2017-01-22

リロングウェ発ンカタベイ行き

ンカタベイ(Nkhata Bay)というマラウイ湖の湖畔の町に向かうことにした。年末であった。年越しをそこでして、後はアフリカ最後であるタンザニアに向かう。旅ももう終盤であった。

事前のバスチケット販売がなかったから、朝6時に宿をでて、チケット売り場に行く。
チケット売り場といっても、ターミナル自体がもう大型駐車場のような感じで、雑多としており、売り場もそれぞれの行き先で、駐車場の切符切りのおじさんがいそうなくらいの建物だった。

ホテルの人がンカタベイ行きのバス乗り場まで荷物を運んでくれた。
すでに多くの人が待っていたけど、チケットはまだ販売されていないようだった。何となく並んでいる感じに思えたので並ぶ。
バスは7時半出発のはずだったが、まだバスが来ていない。チケットがやっとその時間に販売されたから、とりあえず購入。4000クワチャ(約1000円 ※100クワチャ=25円)。


結局8時すぎにバスが到着。
日本で言うと普通の公共バスのような感じ。座席が指定されていないが、荷物はすごくみな多い。到着するやいなや、1つの狭いバスの入り口に、人が一気に押し寄せて、漫画みたいになった。到底乗れるわけがないが、入り口を真っ先に確保しているのは、乗客の荷物を先にバスに入れて席を確保することでチップをもらう仕事をしている人たちだった。その人たちが乗ろうとする人たちを通さない。

若い兄さんと目があって、私の死ぬ程重い荷物を託す。もう一瞬の出来事だったが、その人がすごい勢いでバスの中に荷物をもって荷物を棚に上げて、席を確保。まだみんな入り口でぎゅうぎゅうやっているなか、すごく良い仕事をしてくれた。
この席争奪の戦いは私だけでは戦えなかったと思った、感謝の気持ちでチップを多めにあげた。

乗客の荷物が本当に多い。乗らない分は、バスの下、エンジンやらなにやら、構造はよくわからないが、道路とバスの下部の隙間に椅子を落ちないように固定したり、正直ありえない形で荷物を全て積み込んでた。それでもどうにか、全ての荷物が乗るように、あれやこれやとみんなで工夫をして、みていてとても面白かった

ようやく9時過ぎにバスが出発した。

バスが色々な処に停まりながら、ンカタベイに向けて進んでいく。どんどん田舎になっていき、砂漠っぽい乾いた感じから、木が多く森が多い方に進んでいた。

途中途中で人が降りていき、終点のンカタベイでは私ともう一人しか乗っていなかったから、不安いなった。もう暗くなっており、18時半くらいに到着した。
暗い時にあまり一人で初めてのところを歩きたくない。そう思っていた。ナミビアで会った南下してきた人から、ンカタベイの宿を聞いていたので、そこに向かう。

宿の人はいい人だった。一泊2000クワチャ(約500円)でシングルルームで安いし、今日はここでいいやと思って泊まる。

しかし、部屋に入ってよくみると、ドアをつたってアリの行列が、そのくらいなら今までもあったからいいのだが、窓もよく見るとガラスも網戸もなんもない、虫入りたい放題!

私は虫が嫌いではない、結構気持ち悪いのがきても割と平気。でもマラウイでは別だ。蚊から感染するマラリアが蔓延している。しかも水辺にいるわけだから、蚊が多いはず。
部屋に蚊帳があったが穴だらけ。
今万が一マラリアになったら困ると思った。実は隣にも宿があり、値段だけ調べに出かけていったら、だいぶ綺麗な宿で、今いるところよりは安心そうだったので、少し割高だったが、翌日移ることにした。
このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿