北京(Beijing)をふらふらと。
色々みて思ったけど、やっぱり中国って広いんだなって。田舎は別として、都市部でも道路やいろんなスペースに余裕がある感じがした。
帰国を翌日に控えて、最後の中国で丸一日の時間がある日。行きたかった天壇公園へ行く。地下鉄で天壇東門駅まで。
まず公園に入るための入場券を入り口で購入する。15元(約240円 ※1元=16円)。施設内にある建物を見るならば34元(約544円)のセットチケットをここで買わないと、公園内では1元高い別チケットを買うことになる。
本当に広い公園で、東京ドーム58個分の広さがあるという。
壇というのは祈りを捧げる場所のことで、北京には9つあるそうだ。ここには天に祈りを捧げる場所がある。天というのは万物を支配する最高権威だという考え方から、天壇はかなり重要な場所とされていたそうだ。
一番見たかったのは祈年殿という建物で、釘を1本も使わずに作られたという。建物の柱は1年、四季、星座を表す本数があるという。
公園のチケットしか購入していなかった私は、祈年殿に入るためには別チケットを購入しなくてはいけない。他の回音壁、圜丘壇という建物とセットチケットで20元(約320円)。
近づくと結構な迫力。
中には入れないが、覗くことはできた。本当に釘を使っていないのかなと思うくらい。
祈年殿を出て、すごく長い橋を通り、せっかくだからチケットがあるの別の建物へ。
この写真の遠近感だけでも公園がすごく広いことが分かると思う。
続いて回音壁。見た目は小さめの祈年殿という感じ。この建物はそういう名前じゃないみたい。
この建物の周りを囲っている壁が、回音壁と呼ばれている。壁が建物を囲って半円担っていて、壁のはじで話すと、反対側のはじ(つまり真反対側)でその声が聞こえるという壁らしい。たくさんの人が試してたけど、みんなで試すから実証できないっていう。
天井すごかった。
続いて圜丘壇というものを見に行った。天と交信するために作られた場所だそうだ。
円形に段々と高くなっていている。中心に丸い石が置いてあって、天心石と呼ばれ、天の声が聞こえる場所とされている。今ではパワースポットらしい。
中国の観光客が行列を作って天心石に順番に乗っていたので、私も少し乗りたかったんだけど、結構な人が待っていたので諦めた。
実際はここで声を出すと建物の構造上こだまして返ってくるから天の声が聞こえるとされたみたいだけど。この天壇公園には全体的に宗教的に良しとされる数字を元に柱や階段の数を決めていたり、音の反響を利用した仕組みがいくつもあって、調べてみるととても興味深い場所だ。
公園自体は憩いの場という感じがした。
一つ気になったのは、おじさんやおばさんが紙に「○○年生まれ、男」とか書いた紙を置いて集まっている場所があって、その他に漢字から推測するにその誰かのプロフィールのように思えた。でも大体が1980年代や90年代生まれと書いてあって、紙の持ち主とは年齢が合わない。お見合いかな?と思ってあとで調べて見たら、本当に親が子供の代わりに、そこで子供の婚活をしているそうだ。中国がすごくIT面で進んできているのに対して、これはアナログすぎて驚いた。
あとは天安門だけは見ようと思って、前門駅まで移動。天安門に一番近いのはその駅ではないのだが、前門近くには行きたい老舗のシュウマイ屋があったから、そこに寄ってから歩いて行った。食べ物についてはまた別記事にまとめます。
前門の天安門の逆側にはそのシュウマイ店もあるし、北京ダックの有名店、あとはお土産屋が多いけど、スタバやなんやら世界的に知られている店が多く出店されていて、すごくきれいに整備されていた。
中に路面電車が走るくらい、こういうところもいちいちとにかく広い。
前門から天安門は正直ちょっと遠かった。門のかなり手前で荷物チェックがあったり、結構厳重なチェックがある。荷物チェックを抜けたところから門まであんなに距離がある。
遮るものが何もないからかなり暑かった。売店もあるが結構高いし。色々なデモが起きたところだし、もっと厳しい雰囲気かと思っていたけど、雰囲気は緩く感じる。警備している人こそ厳しそうだが、見にきている人に対する目線があまり厳しくないというか。ほぼ観光客だったし、そういうシーズンだからかもしれないが。
真ん前まで来ると毛沢東の肖像画が。そう思っていたら天安門の前にあった噴水で急に噴水ショーみたいなのが始まり、え、そういう場所なの、と思う。
やはり北京は上海に比べると都会感がない。土地は広いし、高層ビルもある。もちろんシェアサイクルやQRコード決済など当たり前に使われているが、なぜだろう、街のデザインから得る雰囲気なのかもしれないが、人は多いけど上海のような街の活気がない感じがした。
天安門を抜けて、大きなデパートが並ぶエリアに行ってみた時もそれを感じた。それこそ上海みたいにブランド店が並んでいるんだけどおしゃれさがないという感じ、人も含めて。
でも北京の方が、中国に住む人たちの日常的な空気は感じられる気はした。上海は新しく作られすぎているのと、中国人ではない人も多い感じしたけど、北京は中国っぽいな〜という言葉にし難いけど理解してもらえそうなこの感覚が感じられる気がした。
中国滞在は帰国日を含めてちょうど15日間。
いい意味で来る前に抱いていた印象を裏切られたとても良い体験ができたと思った。まだまだ見てみたいところはあるから、また来てみたい。
北京滞在:2017年7月28日〜31日
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色々みて思ったけど、やっぱり中国って広いんだなって。田舎は別として、都市部でも道路やいろんなスペースに余裕がある感じがした。
帰国を翌日に控えて、最後の中国で丸一日の時間がある日。行きたかった天壇公園へ行く。地下鉄で天壇東門駅まで。
まず公園に入るための入場券を入り口で購入する。15元(約240円 ※1元=16円)。施設内にある建物を見るならば34元(約544円)のセットチケットをここで買わないと、公園内では1元高い別チケットを買うことになる。
本当に広い公園で、東京ドーム58個分の広さがあるという。
壇というのは祈りを捧げる場所のことで、北京には9つあるそうだ。ここには天に祈りを捧げる場所がある。天というのは万物を支配する最高権威だという考え方から、天壇はかなり重要な場所とされていたそうだ。
一番見たかったのは祈年殿という建物で、釘を1本も使わずに作られたという。建物の柱は1年、四季、星座を表す本数があるという。
公園のチケットしか購入していなかった私は、祈年殿に入るためには別チケットを購入しなくてはいけない。他の回音壁、圜丘壇という建物とセットチケットで20元(約320円)。
近づくと結構な迫力。
中には入れないが、覗くことはできた。本当に釘を使っていないのかなと思うくらい。
祈年殿を出て、すごく長い橋を通り、せっかくだからチケットがあるの別の建物へ。
この写真の遠近感だけでも公園がすごく広いことが分かると思う。
続いて回音壁。見た目は小さめの祈年殿という感じ。この建物はそういう名前じゃないみたい。
この建物の周りを囲っている壁が、回音壁と呼ばれている。壁が建物を囲って半円担っていて、壁のはじで話すと、反対側のはじ(つまり真反対側)でその声が聞こえるという壁らしい。たくさんの人が試してたけど、みんなで試すから実証できないっていう。
天井すごかった。
続いて圜丘壇というものを見に行った。天と交信するために作られた場所だそうだ。
円形に段々と高くなっていている。中心に丸い石が置いてあって、天心石と呼ばれ、天の声が聞こえる場所とされている。今ではパワースポットらしい。
中国の観光客が行列を作って天心石に順番に乗っていたので、私も少し乗りたかったんだけど、結構な人が待っていたので諦めた。
実際はここで声を出すと建物の構造上こだまして返ってくるから天の声が聞こえるとされたみたいだけど。この天壇公園には全体的に宗教的に良しとされる数字を元に柱や階段の数を決めていたり、音の反響を利用した仕組みがいくつもあって、調べてみるととても興味深い場所だ。
公園自体は憩いの場という感じがした。
一つ気になったのは、おじさんやおばさんが紙に「○○年生まれ、男」とか書いた紙を置いて集まっている場所があって、その他に漢字から推測するにその誰かのプロフィールのように思えた。でも大体が1980年代や90年代生まれと書いてあって、紙の持ち主とは年齢が合わない。お見合いかな?と思ってあとで調べて見たら、本当に親が子供の代わりに、そこで子供の婚活をしているそうだ。中国がすごくIT面で進んできているのに対して、これはアナログすぎて驚いた。
あとは天安門だけは見ようと思って、前門駅まで移動。天安門に一番近いのはその駅ではないのだが、前門近くには行きたい老舗のシュウマイ屋があったから、そこに寄ってから歩いて行った。食べ物についてはまた別記事にまとめます。
前門の天安門の逆側にはそのシュウマイ店もあるし、北京ダックの有名店、あとはお土産屋が多いけど、スタバやなんやら世界的に知られている店が多く出店されていて、すごくきれいに整備されていた。
中に路面電車が走るくらい、こういうところもいちいちとにかく広い。
前門から天安門は正直ちょっと遠かった。門のかなり手前で荷物チェックがあったり、結構厳重なチェックがある。荷物チェックを抜けたところから門まであんなに距離がある。
遮るものが何もないからかなり暑かった。売店もあるが結構高いし。色々なデモが起きたところだし、もっと厳しい雰囲気かと思っていたけど、雰囲気は緩く感じる。警備している人こそ厳しそうだが、見にきている人に対する目線があまり厳しくないというか。ほぼ観光客だったし、そういうシーズンだからかもしれないが。
真ん前まで来ると毛沢東の肖像画が。そう思っていたら天安門の前にあった噴水で急に噴水ショーみたいなのが始まり、え、そういう場所なの、と思う。
やはり北京は上海に比べると都会感がない。土地は広いし、高層ビルもある。もちろんシェアサイクルやQRコード決済など当たり前に使われているが、なぜだろう、街のデザインから得る雰囲気なのかもしれないが、人は多いけど上海のような街の活気がない感じがした。
天安門を抜けて、大きなデパートが並ぶエリアに行ってみた時もそれを感じた。それこそ上海みたいにブランド店が並んでいるんだけどおしゃれさがないという感じ、人も含めて。
でも北京の方が、中国に住む人たちの日常的な空気は感じられる気はした。上海は新しく作られすぎているのと、中国人ではない人も多い感じしたけど、北京は中国っぽいな〜という言葉にし難いけど理解してもらえそうなこの感覚が感じられる気がした。
中国滞在は帰国日を含めてちょうど15日間。
いい意味で来る前に抱いていた印象を裏切られたとても良い体験ができたと思った。まだまだ見てみたいところはあるから、また来てみたい。
北京滞在:2017年7月28日〜31日
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