2014-03-06

一日中ヒッチハイクでショーバック城へ

ペトラ(Petra)遺跡の帰りに乗ったタクシーの運転手さんの情報で、ダナ(Dana)とペトラの間くらいにあるショーバック(Shobak)城がおすすめだというので行ってみる事にした。なんと地下通路があり実際に入れるという。地下通路、聞いただけでテンションが上がる。

ダナ村を拠点にしていたから、ショーバックまでのバスはなくて、宿の人に聞いたらヒッチハイクで行ける、と当たり前のように言うからヒッチハイクして行くことにした。
ダナ村からカディシアの町までの坂道をヒッチハイクすることはあったが、遠い目的地にヒッチハイクで行くのは初めてで、男の友達がいなかったら絶対やらなかっただろう。

大きめの道まででてやってみたが、子どもがわらわら集まって来たのである程度人がいなく、車が通るところまで行って再開。
車来ない、動物が道路を渡ってると思ったときに大型トラックが来て乗せてくれた。親子で仕事中の2人、ペトラをもっと超えてアカバまで行くと言っていた。私は大型トラック乗った事なかったから乗った時の目線の高さが楽しかった。20分くらい乗ってショーバックに到着。

白っぽい砂というか岩山が続く場所。

そして遠くに城が。

城の場所もあまりよくわからないまま車を降りたから、結局1時間くらい歩いて丘の上の城までいった。茶色や赤色の岩山がダナやペトラでは多かったから、ここの雰囲気はまた違っていてよかった。

城の入場は無料。入り口で名前などの記載だけすれば中に入る事が出来る。ガイドが必要ならそこで頼めるが、この時は頼まなかった。
元々は十字軍の指導者の1人でもあったエルサレムの王がエジプトからシリアへの道を守るために建てた要塞だったという。


ほとんどが廃墟と化している。一応見張り台みたいなものはあった。

そして私たちの目当ての地下通路を発見。

想像していた地下通路を超えて、まじな地下通路だった。
観光用にロープとかライトとか一切なし、持っていたペンライトと携帯の灯りだけが頼り。この地下通路は丘の下が出口で、構造自体がずっと下り坂になっていた。一応階段のようなものはあるが、砂で覆われていて滑るからちょっと間違えるとそのまま下まで転がってしまうのではないかとすら思った。
真っ暗すぎる下にずっと続く穴の中で、本当に恐怖になり穴を出た。あれこそガイドの人がいるといいな。

ショーバック城はこじんまりとしていてよかった。地下通路へ行くならライトとガイドを。

帰りもまたヒッチハイク。全く車が通らなくて、歩きながらやっていたらかなりの距離を歩いてしまった。どうにか停まってくれる車がいてそれに乗りカディシアへ戻った。
ヒッチハイクは有料なら乗せてやるとか、無料でいいといいながら何だか怪しげな雰囲気を醸し出している人は全部断っていた。危険もあるだろうし、1人の時は絶対やらないなと思う。

ダナを拠点とした旅も終わり、アンマン(Amman)へ帰る日。
金曜日はイスラム教にとっての休日のため、ただでさえダナからは出ないバスがもっと出ない。隣にある少し大きめの町タフィラ(Tafilah)まで行けばアンマンまでのバスはあるかもしれないと言われたが、バスが来る可能性にかけてカディシアで待っていた。

また子どもが来て面倒だなと思う。もうすっかりカディシアの子ども恐怖症だ。でも意外といい子らでサッカーしたりして遊んだ。少人数だといい子なのかね。

バスを諦めタフィラまでまたヒッチハイク。金曜であることで車も少なかったから時間はかかったがどうにか車をつかまえた。途中までという話だったがタフィラのバスターミナルまで連れて行ってくれた。
そこからアンマンまで奇跡的にバスが出ていた。1人3ディナール(約420円 ※1ディナール=140円)。人が集まるまでに2時間も待ったけどどうにか帰る事ができた。

苦労して帰ったアンマンでのマンサフと水たばこはおいしかった。

ヨルダンはこれで終わり、次は入国が大変と言われているイスラエルへ。

ショーバック滞在:2013年10月31日(日帰り)
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