2012-11-02

シナカンタン村

サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristbal de Las Casas)周辺にも先住民の村がいくつかある。最初その情報を知らなかったんだけど、同じホステルだった韓国人の3人組が一緒に行こうと誘ってくれたので、一緒に行く事にした。

向かうのはシナカンタン(Zinacantan)という村で、サン・クリストバル・デ・ラス・カサスの町のマーケットの近くから乗り合いワゴンが出ているらしかった。ちょうどいい時間のワゴンはなくて、乗用車をチャーターして行く事にした。4人だったから1人15メキシコペソ(約90円 ※1メキシコペソ=6円)。

一緒に行った彼らは、メキシコシティの近くの町の大学でスペイン語を勉強していて、私からみたらペラペラだったのでとても助かった。英語も結構話せて、勤勉さには本当に頭が上がらない。30分くらいして町に到着するとすぐに、子どもたちが近づいて来た。

子どもたち曰く、「家でお土産を売っているから、買わなくてもいいから見てほしい。ちょっとした食べ物もだすから、お願い。」ということだったみたい。よく見ると小さい女の子はさらに小さい子どもを2人もおんぶしていた。

家に着くと、お母さんと一番上のお姉さんらしき人が迎えてくれて、近くにいた兄弟・姉妹と思われる子どもたちが10人くらい集まって来た。機織りの実演をしてくれたりして、こちらはもっていたランブータンをあげた。


おうちのかまどでひたすらにトルティーヤを焼いてくれて、それにとうもろこしの粉末みたいなものをはさんで食べさせてもらい、自家製のお酒(中身は忘れちゃったけど結構強い)も飲んだ。どれもおいしかった。


民族衣装を着せてもらったり、色々もてなしてくれて、お土産品の紹介タイムがきた。とても買える値段ではなかった。押し売りする感じは全くなく、こちらも3人がスペイン語をしゃべることができたから穏便に断る事が出来た。でもここまで色々やってもらって、何も買わずに帰るのは悪いなあ・・・とそこにいた全員が思ったので、出してくれたお酒とトルティーヤを買う事にして、その家を後にした。
タダでなにかを振る舞われるということはないと思って訪問していたから、この展開はわかってはいたのだけど、この先も旅の先々できっとこういうことが起きるんだろうなと思った。ふいにその土地の人を訪れて、会えてよかったサンキューマイフレンド的な展開はあったこともあるし、そうならないこともある。せめて言葉がもう少しできればなあ。どういう感情を持って、どういう風に接すればいいか、ずっとわからないままだ。

近くの食堂で食べた鶏のスープおいしかった、味はピリ辛でご飯と一緒に食べるみたい。


近くの教会にも行ってみた。お祭りがあるのか、旗が沢山飾られていたのと、爆竹がなっていた。


この旗、切り絵みたいになっていて、とても綺麗。民族衣装も割とカラフルだったし、色がすごく目立つ町。


さっきの家の子たち、着いて来ていて、この旗を全色集めようとがんばっていた。


そうこうしているうちに時間がきて、またサン・クリストバル・デ・ラス・カサスに戻った。その日の夜行バスでメキシコシティに行く予定になっていたから。帰りは乗り合いワゴンに乗れて13メキシコペソ(約78円)。

サン・クリストバル・デ・ラス・カサス滞在:2012年6月10日〜14日
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