2018-03-24

中国を旅する前に準備しておいてよかったこと

旅にかかせないものといえば、お金、情報、言語、だと私は思います。
コミュニケーション能力とか、情報なくてもどんどん進める勇気とか、旅を楽しくする要素はもちろんたくさんあるけど、それはプラスアルファ要素として。
お金と言語のことはさておき、情報は常にアップデートされるから最新のものが必要だし、情報があれば安全はある程度確保できる。旅に出て知らないで危ないところに行っちゃって、死にたいなんて思ってる人多分いないよね。私は知らなくて行動して、危ない目にあったこともあるから、余計に知らない、ということに敏感になっております。

旅中は事前にルートや、そのルートが安全か(強盗が出るルートとかもあるから)をある程度調べるし、旅中にはその場所やその次に行こうと思っているところがどういうところなのか、調べながら進んでいる。

さて中国ではグレートファイアウォールという情報検閲が行われていて、検閲対象となっている日本人が普段利用しているWeb系のサービスのほとんどは接続することができません。

まずGoogle系が全部だめ。Yahooもだめ。
そうなると検索ができない。中国の検索サイトで日本語を入れて検索しても有益な情報は得られない。
GoogleがだめだとGoogleマップも使えない。最近はオフラインでも地図が見れるようにマップをダウンロードできるのだけど、それも中国は対象外。gmailも使えない。

TwitterやFacebook、instagramもアクセスできません。そうなると旅の様子を投稿して生きているアピールもできなくなる。

LINEもだめ。どうやって日本にいる人と連絡を取ればいいのだ、と。

もちろんアクセスする方法はあって、それは中国に入る前に全部やっておかなくてはいけないから、これから中国を旅する人の参考になればと、準備しておいてよかったことを書いておきます。2017年7月時点での情報のため、さらなる規制で今は使えない方法もあると思うけど、参考までに。

■VPNをつなぐ
VPNって何かっていうのは簡単にいうと、中国にいながら、インターネット回線があれば、日本経由でネットに繋げることができるもの。中国からアクセスするとNGになるサイトが、日本経由からアクセスしていることのになるからOKとなるわけです。
VPNサービスを提供しているところはたくさんあるけど、最近ではVPNも規制の対象になりつつあるみたいだから、行こうとしている今使えるものを選んでください。

私が使っていたのはセカイVPN
https://www.interlink.or.jp/service/sekaivpn/
なんと申し込みから2ヶ月は無料で使えるという。今回私はビザなしだったので中国にいられるのは最大15日間。なので旅の期間中は無料で使えたし、途中解約の違約金もなし。
サイトから申し込みして、設定も詳細に書いてあったから難しくなく使えた。
PCとスマートフォン両方に適応できて、なぜかgmailのメール送信がスマートフォンからはできなかったけど、それ以外は日本で使っているのと同様に使えた。

■入れておいたほうがいいアプリ
1.MAPS.ME
iPhone
Android
オフラインで見れる地図アプリ。これ中国だけじゃなくてどの国でもかなり使える。
使いたいエリアの地図をあらかじめダウンロードしておく必要があるので注意。
ちなみにGoogle mapのマイマップで作ったポイントをmaps.meに移すこともできる。
そのやり方をすごく丁寧に説明してくれているブログがあったから、こっちを参考に。
http://www.milejournal.com/entry/googlemap-to-mapsme

このアプリの難点は日本語対応しているけれども、日本語や英語で検索に文字を入れてもヒットしない時があること。なのであらかじめ行きたい場所があればmaps.me上で目視で探してピンしておくのを推奨。ちょいちょいバグってるところあるんだけど、特に問題なく使える。Google mapだと中国の地図があまり正確じゃなくて、maps.meの方が正確に思った。これで地図の問題は解決。


2.Trip.com by Ctrip
iPhone
Android
中国で電車を使った旅をするなら絶対入れておいた方がいいアプリ。
飛行機、電車、ホテルを予約できるアプリで、中国発の最大手旅行予約アプリである。
日本語にも対応していて使いやすい。

中国の電車のチケットは窓口に並んで、全部中国語でやりとりしなくてはいけない。大体の旅行者は行き先、列車のナンバー、席のレベル、寝台の場合上下どちらにするか、第一希望の電車が取れない場合に備えて第二希望の電車の記載などなど、全部を紙に書いて伝えるしかない。それを書いて祈るように列に並ぶ。しかも長蛇の。それを駅の電光掲示板を見て、確認してっていうのはかなり慣れていないと厳しいなと思った。
壁にかかってるのが掲示板。正直何がどんな意味なのかも事前に調べていても理解するのに時間がかかる。並んでる間にチケットの残り枚数減っていくし。

このアプリなら全部オンラインで予約ができる。予約をしておけば、駅に着いたら切符の受け取りの列に並ぶだけ。その受け取りの列がどこかを理解するのに時間がかかるのはあるんだけど。でも皆予約している人しか並んでいないからスムーズに列が進むし、とっても便利。窓口の人もこのアプリを知っているから、アプリの注文番号を見せれば何も言わなくても手続きしてくれる。


3.Google 翻訳
iPhone
Android
Googleは中国で使えないという話をしたばかりだけれども、Google翻訳は言語をダウンロードしておけばオフラインで使える。だから中国語をダウンロードしておいて、何か伝えたいときは全部これで翻訳したものを見せていた。中国は本当に英語を喋れる人は少ないと思う。特に田舎では皆無に近い。ホテルの人も喋れないところが多かったし、翻訳はあった方が便利。そして私が出会った中国のほとんどの人が翻訳アプリを携帯に入れてあって、英語または日本語を喋ると中国語に訳してくれるらしく、相手はそれを使って対応という、アプリ同士の会話をよくしてた。私が一番よく訳したのは「白米をください」でした。


4.WeChat
iPhone
Android
中国版LINEみたいなもの。中国国内でVPN通さずに普通に使える。結局VPN通してLINE使うからほぼ使わないんだけど、現地の人と連絡取るときは必ずWechatだから知り合った人との連絡先交換にはこれが一番良い。あと公共のWi-fiを利用するときにwechat認証があったりするから入れておいて損はない。


結局このくらいしか普段は使わないけど、中国ではすごく役立ったアプリってない。
中国版Googleマップである百度地図とかも、中国語入力できないから入れておいても検索できないから意味なかったし。

VPNが繋がりさえすれば特に困らなかった印象。

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