2018-03-29

河口から多依樹へ

河口(Hekou)から次の目的地である多依樹(Dou Yi Shu)へ向かうため、前日調べておいた通り、6:10発のバスに乗るために5:30少し前くらいにホテルをチェクアウト。

前日いたフロントのお姉さんはいなくて、ロビーで寝てるスタッフらしき人を起こして、チェックアウトした。まだ真っ暗だったが、道を掃除する人たちがすでに掃除を始めていた。
少し大きい通りに出てタクシーを拾う。案外タクシーが走ってなくて少し焦った。しかもせっかく見つけたタクシーはすぐに相乗り客を乗せて、バスターミナルとは真逆の方向へ。もういろんなことが起きることは想定しているからいいんだけど、真逆は焦るよね。

しかし無事にバスターミナルに到着。まだ開いていなくて、6時になったら開いた。
このバスターミナルは家族経営なのか、それなりに大きめのターミナルなんだけど、パジャマ姿の母と娘と父らしき3人がチケットを売ってくれた。新街鎮まで58元(約928円 ※1元=16円)。


一応荷物をX線に通すところがあるが、誰もいないので素通り。いろんなとこへ行くバスが並ぶ。
行き先が新街鎮になっているバスはなくて、どれに乗ればいいのか全くわからなかったが、うろちょろしてたらパジャマ姿の父らしき人が教えてくれた。よく見ると、バスのナンバープレートの番号が、チケットに刻印されていた(チケットの写真2列目の左側の部分)

結局バスは元陽行きと表示されているものだった。運転手にチケットを見せて、これであっているか確認すると、大丈夫そうだった。元陽というのは県の名前で、多依樹はその元陽県の中にある小さい村だ。世界最大の棚田があるという場所。

6:15頃に出発。私以外誰も乗ってない。ちなみに座席はこんな感じ。

途中でお客さんの乗せたり、荷物を届けたり、公安の検問が2回あって、外国人籍の私は毎回降りてパスポートのチェックを受けなくてはいけなかった。公安は銃を抱えているから無駄に緊張する。
バスに乗っている間、乗り合わせた人同士がずっとおしゃべりしてて、知り合いなのかそうじゃないのか分からないけど、楽しそうだった。この後の中国旅でこういう小さいバスに乗ることはなかったから、この田舎のフリーな感じが今思えば貴重だった。

しかし中国の人は本当によくタンを吐く。カーッってすごい大きい音出すから、それだけは不快だった。ベトナムも韓国の人も結構吐くという印象があるが、中国は一番。そんなに何か喉に絡むのか。

4時間くらい走ってまずは南沙という場所に停車。短いトイレ休憩があって、すぐ出発。
中国のトイレはニーハオトイレと呼ばれていて、個室にドアがないものが多い。さすがに都市部とかホテルは違うけど。一応仕切りの壁があるがすごく低くて、周りの人も周りからの自分も丸見えなのだ。もちろん男女は分かれてる。
というわけでそれには極力当たりたくないと思っていたから、極力水分を控えてトイレを避けていたので、ここではいかず。

またさらに2時間くらい走って、新街鎮(Xingjienzhen)に到着。河口からトータル6時間。棚田を見るにはここを拠点にして日帰りで多依樹に行くこともできる。まあまあの大きさの町。

新街鎮からさらに乗合バンに乗って多依樹に行くために乗合バンを探していたら、さっきまで乗ってたバスの運転手の人が一緒に探して見つけてくれた。
そこまで遠い場所ではないはずなのだが、かなりいろんなところに寄り道をして、1時間くらいで多依樹のユースホステルに到着。乗合バンは15元(約240円)
わざわざ多依樹に拠点を置いたのは、朝日や夕日での棚田を移動を気にすることなくゆっくり見たかったから。

さてさっそく見に行ってみたら
霧がすごい!しかもこの日は雨で、一旦諦めた。

2018-03-28

国境の町 河口

中国に入国し、とりあえず予約しておいたホテルに向かう。
途中で雨が降ってきて、傘をさしながら、やはり中華街の匂いがするなと思う。

ホテルは前の記事で紹介したtrip.comで予約していた。普通のビジネスホテルみたいなところ。フロントでパスポートを見せるとホテルの人は翻訳アプリで必要なことを提示してくれて、すぐにチェックインできた。
その時フロントに傘をおいてきてしまった。

部屋でVPNが使えるかなど、一通り確認してから、傘をフロントにおいてきたことに気づき、紙もペンも携帯も持たずに急いでフロントに行った。
そういえば中国語しか通じなかったということに、フロントで気づいて、必死で傘をジェスチャーしたのが今思うと面白い。
ちゃんと保管してくれていて、傘を広げて乾かしておいてくれていた。

ホテルの部屋は当然だが中国語だらけで、一つ一つがどういう意味なのか予想して調べるのが楽しかった。
方便面・・?調べたらインスタントラーメンのことだった。

明日には次の目的地に移動したかったから、まずバスターミナルの場所とバスの時間を調べておきたかった。事前にいろいろ調べたものの、その時間が今も同じかわからないのと、バスターミナルが意外と国境からは遠いから、地図が正確じゃないし、移動にどのくらいかかるか知りたかった。

河口バスターミナルは「河口汽車客站」と書くらしく、とりあえず誰かに聞こうと思って外をぶらついていたら、バス停を見つけた。それで近くまで行けそうだと思って、待っていたら、バイクタクシーのおじさんが近寄ってくる。

中国語で話しかけてくるが、わからないと言っても、わかってもらえない。
河口バスターミナルと中国語で書いたメモを見せたら、「すぐそこだ」みたいなジェスチャーをずっとしてくるが、全く理解できなくて、「とりあえずバイクに乗れ」って感じになった。

乗り込んで数分したら私が泊まってるホテルの前に到着。
バイクタクシーのおじさんはお金も受け取らず、笑顔でよかったねみたいな顔で去って行った。
なぜここにたどり着いたんだろうかと考えてみると、私のメモにはホテルの名前とバスターミナルの中国語が並列して書いてあって、完全に私が道に迷っただけだと勘違いされたみたいだった。
目的地にはたどり着けなかったのだが、私が困ってると思ってタダでホテルまで送ってくれたことに感動した。たった一つの出来事ではあるが、中国に対する偏見が自分の中にあることも実感する。こういうことは起きないと思っていたから。

せっかくホテルについたから、バスターミナルの行き方をホテルの人に聞いたら、タクシーに乗ったほうがいいと言われた。
自力でいろいろやってみたかったが、疲れてきたからタクシーをつかまえてバスターミナルへ。片道10元(約160円 ※1元=16円)

次の目的地は多依樹。そこにいくには新街鎮というところで乗り換え。

新街鎮へのバスは掲示されている時刻表を見てもどれがそうなのかよくわからない。
事前に調べたのは新街鎮行きはあるというのと、なければ元陽で乗り換えればいいということ。
「新街鎮」と書いて明日のチケットが欲しいと紙に書いて見せると、「新街鎮行きは6:10発か9:00発で、明日の分は明日売るから、明日来て」と英語で言われる。窓口の人は簡単な英語を喋っていた。教えてもらった時間からすると、この掲示板の元陽(元阳)行きの時間だ。
買えないのは残念だったが、バスターミナルの場所も移動時間もわかったのでよし。

ホテルにまた戻り、翌日早朝にチェックアウトが可能かどうか、聞いてみたら、フロントの人が笑顔で、手でOKサインを作ったから安心した。

河口の町は特に何もないし、時間帯のせいかもしれないけど人も少なかった。
ベトナムみたいにバイクがまだ多く走っていて、商店の人は英語を喋れる人も少しいた印象。でもなんだか皆朗らかで優しい、言葉が通じなくとも、どうにか理解しようとしてくれる。自分が思っていた中国とはまた違う印象だ。


適当な食堂でご飯を食べるが、当然メニューも中国語だし、それ以外の言語での表記はない。漢字がわかるというのはこういう時とても良いなと思う。たけのこの炒め物がとても美味しくて、中国1日目はとても良い日だと思った。

旅の始まりが良いとだいたいうまくいくことが多い。
そういえば中南米もあんまり英語通じないところもあって、いろいろ苦戦しつつ楽しかったこととか思い出して、これからの中国旅にとてもワクワクした。


河口滞在:2018年7月17日〜18日

2018-03-24

中国を旅する前に準備しておいてよかったこと

旅にかかせないものといえば、お金、情報、言語、だと私は思います。
コミュニケーション能力とか、情報なくてもどんどん進める勇気とか、旅を楽しくする要素はもちろんたくさんあるけど、それはプラスアルファ要素として。
お金と言語のことはさておき、情報は常にアップデートされるから最新のものが必要だし、情報があれば安全はある程度確保できる。旅に出て知らないで危ないところに行っちゃって、死にたいなんて思ってる人多分いないよね。私は知らなくて行動して、危ない目にあったこともあるから、余計に知らない、ということに敏感になっております。

旅中は事前にルートや、そのルートが安全か(強盗が出るルートとかもあるから)をある程度調べるし、旅中にはその場所やその次に行こうと思っているところがどういうところなのか、調べながら進んでいる。

さて中国ではグレートファイアウォールという情報検閲が行われていて、検閲対象となっている日本人が普段利用しているWeb系のサービスのほとんどは接続することができません。

まずGoogle系が全部だめ。Yahooもだめ。
そうなると検索ができない。中国の検索サイトで日本語を入れて検索しても有益な情報は得られない。
GoogleがだめだとGoogleマップも使えない。最近はオフラインでも地図が見れるようにマップをダウンロードできるのだけど、それも中国は対象外。gmailも使えない。

TwitterやFacebook、instagramもアクセスできません。そうなると旅の様子を投稿して生きているアピールもできなくなる。

LINEもだめ。どうやって日本にいる人と連絡を取ればいいのだ、と。

もちろんアクセスする方法はあって、それは中国に入る前に全部やっておかなくてはいけないから、これから中国を旅する人の参考になればと、準備しておいてよかったことを書いておきます。2017年7月時点での情報のため、さらなる規制で今は使えない方法もあると思うけど、参考までに。

■VPNをつなぐ
VPNって何かっていうのは簡単にいうと、中国にいながら、インターネット回線があれば、日本経由でネットに繋げることができるもの。中国からアクセスするとNGになるサイトが、日本経由からアクセスしていることのになるからOKとなるわけです。
VPNサービスを提供しているところはたくさんあるけど、最近ではVPNも規制の対象になりつつあるみたいだから、行こうとしている今使えるものを選んでください。

私が使っていたのはセカイVPN
https://www.interlink.or.jp/service/sekaivpn/
なんと申し込みから2ヶ月は無料で使えるという。今回私はビザなしだったので中国にいられるのは最大15日間。なので旅の期間中は無料で使えたし、途中解約の違約金もなし。
サイトから申し込みして、設定も詳細に書いてあったから難しくなく使えた。
PCとスマートフォン両方に適応できて、なぜかgmailのメール送信がスマートフォンからはできなかったけど、それ以外は日本で使っているのと同様に使えた。

■入れておいたほうがいいアプリ
1.MAPS.ME
iPhone
Android
オフラインで見れる地図アプリ。これ中国だけじゃなくてどの国でもかなり使える。
使いたいエリアの地図をあらかじめダウンロードしておく必要があるので注意。
ちなみにGoogle mapのマイマップで作ったポイントをmaps.meに移すこともできる。
そのやり方をすごく丁寧に説明してくれているブログがあったから、こっちを参考に。
http://www.milejournal.com/entry/googlemap-to-mapsme

このアプリの難点は日本語対応しているけれども、日本語や英語で検索に文字を入れてもヒットしない時があること。なのであらかじめ行きたい場所があればmaps.me上で目視で探してピンしておくのを推奨。ちょいちょいバグってるところあるんだけど、特に問題なく使える。Google mapだと中国の地図があまり正確じゃなくて、maps.meの方が正確に思った。これで地図の問題は解決。


2.Trip.com by Ctrip
iPhone
Android
中国で電車を使った旅をするなら絶対入れておいた方がいいアプリ。
飛行機、電車、ホテルを予約できるアプリで、中国発の最大手旅行予約アプリである。
日本語にも対応していて使いやすい。

中国の電車のチケットは窓口に並んで、全部中国語でやりとりしなくてはいけない。大体の旅行者は行き先、列車のナンバー、席のレベル、寝台の場合上下どちらにするか、第一希望の電車が取れない場合に備えて第二希望の電車の記載などなど、全部を紙に書いて伝えるしかない。それを書いて祈るように列に並ぶ。しかも長蛇の。それを駅の電光掲示板を見て、確認してっていうのはかなり慣れていないと厳しいなと思った。
壁にかかってるのが掲示板。正直何がどんな意味なのかも事前に調べていても理解するのに時間がかかる。並んでる間にチケットの残り枚数減っていくし。

このアプリなら全部オンラインで予約ができる。予約をしておけば、駅に着いたら切符の受け取りの列に並ぶだけ。その受け取りの列がどこかを理解するのに時間がかかるのはあるんだけど。でも皆予約している人しか並んでいないからスムーズに列が進むし、とっても便利。窓口の人もこのアプリを知っているから、アプリの注文番号を見せれば何も言わなくても手続きしてくれる。


3.Google 翻訳
iPhone
Android
Googleは中国で使えないという話をしたばかりだけれども、Google翻訳は言語をダウンロードしておけばオフラインで使える。だから中国語をダウンロードしておいて、何か伝えたいときは全部これで翻訳したものを見せていた。中国は本当に英語を喋れる人は少ないと思う。特に田舎では皆無に近い。ホテルの人も喋れないところが多かったし、翻訳はあった方が便利。そして私が出会った中国のほとんどの人が翻訳アプリを携帯に入れてあって、英語または日本語を喋ると中国語に訳してくれるらしく、相手はそれを使って対応という、アプリ同士の会話をよくしてた。私が一番よく訳したのは「白米をください」でした。


4.WeChat
iPhone
Android
中国版LINEみたいなもの。中国国内でVPN通さずに普通に使える。結局VPN通してLINE使うからほぼ使わないんだけど、現地の人と連絡取るときは必ずWechatだから知り合った人との連絡先交換にはこれが一番良い。あと公共のWi-fiを利用するときにwechat認証があったりするから入れておいて損はない。


結局このくらいしか普段は使わないけど、中国ではすごく役立ったアプリってない。
中国版Googleマップである百度地図とかも、中国語入力できないから入れておいても検索できないから意味なかったし。

VPNが繋がりさえすれば特に困らなかった印象。

2018-03-23

ベトナムまとめ(食べ物・おもしろかったこと)

■食べ物
ベトナムで美味しかったものまとめ。記事と被ってるもの結構あるけど

・フーティウ(Hu Tieu)
ベトナム南部特有の麺料理。豚骨ベースでフォーよりは味濃いめだけど、日本の豚骨ラーメンほど濃い味ではない。汁なしと汁ありがあるが、汁ありが好き。麺はビーフンっぽい。スープが絶妙で私はかなり好きになった。ホーチミンではファングーラオ近くの、QUYNHという店がおすすめ(Google map)75,000ドン(約375円 ※20,000ドン=100円)。


・バインミー(Banh Mi)
日本でもすっかり人気のある食べ物に最近なってるバインミー。ベトナム各地で売っている。どこで食べても、間違いのない味。店によって大きさ、味つけ、味の種類、パンの味など全然違うから、好みの店を見つけるために色々食べ歩くのが楽しい。一番のお気に入りはホイアンのPi Banh Mi(Google map)で食べたチキン&チーズ。パンの味、全体的な大きさと辛さの具合がとってもちょうどいい。普通の店で買うと15,000〜25,000ドン(約75円〜125円)くらい。

ホイアンは世界で一番美味しいとされたバインミーのお店もあるし、B級グルメ天国。それは別エントリーにまとめてます
ホイアンB級グルメ紀行


・カオラウ(Cao Lau)
ホイアン名物のカオラウ。日本で言ったらうどんに似てる。結構コシがあるうどんにパクチーが山盛り、そして丼の底に濃いめの汁が溜まっていて、食べる前に全部かき混ぜる。パクチーが苦手な人は嫌いかもしれないけど、汁とパクチーの味がすごく合い、安いのにがっつり食べられて、かなり美味しい。これ日本でも食べたい。30,000ドン(約150円)。


・コムガー(Com Ga)
各国に存在するチキンライス。ベトナムではチキンライスのことをコムガーと呼ぶ。ウコンライスに、香草、チキン、玉ねぎをかけただけなんだけど、なんでこんなに美味しくなるの、と思った。飲んだ次の日に食べたくなるような優しい味。多分店によって違うと思うけど、私がホイアンの有名店Ba Buoi's Chicken Rice(Google map)で食べたのは香草が多いのに、食べた後に口が香草に占められているという感じがしないちょうど良さだった。


・コムヘン(Com Hen)
フエの名物しじみご飯。ご飯の上にもやしと揚げと香草としじみをぶっかけただけのご飯。一緒にしじみだしのスープが付いてきて、それを飲みながら食べる。少し海産物っぽい味に、また香草がうまい具合に。あとはお好みでテーブルにある唐辛子のペーストをつけたり、もともと乗ってる時もあり、少し辛い時もある。だいたい屋台で食べられるもので、10,000ドン(約50円)。こういう雑なのに美味しいってご飯がとても好き。


・ブンボーフエ(Bun Bo Hue)
ベトナム中部の麺、そしてフエの名物であるブンボーフエ。お米の麺に牛肉と魚のつみれのようなものがのってる。スープはトムヤムっぽい味だけどそこまで辛くはなかった。トムヤムっぽい味付けはベトナムではあまり食べてなかったから、意外に思った。35,000ドン(約150円)

あと低予算の旅だけど、フエの宮廷料理を食べてみたいって時には、Hanh Restaurant(Google map)がおすすめ。かなりの量が出てきて楽しめる。一人120,000(約600円)。よほどの高級店行かなければほとんどここで食べても同じ味なのでは、と思った。


・フォー(Pho)
ベトナム北部のフォー。米の麺に牛肉。ネギと香草たっぷり。これぞベトナム。日本でフォーといえばこの北部のやつ。やっぱり間違いのない美味しさ。ちなみに、ツアーなどで連れて行かれるレストランは大抵美味しくない。とりあえずフォーを頼むと、日本の方が美味しいねってなるので、それは忘れて、食べるなら街中で評判になっているローカルな店に行くと美味しいとと思う。


・ブンチャー(Bun Cha)
ハノイ発祥のブンチャー。細い米の麺を少し甘めの焼き豚の入った汁につけて食べる、ベトナム風つけ麺。汁が少し脂っこく見えるが、麺がさっぱりなのと脇に置いてある香草を好きに入れて食べるから、食べた時の脂っぽさはない。日本では出てこない味付け。これもぜひ日本で食べたい味。オバマ元大統領が来たというハノイの有名店Bun Cha Huong Lien(Google map)では、これと揚げ春巻きとビールで85,000ドン(約425円)


・ベトナムのカフェ
少し大きめの町だとチェーン店のコーヒーショップや、おしゃれな店かかなりあって、だいたいWi-fiも使えるし、物価は安いし、ベトナムすごく暑かったから涼みに行ったりしてた。Highlands coffeeはいろんなフルーツティーがあって色々試した。他にも行きたかったカフェも色々ある、次行ったらもっと色々行きたいな


■おもしろかったこと
ベトナムでおもしろかったこと、ブログに書ききれなかったことなど

・バイク大国そしてGrabの普及
とにかくどこに行っても車よりもバイクって感じ。借りるのもすごく安い。あとホーチミンやハノイでよく見かけたのは「Grab」と書かれたゼッケンみたいなのを着ているひとたち。「Grab」はアジア版UBERのようなマレーシア発の配車サービスで、バイクの配車もお願いできる。最近では自転車シェアリングサービスも始めるらしい。東南アジアのタクシーはメーターなしとかごまかしが多いから、Grabがもっと普及したらかなり嬉しい。
みんな迎えにきたバイクにさっと乗っていく姿を本当によく見かけた。使っている人も若い人だけではなく、おばちゃんとかも結構いたし、都市部ではかなり普及してるのかなと思った。

・北ベトナムと南ベトナムの違い
北でも南でもガイド付きのツアーに参加したが、ベトナム戦争の際に北と南が分かれて戦ったということが、自身の考え方に影響を与えているんだろうなと思うような微妙な言葉の言い回しや、戦争に関する意見がみて取れた。ホーチミン出身のガイドさんはホーチミンを決してホーチミンとは呼ばずにサイゴンと言っていた。南ベトナムは統一されて社会主義国家とされた側だから、親の世代から色々受け継ぐことがあるだろうと想像している。バイクの並べ方も北はきっちりなのに対して、南は自由でバラバラ、もちろんどっちがいいとかではないが、日本でも北海道と沖縄で雰囲気が違うように、ベトナムでも戦争の影響にプラスして県民性のようなものもあるのかもしれない。

・Wi-fiがどこにでもあるそして速い!
ベトナミはどこに行ってもWi-fiがある、そして大抵めちゃくちゃ速い。だから本当に困ることなく旅で撮った写真をアップしたり、次の土地について調べたり、とってもよかった。やっぱり旅するのにWi-fiが快調であることはとても重要。


ベトナムはいわゆる微笑みの国ではないけど(もちろん極度にそういう対応をしてくれうる人もいるよ)、皆程よい距離感で接してくれて、とても過ごしやすかった。あんまり構われすぎるとそれはそれで辛いから。そしてやはり食事が美味しい、フォーと生春巻きしかないと思ってたけど、北から南へ縦断しながら、本当に各地の色々な味を食べることができた、安いし。そしてやはりベトナム戦争については知らなすぎたなと思った。DMZやトンネルに行ったり、それをきっかけに調べたり、どういうことが起きたのか知ることは、いつでも自分にとってはとても重要なことだと思う。

2018-03-22

ベトナムまとめ(宿泊・交通)

ベトナムのまとめ

■宿泊
ホーチミン(Ho Chi Minh)
Eco Backpackers Hostel
値段(一泊):女性用ドミトリー 10人部屋 7ドル(約791円 ※1ドル=113円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯でる、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(部屋でも速い)、ロッカーあり、タオルあり、エアコンあり、エレベーターあり
行き方:ファングーラオ内、シンツーリストやTNKトラベルと同じ通り
その他:ドミトリーだけど個室のようになっているところ。ファングーラオ内なので困ることがない、シャワールームも結構きれいだしなかなか良い。

・ムイネー(Mui Ne)
Blue Sky Guesthouse
値段(一泊):2人用個室 230,000ドン(約1,100円 ※20,000ドン=100円)
基本情報:シャワートイレ付(室内)、お湯でる、スタッフ英語可の人もいる、朝食なし、Wi-fiあり(速い)、タオルあり、エアコンあり、ファンあり、ツアーデスクあり
行き方:ムイネーのシンツーリストから歩いて5分くらい
その他:栄えているところの一番端っこにある感じだけど観光的な見所は全部ツアーかバイクでしかいけないので特に問題ない。ベッドのスプリングが壊れてた。

・ホイアン(Hoi An)
The Hoi An Villa
値段(一泊):シングルルーム 5ドル(約565円)
基本情報:シャワートイレ共有(室外)、お湯でる、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(速い)、タオルあり、エアコンあり、ファンあり、ツアーデスクあり
行き方:ホイアンのシンツーリストから歩いて10分くらい、旧市街入り口まで10分弱
その他:かなり前に予約しておいたから個室で5ドルでかなり安かった、早朝着でも空いていたからチェックインできた、バーもあるが夜はうるさくなく、とてもおすすめ

・フエ(Hue)
Daisy Hostel
値段(一泊):2人用個室 122,000ドン(約600円)
基本情報:シャワートイレ付(室内)、お湯でる、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり(速い)、タオルあり、ファンあり、ツアーデスクあり
行き方:中心地から歩いて15分くらい、少し遠い
その他:スタッフがすごく優しい、近くの屋台のご飯が安くて美味しい

・ハノイ(Hanoi)
Hanoi Golden Charm Hostel
値段(一泊):女性用ドミトリー 4人部屋 193,500ドン(約960円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯でる、スタッフ英語可、朝食あり、Wi-fiあり(たまに不調)、タオルあり、エアコンあり、ツアーデスクあり、エレベーターなし
行き方:ハノイのシンツーリストから歩いて10分くらい
その他:中心地にあり便利、早朝出発でもスタッフが朝食パックしておいてくれる、エアコンが効きすぎて欧米系の人と同室だと温度下げすぎできつい、シャワールームがきれい

・サパ(Sapa)
Venus Sapa Hostel
値段(一泊):ミックスドミトリー 6人部屋 204,000ドン(約1020円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯でる(10分くらいしか出ない)、スタッフ英語可、朝食なし、Wi-fiあり、タオルあり、ツアーデスクあり
行き方:サパの中心から歩いて15分くらい、坂がちょっと辛い
その他:山岳地方だから停電が多く、お湯も使用制限がある。軽食を有料で作ってくれる、ここのツアーを利用したけど値段も質も良かった

・ラオカイ(Lao Cai)
NHA HGHI 66
値段(一泊):2人用個室 230,000ドン(約1150円)
基本情報:シャワートイレ付(室内)、お湯でる、スタッフ英語不可、朝食なし、Wi-fiあり(速い)、タオルあり、エアコンあり、エレベーターなし、ツアーデスクなし
行き方:ラオカイの駅前
その他:予約しないで駅前にあったから泊まった、結構古いしちょっと汚いかなあ


■交通
交通のまとめ

・コロンボ(Colombo), スリランカ(Sri Lanka)
↓ スリランカ航空 約4時間 世界一周航空券
・(乗り継ぎ)クアラルンプール(Kuala Lumpur), マレーシア(Malaysia)
↓ マレーシア航空 約2時間 世界一周航空券
・ホーチミン(Ho Chi Minh), ベトナム(Vietnam)
↓ バス 約5時間 シンツーリストオープンチケット 845,000ドン(約4,225円)
・ムイネー(Mui Ne)
↓ スリーピングバス 約5時間 オープンチケット
・(乗り換え)ニャチャン(Nha Trang)
↓   スリーピングバス 約11時間 オープンチケット
・ホイアン(Hoi An)
↓   スリーピングバス 約4時間 オープンチケット
・フエ(Hue)
↓   スリーピングバス 約13時間 オープンチケット
・ハノイ(Hanoi)
↓   スリーピングバス 約6時間 219,000ドン(約1,095円)
・サパ(Sapa)
↓   ミニバス 約1時間 30,000ドン(約150円)
・ラオカイ(Lao Cai)
↓   タクシー 約10分  30,000ドン(約150円)
・河口, 中国(China)

シンツーリストのサイトは値段も時間もすべて載ってるから計画立てるのに便利
https://www.thesinhtourist.vn/busschedule


2018-03-15

いざ中国へ

ラオカイ(Lao Cai)のホテルで午前は少しのんびりしたあと、中国との国境へ向かった。
ラオカイ駅前からタクシーに乗って国境まで30,000ドン(約150円 ※2万ドン=100円)。10分くらいで到着。

中国の国境の町は河口。
中国の地名は漢字は分かっても読み方がよく分からない。河口も日本語で考えたら「かこう」だけど、中国読みだと「はーこう」みたいな感じ。

目指すは河口から北西にある新街鎮(Xingjiezhen・どう読むのが正しいかわからない)だが、バスだと半日はかかるため、この日は国境を越えてから河口の街に一泊することにしていた。
中国行く前の必要な準備などはまた別エントリーで。

ベトナムのイミグレーションに到着して、残っているドンを中国元に両替したかった。すぐに路上にいるおじさんに声をかけられて、レートを聞いたらまあまあよかったのでそのまま両替。
少し雨がちらついていた。

イミグレーションではベトナムのevisaを見せて、と言われてそれを見せたらすぐに完了した。ビザの期限が出国日ギリギリだったから、ここで問題起きて出られなかったら大変だった。さすがに出られないってことは考えてなかったけど。

出国するゲート。向こうはもう中国だ。

大きな川が流れてる。国を行き来する人たちがいる


そして目の前に中国入り口。

中国のイミグレーションってどんなんだろうと結構不安だった。てか中国そのものに対して結構不安があった。反日感情を持っている人もいるだろうし、それを思いっきり向けてくる人もいるかもしれない。
あと英語が通じないというのがかなりネックになっていた。こちらは漢字がわかるからまだ書いて伝えることはできそうだとは思っていたが、今までほとんどの国で英語が通じればどうにかなったことが多かったから、通じないのレベルもどのくらいかよくわからないし、とにかく不安。

まず入国審査の列に並ぶ。列の途中で入国カードを書いていないよって、係員が案内してくれて、機械の前へ。パスポートをスキャンするだけで情報が印字された入国カードが出てきた。ハイテク!
しかも私がもともと並んでいた場所に、係員が戻してくれる。優しい。

入国審査員は英語を喋っていた。とりあえず安心した。
一人で来たのか、中国語は喋れるのか、観光目的か、その3つしか聞かれなかった。質問の数の割には、審査員がパソコンに何かを打ち込む量が多くて時間が思ったよりかかったので、なんだか緊張した。

入国スタンプが無事に押されて、荷物をX線にかけて終了。
目の前に広がる漢字の数々に何だかワクワクしていた。中華街の匂いがするが、まだバイクが大量に走っていて、ベトナム語看板もあるし、まだベトナムとさほど変わらない感じがした。

中国の旅が始まります。

2018-03-11

日曜限定バックハーマーケット

国境を越えるためにラオカイ(Lao Cai)に来たが、それ以外にも楽しみにしていたマーケットがあった。ラオカイから少し離れたところで、日曜日にだけ開催される、花モン族と呼ばれるカラフルな民族衣装の人たちが集まるマーケットがあるのだ。

ラオカイの駅前の道をまっすぐ進んだところにあるバスターミナル。事前に調べた時間では朝6時半にそのマーケットが開催されるバックハー(Bac Ha)行きのバスがあった。

マーケットは午前が一番盛り上がるということで朝一の便で行きたかった。また、サパ(Sapa)からラオカイに降りて来て、乗り継いでバックハーという強行スケジュールでも行くことは可能だが、ラオカイからバックハーまでは約2時間。サパから来たら、往復6時間以上かかってしまう。それはそれで大変なのでラオカイに滞在して、バックハーに行くという方法はよかったと思う。

早朝のバスターミナルで窓口でバックハー行きのチケットをもらい、バスを教えてもらう。60,000ドン(約300円 ※2万ドン=100円)。
ほとんど人が乗らないまま出発したが、駅前で大量の欧米系の旅行客が係に連れられて乗って来た。どこかからツアーでも組んでいるのかもしれない。

途中途中で人を乗せながら約2時間でバックハーに到着した。帰りの時間が決められていて、正確な時間は忘れたけど、昼過ぎくらいの時間を指定されて、それまでに戻って来てと言われた。

マーケットに着くと、花モン族の民族衣装、すごくきれいな色合いの服を着た女性がたくさんいた。皆何かを売りながら、隣の人と話したり、楽しそうに見えた。


マーケットはお土産を売るスペースもあり、観光客向けの部分もあるが、ローカル感もかなりあった。

肉が丸々

そういえばこれまでにドリアンあんまり見かけなかった。

結構驚いたのは、この女性たちの服は売られているということ。それぞれ家で作っているんだと思っていた。

小さい子の服も本当に可愛い。姪っ子がいたら買っていっただろう。

たけのこがでかくて美味しそうだった。

バックハーマーケットでは生きた動物も売られている。いろんなマーケットに行ったけど、生きた動物をこの規模で売っているのはあまりみたことがなかった。多分マーケットが分かれるからだと思うんだけど、ここでは同じ場所。
水牛も適当にいるように見えるけど、売買の交渉がされている。

買われていく豚。

選ぶ人たち。あと犬も売られていた。ベトナムは犬肉食べるとは聞いたことあるが、出会わなかった。

本当にいろんなものが売られていて楽しかった。久々に大きい規模のローカル感がちゃんと残ったマーケットだった。


一通り見て回っても時間が余ったから、マーケットの中にあるお茶屋、と言ってもパラソルの下で飲み物が買えるというような場所で休んでいた。
そしたらオレンジを売っていた若い男性が来て、日本人に会えて嬉しいみたいな話をされた。なんか買ってくれっていう話かなって思ったら本当に会えて嬉しいと言っている人で、英語はほぼ通じなかったから、たくさん話すことはできなかったけど、少し一緒に過ごしていた。最後に一緒に写真を撮りたいと言われて撮ってからさよならした。

バスの集合時刻が来てまた同じバスに乗って、ラオカイへ。
ホテルに着いて鏡を見て気づいたが、着ていたTシャツが後ろ前だった・・・!
せっかく一緒に写真を撮ったのに、なんという失態。撮った写真を後から送ってもらったが、後ろ前感のないTシャツだったのが救いで、しかし気づいてたかな・・・と思ったらすごく恥ずかしい。

そんなこんなでベトナム最終日は終わった。

ラオカイ滞在:2017年7月15日〜17日