2012-05-18

サンティアゴの思い出

自分の撮った写真のデータを見てみると、サンティアゴで撮った写真は本当に少ない。でもチリの中で一番思い出に残っている。
ブエノスアイレスで出会った女の子たちに、サンティアゴ(Santiago)に住む友達を紹介してもらったのが始まり。その紹介してもらった彼女はホステルを経営しているらしく、そこに泊まってと言われたのだった。まあ、値段も安い方だし、知っている人がいるほうが心強いので、あっさりそこに泊まる事に。
でも内心どきどきしていた、というのも、彼女たちはすごくいい人だったし、色々な人と会ってきた感じからしてだますなんて事はするタイプではない。そう思うけど、万が一ぼったくられたりしたら嫌だなと警戒も少ししたから。いつでもどんなときでもそれは思っていないとと、思っている、南米にいるからこその悲しさ。

イースター島から飛行機で帰ってきて、またバスでバスターミナルへ。もう夜になっていた。最寄りの地下鉄の駅と行き方は事前にメールをくれていたのだけど、夜に大荷物で乗りたくないなと思ったからタクシーでホステルへ。なぜか知らないおばさんと相乗りする事になり、半分以上払ってくれた。

ドアベルを鳴らすと他の従業員の人が入れてくれて、中に入ると、すらっとしてかなり綺麗な女の子がいた、それがその友達。私が遅かったから、心配してたと言ったと思ったら、すぐに「タバコ吸う?バルコニー行こう」と、切り返しが早くノリもよく、なんだか圧倒された。ちなみに知らない人もいると思うけど、私は喫煙者なのです。旅のはじめはやめてたんだけど、アメリカ旅行が終わった頃にまた再開してしまったのであった・・・。

それはともかく。とにかく彼女と話すのが本当に面白くて、ほとんどホテルにいたから写真が少ないのだった。観た事ある日本の映画やドキュメンタリーの疑問点をとにかく質問攻めにあう初日。「風俗ってほんとにあるのか、痴漢とか盗撮ってほんとにあるのか、ヤマンバ(渋谷の昔はやったやつのほう)はほんとにいるのか、温泉はいる時ほんとにみんな裸なのか。日本の女の子が服にお金をすごく使うってほんとか」とかとか。
そのホテル自体イベントごとが多くて、初日はベネズエラから団体で着ていた人がバーベキューやるのでまぜてもらい、他の日はチリワインパーティーがあってまぜてもらったり、喫煙者が私と彼女しかいないから、一緒に外に出るとだいたい話が長引いて、ずっと話すという繰り返し。

だから私は本当に楽しくて、いつもは出歩くのが好きだけど、この時ばかりはホステルに滞在することのほうが好きだった。感謝。


一応サンティアゴの紹介を少し。正直な街の感想としては、とにかく普通に街なんです。今まで色々なところをまわらなければ感動ももう少しあったと思うけど、ちょっと少なかった。あと、個人的には小さい町が好きだから、大都市だったというのもあるかな。

中央駅(Estacion Central)にある木馬。駅構内にあるなんて素敵。

その周辺のマーケット。こういうごちゃっと感がどこいっても好き。

駅の近くにバスターミナルがあるから、そこを利用。でもサンティアゴには3つくらい大きなバスターミナルあるので、注意。

駅から東の方へ進むと町の中心(Centro)へ行く。そこに急に現れるモネダ宮殿(Palacio de la Moneda)、大統領府。

さらに東に進むと、アウマダ通り(Paseo Ahumada)。ここにくれば色々揃うという感じ。でも結構現代的な店が多いから、地元の人向けかと。そこを北上するとアルマス広場(Plaza de Armas)が。
色々な人が絵を売ったり、パフォーマンスしたりしている。

さらに進むと中央市場。ここはちょっとだけ治安が悪いから気をつけて!と言われた。魚、野菜、花なんかの市場がある。時間が遅かったから、お店はやってなかったけど、安価でシーフード食べられたりするみたい。


また別の日、もっともっとずっと歩いて、サンクリストバルの丘というところへ。ケーブルカーに乗って。

一望できます。都会だなあ。

頂上にはマリア像。

またアルマス広場方面の近くに戻って、サンタ・ルシアの丘へ。こっちは高さはないけど、雰囲気は素敵。

上のほうはこんな感じ。

これ、要塞なんだね。大砲とかも飾られていたりした。

これが全てのみどころではないと思うけど、サンタ・ルシアの丘は行った方がいいかなあと思った。あとは栄えている街だから普通に買い物する人はするのかもしれない。


とにかくサンティアゴは面白かった。しかも滞在中に、その友達のことを好きになっちゃった男性客が、チェックアウト後に国境を越えて戻ってきちゃったり、そんな騒動もあった。で、それについてどう思っているのかという本音を聞いてみると、彼には言えないような回答が返ってきたり笑。
宿泊している女性客だけでガールズトーク(笑)をしたり、チリは地震が多いから、真剣に地震の話をしたり。(話題提供という意味で)私に気を遣ってくれたというのもすごくあるんだと思うけど、自分について本当に色々なことを教えてくれた。考え方も、好きなものも、過去の恋愛話も。彼女曰く、「自分は他の人よりオープンだと思うけど、別に隠す事が何もない、なぜなら全てが自分の人生の一部だから!」と。色々考えさせられた一言であった。

ちなみにこのホステルは仕事が半年なかった3人組が、じゃあホステル作ろうぜ、みたいなノリで始まったばかりで、オープンして2ヶ月。3階建てだけど3階はまだ出来上がってないからクローズしているというなんだか映画みたいな設定の場所で、他のスタッフの人も本当に良い人だったので、とてもおすすめです。まあ詳細はまとめ記事で。

そんな感じで楽しく過ごして、あと目指すはチリのアタカマ砂漠のみ。サンティアゴからは遠いから、途中でラセレナというところに寄る事にした。その話はまた今度。

サンティアゴ滞在:2012年4月10日〜14日
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