2019-09-24

コルドバの光

マドリッド(Madrid)から南下してコルドバ(Cordoba)という町へバスで移動。
マドリッドのバスターミナルは本当に大きくて、たくさんのバス会社と何十ものバス乗り場があり、戸惑った。
自分たちが乗るバスは電光掲示板には出ていなかったが、インフォメーションで聞くとちゃんと出発するようだった。そんなこともあるので、分からなかったらインフォメーションへ行くと良い。
マドリッドのバスターミナル

朝の8時出発のバスだったから、バスが出発するときはまだ薄暗くて、走っている間に太陽が完全にのぼってきた。
割とこれまで天気が良かったとしても、太陽が眩しいという印象の場所から離れていたから、その太陽が本当に美しく感じた。

気づいたら眠っていて、起きると景色は割と乾いた大地という感じの場所になっていた。バスは時々Wifiを使うことができて、ちょうど安室奈美恵さんのFinallyという最後のアルバムが日本で発売される前日で、フラゲした友達から街の看板や報道の様子などたくさん情報をもらったりして、道中は暇することがなかった。

約4時間半でコルドバに到着。バスは事前にネットで購入して、25.6ユーロ(約3,404円 ※1ユーロ=133円)。
コルドバに着くとマドリッドでは冬の始まりを感じたのに、一気に秋の柔らかい日差しと暖かさの感じに戻っていた。
コルドバの町の歴史地区は世界遺産にも指定されていて、昔はユダヤ人居住区として栄えていた。迷路のように入り組んだ路地になっていて、ホテルまでの道のりをそこを歩くだけでワクワクしていた。
コルドバの町

ホテルに着いてから早速評判のいいランチの店に行ってみた。
Taberna Luque(地図)という店で、とにかく何を食べても美味しく、またそこの店主が忘れられなくなるほどいい。スペイン語しか分からないんだけど、よく喋り、よく笑い、でもめんどくさくなく、押し付けがましくもなく、行ったら必ず明るい気持ちになれる店だと思う。
日本人にも人気がある店っぽいけど、日本のガイドブックに載っているから混んでいるという店ではなくて、本当にいい店だった。
Taberna Luque
レビューなどを読むと予約は必須だと書いてあり、確かに常に満席状態であった。私が行ったときは観光のオフシーズンなので特に待たずに席が空いたが、確実に行くなら予約した方が良い。美味しすぎてというのと、行ったあとの幸せ感をまた味わいたくて2日連続ランチをした。だいたい2人で1杯ずつ飲んで3品くらい頼んで50ユーロ(約6,650円)くらい。

ユダヤ人街は白を基調とした街並みで、中心とされるところは観光客向けのレストランやおみやげ屋などがあり割と色をあえてつけているところもあったが、きれいだった。
コルドバの町2

店などが多くない街並みもこんな感じで雰囲気がすごく素敵。
コルドバの町3

コルドバの町4

スペインのアンダルシア地方(コルドバ)の家にはパティオと呼ばれる中庭がある家が多く、中庭を花でいっぱいにするのが特にコルドバで観光名所になっている。5月には花の祭が開催されて、町中花でいっぱいになるそうだ。

中庭じゃなくてもこんな風に路地の間や建物の壁には鉢が備え付けられているところをたくさん見かけた。
コルドバのパティオ

夜のユダヤ人街も雰囲気があってとても良かった。
夜のコルドバ

夜のコルドバ2

ユダヤ人街の外は普通に大きめの道路が走っていて、生活がある町という感じだった。
コルドバは町の雰囲気もとても良かったし、どこへ行っても人が柔らかく明るい感じがして、太陽の光の影響もあるけど、とても居心地が良かった。少しだけ南米の雰囲気に似ている気がした。


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