マラケシュ(Marrakech)は暑かった。40度を超える気温。
くらくらしてしまいそうな人の多さと物の多さ。まるでお祭りの屋台にきたみたいな感覚。フェズほど地元の人がメディナにいる感じはしなかったけど、とにかく町の規模が大きい。
マラケシュといえばフナ広場(Place dejamaa el Fna)。昼間はオレンジジュースの屋台が並び、夜はそれに加えて食べ物の屋台が並んですごい盛り上がりになる。個人的にはここの夜の喧噪がマラケシュでは一番気に入った。
オレンジジュースの屋台はなんでか隣り合っていくつも並んでいて、競合とかそういうの気にしないのかな。1杯4DH(約36円 ※1DH=9円)だから何度も色んな場所で飲んでみたけど、どこが美味しいとかまずいとかよくわかんなかった、全部おいしい。
全部オレンジジュース屋台。
広場には蛇遣いやヘナタトゥー(一時的に肌がそまる物質でタトゥーのように模様を手や足に描く、現地の女性にとってはかなり一般的)描きの人がいたり、これはほとんどが観光客向けの催し物のように見えるけど、あれだけ沢山いて賑わっていれば見ているのも楽しい。
そして町をまた歩くと、フナ広場からすぐのところは基本的にお土産屋だった。それでもその種類の多さに驚く。世界一周中でなく、荷物のことを気にしないでよかったのならばもっとしっかり色々物色しただろうな。
フェズより規模は大きいけれど道の幅はマラケシュのほうが広く、さすがにもう慣れて来たからか、あまり迷路って感じがしなかった。しかし時折見つける路地は素敵。
泊まっていたところへ帰る道は地元の人ばかりで、こっちのほうが面白かった。
モロッコの蒸し風呂ハマムで使うタオルも売られてた。
ある程度暗くなっても出歩ける事が嬉しかった。ヨーロッパは別として、中南米の旅中はなかなかないことだった。
そして夜のフナ広場へ。
遠くからでもすぐに色々な屋台から煙があがっているのがわかり、異様な雰囲気。淡い灯りのほうへ自然と足が動く。
屋台がずらっと並んでいて、それぞれに番号がついている。屋台が並ぶところまで到着するには数々の客引きをスルーしていかなくてはいけない。日本の居酒屋のキャッチのようだ。時に日本語で声をかけられたりする、一番おもしろかったのは「こんばんは、ふくやままさはるです」と言われた事。
安くておいしい。色んな屋台を食べ歩いた。1人だと量も考えて色々食べられないのだけど、サハラ砂漠の旅を一緒にした子達とともに、久々に色んな種類のご飯を一気に食べられた気がする。これはマラケシュ名物のタンジーヤ(羊肉の煮込み)。
あとはエスカルゴの屋台も多い。通りがけに味見させられたけどあんまり好きな味じゃなかったからいかなかった。
とにかくこのフナ広場の賑わいはすごい。マラケシュはそれまで見てきたモロッコの町とは全然違ったけど、これはこれで楽しく、やっぱりこういうところは友達ときたいなと思うのだった。
モロッコの最後はサハラ砂漠へ。
マラケシュ滞在:2012年7月13〜15日、18〜19日
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