マラガ(Malaga)から日帰りでグラナダ(Granada)へ。グラナダにはアルハンブラ宮殿があるから、それだけは見たかったのだ。
アルハンブラ宮殿は現在のスペインやポルトガルを含むイベリア半島がアラブ人(イスラム教)により支配されていた時、最初は8世紀ごろに要塞として一部が建てられた。
その後、キリスト教による攻撃で私が前に行ったコルドバなどが再征服された。13世紀にはイスラム圏による支配はグラナダを中心とするアンダルシア地方のみとなって、グラナダに首都を置いた。そのころにアルハンブラ宮殿は大拡張され今の姿になったという。
スパインはその後イスラム的な文化を払拭して来たが、アルハンブラ宮殿がそのままの姿で残されているということは、その美しさや文化的な価値を認められたからだと言われているらしい。
マラガからグラナダまではバスで約1時間45分。早めに着きたかったから7時発のバスに乗った。チケットは事前にネットで購入して片道11.43ポンド(1,600円 ※1ポンド=140円)、サイトの購入通貨がポンドになっていただけで、ユーロでももちろん購入できる。
グラナダのバスターミナルの前に市バスの停留所があり、市内行きのバスに適当に乗る。多分人の流れについていけば問題ない。1.4ユーロ(約186円 ※1ユーロ=133円)
アルハンブラ宮殿の入場チケットは必ず事前予約しておく必要がある。当日運が良ければ購入できるが、基本的には無理だと考えておいた方がいい。
クレジットカード払い限定だが、公式サイト
https://tickets.alhambra-patronato.es/en/
9月27日の時点で、年末までのスケジュールが発表されていて、10月は売り切れ、11,12月は空いてはいるが、残り数枚という感じだ。
Alhambra Generalというチケットが一通り見れるチケットで、こちらを購入すると「ナルス朝宮殿」という一番の見どころも含めて見ることができる。また、ナルス朝宮殿だけは入場時間が指定されているため、購入時に指定する必要があり、そこの人数制限の関係でチケット自体の入手がむずかしくなっているのだ。
ナルス朝宮殿は見なくていいという場合は、Gardens, Generalife and Alcazabaというチケットを購入すれば他はみれる。ただ、ナルス朝宮殿が一番すごいから、見逃すのは勿体無いと思う。
我々は14時にナルス朝宮殿の見学をするチケットを購入していたので、それまで少し町を散策してから、ナルス朝宮殿以外のアルハンブラ宮殿内を散策することにした。
朝の街はとても静か。
アルハンブラ宮殿までは歩いて行くことにした。ほんとはバスがあるけど、時間があったので。宮殿が要塞だっただけあって、坂道をずっと歩いた。
上の方に行くと宮殿っぽさが感じられる。
チケット売り場でネットで購入したチケット番号を見せて、本物のチケットと交換。クレジットカードで支払い済みだが、金額は15.40ユーロ(約2,048円)。アルハンブラ宮殿自体には何時にでも入れるから、そのまま見学開始。
入り口からすぐの「ヘネラリフェ」という宮殿。ここは王が夏を過ごす別荘的なところ。確かに入り口からは近いけど、他の宮殿からはちょっと遠い。
小さい中庭に水路と植物が綺麗に植えてあって、確かにここで夏を過ごしたらいいだろうなと思う。
建物内部の装飾の一つ一つは全く手抜きのないものだった。これはこの宮殿全体に言えることだ。
そこからザ・庭園という感じのところを通って、アルハンブラ宮殿のメインの方へ進む。
暖かい場所だからかヤシの木まであった。
庭園を抜けると見えてくるこの建物は、元はモスクで今は教会になった建物だ。宮殿自体は残したけど、モスクは残さなかったようだ。
そしてその向かいには外観の写真は撮らなかったが、明らかにルネサンス様式の建物がある。そこはカルロス5世宮殿と呼ばれ、グラナダ(アルハンブラ宮殿)がキリスト教の手に渡ってから建てられたものだそうだ。
中は円形になっていて、なんとなくイタリアにありそうだなと思った。
続いてアルカサバ。要塞として宮殿の中では一番最初に建てられたところ。
要塞といっても今は展望台みたいな観光スポットになっちゃってるけど。上から見た町がすごく綺麗だった。なかなかない色合い。
そしていよいよナスル朝宮殿へ。自分が購入した時間の30分後までに入らないといけない。しかしほんと外国あるあるで、どこに並べばいいか、何時の回が並んでいるのか、全く案内がないので、なんとなくその時間に列ができているところに行った。
無事に中に入り、最初はメスアール宮へ。門からして今まで見てきたものと桁違いに繊細な作り。
政治や裁判が行われていた場所で結構ポップな色使いの壁もあったりする。
窓の透かしもすごかった。復元されているとはいえ、これが13世紀にあった技術とは思えない。
中庭の壁も全部模様が入っていて、確かにこれを見たら、壊そうという気にならないかもしれないと思った。
アルハンブラ宮殿といえば一番よく写真に使われるコマレス宮。
そして王のハーレムだったと言われているライオン宮。ハーレムにライオンを作らせるって男の象徴イメージまんますぎて面白い。
内部の天井が一番すごかった。
とにかく「すごい!きれい!」の連続だった。それしか言ってないくらい。
スペインの中でも歴史的に面白い地域だし、美しいものが多くて、かなり楽しめた。
帰りはまたグラナダからマラガに戻って次はバルセロナへ。
マラガ滞在:2017年11月9日〜12日(グラナダ日帰り)
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アルハンブラ宮殿は現在のスペインやポルトガルを含むイベリア半島がアラブ人(イスラム教)により支配されていた時、最初は8世紀ごろに要塞として一部が建てられた。
その後、キリスト教による攻撃で私が前に行ったコルドバなどが再征服された。13世紀にはイスラム圏による支配はグラナダを中心とするアンダルシア地方のみとなって、グラナダに首都を置いた。そのころにアルハンブラ宮殿は大拡張され今の姿になったという。
スパインはその後イスラム的な文化を払拭して来たが、アルハンブラ宮殿がそのままの姿で残されているということは、その美しさや文化的な価値を認められたからだと言われているらしい。
マラガからグラナダまではバスで約1時間45分。早めに着きたかったから7時発のバスに乗った。チケットは事前にネットで購入して片道11.43ポンド(1,600円 ※1ポンド=140円)、サイトの購入通貨がポンドになっていただけで、ユーロでももちろん購入できる。
グラナダのバスターミナルの前に市バスの停留所があり、市内行きのバスに適当に乗る。多分人の流れについていけば問題ない。1.4ユーロ(約186円 ※1ユーロ=133円)
アルハンブラ宮殿の入場チケットは必ず事前予約しておく必要がある。当日運が良ければ購入できるが、基本的には無理だと考えておいた方がいい。
クレジットカード払い限定だが、公式サイト
https://tickets.alhambra-patronato.es/en/
9月27日の時点で、年末までのスケジュールが発表されていて、10月は売り切れ、11,12月は空いてはいるが、残り数枚という感じだ。
Alhambra Generalというチケットが一通り見れるチケットで、こちらを購入すると「ナルス朝宮殿」という一番の見どころも含めて見ることができる。また、ナルス朝宮殿だけは入場時間が指定されているため、購入時に指定する必要があり、そこの人数制限の関係でチケット自体の入手がむずかしくなっているのだ。
ナルス朝宮殿は見なくていいという場合は、Gardens, Generalife and Alcazabaというチケットを購入すれば他はみれる。ただ、ナルス朝宮殿が一番すごいから、見逃すのは勿体無いと思う。
我々は14時にナルス朝宮殿の見学をするチケットを購入していたので、それまで少し町を散策してから、ナルス朝宮殿以外のアルハンブラ宮殿内を散策することにした。
朝の街はとても静か。
アルハンブラ宮殿までは歩いて行くことにした。ほんとはバスがあるけど、時間があったので。宮殿が要塞だっただけあって、坂道をずっと歩いた。
上の方に行くと宮殿っぽさが感じられる。
チケット売り場でネットで購入したチケット番号を見せて、本物のチケットと交換。クレジットカードで支払い済みだが、金額は15.40ユーロ(約2,048円)。アルハンブラ宮殿自体には何時にでも入れるから、そのまま見学開始。
入り口からすぐの「ヘネラリフェ」という宮殿。ここは王が夏を過ごす別荘的なところ。確かに入り口からは近いけど、他の宮殿からはちょっと遠い。
小さい中庭に水路と植物が綺麗に植えてあって、確かにここで夏を過ごしたらいいだろうなと思う。
建物内部の装飾の一つ一つは全く手抜きのないものだった。これはこの宮殿全体に言えることだ。
そこからザ・庭園という感じのところを通って、アルハンブラ宮殿のメインの方へ進む。
暖かい場所だからかヤシの木まであった。
庭園を抜けると見えてくるこの建物は、元はモスクで今は教会になった建物だ。宮殿自体は残したけど、モスクは残さなかったようだ。
そしてその向かいには外観の写真は撮らなかったが、明らかにルネサンス様式の建物がある。そこはカルロス5世宮殿と呼ばれ、グラナダ(アルハンブラ宮殿)がキリスト教の手に渡ってから建てられたものだそうだ。
中は円形になっていて、なんとなくイタリアにありそうだなと思った。
続いてアルカサバ。要塞として宮殿の中では一番最初に建てられたところ。
要塞といっても今は展望台みたいな観光スポットになっちゃってるけど。上から見た町がすごく綺麗だった。なかなかない色合い。
そしていよいよナスル朝宮殿へ。自分が購入した時間の30分後までに入らないといけない。しかしほんと外国あるあるで、どこに並べばいいか、何時の回が並んでいるのか、全く案内がないので、なんとなくその時間に列ができているところに行った。
無事に中に入り、最初はメスアール宮へ。門からして今まで見てきたものと桁違いに繊細な作り。
政治や裁判が行われていた場所で結構ポップな色使いの壁もあったりする。
窓の透かしもすごかった。復元されているとはいえ、これが13世紀にあった技術とは思えない。
中庭の壁も全部模様が入っていて、確かにこれを見たら、壊そうという気にならないかもしれないと思った。
アルハンブラ宮殿といえば一番よく写真に使われるコマレス宮。
そして王のハーレムだったと言われているライオン宮。ハーレムにライオンを作らせるって男の象徴イメージまんますぎて面白い。
内部の天井が一番すごかった。
とにかく「すごい!きれい!」の連続だった。それしか言ってないくらい。
スペインの中でも歴史的に面白い地域だし、美しいものが多くて、かなり楽しめた。
帰りはまたグラナダからマラガに戻って次はバルセロナへ。
マラガ滞在:2017年11月9日〜12日(グラナダ日帰り)
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