ミャンマーから戻り、タイのカオサン周辺で数日を過ごした後、カンボジアへ行く事にした。アンコール遺跡にはずっと前から、いつか行きたいと思っていたから本当に楽しみだった。
カンボジアへ入国するにはビザが必要になる。また、バンコクからカンボジアのシェムリアップ(SiemReap)までのバスは沢山の旅行会社から出ているが、調べても調べてもめんどくさい話しか出てこない。旅行会社を通していてもトラブルだらけなのである。
例えばとりたくもない休憩を何度もとらされる(お土産屋やレストランとツアー会社が結託しているため)とか、それがあるから早朝出発なのに深夜着になるとか、ビザを国境で取得する際に賄賂を要求されるとか、国境沿いで正規のスタッフではない人に騙されて別の場所に連れて行かれるとか、お金を要求されるとか…。基本的にタイ出国後にトラブルが多いらしく、実体験としてブログなどに載っていた話なので、あながち嘘ではないだろうということで、色々さがした結果、日本人の方がやっている旅行会社でビザ代行取得と、シェムリアップまでのバスも申し込むことにした。
サワディーアンコールツアー
http://www.kaosan.info/index.html
カオサン通りバーガーキング裏の道にあるCH2ゲストハウスの1階
バンコクカオサン通りからシェムリアップまでのバス 300バーツ(約900円 ※1バーツ=3円)
カンボジアビザ代行取得 1,150バーツ(約3,450円)当日発行の場合
※事前に自力でカンボジアビザを取得する場合は、即日発行が1,000バーツ(約3,000円)なので、代行お願いしてもいい値段かなと。
申し込みの際に、それでも国境沿いでそこらの人に声をかけられてなぜかついて行ってしまう人がいて、トラブルは起きるという話を聞いた。そこまでいってしまうともはや個人の責任な気がする。
少なくとも私が利用した際は、多すぎない休憩と、ビザの代行、その後のシェムリアップまでの道のりはスタッフについて行けば問題ないというレベルだった。
そして準備は整った。意気揚々と出発するつもりが、前日の夜に食べた激辛のカレーにやられ、出発を延期した。バスがキャンセルになった分、150バーツ(約450円)を追加で支払う。
翌々日、6:30に集合、7:00に迎えがきてバンで出発。
ガソリンを入れるために2回休憩がある。どちらも売店や屋台があるので色々買ったりできる、トイレもある。
他の会社から出ていたバンも数台同じタイミングで停まっていたので、いい旅行会社は他にもあるんだろな。
そして国境へ。手前の事務所でビザのための書類を記載する。その後タイを出国して、出国したところで待機。ビザ代行する人のパスポートをスタッフが確認する。
全員揃ったらカンボジアの入国審査所へ。そこでパスポートをスタッフへ預けて、代行の人たちは待機。代行しない人もいるから、彼らは先に進み、入国したところで待機。
いきなりアンコールワットっぽい装飾。国旗もお金もアンコールワットが描かれているし、カンボジアにとっては重要な象徴なのだ。
入国は特に質問はないが、両手の指紋を全員とられるため、1人1人がちょっと時間かかる。入国後は、すぐに無料のバスが出ていて、シェムリアップ行きのバスが出るバスターミナルまで連れて行ってくれる。
ここからタクシーか大型バスに乗りシェムリアップに行くのだが、シェムリアップまでのバスチケットをバンコクで買っていたため、特定のバスにしか乗る事ができなかった。
外には数台バスが待っていて、シェムリアップ行きも聞いてみると2台はあったが、バスターミナルで直接バスチケットを購入した人が優先的に乗れる仕組みになっていた。
1台目が去ったあと、2台目(私が乗る方)はいつでるのかと聞いてみると、「満員になってからだ」と言われる。そのとき乗客は5人…。
後から到着した乗客も、大体の人がバスがすぐは出ないと分かるとタクシーをシェア(確か10ドル)して行ってしまう。2時間半くらい待つが乗客は8人にしかならなかった、40人乗りのバスに。
暇すぎなのと暑すぎなので、外でバスターミナルのスタッフと話つつ、暇をつぶす。どうにもならなそうなので、バスの乗客に声をかけてタクシーをシェアして行こうと決めた。すでに支払ったバス代もったいないけど仕方がない。
バスの乗客が「じゃあバスキャンセルしてくるから待ってて」と、カウンターに行ったところ、なんか色々説得されている様子。彼らが戻って来た「バスもう出るって」って。
このままだと全員バスキャンセルになると危険を察知したのか、バスが急に出発することに。結局その後はどこにも停まらず、先に出たバスが到着した直後に、私たちのバスもシェムリアップに無事到着した。19時頃だった。
事前に同じルートを使った友達から「何を言われても無視して先に進んだ方がいいよ」と言われていたのだが、こういうことだったのか。確かに無理矢理、怒りをぶつけて、先に出発したバスに乗った人たちがいたな、と思う。
でも結果的に同じ時間に着いたのだから、よかったのかもしれない。
もしかしたら一番やきもきしないのは国境までのバスに乗り、ビザは代行で頼む、そこから先は自力で行く、という方法なのかもしれない。
バスターミナルからホテルがある地区まで少し遠いので、トゥクトゥクに乗る。Yellow Guesthouseまで2ドル(約200円)だった。
カンボジアは観光客は基本的に米ドルで支払いをする、小数点以下のおつりがでる時に、現地通貨のリエルをもらうのだ。もちろんリエルも屋台や商店では利用する事ができる。
やっと着いたカンボジア。あとは天気が良い事を祈るのみだった。
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