2018-04-06

玉龍雪山と九寨溝みたいな湖

夜行列車に乗って昆明(Kunming)から麗江(Lijiang)まで。定刻通り朝の6:05に到着した。案外ぐっすり寝ていて、やはり少し良いクラスにしておいて良かったと思った。
電車を出ると、同室だった3人がバイバーイって手を振ってくれる。

麗江の駅もなかなか立派。

麗江の駅から街中までは少し離れているため、駅前にあるバスに乗って街中へ。バスの始発は7時だったから少し待つ。夜行でやって来た人であふれていたから治安は特に問題なさそう。麗江が中国人にとっても観光地だから、観光客っぽい人が多かった。

麗江で有名な安宿ママナシゲストハウス(Mama Naxi Guesthouse)に予約済みだった。ここはスタッフ英語可で、一番の売りは麗江を中心に栄えているナシ族の家庭料理が食べられるということ。いい宿だったから、麗江に行くならおすすめ。
ママナシゲストハウスには、18路のバスに乗り「大研中学」で降りる。始発はかなり混んでいるが乗れることは乗れたし、大研中学で降りる人も結構いた。バスは1元(約16円)

ママナシゲストハウスはmaps.meの場所が違っていて、正確にはこの赤いピンの所。

maps.me上の間違っているママナシゲストハウスの手前に右に曲がる短い道に、麗景湾という大きめのゲートがあって、そこを中に入って、あとは地図通り。

始発で来ているから当然まだ部屋には入れない。宿の人が玉龍雪山に行く予定があるなら、今日行く人がいるから一緒に行ったら車代が安くなるよと言う。あんまり疲れていなかったから一緒に行くことにした。玉龍雪山は世界遺産の国立公園で標高は5500mくらいの雪山で4500m地点くらいまではロープウェイで行けるというので行ってみたかったのだ。ただし、すでに4500mまで行くロープウェイのチケットは売り切れていると思う、と言われ、それ以外のおすすめを教えてもらった。

車は1台200元(約3,200円)で玉龍雪山の送迎と帰りに白沙という町に寄って帰ってくるというもの、もう少し時間が残れば好きにアレンジできるみたいな感じだった。3人で行ったので一人65元(約1040円)くらい。

出発してすぐに車が緩いカーブで減速していたところに、後ろから軽く別の車から突っ込まれた。衝撃はほぼなかったけど、事故だ。でも運転手同士で軽く話してすぐ走り去った、謎。車へこんでたけど、いいのかい。

山に行く前に防寒着と酸素ボンベをレンタルする場所に連れて行かれたが、おそらく山頂近くに行けないので断った。
そこからチケット売り場。チケット売り場は山の入り口からはかなり遠く、車で行く前に立ち寄る感じ。
ロープウェイのチケットは案の定4500m付近に行くのは売り切れていた。これを買うには団体旅行でそれが保証されているツアーに行くか、オープンと同時くらいに行かないと買えないらしい。仕方がないので、玉龍雪山が見える、雲杉坪に登ることにした。ロープウェイは55元(880円)と環境保全料みたいなのが20元(約320円)。

そこからさらに車に乗って、入り口に移動し、山への入場料を車内で支払う。130元(約2080円)。
そこから駐車して、ロープウェイ乗るためのシャトルバスに乗るため、謎の建物へ。敷地がとにかく広くて結構歩く。

シャトルバスに乗ってやっと雲杉坪のロープウェイ口に。ちなみにここで2900mくらいあって結構寒かった。天気が悪くて景色はいまいち。

ほんとはロープウェイに乗ってる時に雪山が見えるんだけど、これも雲が厚くてダメだった。

雲杉坪は天気が良かったら最高だろうな、と思った。トレッキング道が整備されていて、でも森がちゃんと残っている。動物も放たれていて、程よく売店もあるし。標高は3200mくらいだから、高山病にもおそらくならないであろう高さ。


羊がたくさんいて癒された。

山はなんとなくトレッキングしたって感じで終わってしまった。あんまり面白くなかったので、山を降りて、近くに湖があるというから歩いて行ってみた。上から見てびっくり、青い!こんなところがあるとは知らず。

この青はどこから来てるんだろう。晴れてる日の写真見たらもう少し透き通っていて綺麗だった。九寨溝と同じように水中の石灰分の影響なのかな。

ここは藍月谷と呼ばれるところで4つの湖が並んでいる。雲杉坪に一番近いのは玉液湖と書いてあった。この棚田は人工物だそうだ。

民族衣装をレンタルして写真を撮ったり、ヤクに乗ったり、結構楽しそうだった。

薄っすらとした青の方がきれいに感じる。

湖はなかなか楽しかった。山を後にして白沙という村へ。
白沙は今は小さな村だけど、麗江が栄えるきっかけになった村と言われていて、政治や交易の中心だったそうな。白沙の壁画と言われる宗教壁画があり(見なかったけど)、それも結構有名。

山を降りるとかなり良い天気に。なんと白沙見学に残された時間は10分・・・ドライバーとの意思の疎通があまりうまくいかずに、ゆっくり見たかったけどかなり早足で見て終わってしまった。

昔ながらの街並みを再現した、という感じ。若干映画村感があり、おみやげ屋だらけだったが、野菜を売る女性たちは完全に地元の人向けに商売しているように見えた。


しかし10分では足りなかったな。麗江の町は似たように昔ながらの街並みを再現しているけど、もっと観光地っぽくしていて人もかなり多い。白沙は人が少ない分ゆっくり見れる感じがした。

夜は宿の売りであるナシ族のスタッフが作る料理を死ぬほど食べた。25元(約400円)で際限なく料理が出される。中国に入って嬉しかったのは、お米が食べられること。お米に味の濃いおかず最高。写真はないけど、卵、野菜、豚肉を使った料理が多くて、辛めの香辛料が効いててとっても美味しかった。ナシ族の料理と、自分がよく食べる中華の違いはよくわからずだったけど、とにかくたくさん食べなさい、って言ってくれた。
山に登って良かった。美味しいご飯は、動かした体のためにあるなと思う。
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