2012-06-04

さらに平和な島 タキーレ島

ウロス島からボートで約2時間、タキーレ島(Isla Taquile)に到着。島はインカ時代の生活様式を残していて、島でつくられる織物が世界無形遺産に登録されているという。入島料が5ソル(約150円 ※1ソル=30円)

湖、結構透明なんだなあと思う。
島の形を利用して、段々畑をつくり、農作物を育てているため、島の村は頂上にある。つまりそこまでは結構な坂道をあがらなくてはいけない。そもそもプーノが3,800mだから、頂上は4,000mを超える。それなりにハード。

島の人は、当然のように大きな荷物をもって、ささっと行ってしまいます。

島の中腹にある場所で、島についての説明とお昼ご飯。お昼ご飯はツアーにオプションでつけると10ソル(約300円)だったのに、つけずにきてここで注文すると20ソル(600円)という。どちらにしろ私はなぜかそのお金をけちって食べなかった・・未だによくわからない。
島の男性はみな帽子をかぶっていて、写真の男性は既婚。未婚の男性は帽子の先が白になっているものをかぶるのだとか。昔、お父さんがタキーレ島に行った時に、この帽子をお土産で買ってきたのを思い出した。
また、ベルトと腰にバッグをつけているのだけど、それも既婚男性の証。これは結婚相手の女性の髪の毛を編んでつくる。この島はだいたい20歳くらいで皆結婚するみたい。

男性も女性も編み物をする。帽子やベルトや腰につけるバッグの刺繍は本当に素晴らしかった。

平和な空間。このあとこの島の踊りを見せてもらった。何となく雰囲気でだけど、若い子は他の国の若い人がどんなものかを知っている感じで、踊りを踊ったり、色々島の紹介されるのがちょっと照れくさいという感じだったと私は感じた。なんかでもそこがかわいい。

もちろん普通に商店などはあるし、観光客向けのレストランが少しだけあった。

村の広場。東京遠いな。

子どもたち。途中まで笑顔だったのに、シャッター押したら怖い顔になってた。ごめんよ。

とても微笑ましい光景。帽子の先が白だから未婚ですな。

街には昔、水道がなかったけど、近年湖から水を汲み上げる設備がつくられて、水道は出るようになった。これがまさにその設備。それまでは水をくんで、あの坂道を登ってきていたのかと思うと本当におどろき。

汲み上げてきてるパイプに洗濯物ほしてて、ちょっと面白かった。そういう利用の仕方もあるよなあ。

まさに段々になっている!

タキーレ島はアイニーと呼ばれる、ケチュア民族の文化がある。それは「今日はあなたは私が働くのを手伝って、私は明日あなたが働くのを手伝う」というように、お互いを手伝いあってイーブンにするという、だから給料という認識がないそうだ。まあでも商店があるということは、どこかではその文化は続いていないのだろうけど、やはりその教えは受け継がれているみたい。島が平和に感じるのはそういう文化のせいもあるのかもしれないなあ。

ウロス島とタキーレ島を満喫して、プーノに戻った。湖がとてもきれいだった。
チチカカ湖は60%がペルー領域で、40%がボリビア領域になる。ボリビアはコパカバーナというところからチチカカ湖を訪れることができる。ペルーの人はチチカカ湖の「チチ」がペルーで「カカ」がボリビアのものだというけど、ボリビアの人は「チチ」がボリビア、「カカ」がペルーという風にいう冗談があるらしい。まあお互い自分たちのものだと思いたいというところもあるのだろうなあ。

島の訪問もおもしろかったし、プーノ自体が心配しているような場所ではなく、本当にのどかな雰囲気で私はすごく気に入ってしまった。首占め強盗はでるという話ももちろんあるので、気をつけるべきだとは思うけど、町の雰囲気はすごくいいと思った。

そしてプーノを去って、クスコへ。マチュピチュが近づいてきていた。

■ツアー情報
会社名:Sustaniable Travels
住所:Av. El Puerto Nro 449 ※ホテルに併設されている
メール:extremosur_titikaka@yahoo.es
料金:40ソル(約1,200円)
※ウロス島とタキーレ島の訪問、入島料込み、昼なし(オプションで10ソル)、ガイドは英語とスペイン語、朝7時出発

他のツアー会社の料金も聞いたら、だいたい35ソルー40ソルだった。多分40ソルと言われても35ソルにしてといえばしてくれると思う。バスターミナルにいけば、ツアーの客引きが沢山いて、簡単に申し込めると思う。そこまで高い値段ふっかけてこないので、あまり警戒しなくてもいいかもしれない。

プーノ滞在:2012年4月23日〜26日
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