全州(Jeonju)からソウル(Seoul)に移動。
ホテルを出て全州のバスターミナルにバスで移動しようと思ったが、バス通りに出た瞬間にタクシーが目の前にいたからつい乗ってしまった。タクシーの運転手さんはずっと私にフィリピン人とベトナム人のどちらかと聞いてきたが、日本人だと言っても全く聞き取ってくれなかった。発音のせいなのか「Japan」と言っても「?」となることがたまにある不思議。
ソウル行きのバスは本数が多いから、着いてチケットを買ったらもう15分後に出発だった。18,700ウォン(約1,870円 1,000ウォン=100円)。全州に来た時と同じく、横3列シートでかなり広々。途中で一回サービスエリアに寄って、約3時間で到着。やはり車窓からの景色もサービスエリアも日本に似ていた。
ソウルのバスターミナルに到着し、ホテルがある明洞(ミョンドン)に向かう。ソウルは流石に観光地なだけあって、英語表記はもちろん、日本語表記もかなりの率であり、韓国の地方都市との違いを知る。釜山で買ったT-moneyカードも持っていたので、すぐにホテルに着いた。
ソウルは1度母ときたことがあり、その時ほとんどの観光名所をまわった。見足りないところはあるのもしれないが、もしまた一緒に来ることがあったら、と思って今回はDMZだけは行って、それ以外は行かないことにしていた。そうなるとできることはもう食べることだけなのである。さすがにソウルともなると、友達に詳しい人がいたり、住んでいる人もいたり、ネットの情報もかなり多い。一人で行った場合に楽しめそうな食べ物屋を厳選してまわった。
ちょうどこの頃インスタ映えという言葉が出てきていて、韓国のここのパフェはかなり有名だった。最近(2019年)日本にも進出したみたいだけど。
Cafe de paris 季節のフルーツでLサイズの飲み物くらいの器に生クリームと一緒にこれでもかと盛っている。16,000ウォン(約1,600円)。大きさにしては意外と安いかもしれない。そして案外くどくないから完食できた。ちなみに平日夕方で全く待たずに席に座れたし混んでもなかった。
明洞は夕方になるにつれて人がどんどん増えていき、かなり賑わっていた。釜山も全州もそこまで活気があると感じなかったから、久々の賑わいが嬉しかった。
人の感じも少し都会的というか。少なくともくるくるパーマのおばさんはもういなかった。チーズタッカルビも見かけたし、バラのようにジェラートを盛り付ける店が流行っていたり、見た目が面白い食べ物が多いなあと思う。
そのまま夜は明洞で漢方系の参鶏湯を食べる。高峰参鶏湯
17,000ウォン(1,700円)でパフェとほぼ同じかと思うと複雑。黄色いスープの参鶏湯だった。鶏の骨を取るのが大変ではあったが、味はかなり美味しかった。付け合わせでキムチは出るものの、料理自体がすごく辛いものにまだ出会っていない。
ホテルに戻ると部屋に誰もいないようで6人部屋に1人だった。ラッキーと思っていたら深夜にチェックインして来た5人組がいて、死ぬほどうるさかった。やばいと思って即座に、「もう寝るから静かにしてくれ」と伝える。
英語でも中国語でもないがアジアのどこかの人たちで、さすがにドミトリーでも夜中に出入りする時は、マナーがあるしそれは世界中でだいたい守られていた。注意してもあまりにおしゃべりが止まらないうえに、エアコンの温度下げすぎで、頭にきてリーダーっぽい一番年上の女性にちょっと怒りめに伝えてみたけど、少し時間が経つとすぐにおしゃべりが始まる。何度かそれを繰り返したが、全くこんなに何を言ってもわかってもらえないことがあるなんて。
2日目は北朝鮮との国境まで行ったがそれはまた別で書くとして、帰ってきてから日本ではもうなかなか食べられなくなったユッケを食べに出かけた。そこは有名なユッケの専門店で、地元の人も含めて少し列ができていた。ユッケチャメチッ
山盛り食べても良かったのだが、万が一当たったらやばいと思って、ハーフサイズにしてご飯ももらってユッケ丼で出てきた。半分の量でも当たる時は当たるんだけど、気持ち的に。スープもついていて6,000ウォン(600円)。ユッケ最高。
このユッケ専門店の近くは市場になっていて、屋台が集まりかなり賑わっていた。見物しつつ、ユッケ丼だけじゃ足りないから、何か少し食べようと思って良さそうな屋台を探す。広蔵(クァンジャン)市場という場所だ。
屋台で働くほとんどが女性だった。いろんな屋台を見すぎてお腹いっぱいになり、もやは何も食べなくてもいいんじゃないかという気持ちになってきたが、美味しそうな餃子を積み上げている店を見つけ、そこそこ人もすでにいたのでそこにした。餃子のスープをもらう。
餃子がかなり大きく、ジューシーで、なかなか美味しかった。スマホで電話しながら記事を練ったり、いろいろ忙しそうだった。
お腹も満たされたし満足してホテルに帰ると、またうるさい5人組がいたのでげんなりした。今日は本当に静かにしてと言っておいたら、その夜は少しは静かだったが気になるレベルで、夜中に気づいたらエアコンの温度をすごく下げていて死ぬ思いだった。
さらに恐ろしいことに、早朝みんなでどこかに出かけたらしく、またもうるさくされたから、目が覚めてしまった。朝起きてからも、早朝の場合は静かにしてねって言わないと分からないのかしら、さすがにここまでマナーが悪いと、どの国なんだと思ってしまうが、会話もしたくないので聞くこともなかった。
目が覚めたから仕方がなく、朝食を外で食べようと思ってお粥のお店に行った。気分とは真逆の清々しい天気であった。味加本
完全に日本語に対応したメニューがあって、日本人も多く見かけたけど、悪い店ではなかった。いろんな種類のおかゆがあり、胃に負担をかけるもの全然食べてないけど、やっぱり癒されるなと思った。7,000ウォン(700円)。ここはまた違う味も試してみたい。
せっかく天気もいいので散歩がてら昼もまだだがお茶をしに北村韓国村というところまで行ってみた。そこは昔、韓国の王族や貴族が住んでいたエリアで、当時の住居が残されていたりするエリアだという。最寄りの駅に着いてから、結構人が多いことに気づき、該当のエリアまで行ってみたらちょうどツアー客などが訪れる時間と被っていて、あまりいい写真が撮れなかった。
このエリアから少し歩くけど、散歩しながら有名な景福宮を通り過ぎてgood night & good luckというセレクトショップ兼カフェに行った
午前に来る人があまりいないのか、誰もいなくて、一人でのんびりお茶ができたのが良かった。チーズケーキはかなり大きく、味が濃厚だった。まぁ多分日本でも食べられる味なんだけど、見た目の印象から人気があるらしい。8,000ウォン(約800円)だから少し高め。
ケーキを食べたばかりだったが、時刻は昼だったから昼食を食べにまた明洞に戻った。せっかく来たんだから食べなくてはいけないという焦りが生まれていた。
明洞の近くに南山(ナムサン)という山があり、ケーブルカーも出ているし、散策もできるようになっている。その散策路の途中にモンミョッサンバンという店がある。
そこは本来は茶房らしいのだが、ビビンパがかなりお勧めだと教えてもらって行ってみた。着いてみると昼時の行列ができており、名前を入り口で言って、自分が呼ばれるのを待つ感じだった。茶房ではなく完全にビビンパ目当ての人ばかりだ。
レジで注文をして、ブザーを渡され、それを持ってテーブルで待つ。ブザーがなったら自分で取りに行き、食べ終わった後も食器は自分で戻す。ほぼセルフサービスの店だ。
山菜のビビンパにユッケをつけて11,000ウォン(約1,100円)。これは確かに人にお勧めしたくなる美味しさ。
少し仕事をしたり、洗濯をするためにホテルに戻り、夜ご飯のためにまた出かけた。ここも人に教えてもらったチヂミ横丁と呼ばれているところだ。
美味しそうなにおいが近づくだけでして来たが、それがどんどん脂っこさに負けてしまい、ローカル感が強すぎるのもあってどう買えばいいかもわからず、購入はやめておいた。みている分にはとても楽しかった。チヂミの種類は本当に多いということを知る。
その近くにある麻浦(マポ)ヤンジソルロンタン専門店もお勧めされていたので行ってみた。地元の人しかいなかったし、日本で紹介されているが日本語のメニューはなかった。結構期待できると思った。
写真が全然美味しそうじゃないけど、これはかなり美味しかった。実は釜山でも食べていたのだが、比にならない味だ。ソルロンタンは牛骨のスープで、それにご飯を入れたり、キムチを入れたり、好きに食べる。
しかもキムチがカクテキ、白菜キムチ、ネギのキムチと3種類しっかりしたものが置いてあって、それも美味しかった。むしろキムチをずっと食べていてもいいくらいだった。
結局最後までいわゆる激辛料理を食べることはなかった。そもそも韓国で食べる韓国料理は選択の幅が広く、なんでも辛いというわけではない。辛くすることができる、のだと思った。思ったより健康志向な食べ物が多い(単に今回紹介されたものがそういう傾向にあったのかもしれないが)と思った。
そしてやっぱり思うのは、誰かと来た方が楽しいだろうなということだ。食べることにおいては特に、一人では種類が限られてしまう。これは韓国に限ったことではないけれども、韓国は特に鍋や焼肉など複数で食べることが前提の食べ物が結構ある。また来よう。
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ホテルを出て全州のバスターミナルにバスで移動しようと思ったが、バス通りに出た瞬間にタクシーが目の前にいたからつい乗ってしまった。タクシーの運転手さんはずっと私にフィリピン人とベトナム人のどちらかと聞いてきたが、日本人だと言っても全く聞き取ってくれなかった。発音のせいなのか「Japan」と言っても「?」となることがたまにある不思議。
ソウル行きのバスは本数が多いから、着いてチケットを買ったらもう15分後に出発だった。18,700ウォン(約1,870円 1,000ウォン=100円)。全州に来た時と同じく、横3列シートでかなり広々。途中で一回サービスエリアに寄って、約3時間で到着。やはり車窓からの景色もサービスエリアも日本に似ていた。
ソウルのバスターミナルに到着し、ホテルがある明洞(ミョンドン)に向かう。ソウルは流石に観光地なだけあって、英語表記はもちろん、日本語表記もかなりの率であり、韓国の地方都市との違いを知る。釜山で買ったT-moneyカードも持っていたので、すぐにホテルに着いた。
ソウルは1度母ときたことがあり、その時ほとんどの観光名所をまわった。見足りないところはあるのもしれないが、もしまた一緒に来ることがあったら、と思って今回はDMZだけは行って、それ以外は行かないことにしていた。そうなるとできることはもう食べることだけなのである。さすがにソウルともなると、友達に詳しい人がいたり、住んでいる人もいたり、ネットの情報もかなり多い。一人で行った場合に楽しめそうな食べ物屋を厳選してまわった。
ちょうどこの頃インスタ映えという言葉が出てきていて、韓国のここのパフェはかなり有名だった。最近(2019年)日本にも進出したみたいだけど。
Cafe de paris 季節のフルーツでLサイズの飲み物くらいの器に生クリームと一緒にこれでもかと盛っている。16,000ウォン(約1,600円)。大きさにしては意外と安いかもしれない。そして案外くどくないから完食できた。ちなみに平日夕方で全く待たずに席に座れたし混んでもなかった。
明洞は夕方になるにつれて人がどんどん増えていき、かなり賑わっていた。釜山も全州もそこまで活気があると感じなかったから、久々の賑わいが嬉しかった。
人の感じも少し都会的というか。少なくともくるくるパーマのおばさんはもういなかった。チーズタッカルビも見かけたし、バラのようにジェラートを盛り付ける店が流行っていたり、見た目が面白い食べ物が多いなあと思う。
そのまま夜は明洞で漢方系の参鶏湯を食べる。高峰参鶏湯
17,000ウォン(1,700円)でパフェとほぼ同じかと思うと複雑。黄色いスープの参鶏湯だった。鶏の骨を取るのが大変ではあったが、味はかなり美味しかった。付け合わせでキムチは出るものの、料理自体がすごく辛いものにまだ出会っていない。
ホテルに戻ると部屋に誰もいないようで6人部屋に1人だった。ラッキーと思っていたら深夜にチェックインして来た5人組がいて、死ぬほどうるさかった。やばいと思って即座に、「もう寝るから静かにしてくれ」と伝える。
英語でも中国語でもないがアジアのどこかの人たちで、さすがにドミトリーでも夜中に出入りする時は、マナーがあるしそれは世界中でだいたい守られていた。注意してもあまりにおしゃべりが止まらないうえに、エアコンの温度下げすぎで、頭にきてリーダーっぽい一番年上の女性にちょっと怒りめに伝えてみたけど、少し時間が経つとすぐにおしゃべりが始まる。何度かそれを繰り返したが、全くこんなに何を言ってもわかってもらえないことがあるなんて。
2日目は北朝鮮との国境まで行ったがそれはまた別で書くとして、帰ってきてから日本ではもうなかなか食べられなくなったユッケを食べに出かけた。そこは有名なユッケの専門店で、地元の人も含めて少し列ができていた。ユッケチャメチッ
山盛り食べても良かったのだが、万が一当たったらやばいと思って、ハーフサイズにしてご飯ももらってユッケ丼で出てきた。半分の量でも当たる時は当たるんだけど、気持ち的に。スープもついていて6,000ウォン(600円)。ユッケ最高。
このユッケ専門店の近くは市場になっていて、屋台が集まりかなり賑わっていた。見物しつつ、ユッケ丼だけじゃ足りないから、何か少し食べようと思って良さそうな屋台を探す。広蔵(クァンジャン)市場という場所だ。
屋台で働くほとんどが女性だった。いろんな屋台を見すぎてお腹いっぱいになり、もやは何も食べなくてもいいんじゃないかという気持ちになってきたが、美味しそうな餃子を積み上げている店を見つけ、そこそこ人もすでにいたのでそこにした。餃子のスープをもらう。
餃子がかなり大きく、ジューシーで、なかなか美味しかった。スマホで電話しながら記事を練ったり、いろいろ忙しそうだった。
お腹も満たされたし満足してホテルに帰ると、またうるさい5人組がいたのでげんなりした。今日は本当に静かにしてと言っておいたら、その夜は少しは静かだったが気になるレベルで、夜中に気づいたらエアコンの温度をすごく下げていて死ぬ思いだった。
さらに恐ろしいことに、早朝みんなでどこかに出かけたらしく、またもうるさくされたから、目が覚めてしまった。朝起きてからも、早朝の場合は静かにしてねって言わないと分からないのかしら、さすがにここまでマナーが悪いと、どの国なんだと思ってしまうが、会話もしたくないので聞くこともなかった。
目が覚めたから仕方がなく、朝食を外で食べようと思ってお粥のお店に行った。気分とは真逆の清々しい天気であった。味加本
完全に日本語に対応したメニューがあって、日本人も多く見かけたけど、悪い店ではなかった。いろんな種類のおかゆがあり、胃に負担をかけるもの全然食べてないけど、やっぱり癒されるなと思った。7,000ウォン(700円)。ここはまた違う味も試してみたい。
せっかく天気もいいので散歩がてら昼もまだだがお茶をしに北村韓国村というところまで行ってみた。そこは昔、韓国の王族や貴族が住んでいたエリアで、当時の住居が残されていたりするエリアだという。最寄りの駅に着いてから、結構人が多いことに気づき、該当のエリアまで行ってみたらちょうどツアー客などが訪れる時間と被っていて、あまりいい写真が撮れなかった。
このエリアから少し歩くけど、散歩しながら有名な景福宮を通り過ぎてgood night & good luckというセレクトショップ兼カフェに行った
午前に来る人があまりいないのか、誰もいなくて、一人でのんびりお茶ができたのが良かった。チーズケーキはかなり大きく、味が濃厚だった。まぁ多分日本でも食べられる味なんだけど、見た目の印象から人気があるらしい。8,000ウォン(約800円)だから少し高め。
ケーキを食べたばかりだったが、時刻は昼だったから昼食を食べにまた明洞に戻った。せっかく来たんだから食べなくてはいけないという焦りが生まれていた。
明洞の近くに南山(ナムサン)という山があり、ケーブルカーも出ているし、散策もできるようになっている。その散策路の途中にモンミョッサンバンという店がある。
そこは本来は茶房らしいのだが、ビビンパがかなりお勧めだと教えてもらって行ってみた。着いてみると昼時の行列ができており、名前を入り口で言って、自分が呼ばれるのを待つ感じだった。茶房ではなく完全にビビンパ目当ての人ばかりだ。
レジで注文をして、ブザーを渡され、それを持ってテーブルで待つ。ブザーがなったら自分で取りに行き、食べ終わった後も食器は自分で戻す。ほぼセルフサービスの店だ。
山菜のビビンパにユッケをつけて11,000ウォン(約1,100円)。これは確かに人にお勧めしたくなる美味しさ。
少し仕事をしたり、洗濯をするためにホテルに戻り、夜ご飯のためにまた出かけた。ここも人に教えてもらったチヂミ横丁と呼ばれているところだ。
その近くにある麻浦(マポ)ヤンジソルロンタン専門店もお勧めされていたので行ってみた。地元の人しかいなかったし、日本で紹介されているが日本語のメニューはなかった。結構期待できると思った。
写真が全然美味しそうじゃないけど、これはかなり美味しかった。実は釜山でも食べていたのだが、比にならない味だ。ソルロンタンは牛骨のスープで、それにご飯を入れたり、キムチを入れたり、好きに食べる。
しかもキムチがカクテキ、白菜キムチ、ネギのキムチと3種類しっかりしたものが置いてあって、それも美味しかった。むしろキムチをずっと食べていてもいいくらいだった。
結局最後までいわゆる激辛料理を食べることはなかった。そもそも韓国で食べる韓国料理は選択の幅が広く、なんでも辛いというわけではない。辛くすることができる、のだと思った。思ったより健康志向な食べ物が多い(単に今回紹介されたものがそういう傾向にあったのかもしれないが)と思った。
そしてやっぱり思うのは、誰かと来た方が楽しいだろうなということだ。食べることにおいては特に、一人では種類が限られてしまう。これは韓国に限ったことではないけれども、韓国は特に鍋や焼肉など複数で食べることが前提の食べ物が結構ある。また来よう。
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