イースター島にはどこにいってもとにかくモアイがある。私は、有料で見るラノララク(RanoRaraku)とオロンゴ(Orongo)を同じ日に見て、それ以外を他の日にまわる事にした。また、島内に公共の交通手段がないので、レンタカーかレンタルバイクを借りることになる。もしくはツアーで行くか、でもツアーは周るところがある程度限られているので、自分でまわるほうが好きにできていいかなあと思う。
あと、島の半分くらいは道が整備されていなくでこぼこすぎるので、車ですら結構運転するのが大変そうだった。だからバイクはお勧めしない。以前バイクでまわっていた人が、転んで、大事故になったことがあるそうで、現時点で島には外科手術ができる病院がないため、飛行機で本土に行かなくては行けないし、生命の危険があるため。
色々情報を検討して、交通手段を選んだ方がいいと思う。せっかく行くのだから。私は同じホテルに泊まっていた方と、友達でレンタカーをシェアしてまわった。
天気がよければ、早朝から朝日を見に、島の東側まで行こうと思ったけど(泊まっているところは西側)、天気が悪く、朝日は見れず。昼くらいから出発して、まずはアフ・ビナプ(AhuVinapu)へ。
珍しく女性のモアイがあるという場所。祭壇のつくりがインカのカミソリ一枚とおさない壁と同じつくりであることから、関連性があるとも言われているらしい。真相はまだ謎。
そこから東側へ行く道沿いにはモアイが沢山倒れている。その中からアフ・ハンガ・テエ(Ahu Hanga Te'e)へ。ここはモアイが8体倒れていて、モアイの頭に乗っているプカオも落ちている。ここら辺のは全て、モアイ倒し戦争(本当にそんな名前かはわからないけど)の結果こうなったらしい。モアイの目から霊力が出ると信じられていて、それが怖くてうつぶせにしたと。
あとはアフ・アカハンガ(Ahu Akahanga)へ。ここは13体倒れてる。数じゃないんだけど、やっぱ沢山あるところに行っちゃうよね。
そこからさらに東側は山が多くて、天気が変わりやすかった。雨が降ったりやんだり、そういう意味でもやっぱり車でよかったなと思う。そしておそらく一番有名と思われるアフ・トンガリキ(Ahu Tongariki)へ。でもこれは自然に立っているのではなく、日本企業の支援によって15体並べられたんだよなあ。そう思うとちょっと夢がないけど、でもやっぱ感動。ちなみに朝日を見るスポットはここ。
こんなことして遊んだりした。
そして、モアイじゃないけどテ・ピト・クラ(Te Pito Kura)。この石には磁気があり、パワースポット的な扱い。みな触ってパワー感じてた。つるつるで気持ちよかった。
次はアナケナ(Anakena)へ。ここはプカオ(頭についているやつ)をかぶったモアイが見れるところ。あとビーチがあって、泳ぐ事もできる。
ここまでで島の車でいける一番東側までくるので、また西側へ戻り、プナ・パウ(Puna Pau)へ。ここはプカラの切り出し跡があるところ。切り出されて作られたというのがすごいなあ。
少し高いところにあるので、町も一望できていい。
アフ・アキビ(Ahu Akivi)。海に向かって立っている。ここまでくると、モアイを見すぎて、モアイがいることが普通になってきた。
何を思うんだろうねえ。これだけが唯一海を向いて立っているんだよなあ。
最後にドスベンターナス(Dos Ventanase)という洞窟へ行く。途中で虹見れた。
この頃ちょうど夕方。地元の人が夕日を見るならここだっておすすめしてくれたのがドスベンターナスなんだけど、入り口を見て結構焦った。本当に入れるのかなあと。
中は微妙にろうそくで明かりがあったけど、ほとんど意味がないレベルだったから、携帯のバックライトで照らしてもらった。でも本当はライトを持って行った方がいいんだろうなあ。明かりが見えてくるまでは、本当に真っ暗。
そんな長い洞窟じゃない。すぐに2つの明かりがみえてきて、この先は断崖絶壁。
洞窟の中でみる夕日はまた忘れられないものになったなあ。
日が沈み終わる前に洞窟を出ないと本当に真っ暗になるので注意。外に出ても、やっぱすごい。
そんな感じで半日使って、島内のモアイを満喫した。とにかくモアイだらけということがわかった。あまりにも見すぎて、普通になったと書いたけど、その後改めて考えたら、なぜ作られたのか、しかもこんな孤島に、とか色々思う事あって、やっぱり神秘だなあと思ったり。あとはやっぱり自然がすごい、という事自体にも感動した。私は自由旅だから、全てが人生の休息みたいなもんだけど、ここにいるとさらに旅の休息という気分になっていたのだった。
■レンタカー情報
会社名:Oceanic RAPANUI
住所:Av. Atamu Tekena s/n
料金:35,000ペソ(約5,950円 ※1,000ペソ=170円で計算)
※24時間、マニュアル車。オートマ車もあるけど、もっと高い。
ガソリン:だいたい14,000ペソ(約2,380円)20リットル。
※最初に入っていたところくらいまで入れて返すというアバウトな感じ。
これをシェアした人数で割ることになる。
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