泊まっていたキイロイ家でツーリストバスチケットを1000ルピー(約1,500円 ※1インドルピー=1.5円)で購入し、約15時間半のバスの旅。途中で見た夕日や月がきれいで、インドの田舎はいいなと思った。
ちなみにリシケシュのツーリストバス乗り場(Gurndnwara)までは宿近辺から1人40ルピー(約60円)だった。オートリキシャ乗り場にたまっている人たちは1人100とか200とかふっかけてくるので、走行中のをつかまえた。
ダラムサラのバス乗り場に到着すると泊まりたいと思っていたTokyo Houseの客引きの人がいて、そのまま車に乗って宿を見せてもらう事に。
バス乗り場からマクロードガンジという宿が集まる地区までは坂が続き、どのみちタクシーを拾わないと到着できない。町の中も坂だらけなのでここで乗せてもらえてよかった。宿もよさそうだったので決定。
ダラムサラはチベット亡命政府がある町。
チベットは元々1つの国家であった。しかしチベット自治区は元々中国の清王朝時代支配下にあったという主張から、1950年ごろから中国の武力侵略を受け首都が陥落。その後も蜂起や暴動が起き、現在までに虐殺や自殺で120万人以上の被害者がでた。1959年に身の危険を感じた指導者ダライラマがインドへ亡命し、ダラムサラに亡命政府を樹立。現在ではチベット自治区は中国の一部という扱いをされており、独立を望むチベット人たちの焼身自殺による抗議が続いている。
というとても複雑な場所。そこでは亡命してきたチベット人が多く暮らし、店を持ち、生活し、学校へ通う子ども達もいる。チベットではダライラマの写真やチベットの旗を掲げる事すら許されていないが、ここでは多く見かけた。
チベット寺院とマニ車。
チベットの祈祷旗であるタルチョも色々なところに。
チベット僧とチベット人と、でももちろんインド人もいて、でもなんだかここはインドとはまた違う場所という感じ。
そして町中にある焼身自殺をした人たちの写真。
ダライラマ自身も最近(2013年11月)日本であった宗教家との対話で焼身自殺について言及していた。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/19/dalailama_n_4300584.html
滞在中は天気のいまいちな日が多く、北部だしちょっと寒かった。久々に長袖を出した。
天気が良かった日に隣のバグス村の滝を見に行く。歩いて行ける距離。村にはすっかりチベット人を見なくなりインド人だらけになって、この近距離でこの違いに驚く。
そして滝へ。
インド人の観光客が沢山いた。
天気が悪いとこんな感じになる。異世界だ。
そしてダラムサラは嬉しい事に、カレー以外のおいしい料理屋が多い。カレーはまだこの時はお腹を壊しそうという理由で食べていなかった。日本食、イタリアン、韓国料理、そしてカフェも多い。おすすめしたい店はまとめの時に。
そしてダラムサラといえば年に1度行われるダライラマのティーチング(説法)。しかし今年は8月にすでに終わっていた。だからこの町の雰囲気だけ味わおうと思っていたのだけど、なにげなしにHPを確認してみたら、滞在中にもう1度ティーチングがあるということがわかった!台湾の宗教団体からの要望で開催されるというが、まさか話が聞けるとは思っていなかっただけに、かなり嬉しかった。
貴重な4日間の説法についてはまた別の記事で。ダラムサラとても落ち着けてよい場所だった。
ダラムサラ滞在:2013年9月23日〜10月6日 Tweet
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