2018-04-18

中国高速鉄道で北京へ

上海(Shanghai)から北京(Beijing)まで中国の新幹線(高鉄)で移動。
北京を最終地点にしたのは、特に理由はなくて、旅に出る前から一旦夏には日本に帰ってくることを決めていたことと、中国に行くことは決めていたので、日本に直行便で帰って来れそうなところ、というだけだった。
あとはマイレージで帰れるかどうかで空いている席を探したところ北京となった。

もともと電車の旅が好きだから、上海に行くことを決めた時点で、新幹線で北京まで行こうと決めていた。
いつものtrip.comでチケットは購入。
席のクラスは二等席、一等席、ビジネスクラスがあり、今回は一等席にした。日本で言うところのグリーン車。933元(約14,928円 ※1元=16元)にtrip.comの手数料が69元(約1,104円)。

上海虹橋駅は本当に広い。まず待合スペースに入るのに荷物チェックがあり、1階はベンチが並び、各ホームへの入口がある。あとはチケットの購入・引き換え窓口。
2階は食べ物屋が並び、軽く食べられるファーストフード系。
上海虹橋駅のフードコート
こういうラインナップ。

時間があったからお昼を食べながら2階から1階を見たが、広さがよくわかる。人間が小さすぎる。
虹橋駅の待合スペース
ちなみにこの建物は地下もあり、そこは荷物チェック前から入れるが、同じく食べ物屋が並ぶ。コンビニもあるから食べ物屋飲み物を調達するには困らない。

行き先によって改札が決まっていて、北京の高鉄の駅である北京南駅行きは全て同じ改札から、電車が出ているみたいだった。電光掲示板で改札の番号が表示されるから分かると思う。
虹橋駅の北京行き改札

出発の30分前くらいから改札前に人が並び始める、座席は二等車も含めて全席指定だからそんなに早く並ぶ必要もないとは思うのだが。
そして15分前に改札が開く。チケットのQRコードをスキャンして通過。

ホームは意外と殺風景。
虹橋駅ホーム

新幹線の顔はこんな感じ。
中国の高鉄の復興号
この車両は復興号と命名され、2017年6月から稼働している知的財産権も含めて純中国産という珍しい新型車両。最高時速は400kmというからかなりすごい。日本の新幹線は今のところ320km。

中国の新幹線はもともと全席禁煙だったのに、無視して吸う人がたくさんいたので、吸った場合は永久に新幹線に乗れなくなるなど、かなり厳罰化してやめさせたらしい。
ホームでは出発前最後のタバコを吸っている人がちらほらいた。

一等車の車両は本当にきれいで驚いた。
高鉄の一等車の中
まぁ日本でグリーン車乗ったことないから比べようがないけど、席と席の間が離れていて、後ろに椅子を倒しても邪魔にならないくらい。

北京までは1,318kmで約5時間。東京から函館まで新幹線だと4時間だから、それより少し長い時間だ。一等車は水とちょっとしたお菓子を配られて、のんびりしながら、案外あっという間に北京についた。景色はずっと田舎な感じだった。揺れも意外となかったので、悪くないなと思う。何より距離にしては値段が安い。二等車だと約半額だから1万円以下だし。

北京に着くとホームは上海より狭くて古い感じがした。タバコ組が一気に灰皿に押しかけたので面白かった。
北京南駅のホーム

北京南駅は天井が低いからか、なんか東京駅とか新宿駅の雑多とした感じに似ていた。
北京南駅の様子

北京の地下鉄は1日券というのがなくて、乗る1回ごとに買うかICカードにチャージして使うかだ。このICカードがあると路線バスはかなりの割引になる。万里の長城へは路線バスで通常の半額で行けるため、ツアーではなく自力で万里の長城に行こうと思っている人はICカードを持つことがおすすめ。

北京南駅は地下鉄の駅と繋がっているため、改札をでて少し見渡せば、チケット売り場があるのが分かる。結構混み合っている。チケットマシンではICカードは手に入れられないので、窓口に並び、「一卡通」と書いて見せればすぐ発行してもらえる。窓口の近くにも一卡通」を売っている特別ブースみたいなところがあったが、それは限定版のもので結構高かった。

デポジットが20元(約320円)かかるので、それにプラスしてチャージしたいお金を渡せば手続きしてくれる。
帰国時には空港の駅でデポジットとチャージした残金を返してもらえるから、適当な額を入れておいても損をすることはないと思う。空港を利用しない場合は、料金によって特定の駅で返金が可能だということだ。

ついた日はもう暗くなりかけていたから、そのままホテルにチェックインして特にどこにも行かなかった。上海の町の中心が都会的だったのに比べると、北京はちょっと庶民的というか、少しだけそんな気がした。

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