2019-03-04

釜山 町歩き

釜山(Busan)では主に南浦洞というエリアを見て回った。そこは漁港の町で、韓国一の水揚げ高があるそうだ。
もう一つ釜山の見どころとしてはビーチエリアがあるのだけど、訪れた時は9月末だったし、一人で娯楽がメインのビーチサイドに行ってもあまり面白くないことはよく分かっていたから行くのはやめた。

朝早めに漁港近くを歩いていると、乾物屋が多く集まる場所があった。売っているものは少し違うものの、日本と似た雰囲気を感じる。


商店を一つずつ見て回りながら道沿いに歩いていくと、今度はたった今あげられてきたであろう魚をさばいて売っていた。さばいているのはほとんどが女性だった。

韓国のドラマや漫画を見ていると、田舎のおばさんのキャラクターはだいたい短めの髪にくるくるのパーマをかけて登場するのだが、釜山にいるおばさんはだいたいその髪型だった。マンホールまでこんな感じ。韓国の象徴な気がする。

漁業や釣りに関する道具屋が並んでいたり、朝からとても賑やかな感じだった。

そこから先は屋台で魚や貝を販売している店や魚を食べさせる店が並び、店の構え方は違うものの、上野のアメ横のような感じがした。この辺りはチャガルチ市場と呼ばれているらしかった。

南浦洞の街中を散策すると、ファッションやグルメの店もあるが、問屋街のようなキッチン用品や電気工事系の道具なのか、とにかくいろいろなものが積み上げられているエリアが面白かった。

こういう一体何を売っているのか分からないエリアはかなりワクワクして、何を買うわけでもないのだが、やたらとじっくり見てしまう。

街を歩きながら思ったのは、本当に屋台文化だなあということ。朝も朝食の屋台があるし、日中も夜までずっと何かの屋台が出ていて、利用する人も老若男女。とても一般的に利用されてるんだなと思った。


釜山は毎年国際映画祭が開催される場所でもあって、ハリウッドのウォークオブフェイムのように、有名俳優たちの手形が歩道に埋め込まれていた。でもそこの上にもう屋台を出しちゃってるからほとんど見えないという。今村昌平のサインだけ見つけた。

南浦洞ひととおり見て回ったから少し足を伸ばして地下鉄で北上し、西面(ソミョン)エリアまでいってみることにした。
西面には釜山の名物であるデジクッパの店が並ぶ通りがあり、それを食べたくて。のちにいろんな韓国料理を食べて改めて思うのだが、基本的に料理は全然辛さがなく健康的な味の物が多い。付け合わせで出てくるおかずをスープに混ぜたり一緒に食べたりしながら、自分で味を調節して食べるのだ。デジクッパはシンプルな豚のスープだから、本当に味が薄くて、一緒についてきたアミの塩辛やキムチを入れたけど、求めている味にはなかなかならなかった。食べるのは意外と難しいのである。
全然写真を撮らなかったんだけど、西面の方が若者が多く、居酒屋やバーやカフェが並び、商業的に栄えている感じがした。

釜山は思ってたより小さい町だなと思う。見どころが拡散していないから、回りやすいし、日本からも近いから、到着してからの時間も結構ある。やっぱり屋台や韓国料理を満喫するには、誰かときた方がより楽しそうだなと思った。

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