2019-03-01

行かなきゃわからない韓国 釜山へ

7月末から約1ヶ月は日本の沖縄、九州をぐるりと周り、次なる旅立ちは9月25日。
成田空港からたったの2時間、羽田空港から那覇に行くよりも近い外国である韓国の釜山へ。

自分の韓国との接点は、留学していた時代に仲良くなった友達の何にんかは韓国人だったのが最初だと思う。彼・彼女らは皆明るくオーバーリアクションで、そしてとても努力家で優しい。そんなイメージ。

その後、2010年に母と一度ソウルに行ったことがある。
その頃はいわゆる韓流ブームも終わりかけではあったが、韓国のエンタメ文化が当たり前に日本に存在していて、流行っている歌ならば聞いたことがあったし、ドラマも面白くて見たりしていた。それがとりわけ珍しいという事でもなかった頃だと思う。

個人的には韓国の人と留学時代に触れ合っていることが大きく、ソウルへの旅行も楽しかった。それまであまり親近感の湧く国ではなかったし、歴史を考えれば複雑。それに親近感が湧くというよりは日本が優位であるような風潮があったとも思う。

そこから世間的には韓流ブームは去っていき嫌韓になったり、またブームが一部戻ってきたり。
そんな中、特に2017年は北朝鮮のミサイル発射実験が立て続けに起きて、受け止め方は日本と海外では少し違ったように思ったが、とにかく国内では不穏な空気が流れつつあったりした(さらにその後、南北会談や米朝首脳会談の実現によってそんなことはもう忘れつつあるが)。それに加えて、向かう釜山は慰安婦像があったりで、反日感情が高いところに行って大丈夫なのかと、心配されたりもした。


しかし、本当に正直に、その時の私はそれどころではなかった。安室さんの引退(発表が9月20日)で頭がいっぱいだったのだ。当時の日記を読むとかなりの打撃を受けていたようで、よく旅立ったなと思う。

両親が見送りに来てくれて出発。今回は貯まったマイルで航空券をとった。
世界一周航空券の途中の段階のため、ルール上、日本以外のアジアの国からヨーロッパに飛ばないといけない。まだじっくり行ったことがないのは韓国だったし、少ないマイルで日本からの航空券が取れるアジア圏も韓国だった。

飛行機では機内食も駅弁みたいなものがちゃんと出るが、2時間で到着するから慌ただしい。
あっという間に釜山に到着。入国審査は何も聞かれず通過。荷物をとってロビーに出ると、すぐにセブンイレブンがあって、人もアジア人だし、建物の感じも似ているし、旅立った感がとても少なかった。

市内までは電車の方が安いので、電車で向かう。
韓国では漢字の表記(場所によっては英語・日本語も)も併記されているから油断していて、地名をなんて読むのかを調べていなかった。券売機にはハングルしか記載がなく、どこまで買えばいいか全くわからない。いろんな案内を見てどうにか沙上(ささん)駅まで切符を購入。
沙上で乗り換えて、ホテルのある南浦(なんぽ)に到着。外に出て思う、「こんなになんて書いてあるか分からないことってあるか」と。
アルファベットを使わない地域でもだいたい英語表記があったり、英語圏じゃなくてもだいたい単語が似てるし、中国は漢字だし。久々に全然分からない!という謎のテンションの上がり方をしつつ、ハングルに目が慣れなさすぎて、頭が混乱していた。その発見が面白かった。

この日は初日だから体力温存のため町歩きはほとんどせず、ホテルに着いてから近くの大きなロッテモールを見たりした。スーパーの総菜屋でキムチの種類に驚く。


街のぱっと見は日本と変わらない感じ。
街を歩いていると少しずつハングルに目が慣れて来て、当然ちゃんと英語や日本語の表記も結構あることに気づく。

韓国にはT-moneyカードというのがあり、SuicaやPASMOのようにお金をチャージしてコンビニや電車に乗るときに現金支払いの代わりに使えるカードがある。
私が行った時は、そのカードを使える場所がソウルと釜山だった。韓国旅の最終目的地はソウルだし、購入することにした。
コンビニで普通に購入することができ、カード自体は3000ウォン(約300円 ※1000ウォン=100円)。チャージはコンビニや駅でできる。
これは作っておいてかなりよかった。特にバスは料金も分からず乗ってるから、カードで乗り降りできるのが便利。

この日が月曜日だったからか、モールや街は割と閑散としてるなあという感じだった。
最後はタコ鍋で締め。8000ウォン(約800円)。
パンチャンと呼ばれる小皿に乗った無料のおかずが嬉しい。韓国料理は量的にも誰かと食べたほうが美味しいものばかりな気がしたが、このパンチャンの多さ(そしてお代わりし放題)は一人の貧乏旅にはもってこいすぎると思った。
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