素敵。流石に世界の絶景を見てきているのですごく感動ということはなく、こういう時に自分の経験はつまらなく働いてしまうなと思う。でも爽快感あってよかった。


下山したらカロリー補給でポキ丼食べた後に、パンケーキなんぞ食べてみる。パンケーキのクリームがすごい…


そして再び買い物に走り、ホテルに戻るとあまりにお土産を買っておりその量にうんざりする。スーツケースに全て入るわけないだろと思ったが、結局古くなった服を捨ててお土産を入れた。

なんだか全てリセットされてただの普通の旅行から帰るみたい。
夕方少し散歩して流石にお腹も空かないのでサラダとビールを買って帰る。お腹がもう少し空くまでと思ってベッドでゴロゴロしていたら寝落ちしていて起きたら深夜2時。

明日帰るのにその緊張感がなさすぎる。いつでも長い旅の終わりに「これが最後である」と思っていないからかも知れない。

深夜2時からサラダを食べビールを飲んで、帰り支度をしてまた寝る。たぶん605日におよぶ旅の604日目の夜。


オアフ島ホノルル滞在:2017年12月7日〜9日



2023-05-26

ラストストップ

 いよいよ旅の終わり。旅の終点オアフ島ホノルル(Honolulu)へ。

「ハワイに行く」と言ったらほとんどの場合はホノルルを思い浮かべる。興味がすごくあるわけではないが、最終的に日本に帰るにはホノルルから帰るしかないので最後に寄ることに。

マウイ島のホテルから空港までシャトルを予約していたが、全くもって来なかった。

多少の遅れは当たり前だと思っているが、15分が経過し、それでもまだ許容の範囲ではあると思って待っていた。そのままピックアップ場所に立っているとそのうち、さっき通った車が再び私の前を通り「大丈夫か」と声をかけてくれた。

待ちすぎていることに気づき電話をしてみると、あと15分後に着くと言われる。絶対忘れられていたと思う。

最終的に予約してた45分後にシャトルが到着。元々のピックアップ時間は空港に行くには早すぎる時間だったので、搭乗に遅れるということはないからよかった。

さらに意味不明なことに連れていかれたのがヘリポートだった。ヘリポートから出発すると情報に書いてあると言われたが、一体誰と間違えていたんだろう。

予約表を見せ、空港に行ってほしい旨を伝えてようやく空港へ。



今回もハワイアンエアラインで。片道7,960円。約40分のフライトでずっと低いところを飛んでいる感じ。あっという間に到着。


ホノルルの空港に着くと日本人しかいないと思えるくらい日本人だらけだった。ちょうどホノルルマラソンの時期とかぶっていた。冬休みにはまだ少し早いくらいだが、ホノルルマラソンだけでこんなにも日本人が来るなんて。ハワイの人気は本当にすごい。


ホノルルのホテルはとにかく高くて、安宿ですら高い上にどう考えても値段に見合わない不便さだったので、最後だし普通のホテル(といってもビジネスホテルレベル)に泊まることにした。

空港からはHISの送迎を事前に頼んでおいた。ホノルルに来ると急に日本のサービスが増えて自分にとっては過ごしやすくなる。

片道15ドル(1,753円 ※1ドル=116円)で他のピックアップサービスより安かった。車を待っていると迎えにきたのはまさかのリムジン…

送迎を予約していた他のキャピっとした女性たちと共に意図せずリムジンに乗ることに。生まれて初めて乗ったけど広かった。


ホテルに着いてチェックインをして早速街へ。

マウイ島とすら全く違う雰囲気、てか日本人多すぎて本当に日本なんじゃないかという錯覚を起こす。見たことがあるチェーン店、日本語の表記、ランニングする人たちも日本人。

日本に帰る前の最後の街なのでお土産を買いにフラフラしていたが、店員さんも日本語で話しかけてくる。私はこれまで節制していた分、買い物するのが楽しくなってしまい、たくさん買い込んだ。お土産を買うのって楽しいんだよなあ。

確かに外国語をはなさなくてはいけないストレスもないし、気候も穏やかで景色も綺麗。多分中心街ならとりわけ困ることもないんだろう。たくさんの人が来るのがわかる気がする。手軽で安全だ。



街を歩いていて気づいたのは思ったよりホームレスが多いことだ。どの国でも暖かい場所では多く見かけたが、ホノルルは島なので意外だった。

また、一部でアメリカ人と思われる人たちが集まって何かをしている場所を見つける。そこはパールハーバーの攻撃で亡くなった方への追悼式典が行われる場所。

恥ずかしながら今がその時期だと覚えていなかった。日本人ばかりが参加するホノルルマラソン、旅行者が浮き足立っている中で粛々と進められている。とても複雑な気持ちになる。


夜は部屋で過ごそうと思ってガーリックシュリンプをテイクアウトして帰る。ハワイで一番美味しいらしい