■食べ物
中国で食べた美味しかったものまとめ
基本的に中華料理はめちゃくちゃまずいものって当たらない。料理名がわからなくても、野菜を表す漢字はわかるし、炒める、煮る、焼くの漢字もわかるから、メニューから予想して適当に注文しても大丈夫。中華は基本的に一人で食べる料理じゃないから、量としてはだいたい2人前、物によってはそれ以上あると考えてもらえると。
地方によって食べられる料理も違うので、行った場所ごとに紹介。
・多依樹(Dou Yi Shu)
Yuanyang K2 International Youth Hostel や普高老寨民俗村の近くにある飲食店で食べた筍の炒め物。まずメニューがなくて素材を見て「これをこう調理してくれ」と言って注文する。Google翻訳でおすすめを聞いたら、筍を教えられたから、それを料理してくれた。これが本当に美味しくて、細切りじゃなくて、食べ応えのあるいい筍の味。ちょい辛で脂っこすぎずで、これが本当にまた食べたい。お米は古代米みたいなものをずっと炊いていて、みんなそれを食べていた。
店の名前はわからないけど、店の外見写真。炒め物が25元(約400円 ※1元=16円)でご飯はおひつで出てくるんだけど5元(約80円)。
・麗江(Lijiang)
米線という雲南省独特の麺を使った料理。お店によって米線とだけ書いてあったり、例えば海鮮米線とか、いろんな米線がある。これは写真を見て頼んだからなんてやつか忘れたけど、土鍋に入ってきて、すっごいグツグツな状態で出てきた。上に乗ってるのは担々麺に乗ってる肉そぼろと似ていて、あとは高菜のような物が入っている。麺自体は細麺のうどんに近い。熱々で美味しかった。だいたいスタンダードなのは10元(約160円)で食べられる。
あと麗江はこのお店の餃子が美味しかった。餃子専門だから牛、豚、鳥、海老などそれぞれの水餃子、焼き餃子などあり。15元(約240円)〜具材によって値段違う。ママナシゲストハウスから麗江古城に向かう大通り沿い
・香格里拉(Shangri-la)
松茸が有名だけど店選びを失敗したので、食べるならある程度ちゃんと値段するとこのほうが美味しいのかな、と思ったりした。あとシャングリラはチベット料理でヤクを食べるというのだが、首が飾ってあるのをたくさん見たら、美味しいお肉に見えなくて食べてない。
シャングリラ独特の食べ物ではないけど、バックパッカーの中でよく中華の濃い味付けに飽きたら、気分転換にとよくおすすめされているトマトの卵炒め。珍しく英語表記で、しかも混んでる中華屋を見つけて入ったら正解。正直そこまで濃い目の味付けに飽きてなかったから感動はなかったけど、食べ物としてちゃんと美味しかった。
・上海(Shanghai)
上海のブログにも書いたけど、チェーン店だけど焼き小龍包かなり美味しかった。見つけたら食べてみて、という感じ。5つで20元(約320円)。小楊生煎館
上海といえば上海蟹。残念ながらシーズンは9月下旬からということで、行った時は美味しいのが食べられない。評判良かったお店て蟹の炊き込みごはんみたいなの食べたら美味しかった。ただし3.4人前の量があるから一人だときつい。154元(約2,464円)。
上海姥姥というお店で、日本の観光客も多かった。外灘の夜景ポイントから近く、すごく混んでいるが一人だと割とすぐ入れる。複数なら予約した方が良さそう。
蟹みそで味付けされ、蟹の身と豆腐の炒め物。蟹粉豆腐。ほんとは上海蟹の季節に食べたかったー。ご飯が何杯も食べられそうな味。もう少し熱い状態で出して欲しかったが、美味しかった。上に書いた上海姥姥で食べたかったのだが、季節じゃないので出していないとのことだったので残念。これも2人前はある。88元(約1,408円)。小南国という普通のレストランで、上海に何店舗かあるみたい。
これはウイグル料理だけど、ヤンローという羊肉の串焼き。香辛料がちょっと強めで羊の肉はそれも合わさって全然臭くない。ウイグル料理は唐辛子っぽさとそのほか色々な香辛料の味がして、中国で食べてきた料理とは全然違う感じ。耶里夏丽新疆餐厅(正大广场店)
・北京(Beijing)
北京の有名らしい餃子屋さん。アジア系以外の外国人も多く見かけた。いろんな中身の餃子があって、量的にたくさんは頼めなかったのが残念。写真ので一皿16元(約256円)〜。私は豚とキクラゲ、小エビと卵の組み合わせの餃子。めちゃくちゃうまかった。日本では食べたことがない組み合わせ。宝源餃子というお店。
北京のシュウマイの老舗のお店。混んでるけど割と回転早いのと、一人だと適当な席に相席させてもらえるのですぐ入れた。天安門に行くなら寄って欲しい。肉汁ジュワー系ではないけど、中身の味がうまい。皮がこんなにひらひらしてなくてもいい気はするが。日本で食べるシュウマイとはちょっと違う。他にも色々売ってて、全部美味しそうだった。写真のシュウマイは52元(約832円) 北京都一处烧麦馆(前门店)
北京に行ったらやっぱり食べてみたい北京ダック。まあでも高いのと、あれこそみんなで食べるものだから、一人で食べれる気がしない。というわけで探したのが一人でもいける北京ダック屋。ただしすごく並ぶ。一人でも15分くらいは待ってた、複数よりは早く入れたけど。このお店は北京ダックの有名店で、その本店の隣に一人でも安く気軽に食べられるお店も作ったそうな。写真のセットで128元(約2,048円)で、ダックを切るところもみれたりするので面白い。味はよくわかんない、北京ダックって美味しいのかな。
全聚徳 (前門店)
・番外編
小龍包がいろんな観光地や食べ物屋で売ってるけど、一口サイズの肉まんみたいなもんで、5個-10個くらい入っていてだいたい10元(約160円)以下で売ってる。朝ごはんに食べてる人も多く見かけた。小腹が空いた時にぴったり。
写真は広い画だけど。麻辣花生というコンビニとかに売ってるつまみ。これが実は一番美味しかったかもってくらい好き。唐辛子と山椒が入っていて、ピリ辛のピリが山椒だから刺激があってうまい。お酒が好きなら絶対好き。友達にお勧めされて買ったけど、本当にハマり、お土産にたくさん買っていった。小さいのはコンビニで7元(約112円)くらいだったはず。
■おもしろかったこと
中国でおもしろかったこと、ブログに書ききれなかったことなど
・シェアサイクルとQRコード決済の普及
上海についての記事(上海散歩)で書いたけど、都市部のシェアサイクルとQRコード決済の普及がものすごい。もはや当たり前のことになっている。シェアサイクルはその自転車がどこにあっても乗れるし、どこに乗り捨ててもいい。その代わりあちこちにあったり、ぐちゃぐちゃに置いてあったりする場所もあるらしく、問題にはなっているみたいだが。自転車を回収するという新しい仕事も生まれた。エコだし。中国が広いというのもあるからかもしれないが、いろんなものがぎゅうぎゅうに街に詰まっていないから、ちょっと歩くのが面倒な距離、というのが結構あった。
自分が小学生の時なんか、中国といえば自転車大国というイメージだったけど、都市化があっという間に進んで、気づけば排気の問題なども出てきていたが、また違う意味での自転車の国になったところも面白い。
QRコード決済は本当に便利だと思う。貨幣の信頼度が低い国(偽札が出回りやすいとか)では特に普及が早いのだとも思うが。日本は偽札なんて基本は疑わないから、割と現金主義なのかなとも思ったりした。今では日本のデパートや観光地では中国人向けにQRコード決済ができるようになっているし、本当に世界が変わってきたなと感じている。それとこれら全てスマートフォンを持っていないと使えないものだ。本当にほとんどの人が持つ時代にもあっという間になったんだな。旅を始めた2011年はまだまだ世界的には珍しい方だったのに。
・お腹を出したおじさんたちの謎
中国で本当によく見かけたのは、シャツを胸の下あたりまで捲り上げて、普通に歩いているおじさんたち。若者はそんな人いなかったけど、おじさんたちは暑いからなのか、お腹丸出しで歩いてる。純粋になぜ、という気持ちに。写真はさすがにない。
・行ったからこそ印象が変わった
正直日本で中国に対する印象を悪く持っている人は多い。嫌いという認識がなくても、中国といえば狂気と混乱の発生する国、パクリの国、マナーがない国、そういうイメージを持っている人が多いのではないかと思う。私もそれは思っていた。知らず知らずのうちに、見せられる情報がそういうものばかりだし、そういう部分もあるのも事実だとは思う。中国には反日感情もあって、それで暴動になったニュースも見たことがある。そして日本人はどこか自分たちより劣っている国であると、どこかでなんとなく思っている人も結構いるように思う。
行ってみて思ったのは、決して常にそういうことが起きている国ではないということ。人が多いからパニックになれば狂気や混乱は発生しやすい。でもそれは日本でも同じことだと思う。つい最近限定アイテムを買うためにとある店に行き、開店と同時にダッシュと商品の取り合いになっていたのを見て本当にそう思った。
パクリの国は確かにだ。問題がまだたくさんあると思う。しかし新しいものを生み始めている。今度はそれを日本が取り入れようとしている。元の技術はどこからか持ってきたかもしれないけど、それは全てがそうで、それを言い出すと進化は生まれなくなる。というのと、キャラクターなどのパクリものは中国以外のかなり多くの国で存在しているからとりわけパクリの国なのかという疑問もある(パクること自体は肯定しないけど)。
そしてマナーはないということはない。確かに日本と比べたら悪いと思う。でもほとんどの国が日本と比べたらマナーは悪い。というかそれが基準で生きているから、日本から見たら悪いかもしれないけど、別にどうってことはない。中国に限っていえば、基本的にちゃんと並んでチケットを買うし、無理矢理どうにかする場面を見てない。荷物が大きければ持ってくれる人がたくさんいたし、電車の席はかなりの確率で老人に譲られている、そういう面は全然知られていない。
その割にはそれが全てのような印象を持ちがちであるなと思う。
中国はとてつもなく広い、民族も多岐に渡るし、本来中国ではなかったところがルーツな人たちもいる。一括りにするには大陸内での文化も違いすぎると思う。
嫌いだと思っている人に、好きになれとは思わない。ただ思うのは、自分たちが自分から取りにいった情報ではなくて、与えられている情報だけで判断してほしくないということ。中国はみんなそうだから、中国人はみんなそうだから、という大きなくくりで何かを判断して欲しくないということ。何を持って劣っていると感じてしまうのか、それを自覚して改めて考えないと、いつまでも偏見を持ったまま見てしまう気がしている。
別にどう思っててもいいし、偏見持っててもいいんだけどね。なぜ中国に対してそうなのか、今となるととても不思議に思ったから。行ってみて少し知ったら、全然普通じゃんって思って、少しでもそれが共有できたらいいなと思った。
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中国で食べた美味しかったものまとめ
基本的に中華料理はめちゃくちゃまずいものって当たらない。料理名がわからなくても、野菜を表す漢字はわかるし、炒める、煮る、焼くの漢字もわかるから、メニューから予想して適当に注文しても大丈夫。中華は基本的に一人で食べる料理じゃないから、量としてはだいたい2人前、物によってはそれ以上あると考えてもらえると。
地方によって食べられる料理も違うので、行った場所ごとに紹介。
・多依樹(Dou Yi Shu)
Yuanyang K2 International Youth Hostel や普高老寨民俗村の近くにある飲食店で食べた筍の炒め物。まずメニューがなくて素材を見て「これをこう調理してくれ」と言って注文する。Google翻訳でおすすめを聞いたら、筍を教えられたから、それを料理してくれた。これが本当に美味しくて、細切りじゃなくて、食べ応えのあるいい筍の味。ちょい辛で脂っこすぎずで、これが本当にまた食べたい。お米は古代米みたいなものをずっと炊いていて、みんなそれを食べていた。
店の名前はわからないけど、店の外見写真。炒め物が25元(約400円 ※1元=16円)でご飯はおひつで出てくるんだけど5元(約80円)。
・麗江(Lijiang)
米線という雲南省独特の麺を使った料理。お店によって米線とだけ書いてあったり、例えば海鮮米線とか、いろんな米線がある。これは写真を見て頼んだからなんてやつか忘れたけど、土鍋に入ってきて、すっごいグツグツな状態で出てきた。上に乗ってるのは担々麺に乗ってる肉そぼろと似ていて、あとは高菜のような物が入っている。麺自体は細麺のうどんに近い。熱々で美味しかった。だいたいスタンダードなのは10元(約160円)で食べられる。
あと麗江はこのお店の餃子が美味しかった。餃子専門だから牛、豚、鳥、海老などそれぞれの水餃子、焼き餃子などあり。15元(約240円)〜具材によって値段違う。ママナシゲストハウスから麗江古城に向かう大通り沿い
・香格里拉(Shangri-la)
松茸が有名だけど店選びを失敗したので、食べるならある程度ちゃんと値段するとこのほうが美味しいのかな、と思ったりした。あとシャングリラはチベット料理でヤクを食べるというのだが、首が飾ってあるのをたくさん見たら、美味しいお肉に見えなくて食べてない。
シャングリラ独特の食べ物ではないけど、バックパッカーの中でよく中華の濃い味付けに飽きたら、気分転換にとよくおすすめされているトマトの卵炒め。珍しく英語表記で、しかも混んでる中華屋を見つけて入ったら正解。正直そこまで濃い目の味付けに飽きてなかったから感動はなかったけど、食べ物としてちゃんと美味しかった。
・上海(Shanghai)
上海のブログにも書いたけど、チェーン店だけど焼き小龍包かなり美味しかった。見つけたら食べてみて、という感じ。5つで20元(約320円)。小楊生煎館
上海といえば上海蟹。残念ながらシーズンは9月下旬からということで、行った時は美味しいのが食べられない。評判良かったお店て蟹の炊き込みごはんみたいなの食べたら美味しかった。ただし3.4人前の量があるから一人だときつい。154元(約2,464円)。
上海姥姥というお店で、日本の観光客も多かった。外灘の夜景ポイントから近く、すごく混んでいるが一人だと割とすぐ入れる。複数なら予約した方が良さそう。
蟹みそで味付けされ、蟹の身と豆腐の炒め物。蟹粉豆腐。ほんとは上海蟹の季節に食べたかったー。ご飯が何杯も食べられそうな味。もう少し熱い状態で出して欲しかったが、美味しかった。上に書いた上海姥姥で食べたかったのだが、季節じゃないので出していないとのことだったので残念。これも2人前はある。88元(約1,408円)。小南国という普通のレストランで、上海に何店舗かあるみたい。
これはウイグル料理だけど、ヤンローという羊肉の串焼き。香辛料がちょっと強めで羊の肉はそれも合わさって全然臭くない。ウイグル料理は唐辛子っぽさとそのほか色々な香辛料の味がして、中国で食べてきた料理とは全然違う感じ。耶里夏丽新疆餐厅(正大广场店)
・北京(Beijing)
北京の有名らしい餃子屋さん。アジア系以外の外国人も多く見かけた。いろんな中身の餃子があって、量的にたくさんは頼めなかったのが残念。写真ので一皿16元(約256円)〜。私は豚とキクラゲ、小エビと卵の組み合わせの餃子。めちゃくちゃうまかった。日本では食べたことがない組み合わせ。宝源餃子というお店。
北京のシュウマイの老舗のお店。混んでるけど割と回転早いのと、一人だと適当な席に相席させてもらえるのですぐ入れた。天安門に行くなら寄って欲しい。肉汁ジュワー系ではないけど、中身の味がうまい。皮がこんなにひらひらしてなくてもいい気はするが。日本で食べるシュウマイとはちょっと違う。他にも色々売ってて、全部美味しそうだった。写真のシュウマイは52元(約832円) 北京都一处烧麦馆(前门店)
北京に行ったらやっぱり食べてみたい北京ダック。まあでも高いのと、あれこそみんなで食べるものだから、一人で食べれる気がしない。というわけで探したのが一人でもいける北京ダック屋。ただしすごく並ぶ。一人でも15分くらいは待ってた、複数よりは早く入れたけど。このお店は北京ダックの有名店で、その本店の隣に一人でも安く気軽に食べられるお店も作ったそうな。写真のセットで128元(約2,048円)で、ダックを切るところもみれたりするので面白い。味はよくわかんない、北京ダックって美味しいのかな。
全聚徳 (前門店)
・番外編
小龍包がいろんな観光地や食べ物屋で売ってるけど、一口サイズの肉まんみたいなもんで、5個-10個くらい入っていてだいたい10元(約160円)以下で売ってる。朝ごはんに食べてる人も多く見かけた。小腹が空いた時にぴったり。
写真は広い画だけど。麻辣花生というコンビニとかに売ってるつまみ。これが実は一番美味しかったかもってくらい好き。唐辛子と山椒が入っていて、ピリ辛のピリが山椒だから刺激があってうまい。お酒が好きなら絶対好き。友達にお勧めされて買ったけど、本当にハマり、お土産にたくさん買っていった。小さいのはコンビニで7元(約112円)くらいだったはず。
■おもしろかったこと
中国でおもしろかったこと、ブログに書ききれなかったことなど
・シェアサイクルとQRコード決済の普及
上海についての記事(上海散歩)で書いたけど、都市部のシェアサイクルとQRコード決済の普及がものすごい。もはや当たり前のことになっている。シェアサイクルはその自転車がどこにあっても乗れるし、どこに乗り捨ててもいい。その代わりあちこちにあったり、ぐちゃぐちゃに置いてあったりする場所もあるらしく、問題にはなっているみたいだが。自転車を回収するという新しい仕事も生まれた。エコだし。中国が広いというのもあるからかもしれないが、いろんなものがぎゅうぎゅうに街に詰まっていないから、ちょっと歩くのが面倒な距離、というのが結構あった。
自分が小学生の時なんか、中国といえば自転車大国というイメージだったけど、都市化があっという間に進んで、気づけば排気の問題なども出てきていたが、また違う意味での自転車の国になったところも面白い。
QRコード決済は本当に便利だと思う。貨幣の信頼度が低い国(偽札が出回りやすいとか)では特に普及が早いのだとも思うが。日本は偽札なんて基本は疑わないから、割と現金主義なのかなとも思ったりした。今では日本のデパートや観光地では中国人向けにQRコード決済ができるようになっているし、本当に世界が変わってきたなと感じている。それとこれら全てスマートフォンを持っていないと使えないものだ。本当にほとんどの人が持つ時代にもあっという間になったんだな。旅を始めた2011年はまだまだ世界的には珍しい方だったのに。
・お腹を出したおじさんたちの謎
中国で本当によく見かけたのは、シャツを胸の下あたりまで捲り上げて、普通に歩いているおじさんたち。若者はそんな人いなかったけど、おじさんたちは暑いからなのか、お腹丸出しで歩いてる。純粋になぜ、という気持ちに。写真はさすがにない。
・行ったからこそ印象が変わった
正直日本で中国に対する印象を悪く持っている人は多い。嫌いという認識がなくても、中国といえば狂気と混乱の発生する国、パクリの国、マナーがない国、そういうイメージを持っている人が多いのではないかと思う。私もそれは思っていた。知らず知らずのうちに、見せられる情報がそういうものばかりだし、そういう部分もあるのも事実だとは思う。中国には反日感情もあって、それで暴動になったニュースも見たことがある。そして日本人はどこか自分たちより劣っている国であると、どこかでなんとなく思っている人も結構いるように思う。
行ってみて思ったのは、決して常にそういうことが起きている国ではないということ。人が多いからパニックになれば狂気や混乱は発生しやすい。でもそれは日本でも同じことだと思う。つい最近限定アイテムを買うためにとある店に行き、開店と同時にダッシュと商品の取り合いになっていたのを見て本当にそう思った。
パクリの国は確かにだ。問題がまだたくさんあると思う。しかし新しいものを生み始めている。今度はそれを日本が取り入れようとしている。元の技術はどこからか持ってきたかもしれないけど、それは全てがそうで、それを言い出すと進化は生まれなくなる。というのと、キャラクターなどのパクリものは中国以外のかなり多くの国で存在しているからとりわけパクリの国なのかという疑問もある(パクること自体は肯定しないけど)。
そしてマナーはないということはない。確かに日本と比べたら悪いと思う。でもほとんどの国が日本と比べたらマナーは悪い。というかそれが基準で生きているから、日本から見たら悪いかもしれないけど、別にどうってことはない。中国に限っていえば、基本的にちゃんと並んでチケットを買うし、無理矢理どうにかする場面を見てない。荷物が大きければ持ってくれる人がたくさんいたし、電車の席はかなりの確率で老人に譲られている、そういう面は全然知られていない。
その割にはそれが全てのような印象を持ちがちであるなと思う。
中国はとてつもなく広い、民族も多岐に渡るし、本来中国ではなかったところがルーツな人たちもいる。一括りにするには大陸内での文化も違いすぎると思う。
嫌いだと思っている人に、好きになれとは思わない。ただ思うのは、自分たちが自分から取りにいった情報ではなくて、与えられている情報だけで判断してほしくないということ。中国はみんなそうだから、中国人はみんなそうだから、という大きなくくりで何かを判断して欲しくないということ。何を持って劣っていると感じてしまうのか、それを自覚して改めて考えないと、いつまでも偏見を持ったまま見てしまう気がしている。
別にどう思っててもいいし、偏見持っててもいいんだけどね。なぜ中国に対してそうなのか、今となるととても不思議に思ったから。行ってみて少し知ったら、全然普通じゃんって思って、少しでもそれが共有できたらいいなと思った。
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