2013-11-10

カトマンズ町歩き

カトマンズ(Kathmandu)で泊まっていたのはタメル地区。バックパッカーが多く集まるということで有名で、安宿、旅行会社、お土産屋、そして割とレベルの高い日本食屋があったりと、ごちゃごちゃしている感じがまた面白い。

カトマンズに来て驚いたのは、人の多さ。そして細い路地に溢れる人の間を車やバイクがすり抜けて行くということ。


そして路地では沢山のヒンズー教の寺院や像を見る事ができ、それぞれに祈りを捧げて行く人がいたり、私にとってはかなりカオスな状態。
しかしそれが全然違うところに来たという感じをさらに引き立てていてわくわくした。



そしてそこの細い道を抜けるとダルバール広場という元王宮だった場所に到着する。入場料が750ルピー(約750円 ※1ネパールルピー=1円)。正直ネパールの物価を考えると高すぎる。そしてここの入場は素通りしてしまえば払わずに入れることで有名。がしかし、こういうところでずるをすると、大抵後からどこかでぼられたりするという私の旅の理論から、ちゃんと支払った。色んな事は巡り巡って返ってくると思う。

かなり印象的なシヴァ神の化身であるカーラバイラブ。調べたら破壊神だと書いてあったが、それに沢山の人がお祈りするのはどういう意味があるんだろう。

そしてこの広場にはネパールの生き神様であるクマリの館がある。32ある条件に当てはまる少女がクマリに選ばれ、初潮がくるとその役割を終える。予言者とされていて、国王にすら崇められているという。
1日に1回顔を出す時があり、館の近くのネパール人に16時にクマリが顔をだすと言われたので観に行った。着いた瞬間に人が館から沢山でてきたから、ぎりぎり間に合わなかったと思ったが、その後に観光の団体客が待っていたためなんとクマリはもう1度顔を出したのだ。うまく紛れ込めたので見る事ができた。しかしそういう仕組みなのか…。
クマリ自身を撮影することは禁止されている。この写真の一番上の窓から顔をだす。
見た瞬間驚いた。特別な化粧をしているものの、窓から下を覗き込む姿がただの小学生だったからだ。
クマリに関しては、祭りのとき以外の外出も禁止、勉強は館でのみするものの、他の子どもに比べると遅れがでたり、なにより同年代の子どもと触れる機会がないため色々問題視されている部分もあったりするらしい。元クマリのインタビューはなかなか面白かった。
http://www.47news.jp/47topics/ningenmoyou/91.html

ちなみに広場への入場料を払うと、中にある博物館に入る事ができる。中は王様の歴史を巡る資料があるだけで、そこまで面白くなかったのが残念。
小学生くらいの子ども達が社会科見学にきていて、「こんにちは」と声をかけられ握手を求められた。ネパールの人たちは目が合うと優しくほほえんできたり、話しかけてきたり、なんだかかわいらしかった。

カトマンズはなんだかどこを歩いても新しい発見ばかりで、おもしろい町だった。まだ続く。


ずっとブログ更新していなかったけど、現在地はついにヨーロッパにさしかかりトルコ。
インド約1ヶ月の旅を終えて、ヨルダン、イスラエルを経てたどり着きました。旅もあと約3ヶ月。
このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿