2013-04-04

大迷宮 フェズ(後編)

前編はこちらから
まだまだフェズの大迷宮を探検中。色んな人が町を行き交う。

そしてまたこの棒。なんでしょう。

そしてフェズと言えば超定番のなめし革染色工場。においがすごいということで、ミントの葉をガイドから渡された。それをかぎながら歩くのね。

沢山の染色桶が並ぶ。

羊の皮もすごいことに。


ここでは色々な革製品が売っていて、ものすごいきれいなお土産屋になってた。屋上から町。建物がぎゅうぎゅう。正直屋上からだとにおいあんまりしなくて全然大丈夫だった。

しかしこの革を洗っている場所がすごいにおいだった。鼻の奥が苦い感じになるというか。

続いて、ネジャーリン広場(Pl.Nejarine)。ここは大工仕事をする人たちが集まる場所。

こういうの作ってた。これも結婚式の道具らしい。豪華。

フェズはかなり女性が出歩いて、さらに野菜を売っていたり普通に表で働いている人が多いということに驚いた。イスラム圏ってやっぱり男性社会というイメージがあったんだけど、モロッコは場所によるのか。他の国の状況が気になってくる。


こんな風に暗いところでも店を出している。写真はないんだけど、こういう暗いところで古着の山があって、そこに女性が群がってわーっとなってた店があった。日本のバーゲン的な。そういうところってあんまり変わらないんだなあと思ったり。

もちろん、こういう風に現代的なもの、例えばちょっとした電化製品なんかが売られている通りもある。

肉屋。垂れ下がっている顔はなんだろ。

見た事無い機械でつくるお菓子みたいなやつ。この生地が風船みたいに膨らむ。

そしてまた大量のラマダンのお菓子。ラマダン以外のときは何売るんだろう。

そんなこんなでフェズのメディナを楽しんだというか、どこ歩いてるかよくわからないまま終わった。私は地図が読めない人じゃないから、ある程度方向とかわかるはずなんだけどフェズに関しては全く以てよくわからなかった。
フェズのメディナを歩いていると、情報量が多すぎて、不思議な気分になる。目から入るもの、におい、音、食べたり触ったりはないけど、目と耳と鼻がすごく刺激される。

別の日に、勇気を出してメディナに1人で入ってみたものの、あっという間によくわからなくなり、どうやって帰ろ・・・と途方にくれていたところ、たまたまホテルの人がバイクで通りかかり、後ろに乗せてもらってメディナを突っ走り、奇跡的に戻れた。あのバイク気持ちよかったな。


しかし相変わらずメディナの偽ガイドの客引きは多く。夕飯食べにいくにもまた同じ人がホテルの前で待っていて、本当に面倒だった。
だからとにかく色んな人に話しかけられても無視しようと思って、道を歩いていたら、とある男性が「日本人?」と日本語で話しかけて来た。無視してあるくと英語に切り替えてまた話かけてくる。こうなったら中国人のふりしようと思って、「中国人だ」って言ったら「うそだー!」って日本語で。さすがに嘘つきとおせなくて話してみると日本語ペラペラだった。

ちょっと話そうよ、ってただのナンパ的な感じなのか、とにかく怪しかったけど、オープンテラスならいいよといって軽くお茶してた。
彼は日本語話せるのはすごいけど、やはり怪しくて、最初は全然関係ない話してたんだけど、だんだん砂漠のツアーを紹介してきたり、だまさない絨毯屋あるから行こうよとか、結局客引きだった。そしてまたずっと旅してるからお金ないし、買い物もしないよっていう話をしたら諦めてくれた。そして飲み物おごってくれた。結果私にとってはいい人だった。

ほんと思うけど、片言でも日本語が話せる人、日本に知り合いがいるといって具体的な名前と地名を出してくる人、求めても無いのに身分証明書を見せてくる人はたいてい裏に何かあると思う(もちろんそうでない人もいるだろうけど)。
やっぱり話かけられる時ってどうしても完全無視するって私には難しくて、今までにこの3つに当てはまる人に何度も遭遇したけど、たいてい話をしていると、一緒にどこか行こうって言う話になる。そこでさすがに断るから、結果だまされるのかどうかは定かじゃないのだけど、その人がかもしだす雰囲気が怪しいなあと思うのでした。


他にはフェズではホテルで60代の女性の日本人1人旅の方と会って、色々話した。失礼ながらその年齢で1人旅する女性がいると思わなかったから本当に驚き。色んな人がいるなあと思いながら、フェズを後にしてマラケシュに向かった。

フェズ滞在:2012年7月11日〜13日




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