2013-10-04

アンコール遺跡群を巡る旅 1日目

アンコールワット及びその周辺のアンコール遺跡群。沢山の遺跡があり、せっかくずっと来てみたかったのだから、1人で自分のペースで見たいということが1番にあった。仲間を見つけてトゥクトゥクや車をシェアすれば安くあがるのは分かっていたが、ここはそういうことをしたくないと思っていた。

シェムリアップ(Siem Reap)のバスターミナルからゲストハウスまで送ってくれたトゥクトゥクドライバーのJOKはアンコール遺跡群をトゥクトゥクでまわらないかと勧誘してきた。だいたいこういう客引きがあることは知っていたけど、値段だけとりあえず聞いてみる。

郊外にある遺跡のバンテアイスレイやクバルスピアン、その他の遺跡もまわって25ドル(約2,500円 ※1ドル=100円)だと言った。
事前に有名な日本人宿タケオゲストハウスのトゥクトゥクチャーター料金表を見ていたので、だいたい同じ料金(これに限ってはちょっと安い)であることも分かったし、泊まろうとしていたゲストハウスのチャーター料金よりはだいぶ安かったので決めた。
しかしここはある意味賭けでもある。彼がまともな人かどうかという点で。ありとあらゆる場面で客引きにあってきたから何となくわかることであったり感覚的な部分で選んだ。彼の話し方や内容、巧すぎる話ではないかどうかという点、表情。この時ばかりは私の感覚が優れていたようで、結果的に彼は素晴らしいドライバーであったと思う。


朝7時半に迎えにきてくれ、アンコール遺跡に入るための入場券を購入し、そこから出発。
3日券(1週間以内のどの3日でもよい)が40ドル(約4,000円)。
チケットを購入して走り出すとすぐに大きな池と森が見え、そこから先は別世界に思えた。最初はプレ・ループ(Pre Rup)を見学。
元はヒンドゥー教の寺院で火葬場だった場所。

そして40分くらいかけてバンテアイ・スレイ(Banteay Srei)へ。女の砦という意味で、東洋のモナリザと呼ばれる彫像がある。



これが東洋のモナリザ。遠すぎていまいちな写真。

子ども達が遺跡内で遊んでいて、かわいいなーなんて思っていたが、彼らが時々遺跡のそれっぽいところに腰掛けて、観光客向けにポーズをとっていることを知った。それでチップをもらうのだ。カメラを向けられてすごい笑顔つくるが、撮り終わると素に戻る。知ってるんだ、どういうことが求められているのかを。貧しい国々や人々はたくさん見て来たけど、なんだか衝撃だった。

またトゥクトゥクを30分くらい走らせ、クバルスピアン(Kbal Spean)へ。水中遺跡と呼ばれている。入り口から40分くらい山を登らなくてはいけない。しかし、その道もとてもよかった。

なんていうかすごい森。

そして到着。水面下にも遺跡が。


滝では現地の人が遊んでいた。そして盛大に転んでいた。
ここでお昼も食べた。売店は高いから、何か持って行けばよかった。

続いてバンテアイ・サムレ(Banteay Samre)へ。小アンコールワットとも呼ばれている。ポルポト時代には刑務所としても使われていた。

確かにアンコールワットに似ている。

それぞれの遺跡の所々で見かけたこれがかわいい…。

続いて東メボン(East Mebon)。元々は水に囲まれた寺院だったらしい。

バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)。2001年に上智大学が274体の仏像を発見したことで一躍有名になった遺跡。元々ヒンドゥー教寺院で後に、仏教寺になった経緯もありつつ、見つかった仏像はほとんど頭が切り落とされていた状態で、埋められていたのだとか。


ニャック・ポアン(Neak Pean)。池の上の遺跡。元々医療目的のために建設されて、病院の1つだった。池に入る事によって病気が治ると信じていたからだ。ヒンドゥー教の信仰に基づいた話。

そしてこの日の最後はプリア・カン(Preah Khan)。聖なる剣という意味。
ここはこの日の中で一番気に入った。ガジュマルにより遺跡が浸食されていて、廃墟と化している場所もある。ただその雰囲気がいい。


遺跡の中で警察に声をかけられて写真を色んな場所で撮ってもらった。そしてチップを普通に要求されたので、驚いた。警察が腐ってる国は色々あったのに、東南アジアにいたらそんなことをすっかり忘れてしまっていた。

遺跡を行く中で、途中子ども達が自作の飾り物を売っていた。売っているというよりは、売りつけてくるという感じで、断って逃げたが、「タダでいいから!」とトゥクトゥクに置いていってしまった。時間をかけて作っただろうに、タダで渡されても逆に困ると思って戻しに子どものところにいく。無理矢理戻してトゥクトゥクに戻ると、急いで追いかけて来て、走り出すトゥクトゥクに投げ入れられた。そこまでされるなら1ドル払えばよかったと本当に後悔した。
色んなところで本当にわからなくなる。強制的なチップにいくら払うべきか、恵んでくれと近づいてくる人にお金を渡すべきなのかどうか。

遺跡巡りは本当に盛りだくさんで楽しかった。ドライバーはガイドではないが、簡単な説明はしてくれるし、とてもいい人だった。この日いった場所は全て、同じチケットで入場できる。
その日はゲストハウスに戻ると19時頃だった。ドライバーのJOKは事前に予約してくれれば、バスターミナルまでタダで迎えに行くと言っていたので、もし申し込みたい人がいればコメントに連絡くれれば、連絡先をお伝えします。

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3 件のコメント:

  1. はじめまして。明後日からカンボジアに行きます。トゥクトゥクドライバーさんの連絡先を伺えれば幸いです。Miki

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    1. こんにちは。コメントにmikiさんのメールアドレス記載して頂いていいですか?私が公開設定するまでは他の人に見える事はないので。ここにドライバーさんのアドレス書いてしまうと、その人のが全体公開されるのもあまりよくないと思うので。よろしくお願いします。

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    2. すいません、現在も旅中で、明日1日かけて移動するため、返信頂いても回答が明後日以降になってしまいます。こちら都合で申し訳ないですが、ご了承ください。

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