2017-01-04

マラウイという国を知っていますか?

人口約1,500万、東京より少し多いアフリカ大陸の中の小さく国。正直アフリカに行って、ルート検討するまで、マラウイの存在は、「聞いたことあるけどどこにあるか分からない国」だった。
ザンビアの右隣、モザンビークの上にある国がマラウイです。
行く前の旅人たちの評判は、とにかく物価が安い、そして人がとても優しい、とのこと。タンザニアに行く時にマラウイを通っていくことにした。

ザンビアのルサカから朝の5:00出発のバスに乗って、マラウイのリロングウェ(Lilongwe)という町を目指す。
ルサカの宿に予めタクシーを呼んでおいた。宿の警備員はなんだかいつも私に話しかけようとして止める、というとってもシャイな不思議な人だったが、最後に「君はとても綺麗だ」と言われてなんだか笑った。アフリカでは人との物理的な距離が近い男性がちょっといて、コミュニケーションなのか、そうでないのか分からなく戸惑うことがあり、このくらいシャイな人の方がいいなと思った。

ターミナルに着くと、まだ真っ暗で雰囲気よくなく見えるから怖かったが、タクシー運転手の人がバスのところまでちゃんと荷物を運んでくれた。チップのためかもしれないが、結構みんな優しいんだよな、ほんとに。
バスはすでに半分くらいの人が乗っていて、座席は指定されていないから好きな場所に座る。また3列と2列のバスだった。ほぼ満席になった後でもまだ人が乗ってくる。バスの席と席の間の通路にコーラの瓶ケースを置いてそれを座席にするのだ。

ほぼ時間通りに出発して、そこからずっと車内ではアフリカンミュージックがかかっていた。
途中の休憩所では魚の干物らしき物を売っていた。だんだんレンガの家になっていった。

13時くらいに国境に到着した。出国に並ぶ人々。

マラウイの通貨はマラウイクワチャで1ドルが420クワチャくらいが相場だと、そこは調べて分かっていた。
ザンビア出国側の両替商は1ドル300クワチャというのでとんでもない悪レートだったからすぐに断った。やはりここでも断るとすぐに去っていく。

出国はあっさり終わって、入国管理まで歩いていく、何日いるのか、いくらもっているかだけを聞かれてすぐに入国した。
バスの荷物チェックが長くかかり、時間があったので両替商と金額を確認すると1ドル=400クワチャだというので、両替をした。リロングウェでうまくATMがあるか分からなかったから、多めに交換した。

出入国で約1時間半かかり、そこから出発してリロングウェに着いたのは16:30くらいだった。出発してから12時間以上経過。

リロングウェからさらにンカタベイ(Nkatabay)という町まで行きたかったが、遠いためその日は諦めた。「ン」から始まる町があるなんて知らなかった。しりとりが続いちゃう。

人は優しいと聞いていたが、あんまりカメラ出さない方がいいと感じて全く写真がない。リロングウェは首都だけどバスターミナル周辺はあまり都市っぽさは感じなかった。路面で色々な物を売っている人がいて、靴とか服とか、中南米の田舎と同じ感じがした。

泊まるところをまず確保と思ってターミナル横の宿に値段を聞くと4,500クワチャ(約1,125円 ※100クワチャ=25円)と言われて、もっと安いとこ知ってるからそっち行くというと急に3,500クワチャ(約875円)になった。確かに物価が安い、急に安くてなんか計算があってるのかわからなくなる。

スーパーとATMがあったから少し買い出しとお金をおろして、少しだけ町を歩くと、挨拶して来る人がいたり、Japan Good!って声かけて来る人がいたり、目が合ってもはにかみ笑をしてくれたり、少しだけ今までのアフリカで気を張ってた分が和らいだ。自分が気を張っていただけかもしれないが、少し雰囲気が今までと違うと感じた。

夜は少しだけ雨が降っていた。
ンカタベイ行きのバスのチケットは当日の朝に販売されるということで、翌日に向けて早めに寝た。



このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿