2018-04-28

2017年の夏の記憶 多良間島

沖縄離島の中でもあまり聞いたことがなかった多良間島。
誰かの旅行記で読んで、何もなくてのんびりできるところと思って、必ずいつか行こうと思っていたのだが、ついに実現した。
今でも思い出しても、この島は本当に良かったなと思う。

多良間島は人口1,000人ちょっと。宮古島と石垣島の間にある小さな島で、いわゆる観光地化したところではない。
宮古島から飛行機で行くか、フェリーで行くかでしか行けない場所だ。私は宮古島の前半は一人で過ごし、そこからフェリーで行き、多良間島でパートナーと待ち合わせだった。多良間島で待ち合わせなんていいなと思って。

飛行機はRAC(http://www.churashima.net/rac/)から1日2便しか飛んでいない。フェリー(http://www.taramakaiun.com/)は宮古島の平良港から1日1往復で日曜日は休航。海が荒れている時はフェリーが出ないので時間に余裕がある場合には、フェリーのほうが安いからおすすめ。
多良間島行きのフェリー

フェリーの中はこれを足にしている現地の人しかいなかった。
フェリーたらまゆうの中

のんびりと2時間の船旅。運が良ければイルカの群が見れるらしい。フェリーには島の情報が載ったパンフレットや地図があり、それを読みながら過ごす。宮古島と伊良部島をつなぐ橋の下を通る。
伊良部大橋

多良間に到着すると、フェリーの時間に合わせて島内を走るバスが待っている。
多良間には宿泊も村営の施設か、民宿しかなく数も少ない。だからこのバスが停まるところの範囲で全てがすんでしまう。
見たところ私しか旅行者がいない、そんな感覚になり、日本なんだけど、全く知らないところに来たわくわく感があった。

村営の民宿である夢パティオたらまはすごくきれいで、朝夕の2食付き。多良間島には居酒屋が一軒あるだけで、そこも不定期に休みがある。夜ご飯を食べられるご飯屋さんは他に多分ない。他のだいたいの民宿も2食付きみたいだったけど、ここは大きいお風呂もあるし、ここに泊まってよかった。
夢パティオたらま

近くを少し散策してみるが、人や車の音がしない分、いつもなら聞こえてこない音が聞こえてくる感じがした。太陽が照っている音は聞こえないはずなのに、それが直に分かるような気持ちになるし、風が吹いたらそれが嫌なものすべてを持っていってくれるような気持ちの良さを感じる。何にも悪意を感じない場所、こういうところはあまりない。
多良間の街並み

翌日自転車を借りて島を一周。島は周遊しても15kmくらいだから一日あれば、いろんなところを回りながら一周できる。自転車は大徳商事さんというところで貸してもらった。夢パティオの人が電話してくれて、「今から借りにいきますから」って。それで行ったら、いないっていう。
再度電話すると、「買い物からもう直ぐ帰るから」って。あー面白い。そのくらいゆっくり過ごしたかったから、良かった。
「自転車も盗る人いないと思うけど、一応鍵ついてるから。返却は鍵ついたままでいいから、ここに停めて帰っていいからね」って。全てがゆるい。

一度は海に入りたかったから、地図をみながら泳いでいい浜辺に行く。ふる里海浜公園というところに行ってみた。遠浅の海で、本当に透明。海に入る前から、クマノミがたくさんいるのが目で見えた。
ふる里海浜公園
浅いから潜るという感じではなかったけど、浮かびながら魚をたくさん見てた。この公園はシャワーもあるから結構良い。

近くに島を見渡せる展望台があったから、登ってみたが、ほんとうに何もない。全方向だいたいこんな感じ。
展望台からの景色
自転車漕いで海入って、そのまま何も気にしないでまた走り回るっていう、小学生の夏休みみたいだ。

お昼はいくつかお店をあたってみたが、その時やっていなかったりしてありつけなかったから、スーパーで買って食べた。島の中心の集落にはスーパーが2つだけある。
事前の情報だと島だから割高だと書いてあったから、わざわざ宮古島からビールだけたくさん買って来たけど、大して値段の差はなかったように思う。

集落には島唯一の信号がある。これは子供に信号を教えるために一つ作られたらしい。
多良間島唯一の信号
集落で人に出会うと、必ず挨拶される。それがほんとうに普通のことなんだと思った。

多良間島の集落は北に寄せてあり、その周りをフクギという木で囲っている、そして道は碁盤目状になっている。これは台風から守るためでもあるが、琉球風水といって中国から伝わって来た地形を重視した考え方により、町がつくられているそうだ。
そして海へ繋がる道を「トゥブリ」と呼び、それぞれのトゥブリに名前をつけるくらい、海とのつながりを大切にしている。
確か石垣島に行った時、シーサーは海のから怪物が来るのを防ぐために海側に向けられると言っていたような。

そんな琉球の文化や、多良間独特の文化を知るためにふるさと民俗学習館へ行った。
ふるさと民俗学習館
1400年代の朝鮮の記録にはすでに多良間が出て来ており、すでに多良間と呼ばれていた足、人も住んでいた。それ以前はあまりよくわかってないみたいだった。

多良間には独特の言語があって、ムに半濁点をつけたり、とりあえず読めない。今は年配の人しか発音できないらしいが。
多良間の言語

あとはもう島を一周しようとひたすら走り続けた。やぎの遭遇率高い。
やぎ

多良間の神社

多良間ブルーと言われるくらい、海も青いし透明度が高い。
多良間の海

やっと島の半分くらい来たところで海を見ていたら、地元の漁師の人たちにつかまり、あれよあれよと宴会に巻き込まれた。
とっても豪快だった。さっき取ってきたという魚介をばんばん振舞ってくれて、お皿は海から拾ってきた大きな貝殻。
そしてこちらの飲み方の風習であるお通りをやった。一人の人が、一言言って、周りのメンバーにお酒をつぐ。入れられたら飲まなくてはいけない。飲み終わったら、その一言言うメンバーが次の人になり、また全員に注ぐ。10人くらいいたから、永遠に泡盛を飲まされて、死ぬかと思った。

彼らの話を聞いていると、島には色々な風習があり、それを受け継いでいくためのグループがあって、その組合みたいなのの飲み会だそうだ。ほとんど酔っ払って聞いていたのでもはや詳しい名前とか忘れてしまったが、ここはここで結構大変だったり面倒だったりする風習もあるなと思った。

話している言葉も沖縄本島とは違うと言っていた。みんなまだ30-50代だったけど、ちょっと方言が入るとかじゃなくて、全く違う言葉で話していた。私たちに合わせて標準語ももちろん話していたが。

あまりに飲まされるので、夕飯の時間を理由に帰ろうとしたら、夢パティオに電話して夕飯お弁当にして取っといて、と言えばいいよ。ってささっと電話されて失敗。
この島ではみんな繋がっていて、電話でなんでも完了できる。それはまた面白い。

だんだん日が落ちてきて、夕焼けになった頃、解散した。豪快な飲み会であった。楽しかった。
多良間の夕焼けはほんとうに美しかった。
多良間の夕日

たった2泊しかできなかったかけれど、この島にまた来たいと思った。飲み会に巻き込まれてあんまりゆっくりという感じではなかったが、この島の文化を受け継ぐ人たちの話を聞けたのは貴重だった。

旅をしていて国境付近の町はだいたい両国の文化が混じっていたりする。沖縄、それ以前の琉球がまさにそうで、それが少し今でも残っているから、多良間島にいるときはまるで国境の町にいるような感じがした。
日本は島国だから、完全に分断されていて、あまりそれを感じられるところはないだろうと思っていたが、そんなことはなかった。

帰りは飛行機で宮古島へ。たった20分で到着した。
多良間島こそまた絶対に来ようと思う。

多良間島滞在:2017年8月4日〜6日


2018-04-27

2017年の夏の記憶 宮古島

中国から帰国後、家にも帰らずにまだ旅の続き。
2017年の夏は沖縄・九州方面を旅し、今までで一番楽しかった夏だった。

羽田から那覇、そして乗り換えて宮古島へ。
到着すると時間の流れが変わったかのように感じる。南国独特の生暖かい空気を吸うと気分が上がった。

宮古島の前半は一人で過ごし、後半からはパートナーと合流。一人の間は車を運転しないので、徒歩で行ける範囲で街を散策。
中国は空気が汚れているとは感じていなかったが、宮古島に来たら空気がおいしいとすごく思った。何度も深呼吸した。いつもは東京に住んでいるから、それと比べると全てが静かでゆっくりで、やはりまだ外国にいるみたいな感じがした。

今年から始めようと思っていたスキンダイビングを習いに早速海へ。あまりにも青い。
宮古島の海

スキンダイビングというのは簡単にいえば素潜りのことで、スキューバのように酸素を背負わずに水中遊泳すること。スノーケリングも好きで夏はやっていたが、数mでも水中に潜れるとだいぶ楽しそうに見えた。
沖縄周辺の海は全部きれいだけど、宮古島の海は特に透明度が高いと言われている。それは宮古島には山も川もないから、雨が降って赤土が流れ込んだり、家庭排水が流れてこないからだという。

スキンダイビングは楽しかったが、結局4mくらいまで潜ると耳抜きがうまくいかずに痛くなるため、私あんまりうまくないなと思った。でも2mくらいは余裕だからあとは水中にどれだけいられるか、また練習しようと思った。

大きい蟹の抜け殻!初めてみた。
蟹の抜け殻

宮古島には宮古を見守る「まもるくん」という人形がいろんなところに設置されていて、全部で19体あるらしい。まもるくんと呼ばれているが実際は一つ一つ名前が違って、これはひとしくんというらしい。謎の設定。
宮古まもる君

車を借りていろんなところへ。すぐ隣にある伊良部島へ渡る。2015年に橋ができたばかりで、青く透明な海の上を3500m、車で走るのは本当に気持ちが良い。ここは宮古島行ったら絶対に行くべき。
伊良部大橋

さらに伊良部島のすぐ隣の下地島には航空機操縦訓練のための飛行場があり、そこでタイミングが良ければ飛行機が発着するところを近くで見ることができる。そしてその近くの海がめちゃくちゃきれい。
伊良部島の海
一応下に降りて泳ぐことはできる。浅瀬が続いているからか子供が多かった。

そして伊良部島の方にある宇宙船のような展望台。
伊良部島の展望台

ここから宮古島との架け橋全体を見ることができる。とにかくこの辺りは観光というより自然を楽しむ場所。
伊良部大橋

別の日またまた海で今度はシュノーケリング。サンゴが美しかったし、ウミガメにも会えた。
サンゴ礁

ウミガメ
ここ最近宮古島に来る台風は少なくなっていて、台風がこないと海の温度が下がらないため、サンゴが育たなくなるそうだ。ただ台風が来ると観光客が減ってしまう。観光業で生計を立てているホテルの人はとても複雑な顔をして言っていた。
また中国からの大型旅客船で宮古、石垣、沖縄本島を巡る旅がブームになっているらしく、船が到着すると小さな島に大量の旅行客が降り立つので、それはそれで大変らしい。

宮古島は山がないと最初に書いた通りで、車で走っていても街から少し離れれば遠くまで見渡せて空が広く見える。夜になっても子供が走り回って遊んでいたり、平和な時間が流れてると思った。ほんとにのんびりと過ごせるいいところ。
ちなみに宮古島へは東京からだと那覇乗り換えか、直行便もあるから行きやすくなって、ほんとにまた行きたいと思っている。


あとは行ってよかったお店だけ紹介。

古謝そば
宮古そばのお店。人気があるらしく結構並ぶ。11時の開店前でも並んでた。やっぱり並ぶだけあって美味しい。でも地元の人はいないからもっと隠れた名店があるはず。

BOTTA
BOTTAのピザ
伊良部島にあるピザ屋。味は普通。でもロケーションがすごくいい。目の前が海のカウンター席があって、そこから下地島の飛行場も見れるし、とてもいい場所。

喜八
喜八の焼肉
宮古牛の焼肉屋。とにかく美味しい!ほんとに美味しかったから、焼肉食べるならおすすめ。そして予約早めに必ずしたほうがいい。ほとんどが予約で、あっという間に混雑してた。

島の素材を使った料理をだす居酒屋。写真は撮らなかったけど、ここもかなり美味しかった。魚も野菜もあまり聞いたことのないものが色々。串焼きと刺身と揚げ出し豆腐美味しかったなあ。ここも予約必須。

サマンのカレー
スリランカカレーのお店。たまたま入ったけど、これはちゃんとスリランカのことを知ってる人がやってるカレー屋だなと思った。ご飯に乗せるカレーと惣菜をいくつかの種類の中から選ぶことができる。ちょっと辛いけど、味もちゃんとしてて美味しかった。

宮古島滞在:2017年8月1日〜4日、6日〜8日

2018-04-26

中国まとめ(食べ物・おもしろかったこと)

■食べ物
中国で食べた美味しかったものまとめ

基本的に中華料理はめちゃくちゃまずいものって当たらない。料理名がわからなくても、野菜を表す漢字はわかるし、炒める、煮る、焼くの漢字もわかるから、メニューから予想して適当に注文しても大丈夫。中華は基本的に一人で食べる料理じゃないから、量としてはだいたい2人前、物によってはそれ以上あると考えてもらえると。
地方によって食べられる料理も違うので、行った場所ごとに紹介。

・多依樹(Dou Yi Shu)
筍の炒め物

古代米
Yuanyang K2 International Youth Hostel や普高老寨民俗村の近くにある飲食店で食べた筍の炒め物。まずメニューがなくて素材を見て「これをこう調理してくれ」と言って注文する。Google翻訳でおすすめを聞いたら、筍を教えられたから、それを料理してくれた。これが本当に美味しくて、細切りじゃなくて、食べ応えのあるいい筍の味。ちょい辛で脂っこすぎずで、これが本当にまた食べたい。お米は古代米みたいなものをずっと炊いていて、みんなそれを食べていた。
店の名前はわからないけど、店の外見写真。炒め物が25元(約400円 ※1元=16円)でご飯はおひつで出てくるんだけど5元(約80円)。
多依樹のお店


・麗江(Lijiang)
米線
米線という雲南省独特の麺を使った料理。お店によって米線とだけ書いてあったり、例えば海鮮米線とか、いろんな米線がある。これは写真を見て頼んだからなんてやつか忘れたけど、土鍋に入ってきて、すっごいグツグツな状態で出てきた。上に乗ってるのは担々麺に乗ってる肉そぼろと似ていて、あとは高菜のような物が入っている。麺自体は細麺のうどんに近い。熱々で美味しかった。だいたいスタンダードなのは10元(約160円)で食べられる。

あと麗江はこのお店の餃子が美味しかった。餃子専門だから牛、豚、鳥、海老などそれぞれの水餃子、焼き餃子などあり。15元(約240円)〜具材によって値段違う。ママナシゲストハウスから麗江古城に向かう大通り沿い

米隆餃子館


・香格里拉(Shangri-la)
松茸が有名だけど店選びを失敗したので、食べるならある程度ちゃんと値段するとこのほうが美味しいのかな、と思ったりした。あとシャングリラはチベット料理でヤクを食べるというのだが、首が飾ってあるのをたくさん見たら、美味しいお肉に見えなくて食べてない。

シャングリラ独特の食べ物ではないけど、バックパッカーの中でよく中華の濃い味付けに飽きたら、気分転換にとよくおすすめされているトマトの卵炒め。珍しく英語表記で、しかも混んでる中華屋を見つけて入ったら正解。正直そこまで濃い目の味付けに飽きてなかったから感動はなかったけど、食べ物としてちゃんと美味しかった。

トマトの卵炒め


・上海(Shanghai)

焼き小龍包
上海のブログにも書いたけど、チェーン店だけど焼き小龍包かなり美味しかった。見つけたら食べてみて、という感じ。5つで20元(約320円)。小楊生煎館

蟹のおこわ
上海といえば上海蟹。残念ながらシーズンは9月下旬からということで、行った時は美味しいのが食べられない。評判良かったお店て蟹の炊き込みごはんみたいなの食べたら美味しかった。ただし3.4人前の量があるから一人だときつい。154元(約2,464円)。
上海姥姥というお店で、日本の観光客も多かった。外灘の夜景ポイントから近く、すごく混んでいるが一人だと割とすぐ入れる。複数なら予約した方が良さそう。

蟹粉豆腐
蟹みそで味付けされ、蟹の身と豆腐の炒め物。蟹粉豆腐。ほんとは上海蟹の季節に食べたかったー。ご飯が何杯も食べられそうな味。もう少し熱い状態で出して欲しかったが、美味しかった。上に書いた上海姥姥で食べたかったのだが、季節じゃないので出していないとのことだったので残念。これも2人前はある。88元(約1,408円)。小南国という普通のレストランで、上海に何店舗かあるみたい。

ウイグル料理のヤンロー
これはウイグル料理だけど、ヤンローという羊肉の串焼き。香辛料がちょっと強めで羊の肉はそれも合わさって全然臭くない。ウイグル料理は唐辛子っぽさとそのほか色々な香辛料の味がして、中国で食べてきた料理とは全然違う感じ。耶里夏丽新疆餐厅(正大广场店)


・北京(Beijing)
宝源餃子
北京の有名らしい餃子屋さん。アジア系以外の外国人も多く見かけた。いろんな中身の餃子があって、量的にたくさんは頼めなかったのが残念。写真ので一皿16元(約256円)〜。私は豚とキクラゲ、小エビと卵の組み合わせの餃子。めちゃくちゃうまかった。日本では食べたことがない組み合わせ。宝源餃子というお店。

シュウマイ
北京のシュウマイの老舗のお店。混んでるけど割と回転早いのと、一人だと適当な席に相席させてもらえるのですぐ入れた。天安門に行くなら寄って欲しい。肉汁ジュワー系ではないけど、中身の味がうまい。皮がこんなにひらひらしてなくてもいい気はするが。日本で食べるシュウマイとはちょっと違う。他にも色々売ってて、全部美味しそうだった。写真のシュウマイは52元(約832円) 北京都一处烧麦馆(前门店)

北京ダック
北京に行ったらやっぱり食べてみたい北京ダック。まあでも高いのと、あれこそみんなで食べるものだから、一人で食べれる気がしない。というわけで探したのが一人でもいける北京ダック屋。ただしすごく並ぶ。一人でも15分くらいは待ってた、複数よりは早く入れたけど。このお店は北京ダックの有名店で、その本店の隣に一人でも安く気軽に食べられるお店も作ったそうな。写真のセットで128元(約2,048円)で、ダックを切るところもみれたりするので面白い。味はよくわかんない、北京ダックって美味しいのかな。
全聚徳 (前門店)


・番外編
小龍包
小龍包がいろんな観光地や食べ物屋で売ってるけど、一口サイズの肉まんみたいなもんで、5個-10個くらい入っていてだいたい10元(約160円)以下で売ってる。朝ごはんに食べてる人も多く見かけた。小腹が空いた時にぴったり。

麻辣花生
写真は広い画だけど。麻辣花生というコンビニとかに売ってるつまみ。これが実は一番美味しかったかもってくらい好き。唐辛子と山椒が入っていて、ピリ辛のピリが山椒だから刺激があってうまい。お酒が好きなら絶対好き。友達にお勧めされて買ったけど、本当にハマり、お土産にたくさん買っていった。小さいのはコンビニで7元(約112円)くらいだったはず。


■おもしろかったこと
中国でおもしろかったこと、ブログに書ききれなかったことなど

・シェアサイクルとQRコード決済の普及
上海についての記事(上海散歩)で書いたけど、都市部のシェアサイクルとQRコード決済の普及がものすごい。もはや当たり前のことになっている。シェアサイクルはその自転車がどこにあっても乗れるし、どこに乗り捨ててもいい。その代わりあちこちにあったり、ぐちゃぐちゃに置いてあったりする場所もあるらしく、問題にはなっているみたいだが。自転車を回収するという新しい仕事も生まれた。エコだし。中国が広いというのもあるからかもしれないが、いろんなものがぎゅうぎゅうに街に詰まっていないから、ちょっと歩くのが面倒な距離、というのが結構あった。
自分が小学生の時なんか、中国といえば自転車大国というイメージだったけど、都市化があっという間に進んで、気づけば排気の問題なども出てきていたが、また違う意味での自転車の国になったところも面白い。
QRコード決済は本当に便利だと思う。貨幣の信頼度が低い国(偽札が出回りやすいとか)では特に普及が早いのだとも思うが。日本は偽札なんて基本は疑わないから、割と現金主義なのかなとも思ったりした。今では日本のデパートや観光地では中国人向けにQRコード決済ができるようになっているし、本当に世界が変わってきたなと感じている。それとこれら全てスマートフォンを持っていないと使えないものだ。本当にほとんどの人が持つ時代にもあっという間になったんだな。旅を始めた2011年はまだまだ世界的には珍しい方だったのに。
シェアサイクル

・お腹を出したおじさんたちの謎
中国で本当によく見かけたのは、シャツを胸の下あたりまで捲り上げて、普通に歩いているおじさんたち。若者はそんな人いなかったけど、おじさんたちは暑いからなのか、お腹丸出しで歩いてる。純粋になぜ、という気持ちに。写真はさすがにない。

・行ったからこそ印象が変わった
正直日本で中国に対する印象を悪く持っている人は多い。嫌いという認識がなくても、中国といえば狂気と混乱の発生する国、パクリの国、マナーがない国、そういうイメージを持っている人が多いのではないかと思う。私もそれは思っていた。知らず知らずのうちに、見せられる情報がそういうものばかりだし、そういう部分もあるのも事実だとは思う。中国には反日感情もあって、それで暴動になったニュースも見たことがある。そして日本人はどこか自分たちより劣っている国であると、どこかでなんとなく思っている人も結構いるように思う。
行ってみて思ったのは、決して常にそういうことが起きている国ではないということ。人が多いからパニックになれば狂気や混乱は発生しやすい。でもそれは日本でも同じことだと思う。つい最近限定アイテムを買うためにとある店に行き、開店と同時にダッシュと商品の取り合いになっていたのを見て本当にそう思った。
パクリの国は確かにだ。問題がまだたくさんあると思う。しかし新しいものを生み始めている。今度はそれを日本が取り入れようとしている。元の技術はどこからか持ってきたかもしれないけど、それは全てがそうで、それを言い出すと進化は生まれなくなる。というのと、キャラクターなどのパクリものは中国以外のかなり多くの国で存在しているからとりわけパクリの国なのかという疑問もある(パクること自体は肯定しないけど)。
そしてマナーはないということはない。確かに日本と比べたら悪いと思う。でもほとんどの国が日本と比べたらマナーは悪い。というかそれが基準で生きているから、日本から見たら悪いかもしれないけど、別にどうってことはない。中国に限っていえば、基本的にちゃんと並んでチケットを買うし、無理矢理どうにかする場面を見てない。荷物が大きければ持ってくれる人がたくさんいたし、電車の席はかなりの確率で老人に譲られている、そういう面は全然知られていない。
その割にはそれが全てのような印象を持ちがちであるなと思う。
中国はとてつもなく広い、民族も多岐に渡るし、本来中国ではなかったところがルーツな人たちもいる。一括りにするには大陸内での文化も違いすぎると思う。
嫌いだと思っている人に、好きになれとは思わない。ただ思うのは、自分たちが自分から取りにいった情報ではなくて、与えられている情報だけで判断してほしくないということ。中国はみんなそうだから、中国人はみんなそうだから、という大きなくくりで何かを判断して欲しくないということ。何を持って劣っていると感じてしまうのか、それを自覚して改めて考えないと、いつまでも偏見を持ったまま見てしまう気がしている。
別にどう思っててもいいし、偏見持っててもいいんだけどね。なぜ中国に対してそうなのか、今となるととても不思議に思ったから。行ってみて少し知ったら、全然普通じゃんって思って、少しでもそれが共有できたらいいなと思った。
昆明駅前

2018-04-25

中国(宿泊・交通)

中国のまとめ

■宿泊
・河口(Hekou)
7 Days Inn Honghe Yue Nan Street Branch部屋写真

7 Days Inn Honghe Yue Nan Street Branch

値段(一泊):2人用個室 2,017円内trip.com手数料263円(サイトでカード払い)
基本情報:シャワートイレ付(室内)、お湯出る、スタッフ英語不可、朝食なし、Wi-fiあり(速度普通、VPN繋がった)、タオルあり、エアコンあり
行き方:河口の国境から歩いて10分弱
その他:綺麗で快適。目の前に便利屋あり。スタッフは英語話せないけど協力的。バスターミナルまではタクシーかバス

・多依樹(Dou Yi Shu)
Yuanyang K2 International Youth Hostelの部屋
値段(一泊):ミックスドミトリー 4人部屋 40元(約640円 ※1元=16円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(速度少し遅い、VPN繋がった)、タオルなし、エアコンなし(電気毛布あり)、ロッカーなし
行き方:新街鎮からシェアワゴン(ブログ参照
その他:シーズンオフは全く人が泊まってなかった。屋上から棚田が見えてかなり良い。ハニ族の集落が歩いて3分のところにある。

・麗江(Lijiang)
Mama Naxi guesthouseの部屋
値段(一泊):ミックスドミトリー 8人部屋 40元(約640円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(速度普通、VPN繋がった)、タオルなし、エアコンなし、ロッカーあり
行き方:麗江駅からバス、またはバスターミナルから歩いて5分(ブログ参照
その他:トイレットペーパーが有料で2元(約32円)、タオルはレンタルできて3元(約48円)。ナシ族のスタッフが作る夕食が美味しい25元(約650円)。ツアーも出していて玉龍雪山までワゴン1台200元(約3,200円)。スタッフも協力的だし、おすすめの宿。

・香格里拉(Shangri-la)
7 Days Inn Shangri-la Old Townの部屋
値段(一泊):2人用個室 2,937円内trip.com手数料766円(サイトでカード払い)
基本情報:シャワートイレ付(室内)、お湯出る、スタッフ英語不可、朝食なし、Wi-fiあり(速度普通、VPN繋がった)、タオルあり、エアコンあり
行き方:バスターミナルから歩いて30分、独克宗古城の大きい門から徒歩5分
その他:綺麗で快適。7days innというチェーンホテルが多分中国全土にある。一定のクオリティだから安心できる。

・上海(Shanghai)
Mingtown Etour Youth Hostelの写真
値段(一泊):女性用ドミトリー 6人部屋 1,312円内Trip.com手数料171円(サイトでカード払い)
基本情報:シャワートイレ共有(室外)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(速度速め、VPN繋がった)、タオルあり、エアコンあり
行き方:人民広場駅の一番近い出口から徒歩10分くらい
その他:かなり大きめのホステルでいろんな人が集まっている。バーや共有スペースありで、チェックイン時にバーで使える金券をもらえる。地下鉄駅が近いから観光に便利

・北京(Beijing)
Nostalgia Hotel Beijing -Yonghe Lama Templeの写真
値段(一泊):2人用個室 460元(約7,360円)
基本情報:シャワートイレ付(室内)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(速度速め、VPN繋がった)、タオルあり、エアコンあり
行き方:安定門駅から徒歩15分くらい
その他:いわゆる普通のホテル。かなり綺麗でちょっとおしゃれなエリアにある。近くに食べ物屋も便利屋もあるからとても良い。


■交通
交通のまとめ

・ラオカイ(Lao Cai),ベトナム(Vietnam)
↓ タクシー 約10分 30,000ドン(約150円 ※20,000ドン=100円)
・河口(Hekou),中国(China)
↓ バス 約6時間 58元(約928円)
・新街鎮(Xingjienzhen)
↓ 乗り合いバン 約40分〜1時間 10元(約160円)〜15元(約240円)
・多依樹(Dou Yi Shu)
↓ 乗り合いバン
・新街鎮(Xingjienzhen)
↓ バス 約10時間 137元(約2,192円) ※山崩れで大幅に遅延
・昆明(Kunming)
↓ 電車 約9時間 軟臥 264元(約4,224円)+trip.com手数料38元(約608円)
・麗江(Lijiang)
↓ バス 約4時間 58元(約928円)
・香格里拉(Shangri-la)
↓ バス
・麗江(Lijiang)
↓ 飛行機 約3時間30分  33,422円
・上海(Shanghai)
↓ 電車(高鉄) 約5時間 一等席 933元(約14,928円)+trip.com手数料69元(約1,104円)
・北京(Beijing)
↓ 飛行機 約3時間30分  ※マイルで航空券取得
・東京(Tokyo),日本(Japan)

中国国内のホテル、電車、飛行機はTrip.comが便利。
bookig.comでもユースホテルは載っているが、マイナーな場所になるとかなり数少ないから、こっちで検索した方が良いホテルが見つかる。