2012-11-19

メキシコおもしろかったこと

メキシコにいておもしろいと思った色々。

■マックにとうがらし

マクドナルドにストローやナプキンが置いてあるカウンターがあって、国によってはそこにケチャップが置いてあってセルフで取れるようになっているところがあると思う。メキシコはそのカウンターになんとハラペーニョ(とうがらしの一種)がセルフで取れるように置いてあった。やはりみな辛いものが好きなのかしら。


■香水の調合屋がたくさん

メキシコシティに限った話。町を歩いていると香水の調合屋が沢山並んでいて、店によっては結構な人が入っていた。でもメキシコの人って別に香水つけたような独特のにおいはあんまりしないような気も、西ヨーロッパだと結構においするんだけど。イメージを伝えるだけでも自分の香りをつくってくれるらしい。


■郵便局のマークがかわいい

メキシコの郵便局のマークはとってもかわいい。イメージカラーもピンクに緑。しかし郵便事情はとっても悪い。メキシコの人によると、エアメールは届くのに4ヶ月かかるよ!と。実際ハガキを送ったけれど、カンクンからだと通常通り4.5日、メキシコシティだと3週間くらいはかかった。忘れた頃にやってくるというのもいいものかな。ちなにみ小包は通常通り1週間くらいで届くそうで、私もサン・クリストバル・デ・ラス・カサスから送ったけどそのくらいで届いた。だから手紙を出したければ小さいプレゼントを一緒に送った方が早く届くから、そうしてるって友達は言っていた。はがきのほうが遅いなんて不思議。


メキシコも滞在が短かったからあまり数はない。メキシコの一番面白いところは、やはり広いからどこへ行っても異なる文化を見れるところであるとも思う。まだまだ知り尽くす事が出来ない。

メキシコまとめ-食べ物-

メキシコで食べておいしかったもの色々。

■Mole de olla(モーレ・デ・オジャ)

野菜や肉を鍋で煮込んだスープ。トウモロコシ、ズッキーニ、じゃがいも、人参などが入っている。これにチーズが入ったのもかなりおいしかった。辛いのもあるらしいが、この写真のは辛くなかった。モーレというのはソースという意味らしく、そのモーレの作り方を見ると唐辛子、木の実、チョコレートを使っているらしい、でもチョコレートの味は全くしなかった。色んな料理に使われているみたいだから、他のも試してみれば良かったかな。

サン・クリストバル・デ・ラス・カサスではその専門店があって、すごく良かったので紹介。
el caldero
Insurgentes #5-A
Centro Historico
http://www.elcaldero.com.mx/
飲み物も注文してだいたい1食60メキシコペソ(約360円 ※1メキシコペソ=6円)くらい。


■タコス(Tacos)

やはりメキシコと言えばタコス!トルティージャに肉とトマトとチリソースというのがなんとなく一般的だけど、メキシコでは色んな種類があった。この写真のはサボテン入り。サボテンの食感がコリコリしつつちょっと粘り気があって、めちゃくちゃおいしいタコスだった。これも是非日本で食べたいー。


これはスタンダードなやつ。1皿に5−6個ついてくるけど、小ぶりな場合が多いのでちょうどよい。


これはグアテマラの食べ物話でも紹介したGringas(グリンガ)。タコスにチーズを挟むという邪道な食べ物。やはりめちゃくちゃおいしい。
これらはどういうところで食べるかによって値段は違うけど、普通の人が行くような店だったら、飲み物入れても40メキシコペソくらい(約240円)


■Tortilla Chips(トルティーヤチップス)

どこでも頼まなくても出てくるくらい、色んなところでみかける。日本のメキシコ料理屋でも定番だと思われるけど、ソースの種類はやっぱりメキシコのほうが色々で、トマトのソースは必ずあるものの、他は店によって様々。


■Enchilada(エンチラーダ)

トルティーヤにチーズや肉を挟んで焼いたもの。上にはサルサソースと野菜を乗せている。これもおいしい、日本のメキシコ料理屋でもよくあるやつかな。


■メキシコの色々な飲み物

Jamaica(ハマイカ)。ハイビスカスのジュース。同じ名前でお酒もある。あっさりした甘さでおいしい。


ジュースの名前は忘れちゃったけど、Tunaと呼ばれるウチワサボテンのジュース。これはサボテンにレモンを入れてあって、ちょっとすっぱくて、若干青臭い味だけど、とてもさわやかでくせになる。ハマイカよりこっちのほうが好きかも。


Horchata(オルチャタ)。お米に砂糖や蜂蜜をいれた甘いジュース。甘いけど割とさっぱり。でもやっぱり最初に飲んだ甘ったるい感じがあんまり好きになれなかった。甘い物好きな人は大丈夫かな。メキシコはこういうフルーツや自然の物からつくられたジュースがどのレストランでも複数置いてあった。


Cerveza!ビールのこと。メキシコビールと言えば日本ではCoronaとかSolとか有名な銘柄もある。それ以上にもっと沢山メキシコにはビールがあるのだった。でもそんなに飲まなかった。写真はMontejoという銘柄。これはユカタンのビールらしい。全体的にすっきりした味のものが多かった、やっぱり暑いからか。


メキシコは料理はどこで食べてもおいしかった。辛さを心配していたけど、最初から辛いソースがかかっているものはすくなく、自分で調節できる事が多かった。種類も豊富で野菜も多い。ジュースもものすごい数あるし、お金がなければ屋台でタコスを食べればいい。安くておいしい国。

2012-11-16

メキシコまとめ-交通-

メキシコ内の移動手段のまとめ。

■飛行機について
代理店での申し込みがあまり安くなかったので直接航空会社のページから予約した。
アエロメヒコ http://www.aeromexico.jp/
vivaaerobus(メキシコのLCC) http://www.vivaaerobus.com/

■バス
ADO社 http://www.ado.com.mx/ado/index.jsp

■パナハッチェル(Panajachel)(グアテマラ)
↓ シャトルバス 約6時間 275ケツァル(約4,400円 ※1ケツァル=16円)
■サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristbal de Las Casas)(メキシコ)
↓ ADO社(バス) 約13時間 980メキシコペソ(約5,880円 ※1メキシコペソ=6円)
■メキシコシティ(Mexico City)
↓ アエロメヒコ(飛行機) 約1時間45分 165.90ドル(約13,272円 ※1ドル=80円)
■メリダ(Merida)
↓ ADO社 約4時間 278メキシコペソ(約1,668円)
■カンクン(Cancun)

2012-11-15

メキシコまとめ-宿泊-

メキシコで泊まったところのまとめ。
宿の探し方は過去記事参照(チリまとめ-宿泊-

■サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristbal de Las Casas)


Hostel Las Palomas
Guadalupe Victoria 47 Barrio la Merced, San Cristobal De Las Casas
1泊120メキシコペソ(約720円 ※1メキシコペソ=6円)3泊すると4泊目が無料。
男女混合6人部屋、バストイレ共同(お湯出る)、朝食あり(パンケーキやいてくれる)、Wi-fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可、中心まで歩いて10分くらい、犬が放し飼いだから苦手な人は無理。


■メキシコシティ(Mexico City)


Hostel Cathedral
Republica de Guatemala No 4,Colonia Centro,Mexico City
1泊190メキシコペソ(約1,140円)4泊すると5泊目が無料。
女子4人部屋、バストイレは共同だけど部屋についてる(お湯出る)、朝食あり(1階カフェ)、Wi-fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可、ツアーデスクあり、ソカロの教会のすぐ裏にあるので立地はとてもいい、1階がカフェ、屋上がバーだからうるさい。


■メリダ(Merida)


La Casa del Tio Rafa
Calle 65 #589 x 72y74 Centro,Merida
1泊120メキシコペソ(約720円)
男女混合6人部屋、バストイレ共同(女性用と男性用に分かれていてお湯でる)、朝食あり(ちゃんと作ってくれる)、Wi-fiあり(屋上にいかないと通じない)、スタッフ英語可、中心からあるいて15分くらい、扇風機しかないからとにかく暑い


■カンクン(Cancun)


Bed & Breakfast Garden
Calle Jicama #7 SM 25, Manzana 20, Cancun
1泊140メキシコペソ(約840円)
男女混合6人部屋、バストイレ共同(部屋についてる)、朝食あり、Wi-fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可、中心からは歩いて20分くらい、綺麗だし雰囲気もよくてオススメ。

カリブ海に面した遺跡 トゥルム

メリダ(Merida)を後にして、バスでカンクン(Cancun)へ向かう。ADO社の1等バスで約4時間278メキシコペソ(約1,668円 ※1メキシコペソ=6円)。1等のバスターミナルは新しくて綺麗だった。ターミナルでは事前に荷物を預ける事が出来た。


カンクンはカリブ海沿いのリゾート地として有名で、海沿いには有名なホテルが建ち並び、アメリカやヨーロッパ諸国からバカンスしに沢山の人たちがやってきていた。家族連れも多いし、ここはまたいつか違った形でも来てみたいなと思う。
私が泊まっていたところは当然ダウンタウンのほうで、それでもリゾート地に多いような、ショッピングモールや、ショーをやる施設みたいなのはいくつかあった。


カラオケバーも久々にみた。なんか若干アメリカのディズニーワールドとかがあるオーランドに町の殺風景なんだけどどっかしらに人が潜んでる感じに似てた。


周辺には色々見るところがあって、シェルハ(Xel-Ha)とかコスメル(Cozmel)などの海洋公園に行くという手もあったけど、なんとなくこのバカンス中の空気に耐えられなさそうだったから、トゥルム(Tulum)遺跡を見に行く事にした。バスで2時間くらいで到着。片道98メキシコペソ(約588円)


到着してみると、思ったのと全然違って、人が多く、お土産屋などで賑わっていた。メキシコのベラクルス州の成人の儀式であると言うフライング・インディアンというお祭りで行う催し物をやっていた。


遺跡までは歩いてもいけるけど、小さいバスが出てたのでそれに乗る。往復20メキシコペソ(約120円)


乗っている横で逆さまに吊られた人が回転している…。


入り口に着くとさらにがっかりした。水着の人だらけ!遺跡内にビーチがあって、そこに泳ぎに来ている人もいるみたいだった。理想はカリブ海を眺めながら遺跡を静かに堪能する、だったのだけどちょっと理想高すぎた。入場料は57メキシコペソ(約342円)


トゥルムはマヤ文明が最後にたどり着いた場所と言われている。メキシコの旅もこれで最後だったし、最後に見る場所としてはとてもよかったのかもしれない。


とにかく海が青すぎる。


天気がよくて素晴らしかった。遺跡は小さいのですぐ見て周った。




そしてすぐ横にはカリブ海。


いつかまたちゃんと泳ぎにこよう。


そしてカンクンを最後にメキシコの旅が終わった。グアテマラとの国境沿いの町、都会のメキシコシティ、ユカタン最大の町メリダ、そしてカリブ海リゾートカンクン、それぞれ全てが雰囲気も気候も全く違っていた。これでもまだ北部は行ってないし(危ないところも多いし)、メキシコはやっぱり広い。
南米をぐるっと周って来たときの印象からすると、やはりちょっとだけ全体的に都会の文化というか、そういうものが見受けられる事も多く、さすが隣国がアメリカ合衆国であるというのも関係しているのかもしれない。
思えばアメリカとメキシコの国境の町、エルパソに行ったのはもう5ヶ月前になっていた。あの時感じた、「これまで見てきたアメリカとは違う」という感じが、今となってはそれがメキシコの入り口だった事が理解できた。国境を越える前に感じていた異国感は、そこに入ってしまえば自分の中に蓄積され、いつの間にか溶け込んでいる。

カンクン滞在:2012年6月24日〜27日

2012-11-14

美しすぎる青!地底湖セノーテ

ユカタン半島には陥没した穴に地下水が溜まってできたセノーテという天然の、厳密に言えば泉が複数ある。ユカタン半島自体は石灰岩地帯で水が地中にしみ込んでしまうため、川がなく、昔の人にとってはこのセノーテが重要な水源だったという。今はそこでシュノーケリングや、ダイビングができるということで行ってみた。

メリダの町にあったツアー会社で申し込み。自力でもいけるようだったけど、泳いだ後、濡れたまま一般のバスに乗るのはちょっとないな、と思ったのと、ツアーだと3つまわってくれるということだったのでそっちに。

ワゴンを走らせ、1時間くらいか、普通の村みたいなところに到着。


移動は小さいトロッコを馬に引っ張ってもらって。このトロッコが楽しくて、結構スピードでて、木と木の間をさーっと通り抜けるのはまるでジェットコースターの如く。


最初のスポットに到着。看板かわいい。


結構急な階段を下って行く。


なんだか宝物でも沈んでいそうな青い泉。前日雨が降ったせいで、水が濁ってしまっていたが、泳ぐ分には充分青かった。


ガイドの人に連れられ、洞窟の奥のほうへ。明かりを持ったまま、下の方にある穴を通ってさらに奥に行ってしまった。さすがに誰もついていけず、全員奥の方でまっていた。奥は暗くて怖い。あと、暗いのもだけど、海じゃなくて地下水だから、自力で浮き続けないといけないということ。途中でそれに気づいて、ライフジャケットを装着してた。


そして次のポイントへ。移動中はずっと黄色い蝶が周りを飛んでいて、それが素晴らしい光景だった。こんなのはみたことない。


2番目のところは、雨の影響で全く青くなかった。透明度は高いんだけど緑っぽくなっていて、あまり面白くなかった。


3番目のスポットへ。まっすぐに降りて行く階段。荷物は持って入れないから、外におきっぱなしで行く。


ここは洞窟に入った瞬間に思わず声をあげてしまいそうな美しさだった。上から光が一筋だけさして、まるでRPGのダンジョンの最後に宝箱がある場所みたいな。映画のグーニーズの水の滑り台を通って出て来た場所みたいな(かなり脳内補完しているかも)


全く足がつかない深さだけど、手前から奥まで全部底が見えている。


いくつかある小さい穴からさす光に向かって、水を噴き出すと、霧のようになって上に上がって行くところがきれいにみえた。


下までまっすぐ光が射している。


小さいトンボがいた。


ここは本当に素晴らしかった。沢山泳いでまたトロッコに乗って帰った。洞窟の中でずっと泳いでいると寒くて、外に出てもしばらく震えてた。天気がよかったので助かった。レールは1本だけど、トロッコは割と頻繁に走っているので、反対側からトロッコがくると、一旦車体をレールから外すという原始的な方法を行っていた。大変そうだ。


ツアーなので、最後はレストランのようなところに連れて行かれ、自腹で昼ご飯を食べた。

セノーテはコンディション悪い方だったと思うのだけど、最初に見たセノーテの青さにはびっくりしたし、最後に見たものは感動だった。もう1度行きたい場所。


■ツアー情報
料金:450メキシコペソ(約2,700円 ※1メキシコペソ=6円)
※お昼代は別途。
※ガイドは基本スペイン語で英語が少しだけわかる。
※申し込みはメリダの市庁舎の近くのツアー会社、他にも数社あるが、人数が集まらないと出発しないという形だった。申し込んだところは、人数に関わらず決行だった。


メリダ滞在:2012年6月20日〜24日

2012-11-12

チチェン・イッツァに行く 後編

前編はこちらから。

遺跡の真ん中にどーんとあるエル・カスティーヨ。昔は上までのぼれたらしいが、現在はのぼることはできないので下からしか見れなかった。これには様々な仕組みがあるという。


まずこの北側の階段にあるククルカン。ククルカンは神様の名前で羽を持つ蛇。この階段の前で手を叩くと「キューン」と響くような音が聞こえる。これがククルカンの鳴き声と言われているらしい。


この蛇の階段の側面に春分と秋分の日に羽の形となって浮かび上がるらしい。(説明動画


さらに最近分かった事らしいのだが、夏至と冬至にはピラミッドのちょうど角になる部分を境目に影になるところと、光が当たるところときっかり分かれるようになるとのこと。これはあんまり資料がなかったから、どっかのサイトから。(参考記事、Summer Solsticeのところ写真)
そしてなんと私が行った時はまさに夏至だったのだけど、太陽が出たり入ったりでこの現象をみることができなかった…。残念。

さらに、このピラミッドは四方にある階段の段数が91段ずつ。最上階にある祭壇への階段1段を足すと365になるという。いかに当時の人が暦を理解していたかというのがわかった。といってもこれは現代の暦と誤差がほとんどないと言われているマヤ暦という数え方なんだけど。実際に行って、それを感じると感動だった。


近くにある生け贄の台座だったツォンパントリ(El Tzompantli)。デザインが現代風。


球戯場(Juego de Pelota)。球戯は儀式として行われていたらしく、勝ったチームは生け贄になったそうな。球戯れ場は声がすごく通るようになっていて、広いけどはじから声をだすと、反対側にあっさりと届く。


ここにボールをいれるゲームだった。


マヤ暦というと13バクトゥンという長期暦というのがあり、5129年で一周する。マヤ暦の起点から数えると2012年12月22日がその長期暦の最後の日だから、人類滅亡説がでてるという。まあでも5129年で一周するということは、また1から始まるっていうことなのかなあとか、勝手に思ったり。
カンクンでたまたま出会った考古学を勉強している人によると、そもそも長期暦が5129年というのが嘘で、それが記された遺跡か何かが途中で壊れていたからその長さになっただけだとか、言ってたり。どこからどこまでがほんとなのやら。

チチェン・イッツァはやはり、エル・カスティーヨを見た時の感動がすごかった。周りに何も無いなかで神々しく建っていたのだから。でもほんとに前編でも書いたように、お土産屋が多すぎるというところがもったいない。午前はまだあまり人もいないし、お土産屋も準備完了していないから、行くなら午前が絶対オススメです。