2013-04-01

タンジェのメディナ

タンジェのメディナ(旧市街)を歩く。
でもその前に、次の移動先シャウエンへのバスチケットを手に入れるべく、バスターミナルを探していた。たまたまどこかで手に入れた地図によると、ターミナルはメディナを出た港のすぐ近くにあるとのことだったが、どう見てもその場所はなんもなくて、とてもじゃないけどバスが発着する場所にみえず、うろついていた。


近くにいたおじさんが近づいて来て、事情を話してみると、仕事場の方向だから連れてってあげると言われたので着いてった。客引きだったらやばいし、さらに怪しかったらやばいんだけど、なんか平気そうだったから。狭い道や人通りが少ない道に入ろうとしたらすぐに断ろうと思って。

新市街のほうにかなり歩いてほんとにバスターミナルに着いた。無事に切符を買って、また旧市街に戻る事に。てか仕事場の方向じゃないの?と聞くと、なんか曖昧にされたので「あー、これは連れてかれるな」と思いつつ話を聞くと、「革製品の加工をやってて、買わなくていいから、写真撮って日本で紹介してくれればいいから」って。絶対それだけじゃないんだろうけど、まあほんとにバスターミナルに連れてってくれたし、最悪一番安いものを買うか、くらいに思った。

途中危ない道を通ったら速攻逃げようと思って、若干距離をあけながら着いていく。そしたらちゃんとメディナの紹介と、市場とか連れてってくれて結構楽しかった。やはりタンジェはスペインから人が沢山移住してきていて、新市街の大きい家は全部スペイン人が住んでるって言ってた。

しかしその人に着いていってるからメディナを歩けたものの、ほぼほんとにどこにいるかわからなかった。結構小さめなはずなんだけど。
で、結局お土産屋に連れて行かれた訳で、そこには別のおじさんが待っていて、「まぁお茶でも飲みなよ」って感じで人が来たら必ずどこででもでてくるミントティーを出そうとして来た。何かを買わされたら困ると思って、「お茶はいらない、そのお茶を飲んだら何かを買わなくちゃいけなくなるんでしょう?」と言ってみた。絨毯屋だし、そんな高いもの買えない。
若干いらっとした顔されて「お茶はタダだ、でも商品の紹介はする、買わなくてもいい」って。「何も買う気がないから紹介はいらない」と言っても、「見て、沢山の日本人がここで商品を買って日本に送っているよ」と。かわいそうに、だまされて高額絨毯を買わされた人のリストか、日本人の名前と住所が沢山かかれた本を見せられた。
いや、実際この店が価値に見合わない値段で絨毯を売っているかどうかはわからないんだけど、ほんとにそういう店は多いからと色んな人から注意されたから。

結構しつこく本を見せてくるから、「私半年くらいずっと旅行してて、ほんとにお金ないから何があっても買えない」って言ったら解放された。のちにメディナを1人でうろうろしてた時にまたこの店員のおじさんに出くわしたのだけど、にこやかに挨拶された。
そんなこんなで客引きに着いていくとこうなるという話。

メディナはところどころこういう小さい門があって、そこから入れる。

店があるところはそこまで狭くないけど。

結構当たり前のように行き止まりにぶつかったりする。


メディナの外大通り結構賑わってる。

ラマダンのお菓子。


市場。オリーブ沢山売ってた。


もうほとんど終わってたけどタンジェは魚市場あった。シーフードも結構売ってる。

そしてまたメディナ。


ここ好き。なんかいい。

らくがき。




狭いところも、そうでもないところも、一体どうやって家を建てたのか、どう組合わさっているのか謎だった。角を曲がった先が想像できないおもしろさ。モロッコ楽しいなと思った。

タンジェ滞在:2012年7月8日〜10日
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