バラナシ(Varanasi)滞在中は天気がいまいちな日も多く、まだ雨季が完全に終わっていない感じがした。それでも前日の夜の空を見て、綺麗に晴れていた日の翌日の朝は、朝日を拝む事が出来た。
5時半に起きて宿の屋上にあがると朝焼け。
歩いて近くのガートまで行き朝日を待った。
ガンジス川の向こう側から朝日が静かにゆっくり、いや意外と速かったかもしれない、昇ってくるのが見えた。ほぼ地平線上から太陽が昇るところをみるのはいつぶりだろう。様々な旅の記憶が蘇る。
そして祈りを捧げ沐浴する人たち。
でもなんだか分かる気がした。昇ってくる朝日を見ていると、まっすぐ自分だけを照らしているような気すらして、本当に美しくて、思わず手を合わせたくなっていた。朝日の力すごい。
見れてよかった。路上に差し込む光もきれい。影が長い。
一度対岸に渡ってみたくてボートに乗った。インド人観光客ばかりで、みなとても楽しそうにはしゃいでいたので面白かった。
子ども達ははしゃいでたけど、お祈りしている人たちもいて。
謎の藁人形が流れ着いていたりして。多分何体もあったから儀式に使われるものなのかな。
対岸から火葬場も見えた。
色々なものが見れたバラナシ。まさに異国だった。好きだけどまた来るかはわからない、そんな場所。
この辺りから、インドの貧しさや差別を少し見かけるようになる。何をしたのかは知らないが、低カーストの人たちが路上で他の位の大人にかこまれて棒で叩かれているのを見たり、しつこい客引きを追い払うために警察が銃を向けたり(これは日常の冗談なのかもしれないけど)、小さな事だけどこぎれいな格好をしている人が身分が低そうな人の頭をはたいたりとか、1度気にしてしまうと、とても多く行われているところを見ている気がした。
ヒンズー教の聖地のあとは仏教の聖地へ向かう。
バラナシ滞在:2013年10月12日〜19日
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2013-11-30
バラナシでプージャを観る
ヒンズー教の聖地でもありつつ、そのせいもあって結構な観光地でもあるバラナシ(Varanasi)。旅行客向けのお土産屋から、スパイス、駄菓子屋、ジャンベ教室、ヨガ教室、色々な店が並ぶのでおもしろい。
そしてそれまで積極的に食べてこなかったカレーをほぼ毎日食べるようになっていた。色々な味を試すのが楽しくなって来ていた。大きめの野菜が入っているカレー、スパイスが強いカレー、チーズが入っているカレー、どれも違うがどれもうまかった。だいたいがナンをつけても100ルピー(約150円 ※1インドルピー=1.5円)以下で食べられる。
あとはラッシー。ヨーグルト嫌いだけどラッシーならなぜか平気。味によるけど25ルピー〜(約37円〜)。
この陶器の器は食べ終わったら割捨てる使い捨ての器。これだけをつくる低カーストの人たちがいるのだとか。
そしてガンジス川のメインガートでは、日が沈むとプージャという礼拝が行われる。これはもう観光客向けという感じだが、インドの人たちが沢山集まってきていた。
インドの女の子たち服がかわいいな。彼女らにしか似合わないのだろうけど。
プージャというのはなにもバラナシだけでやっている話ではなくて、伝統的な神への礼拝であり、神との合一が目的だそうだ。生演奏と歌により儀式が始まった。4人の男性が花を撒いたり、炎を持ってまわしたり、なぜか指揮するおじさんがいて手拍子して盛り上げたり。
正直神聖な感じとはちょっとかけ離れていた雰囲気だったけど、インドの人たちはみんなお祈り一緒にしてたし、やはり特別なものなのかな。
バラナシ感じることも多いし見るもの(観光という点以外でも)も多いな。 Tweet
そしてそれまで積極的に食べてこなかったカレーをほぼ毎日食べるようになっていた。色々な味を試すのが楽しくなって来ていた。大きめの野菜が入っているカレー、スパイスが強いカレー、チーズが入っているカレー、どれも違うがどれもうまかった。だいたいがナンをつけても100ルピー(約150円 ※1インドルピー=1.5円)以下で食べられる。
あとはラッシー。ヨーグルト嫌いだけどラッシーならなぜか平気。味によるけど25ルピー〜(約37円〜)。
この陶器の器は食べ終わったら割捨てる使い捨ての器。これだけをつくる低カーストの人たちがいるのだとか。
そしてガンジス川のメインガートでは、日が沈むとプージャという礼拝が行われる。これはもう観光客向けという感じだが、インドの人たちが沢山集まってきていた。
インドの女の子たち服がかわいいな。彼女らにしか似合わないのだろうけど。
プージャというのはなにもバラナシだけでやっている話ではなくて、伝統的な神への礼拝であり、神との合一が目的だそうだ。生演奏と歌により儀式が始まった。4人の男性が花を撒いたり、炎を持ってまわしたり、なぜか指揮するおじさんがいて手拍子して盛り上げたり。
正直神聖な感じとはちょっとかけ離れていた雰囲気だったけど、インドの人たちはみんなお祈り一緒にしてたし、やはり特別なものなのかな。
バラナシ感じることも多いし見るもの(観光という点以外でも)も多いな。 Tweet
ヒンズー教の聖地バラナシ
インドの3大うざい町の1つバラナシ(Varanasi)。ヒンズー教の聖地、そして聖なる川ガンジス川の流れる町。ここもまた日本人観光客が騙されることで有名な場所でもある。
デリーからインドで初めての夜行列車に乗り出発。3Aクラスというエアコン付き2等寝台列車に乗った。SLクラスというエアコンなし寝台もあるのだが、インド旅をしてきた人に話を聞く限り、女性は夜行なら3Aにしておいたほうがいいというのを聞いたからだ。
ホームについて驚いたのは一般車両(座席指定なし)に乗ろうとして溢れる人々。写真に写ってないけど、車両の中はもう隙間がなくみえた。これは絶対乗れないや。
一方3A寝台はシーツ・枕などの寝具付き。3段ベッドになるが一番上(Upperを選択)にしておけば、盗難も下の段よりは心配ないし、朝になってベッドの1段目が座席に変わる時、まだごろごろしてられる。予約時に外国人枠で購入したからか、6つのベッドのうち5人が外国人観光客であった。
電車の中はチャイやスープ、飲み物やお弁当を売る人が行き交うが、どこからか勝手に乗って来た人たちではなくスタッフのようだった。駅員がきて「Suggestion」という紙を見せてきてサインを求められる。内容は貴重品は身につけておくこと、知らない人から飲み物を買わないこと、などそういう注意書き。ここでなぜか20ルピー(約30円 ※1インドルピー=1.5円)払う人と、払わない人がいた。どういう区別なのかは謎。
朝2時間遅れくらいでバラナシに到着。早朝着の予定だったから様子がわからない分、逆によかったかもしれない。駅前から少し離れたところで走行中のオートリキシャをつかまえて町の入り口であるゴードウリヤー交差点へ100ルピー(約150円)で行く。
事前に友達から、バラナシ道が狭いし牛のフンだらけだから、キャリーバッグ持って行かない方がいいと言われていたので、デリーの宿に全ておいてリュックと手提げだけで来た。そしてそれは正解だった。
バラナシは町の大通りはデリーと変わらないものの、ガンジス川沿いに並ぶ旅行者が泊まるエリアは細い道に牛が常にいる。犬もいる。人も多いしバイクも通り抜ける。
ヒンズー教では牛は神聖な生き物だから、道にいても叩いたりしてどかしてはいけないのだ、実際やってるインド人いるけど。でも牛がいるから渋滞が起きるということもある。
バラナシはヒンズー教の聖地。
ヒンズー教では人々は生まれ変わるたびに都度苦しみに耐えなくてはならないという教えがあるが、このバラナシのガンジス川の近くで死んだ者は、その輪廻から解脱できると考えられているそうだ(Wiki調べ)。だから沢山の人が、死ぬ間際にここの近くにきて、亡くなれば川沿いの火葬場で燃やされる。
この狭い道を遺体を乗せた担架が何度も通るのを見た。それは日本のお葬式の静かな雰囲気とは違い、きらびやかな装飾と、時にお金や花びらをばらまき、何かを叫びながら通り過ぎというか走り抜けて行く。ここにいるとそれが日常になってしまうのだった。
お金がない人や、子ども、そして出家したサドゥと呼ばれる人たちは火葬されずにガンジス川に直接沈められる。ガンジス川をずっと眺めていると、ボートから亡くなったサドゥが落とされているのも見た。花びらがまた撒かれて、そこだけ違う世界のようだった。ガンジス川で起きる事はなんでも自分とは遠い世界のことのようだった。
火葬場も見に行った。この辺が特に日本人が騙される場所なので注意。火葬場はこっちと間違った方向を教えられて、関係ないところにきたうえで、薪代を請求されたりするとか。一番いいのは、誰にもついていかずに自分でたどり着くことなんだろうな。
私はたまたまその日会った、バラナシに長く滞在している同じ宿の人に連れて行ってもらった。2体しか燃やされていなかったからかもしれないが、臭いもないし、煙はすごかったけど、遺族が燃えている遺体を無表情で見ているのを見た。女性が全然いなかった。
誰だか分からない人が、薪の間に挟まれてただ単に燃えていた。そう思った。
近くで見たから炎が熱かった。何て言うか「うわっ」という驚きでも「気持ち悪い」という不快感でもなかった。私も死んだら火葬だろうから、こうやって燃えていくんだなって思うと、あんまり怖い事ないなと自然に思った。不思議な体験である。
火葬場の写真は撮ってはいけない。ここは近くのチャイ屋。
そしてガンジス川を見に宿の近くのガート(川岸の階段のこと)へ。別に私はヒンズー教でもなんでもないし、この川汚いし、何に惹かれるのかわからないが、ずっと見ていられるし、なぜか落ち着いた。
色々なものも流れ着いている。
メインガートと呼ばれるダシャーシュワメードガードにも行った。ここは日本語ぺらぺらの客引きがすごく多い。あまりにしゃべるので、彼らがどんな言葉で返答してくるのかが気になって、人も多いところだし、自分の情報は絶対話さずに付き合って話していたら面白かった。店とかボートは全部断ったけど。「今でしょ!」って言われた時には驚いた、それはもう流行ってないということを教えてあげた。
天気がいい日は夕焼けが綺麗だった。川と反対方向に沈むが、宿の屋上から眺めていた。それぞれの家の屋根から凧があがるのが見えた。
私はバラナシにいるとなぜだか落ち着いた。うるさい客引きも決まったエリアにしかいなかったし、うるさいけど極悪ではなかったし、川は汚いけどずっと見ていられたし、一般の人はとても優しかった。
遺体が何度も運ばれて燃やされて流されていくという自分の中では非日常が、日常的になっている場所にいて、不思議の国に少し入らせてもらえたっていうか、私がなじむことは絶対ないんだろうけど、ここにいる間だけは何かが許されているような気持ち。
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デリーからインドで初めての夜行列車に乗り出発。3Aクラスというエアコン付き2等寝台列車に乗った。SLクラスというエアコンなし寝台もあるのだが、インド旅をしてきた人に話を聞く限り、女性は夜行なら3Aにしておいたほうがいいというのを聞いたからだ。
ホームについて驚いたのは一般車両(座席指定なし)に乗ろうとして溢れる人々。写真に写ってないけど、車両の中はもう隙間がなくみえた。これは絶対乗れないや。
一方3A寝台はシーツ・枕などの寝具付き。3段ベッドになるが一番上(Upperを選択)にしておけば、盗難も下の段よりは心配ないし、朝になってベッドの1段目が座席に変わる時、まだごろごろしてられる。予約時に外国人枠で購入したからか、6つのベッドのうち5人が外国人観光客であった。
電車の中はチャイやスープ、飲み物やお弁当を売る人が行き交うが、どこからか勝手に乗って来た人たちではなくスタッフのようだった。駅員がきて「Suggestion」という紙を見せてきてサインを求められる。内容は貴重品は身につけておくこと、知らない人から飲み物を買わないこと、などそういう注意書き。ここでなぜか20ルピー(約30円 ※1インドルピー=1.5円)払う人と、払わない人がいた。どういう区別なのかは謎。
朝2時間遅れくらいでバラナシに到着。早朝着の予定だったから様子がわからない分、逆によかったかもしれない。駅前から少し離れたところで走行中のオートリキシャをつかまえて町の入り口であるゴードウリヤー交差点へ100ルピー(約150円)で行く。
事前に友達から、バラナシ道が狭いし牛のフンだらけだから、キャリーバッグ持って行かない方がいいと言われていたので、デリーの宿に全ておいてリュックと手提げだけで来た。そしてそれは正解だった。
バラナシは町の大通りはデリーと変わらないものの、ガンジス川沿いに並ぶ旅行者が泊まるエリアは細い道に牛が常にいる。犬もいる。人も多いしバイクも通り抜ける。
ヒンズー教では牛は神聖な生き物だから、道にいても叩いたりしてどかしてはいけないのだ、実際やってるインド人いるけど。でも牛がいるから渋滞が起きるということもある。
バラナシはヒンズー教の聖地。
ヒンズー教では人々は生まれ変わるたびに都度苦しみに耐えなくてはならないという教えがあるが、このバラナシのガンジス川の近くで死んだ者は、その輪廻から解脱できると考えられているそうだ(Wiki調べ)。だから沢山の人が、死ぬ間際にここの近くにきて、亡くなれば川沿いの火葬場で燃やされる。
この狭い道を遺体を乗せた担架が何度も通るのを見た。それは日本のお葬式の静かな雰囲気とは違い、きらびやかな装飾と、時にお金や花びらをばらまき、何かを叫びながら通り過ぎというか走り抜けて行く。ここにいるとそれが日常になってしまうのだった。
お金がない人や、子ども、そして出家したサドゥと呼ばれる人たちは火葬されずにガンジス川に直接沈められる。ガンジス川をずっと眺めていると、ボートから亡くなったサドゥが落とされているのも見た。花びらがまた撒かれて、そこだけ違う世界のようだった。ガンジス川で起きる事はなんでも自分とは遠い世界のことのようだった。
火葬場も見に行った。この辺が特に日本人が騙される場所なので注意。火葬場はこっちと間違った方向を教えられて、関係ないところにきたうえで、薪代を請求されたりするとか。一番いいのは、誰にもついていかずに自分でたどり着くことなんだろうな。
私はたまたまその日会った、バラナシに長く滞在している同じ宿の人に連れて行ってもらった。2体しか燃やされていなかったからかもしれないが、臭いもないし、煙はすごかったけど、遺族が燃えている遺体を無表情で見ているのを見た。女性が全然いなかった。
誰だか分からない人が、薪の間に挟まれてただ単に燃えていた。そう思った。
近くで見たから炎が熱かった。何て言うか「うわっ」という驚きでも「気持ち悪い」という不快感でもなかった。私も死んだら火葬だろうから、こうやって燃えていくんだなって思うと、あんまり怖い事ないなと自然に思った。不思議な体験である。
火葬場の写真は撮ってはいけない。ここは近くのチャイ屋。
そしてガンジス川を見に宿の近くのガート(川岸の階段のこと)へ。別に私はヒンズー教でもなんでもないし、この川汚いし、何に惹かれるのかわからないが、ずっと見ていられるし、なぜか落ち着いた。
色々なものも流れ着いている。
メインガートと呼ばれるダシャーシュワメードガードにも行った。ここは日本語ぺらぺらの客引きがすごく多い。あまりにしゃべるので、彼らがどんな言葉で返答してくるのかが気になって、人も多いところだし、自分の情報は絶対話さずに付き合って話していたら面白かった。店とかボートは全部断ったけど。「今でしょ!」って言われた時には驚いた、それはもう流行ってないということを教えてあげた。
天気がいい日は夕焼けが綺麗だった。川と反対方向に沈むが、宿の屋上から眺めていた。それぞれの家の屋根から凧があがるのが見えた。
私はバラナシにいるとなぜだか落ち着いた。うるさい客引きも決まったエリアにしかいなかったし、うるさいけど極悪ではなかったし、川は汚いけどずっと見ていられたし、一般の人はとても優しかった。
遺体が何度も運ばれて燃やされて流されていくという自分の中では非日常が、日常的になっている場所にいて、不思議の国に少し入らせてもらえたっていうか、私がなじむことは絶対ないんだろうけど、ここにいる間だけは何かが許されているような気持ち。
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2013-11-29
デリー 色んな顔
インドの中で3大うざい町といえば、バラナシ、アーグラ、そしてデリー(Delhi)、と言われている。
最も観光客が集まる町、だから騙す人が沢山いる、色んな事例を聞いていてもやっぱり騙される人が沢山いる。
そんな話を聞かされながら、本当に行きたくなくなっていたデリーへ行かなくてはいけない日がきた。そして初めての電車移動である。電車もまた乗っている間に騙されたり、荷物を取られたり、とにかく嫌な話は沢山聞いていた。
早朝5時の電車でアムリトサルの駅へ向かう。国境セレモニーに一緒に行ったポルトガル人も同じ電車だったため4人でオートリキシャをシェアして1台100ルピー(約150円 ※1インドルピー=1.5円)。ちなみに電車のチケットはゴールデンテンプルの入り口付近に販売所があり、特に混む事もなく購入できた。
まだ真っ暗な中、駅に到着すると外の道路に沢山のインド人家族が寝ていて、その間をすり抜けながら駅前に到着した。ホームの床にも沢山寝ている人たちが。この光景は驚愕であった。一気に貧しさを見た気がした。
今回の電車はデリーまでの特急のようなもので、1stとCCクラス(AC Chair Carといってエアコン付き車両のリクライニングシート)しかない。CCクラスで行くことにしたが、食事もついているし、周りのインド人もちょっとお金持ちそうな感じでちょっと安心。
そして6時間半くらいでデリー駅に到着。景色が田舎風景だったのが、近づいてくるにつれて人が増え、ゴミも増え、通勤する人の中にゴミを拾い暮らす人が混じり、沢山の物が目に入りすぎてなんだか極度に緊張していた。
駅をでてすぐに泊まろうと決めていた宿に脇目も振らずに、誰に声をかけられても立ち止まらないと決めて向かう。
しかし、拍子抜けした。確かに宿までの1本道で声をかけてくる人はいた、無視すればそのまま何も起きない、それは他の国々でもあったことで、極端にインドがひどいということはなかった。それにそこまで声をかけてくる人もいない。あれ?と思いながら宿に無事到着できたのであった。
結局デリーに何日間かいたものの、嫌な思いをすることはなかった。誰の事も信用しなければいいし、着いて行かなければいい、話しかけてくる人にはただ話しかけたいだけの人もいて、適当に話してさよならすればいい、もちろん人が多い場所の昼間限定。沢山の人に気をつけて色々やり過ごして来た結果、デリーそんな悪くないなと思った。
駅員になりすまし「この列車はキャンセルされている」といって旅行会社へ連れて行かれた人、契約するまで店から出さないと旅行会社に閉じ込められた人、通りすがりに痴漢にあった人、リキシャの人におごってもらったコーヒーが睡眠薬入りでそのまま全て盗まれた人、そんな話も実際にあるのは事実。
タイのカオサン通りをちょっと思い起こさせるメインバザール。
路地裏では子どもが駄菓子を買っていたり。
車、リキシャ、自転車、人がごちゃごちゃに行き交い、空気はかなり悪い。
同じ宿に泊まっていた人に誘われて、世界最大のヒンズー教寺院スワーミナーラーヤン・アクシャルダムへ行った。夜7時から行われるという噴水ショーを見るために。
地下鉄でアクシャルダム駅まで15ルピー(約22円)。地下鉄も乗るのにどきどきしていたけど、窓口で行き先を告げて、トーケンをもらい自動改札に通すだけ、入場に荷物チェックもあり、車両に女性専用車両もあり、なんだか普通だった、しかもきれい。
寺院への入場は無料で、ショーは30ルピー(約45円)。まさかのハイクオリティに驚いた。撮影禁止のため写真は一切なし。寺院も最近つくられたばかりのよう。
そして別の日、コンノートプレイスと呼ばれるビジネスの中心街へも行ってみた。
こぎれいな格好をした人たち、マックにスタバ、見た事のあるブランドショップが並ぶ。1度だけ1,000円くらいだして高級なカレーを食べてみたら本当に美味しかった。試す価値あり。
しかしその少し先には貧しい人たちが暮らしていて、道路に洗濯物が干してあったり。
デリーは色んなエリアを歩くと特に貧富が共存していると感じる。騙されるようなことがなければ、デリーは意外と興味深い場所だ。
デリー滞在:2013年10月9日〜10日、22日〜25日 Tweet
最も観光客が集まる町、だから騙す人が沢山いる、色んな事例を聞いていてもやっぱり騙される人が沢山いる。
そんな話を聞かされながら、本当に行きたくなくなっていたデリーへ行かなくてはいけない日がきた。そして初めての電車移動である。電車もまた乗っている間に騙されたり、荷物を取られたり、とにかく嫌な話は沢山聞いていた。
早朝5時の電車でアムリトサルの駅へ向かう。国境セレモニーに一緒に行ったポルトガル人も同じ電車だったため4人でオートリキシャをシェアして1台100ルピー(約150円 ※1インドルピー=1.5円)。ちなみに電車のチケットはゴールデンテンプルの入り口付近に販売所があり、特に混む事もなく購入できた。
まだ真っ暗な中、駅に到着すると外の道路に沢山のインド人家族が寝ていて、その間をすり抜けながら駅前に到着した。ホームの床にも沢山寝ている人たちが。この光景は驚愕であった。一気に貧しさを見た気がした。
今回の電車はデリーまでの特急のようなもので、1stとCCクラス(AC Chair Carといってエアコン付き車両のリクライニングシート)しかない。CCクラスで行くことにしたが、食事もついているし、周りのインド人もちょっとお金持ちそうな感じでちょっと安心。
そして6時間半くらいでデリー駅に到着。景色が田舎風景だったのが、近づいてくるにつれて人が増え、ゴミも増え、通勤する人の中にゴミを拾い暮らす人が混じり、沢山の物が目に入りすぎてなんだか極度に緊張していた。
駅をでてすぐに泊まろうと決めていた宿に脇目も振らずに、誰に声をかけられても立ち止まらないと決めて向かう。
しかし、拍子抜けした。確かに宿までの1本道で声をかけてくる人はいた、無視すればそのまま何も起きない、それは他の国々でもあったことで、極端にインドがひどいということはなかった。それにそこまで声をかけてくる人もいない。あれ?と思いながら宿に無事到着できたのであった。
結局デリーに何日間かいたものの、嫌な思いをすることはなかった。誰の事も信用しなければいいし、着いて行かなければいい、話しかけてくる人にはただ話しかけたいだけの人もいて、適当に話してさよならすればいい、もちろん人が多い場所の昼間限定。沢山の人に気をつけて色々やり過ごして来た結果、デリーそんな悪くないなと思った。
駅員になりすまし「この列車はキャンセルされている」といって旅行会社へ連れて行かれた人、契約するまで店から出さないと旅行会社に閉じ込められた人、通りすがりに痴漢にあった人、リキシャの人におごってもらったコーヒーが睡眠薬入りでそのまま全て盗まれた人、そんな話も実際にあるのは事実。
タイのカオサン通りをちょっと思い起こさせるメインバザール。
路地裏では子どもが駄菓子を買っていたり。
車、リキシャ、自転車、人がごちゃごちゃに行き交い、空気はかなり悪い。
同じ宿に泊まっていた人に誘われて、世界最大のヒンズー教寺院スワーミナーラーヤン・アクシャルダムへ行った。夜7時から行われるという噴水ショーを見るために。
地下鉄でアクシャルダム駅まで15ルピー(約22円)。地下鉄も乗るのにどきどきしていたけど、窓口で行き先を告げて、トーケンをもらい自動改札に通すだけ、入場に荷物チェックもあり、車両に女性専用車両もあり、なんだか普通だった、しかもきれい。
寺院への入場は無料で、ショーは30ルピー(約45円)。まさかのハイクオリティに驚いた。撮影禁止のため写真は一切なし。寺院も最近つくられたばかりのよう。
そして別の日、コンノートプレイスと呼ばれるビジネスの中心街へも行ってみた。
こぎれいな格好をした人たち、マックにスタバ、見た事のあるブランドショップが並ぶ。1度だけ1,000円くらいだして高級なカレーを食べてみたら本当に美味しかった。試す価値あり。
しかしその少し先には貧しい人たちが暮らしていて、道路に洗濯物が干してあったり。
デリーは色んなエリアを歩くと特に貧富が共存していると感じる。騙されるようなことがなければ、デリーは意外と興味深い場所だ。
デリー滞在:2013年10月9日〜10日、22日〜25日 Tweet
2013-11-28
インドvsパキスタン 国境セレモニー
アムリトサル(Amritsar)からオートリキシャで1時間くらいのところにあるアタリー(Attari)というパキスタンとの国境の町で、毎日国旗の降納セレモニーがあるというので見に行った。
4人でシェアして1台往復400ルピー(約600円 ※1インドルピー=1.5円)。ゴールデンテンプルの前で客引きが沢山いる。町を抜けるまでサイクルリキシャ、車、色んなものに囲まれて渋滞。誰かが「This is India」と通りすがりに言ってきたので笑った。
思えばインドとパキスタン、過去に3度も戦争しており、今もなおカシミール地方の領有権をめぐり停戦ラインがひかれており、訪れた1ヶ月前にもそこで銃撃戦があり人が亡くなったばかりだ。
そんな両国が国境で旗の降納セレモニーをやり、観光客にも開放しているというのはとても不思議な話である。
到着するとインドの応援のための旗やペイントを販売しており、インド人観光客含め多くの人が入場する時間を待っていた。
そしてセキュリティチェックなどをうけ入場。荷物は持って入れないので、カメラとパスポート(チェックがある)だけもった。荷物預けるところはあるが、外にあるロッカーに警備員がいるという感じなのであまり使いたくない感じ。
私たちは外国人席に通された。インド側すでに沢山の人!
そして警備兵の帽子かっこいい。
16時半ごろからインド側ガンガン音楽をならし、みんな大盛り上がり。この盛り上がりは想像を超えていた。そして主に女性が盛り上がっているのね、なんだかその事に感動してしまう。
国旗を持って国境のゲートまで走り。
席でも旗を振り回し。
そして踊りまくる。インドと言えば踊る映画が有名だけど、初めて本場を見た!という感じでこれも面白かった。どちらかというといつも女性は控えめな感じの印象だったけど、ほんと楽しそうに踊るわ。
その頃パキスタン側は…まだあまり人がいない様子。
そして体育の先生みたいな全身白い服の人が出て来て、会場をさらに盛り上げた。この人なんだったんだろう。動きが最高におもしろかった。
そして両国の警備兵が国境沿いで向かい合い、筋肉を強調するポーズをしたり、ガッツポーズをしたり、威嚇というよりはそれを模したパフォーマンスのような。
それが何回か続き最後は両国の旗を降納して終了。
パキスタン側は最後まで満席にはならなかったけど、それなりに盛り上がっていた。インドは終始大盛り上がりで、なんだか彼らの楽しそうな姿が見れてよかったなって、そういう感想。
この国境で戦争しているわけじゃないけど、両国の関係は最初に書いた通り微妙。それでもこれを毎日開催して、応援合戦して、旗が降りたら解散って、なんだかとても平和な気がした。だってここで、何かのきっかけがあればドンパチ始められるわけだから、それでも何も起きずに続けているって新しい試みだなと思う。他の領土問題がある国間でこんなことが出来るだろうか…。
帰りも同じオートリキシャが待っているのでそれに乗って帰る。
アムリトサル、ここもまたインドだけど、思っていたインドとは違っていた。
アムリトサル滞在:2013年10月6日〜9日 Tweet
4人でシェアして1台往復400ルピー(約600円 ※1インドルピー=1.5円)。ゴールデンテンプルの前で客引きが沢山いる。町を抜けるまでサイクルリキシャ、車、色んなものに囲まれて渋滞。誰かが「This is India」と通りすがりに言ってきたので笑った。
思えばインドとパキスタン、過去に3度も戦争しており、今もなおカシミール地方の領有権をめぐり停戦ラインがひかれており、訪れた1ヶ月前にもそこで銃撃戦があり人が亡くなったばかりだ。
そんな両国が国境で旗の降納セレモニーをやり、観光客にも開放しているというのはとても不思議な話である。
到着するとインドの応援のための旗やペイントを販売しており、インド人観光客含め多くの人が入場する時間を待っていた。
そしてセキュリティチェックなどをうけ入場。荷物は持って入れないので、カメラとパスポート(チェックがある)だけもった。荷物預けるところはあるが、外にあるロッカーに警備員がいるという感じなのであまり使いたくない感じ。
私たちは外国人席に通された。インド側すでに沢山の人!
そして警備兵の帽子かっこいい。
16時半ごろからインド側ガンガン音楽をならし、みんな大盛り上がり。この盛り上がりは想像を超えていた。そして主に女性が盛り上がっているのね、なんだかその事に感動してしまう。
国旗を持って国境のゲートまで走り。
席でも旗を振り回し。
そして踊りまくる。インドと言えば踊る映画が有名だけど、初めて本場を見た!という感じでこれも面白かった。どちらかというといつも女性は控えめな感じの印象だったけど、ほんと楽しそうに踊るわ。
その頃パキスタン側は…まだあまり人がいない様子。
そして体育の先生みたいな全身白い服の人が出て来て、会場をさらに盛り上げた。この人なんだったんだろう。動きが最高におもしろかった。
そして両国の警備兵が国境沿いで向かい合い、筋肉を強調するポーズをしたり、ガッツポーズをしたり、威嚇というよりはそれを模したパフォーマンスのような。
それが何回か続き最後は両国の旗を降納して終了。
パキスタン側は最後まで満席にはならなかったけど、それなりに盛り上がっていた。インドは終始大盛り上がりで、なんだか彼らの楽しそうな姿が見れてよかったなって、そういう感想。
この国境で戦争しているわけじゃないけど、両国の関係は最初に書いた通り微妙。それでもこれを毎日開催して、応援合戦して、旗が降りたら解散って、なんだかとても平和な気がした。だってここで、何かのきっかけがあればドンパチ始められるわけだから、それでも何も起きずに続けているって新しい試みだなと思う。他の領土問題がある国間でこんなことが出来るだろうか…。
帰りも同じオートリキシャが待っているのでそれに乗って帰る。
アムリトサル、ここもまたインドだけど、思っていたインドとは違っていた。
アムリトサル滞在:2013年10月6日〜9日 Tweet
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