韓国出発の日。
ソウルの仁川空港へ行くためにソウル駅から直通列車に乗る。空港行きの列車ではT-moneyカードは使えず、特別な券売機でチケットを購入すると、プラスチック型のカードチケットが出てくるので、それをSuicaのように改札にタッチするのだ。
がしかし、私は券売機から出て来たそのカードを取るのを忘れて、レシートだけ手に持ったまま、さらに乗り場も間違えて大きな荷物を持ったまま行ったり来たり。そしてカードがないからどうやって入るのか改札でうろちょろ、カードが必要だということに気づいたが、インフォメーションで返金できないかと聞くとカードがないから無理だと言われて、再度購入する羽目に。当然電車にも乗り遅れ。
しかもさらにショックだったのは券売機は日本語に対応していて、日本語を見ながら買っていたのにカードを取り忘れたということ。しかも次に並んでいた人が忘れていることを教えてくれなかったこと。そう、全ては泊まっていたホテルの同室の人がうるさくて、寝不足すぎたから・・・そう思うことにした。9,000ウォン(約900円 ※1,000ウォン=100円)無駄にした。
韓国の次の目的地はイギリス。もはや数えるのも野暮だと思うが5回目の訪英だ。
この区間はワンワールド世界一周航空券を利用する。ビジネスクラスなので早速ラウンジへ。
そんなに広くなく、椅子がズラッと並べられているだけだった。時間的に昼前だから軽食しかなかったがビールはあった。
航空会社はブリティッシュエアウェイズで、結構新しめの機体で嬉しい。
機内食はそこまで期待していなかったものの、結構良かった。韓国発だけど、韓国っぽい食べ物はメニューには皆無。過去にスリランカ航空のビジネスに乗った時は料理のオーダーをされなかったりサービスいまいちだなって思ったけど、BAにはとても満足した。
食事をし終わった後も永遠にチーズとワインで映画を見続け、約12時間後にロンドンに到着。
不思議なものでイギリスに来ると必ずイギリスのにおいがする。そのにおいが何のにおいなのかと言われると分からないのだが、それを嗅ぐとすぐにイギリスに来た!と思える。自分にとっての特別な場所である。
今回は空港からバスで直接、留学時代に住んでいたブライトン(Brighton)へ。National Expressというバス会社のサイトであらかじめチケットを購入しておくとだいぶ安い(National Express)し、近年はチケットの印刷も必要なくなったので携帯で予約のQRコードを見せるだけだからかなり楽。ヒースロー空港はとてもつもなく広く、バス出発のターミナルが自分が到着のターミナルと異なることがあるので注意。ブライトンまで13ポンド(約1,820円 ※1ポンド=140円)で2時間半くらいで到着。
とはいえブライトンは着いただけで満足というか、そこに足を踏み入れられれば気持ちが満たされるので、翌日は日帰りでライ(Rye)という中世の街並みが残る場所まで行くことにした。
留学中に近くにいい街があると言われていたのにも関わらず、あまり惹かれず行くことはなかった場所。当時は正直電車に乗るのも、行ったことあるルート以外不安で仕方がなかったから行かなかったというのもある。今となってはなぜそんなこともできなかったのか不思議に思う。
ライまではこちらも事前に切符を購入した方が安い。行きの時間は決まっているけど、帰りの時間は決まっていないオープンチケットで、さらに帰りの時間は通勤などのピーク時間を避けて乗るとさらに割引になるというチケットだ。Southern railwayのサイトで25.20ポンド(約3,528円)
チケットは予約番号と購入時のクレジットカードを使って、駅の券売機で発行される。ブライトンの駅には誰でも弾いていいピアノがあり、適当に誰か弾いて、それに無駄に反応する人もいない当たり前の空間が出来上がっているのが、とても良かった。
ライまでは直通で1時間20分くらいで到着。駅からしてかなり小さい。
駅を出るとロータリーのようなところがあり、町の様子がぱっと見分からないが、少し歩くとすぐに茶色い家々と苔がびっしり生えた屋根の家が続き、なんてかわいい町なんだろうと思った。
ライは13世紀中頃に港町として栄え、海岸線の防衛と引き換えに免税などが許されていたが、14世紀になり関税がかけられ始めると密輸業者が集まる場所になってしまったらしい。今でも密輸業者の隠れ家的に使われていたパブなどが残っている。
悪い奴が集まり、まともな商売ができなくなって町として衰えたところに疫病の流行や戦争などがあり、そのまま廃れていったまま町並みが発展することなく今に至るということだ。そのままにした結果、観光客が来るようになるとは面白い。
海岸線の防衛のため、町を要塞化しようとしていた過去があり、その跡もまだ残っている。
ほんとに小さな町で、1時間あればかなりしっかり見て回れる場所。
この右側の建物が今はホテル兼パブで、昔は密輸業者の集まる場所になっていた。
町には聖メアリー教会というところがあり、その屋上まで登れるというので入ってみる。
屋上へは教会内の売店の人に声をかけて、上りたいと言うシステム。なんだか秘密の扉を開けてもらうかのように、屋上への扉を開けてもらう。ちなみに有料で、3.5ポンド(約490円)。階段がかなり急で狭い。
途中で教会の鐘を鳴らす機械が。イギリスの教会に置かれているものの中では最も古いらしい。
さらに上に行くと教会の鐘がぶら下がっているのが見えた。
教会の屋上に出ると素晴らしい景色。もう少し天気が良ければよかったんだけど。
雲が厚く遠くまで続いているところがイギリスらしいとも思えた。
静かだしとてものんびりできる場所だった。
ブライトンに帰って、いつも行く場所をふらつきやっぱり好きだなと思う。
一つ一つの場所を確認して、ブライトンを後にした。きっとまた来るだろう。
■ホテル情報
smart brighton beach
写真なし。個室ボックス型の3段ベッドが2つ
値段(一泊):ミックスドミトリー 6人部屋 7.7ポンド(約1,078円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、朝食なし、Wi-fiあり(遅め)、タオルなし、ラジエーターあり、ロッカーなし
行き方:National Expressの停車場所から徒歩5分
その他:イギリスのドミトリーは基本的にきれいではないのでここも同様。ホリデーシーズンではなかったからか、仕事を探しに他国から来た人たちで部屋が埋まっていた。すでに部屋で何ヶ月も暮らしている人たちの中に一人入るのは辛かった。ラジエーター、コンセントなど使用ルールがすでに決められている感じ。結果的に盗難はなかったが、ロッカーがないのが不安だった。
ブライトン滞在:2017年10月3日〜5日
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ソウルの仁川空港へ行くためにソウル駅から直通列車に乗る。空港行きの列車ではT-moneyカードは使えず、特別な券売機でチケットを購入すると、プラスチック型のカードチケットが出てくるので、それをSuicaのように改札にタッチするのだ。
がしかし、私は券売機から出て来たそのカードを取るのを忘れて、レシートだけ手に持ったまま、さらに乗り場も間違えて大きな荷物を持ったまま行ったり来たり。そしてカードがないからどうやって入るのか改札でうろちょろ、カードが必要だということに気づいたが、インフォメーションで返金できないかと聞くとカードがないから無理だと言われて、再度購入する羽目に。当然電車にも乗り遅れ。
しかもさらにショックだったのは券売機は日本語に対応していて、日本語を見ながら買っていたのにカードを取り忘れたということ。しかも次に並んでいた人が忘れていることを教えてくれなかったこと。そう、全ては泊まっていたホテルの同室の人がうるさくて、寝不足すぎたから・・・そう思うことにした。9,000ウォン(約900円 ※1,000ウォン=100円)無駄にした。
韓国の次の目的地はイギリス。もはや数えるのも野暮だと思うが5回目の訪英だ。
この区間はワンワールド世界一周航空券を利用する。ビジネスクラスなので早速ラウンジへ。
そんなに広くなく、椅子がズラッと並べられているだけだった。時間的に昼前だから軽食しかなかったがビールはあった。
航空会社はブリティッシュエアウェイズで、結構新しめの機体で嬉しい。
機内食はそこまで期待していなかったものの、結構良かった。韓国発だけど、韓国っぽい食べ物はメニューには皆無。過去にスリランカ航空のビジネスに乗った時は料理のオーダーをされなかったりサービスいまいちだなって思ったけど、BAにはとても満足した。
食事をし終わった後も永遠にチーズとワインで映画を見続け、約12時間後にロンドンに到着。
不思議なものでイギリスに来ると必ずイギリスのにおいがする。そのにおいが何のにおいなのかと言われると分からないのだが、それを嗅ぐとすぐにイギリスに来た!と思える。自分にとっての特別な場所である。
今回は空港からバスで直接、留学時代に住んでいたブライトン(Brighton)へ。National Expressというバス会社のサイトであらかじめチケットを購入しておくとだいぶ安い(National Express)し、近年はチケットの印刷も必要なくなったので携帯で予約のQRコードを見せるだけだからかなり楽。ヒースロー空港はとてもつもなく広く、バス出発のターミナルが自分が到着のターミナルと異なることがあるので注意。ブライトンまで13ポンド(約1,820円 ※1ポンド=140円)で2時間半くらいで到着。
とはいえブライトンは着いただけで満足というか、そこに足を踏み入れられれば気持ちが満たされるので、翌日は日帰りでライ(Rye)という中世の街並みが残る場所まで行くことにした。
留学中に近くにいい街があると言われていたのにも関わらず、あまり惹かれず行くことはなかった場所。当時は正直電車に乗るのも、行ったことあるルート以外不安で仕方がなかったから行かなかったというのもある。今となってはなぜそんなこともできなかったのか不思議に思う。
ライまではこちらも事前に切符を購入した方が安い。行きの時間は決まっているけど、帰りの時間は決まっていないオープンチケットで、さらに帰りの時間は通勤などのピーク時間を避けて乗るとさらに割引になるというチケットだ。Southern railwayのサイトで25.20ポンド(約3,528円)
チケットは予約番号と購入時のクレジットカードを使って、駅の券売機で発行される。ブライトンの駅には誰でも弾いていいピアノがあり、適当に誰か弾いて、それに無駄に反応する人もいない当たり前の空間が出来上がっているのが、とても良かった。
ライまでは直通で1時間20分くらいで到着。駅からしてかなり小さい。
駅を出るとロータリーのようなところがあり、町の様子がぱっと見分からないが、少し歩くとすぐに茶色い家々と苔がびっしり生えた屋根の家が続き、なんてかわいい町なんだろうと思った。
ライは13世紀中頃に港町として栄え、海岸線の防衛と引き換えに免税などが許されていたが、14世紀になり関税がかけられ始めると密輸業者が集まる場所になってしまったらしい。今でも密輸業者の隠れ家的に使われていたパブなどが残っている。
悪い奴が集まり、まともな商売ができなくなって町として衰えたところに疫病の流行や戦争などがあり、そのまま廃れていったまま町並みが発展することなく今に至るということだ。そのままにした結果、観光客が来るようになるとは面白い。
海岸線の防衛のため、町を要塞化しようとしていた過去があり、その跡もまだ残っている。
ほんとに小さな町で、1時間あればかなりしっかり見て回れる場所。
この右側の建物が今はホテル兼パブで、昔は密輸業者の集まる場所になっていた。
町には聖メアリー教会というところがあり、その屋上まで登れるというので入ってみる。
屋上へは教会内の売店の人に声をかけて、上りたいと言うシステム。なんだか秘密の扉を開けてもらうかのように、屋上への扉を開けてもらう。ちなみに有料で、3.5ポンド(約490円)。階段がかなり急で狭い。
途中で教会の鐘を鳴らす機械が。イギリスの教会に置かれているものの中では最も古いらしい。
さらに上に行くと教会の鐘がぶら下がっているのが見えた。
教会の屋上に出ると素晴らしい景色。もう少し天気が良ければよかったんだけど。
雲が厚く遠くまで続いているところがイギリスらしいとも思えた。
静かだしとてものんびりできる場所だった。
ブライトンに帰って、いつも行く場所をふらつきやっぱり好きだなと思う。
一つ一つの場所を確認して、ブライトンを後にした。きっとまた来るだろう。
■ホテル情報
smart brighton beach
写真なし。個室ボックス型の3段ベッドが2つ
値段(一泊):ミックスドミトリー 6人部屋 7.7ポンド(約1,078円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、朝食なし、Wi-fiあり(遅め)、タオルなし、ラジエーターあり、ロッカーなし
行き方:National Expressの停車場所から徒歩5分
その他:イギリスのドミトリーは基本的にきれいではないのでここも同様。ホリデーシーズンではなかったからか、仕事を探しに他国から来た人たちで部屋が埋まっていた。すでに部屋で何ヶ月も暮らしている人たちの中に一人入るのは辛かった。ラジエーター、コンセントなど使用ルールがすでに決められている感じ。結果的に盗難はなかったが、ロッカーがないのが不安だった。
ブライトン滞在:2017年10月3日〜5日
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