2012-06-26

イグアナとの遭遇 グアヤキル

グアヤキル(Guayaquil)はガラパゴス諸島へ行くためと、ペルーから直行でバスがあったから来ただけであって、適当にふらついていた。

ホテルがグアヤス川(Rio Guayas)の真ん前、というかマレコン2000(Marecon2000)という川沿いを2キロくらい遊歩道にした場所の真ん前にあった。IMAXシアターがあったり、結構都会的な遊歩道。夜その地域を行き来するならば、マレコン2000の中を通るように言われた。

普通の南米の街だなあと・・・割と人も多いし、賑わってた。

適当に歩いていると、公園が。なんとなく入ってみるとイグアナがいた。

しかも沢山。

木にも登るんだなあ、と。

沢山人もいて、鳩もいる普通の公園なんだけど、なぜかイグアナが沢山いる不思議な場所。まあ餌付けされているみたいだけど。

結構近くまでよれて感激。
ここはセミナリオ公園(Parque Seminario)というらしい。

マレコン2000をずっと川沿いに北に歩いていくと、ラス・ペーニャス地区(Barrio Las Penas)というところへ。ここはスペイン植民地時代のコロニアルな建物が沢山残っているという場所で、元々はスラム街だったところ。建物をカラフルに変えて観光地化して治安改善に努めたとか、何かで読んだような。

街並は小さくて探検してるみたいで面白い。でも全体的に観光客向けという感じは否めない。そりゃ観光地化したんだから、そうか。ちょっとローカルな店もまだ残ってたりして、ミラーボールがずっと回ってる謎のクラブみたいなのもあった。地元の人くるのだろうか。ビール飲みながら登っている人がいていいなーと。

暑かったから階段がちょっときつかったな。444段ある、日本じゃ絶対もう一段減らすか、増やすかするよね、数字的に

一番上には、灯台みたいなのと、教会。灯台から見ると、教会の奥にももう一つ丘があって、そっちもきれい。


グアヤキルの滞在は短かったけど、ペルーとはまた全然違った印象で、南国であり都会的な感じがした。あとすごいどうでもいいけど、マクドナルドの制服がかわいい。デニムの上下なんだけど、他の国ではみたことがないタイプですごいよかった。
ここからガラパゴス諸島へ。色々調べた事のまとめは別のエントリーで書く予定。

グアヤキル滞在:2012年5月17日〜19日

ペルーからエクアドル入国

ペルーのトルヒーヨ(Trujillo)から、エクアドルのグアヤキル(Guayaquil)までバスで17時間の旅。
今までで一番長かったかもしれない。夜中の12時くらいにトルヒーヨを出発。さすがに長時間は辛いのでファーストクラス(直行はそれしかないのかもしれない)のバスで。
このルートはリマが始発なので、リマから行こうと思えばグアヤキルまでダイレクトに行ける。ただ時間はすごいかかるけど。週に数本しかないのでバス会社に要確認。

昼くらいにペルーのエクアドルとの国境の町、トゥンベス(Tumbes)と思われるところで停車。この時点でかなり暑かった。

そして国境へ。このペルーマークも見るのは最後か。

出国時は特に何も聞かれず、またバスに乗って、エクアドルの入国審査所へ。
バスに乗っている人全員が出入国審査をするから、結構時間がかかる。私は、入国審査時に「スペイン語しゃべれる?」、「いいえ」以上、入国のスタンプ。みたいな感じで、なんで聞かれたのかよくわかんない質問だった。エクアドルの入国はスタンプじゃなくて、パスポートに直接日付と色々を印刷されるだけ。国別のスタンプを見るのが好きだったので、ちょっとがっかり。

そしてもう暗くなってから、ちょっと遅れて、結局20時間くらいかかってエクアドルののグアヤキル到着。バスターミナル大きい。

ペルーとは違う、南国の暑さだった。暑いと甘いものが人気なのか、またフルーツジュースの店とか、アイスの店とか、ブラジル並みに沢山あった。

通貨は米ドル。昔はエクアドルスクレという通貨単位だったのだが、2000年に変更。その時までは南米で1、2を争う物価が安い国だったらしいのだけど、それ以降は多少物価が上昇したみたい。日本人にとっては、まだ安いと思える物価だと思うけど。

エクアドルに来たのは、ガラパゴス諸島に行きたかったから。グアヤキルではどうやったら一番安く行けるのか考え、結果的に安くないやり方を取ったのだけど、船とか飛行機とかツアーとか色々調べるために奮闘していたのでした。

2012-06-25

ペルーおもしろかったこと

ペルーにいて、自分が感じた面白かった事いろいろ。

■じゃがいもの種類が豊富
スーパーに行くと、じゃがいもコーナーの面積が他の野菜より多い。聞くところによると3,000種類もあるそうだ。いつも食べていたやつは一体なんという種類なんだろう・・。

■お札のチェックが何回も入る
とにかく、お会計の時にお札を出すと、それが大きい単位でも小さい単位でも本物かどうかチェックする。観光客が出しても、現地の人が出しても同じ対応。私もしっかり偽札を手にしてしまったので、何も言えません。
本物のお札かどうかの確かめ方は別途記事にまとめたので参考までに → トルヒーヨ偽札騒動

■シーサーに似たやつが屋根にいる
ペルーの屋根にも、日本の沖縄のシーサーに似たものが飾られていることが多い。これはトリートと言って、牛の守り神だそうだ。守り神というところは一緒。ルーツはまだ調べてないからわからないけど、どこから来てるんだろう。
※これは地面においてあったやつ

■子どもと家族
子どもが親の仕事を手伝う、そんな風景は南米のどの国でも見てきたけど、ペルーがなんだか一番心に残っている、辛そうな子ももちろんいるけど、他の国に比べたら少し少なく見えて、家族といるのが楽しいって感じがしたからかしら。子どもが英語を覚えて、親のお土産売りを手伝ったり、ただ単純に家族を助けるっていう感じが強かった、学校行っている子はね。そうじゃない子はやっぱり、思う事は違うのかもしれない。

■自家用車の装飾とクラクションの音
これはリマ限定かも。ナンバープレート光るようにしたり、なんか車の無意味な装飾が急に見かけられるようになった。さすが都会のリマ。あとクラクションの音をデフォルトの音から、なんて言ったらいいか、ちょっと可愛らしい音というか、とにかく変えていて、最初聞いたとき鳴らされているのわからなかったくらい。鳴らされる側の歩行者は気をつけましょう。

■隣の国チリとの関係
ペルーの人、皆が皆じゃないけど、割とチリを悪くいう人に出会う。ピスコというお酒とセビッチェという食べ物、チリにもペルーにも有名なものとしてあるんだけど、ペルーの人は、チリが真似したんだって言う。チリの時はそのことに気づかなかったから、誰かに聞く事ができなかったんだけど。ペルーの人にチリが嫌いなの?と外人の私だからこそ聞ける単刀直入な質問をしてみると、「そういうわけじゃないんだけど」って言うんだよなあ。でも文化が盗まれている感はあるみたいで、それはいいとは思っていないようだった。あとは過去のペルーとチリの領土問題(今も)があったり、日本と某国みたいな感じなのかも。
でもイースター島でペルーの人と、チリの人と同じ時期に一緒に皆で泊まっていたけど、今でもベストメンバーって言うくらい彼らは仲良くなってたから、結局色々あっても、いつでもその人と、その人の関係が重要なんだなあと思う。

こんなところかな。

2012-06-20

ペルーまとめ-食べ物-

ペルーでおいしかった、これはぜひというものを紹介。

■とりあえず町の定食屋さんに行ってみよう。
安くて、それなりにお腹いっぱいになるし、普通においしい。観光地や大都市は普通の人がいくお店でも少し高いけど、安ければ3ソル(約90円 ※1ソル=30円)〜高くて10ソル(約300円)で食べられる。
必ずスープがつき

メインはご飯とおかず的なもの。


だいたい店の外に今日のメニューみたいなのが書いてある。私も全部は意味わかるわけじゃないけど、あんまりはずれがないので、いつも適当に頼んでた。

■ポジョ・ア・ラ・ブラサ(Pollo a la Brasa)
これも超庶民的なメニュー。普通に歩いていたら、Pollo(鶏肉)と書かれた看板を沢山見かけると思う。それがもうこれが食べられる店。Pollo1/8サイズがだいたい5ソル(約150円)くらいで、サラダと、鶏肉のグリル焼きみたいなやつと、ポテトがついてくる。これはほんと飽きるからたまに食べた。1/4、1/2とか色々鶏肉のサイズが選べる。店によって、ソースが色々あるから、それを試すのが楽しい。

■アンティクーチョ(Anticucho)
これは以前の記事でも紹介したのだけど、本当においしかったのでもう一度。牛の心臓。日本の焼き肉屋のハツと同じ味。絶対これ日本の露店とかで売ったら、ケバブ並みにははやると思うなあ。
普通の店で食べれば10ソル(約300円)くらいで、これと、コーンとジャガイモを蒸したものが食べられる。露店だと2ソル(約60円)という感じだった。

■チョクロ(Choclo)
とうもろこしのこと。蒸してあるものをよくおばさんが道ばたで売ってる。見た目かなりおいしそうだし、ゆでたてのにおいが美味しそすぎる。でもこれ別においしくないのです!この記事の意向に反している紹介だけど、あまりにも期待を裏切られたので・・・別にまずくはないんだけど、正直北海道とかで売ってる甘い熟れたコーンを想像して食べたから、あまりにあっさりしててびっくりした。比べてしまうから、いまいちだけど、これ自体はあっさりしたとうもろこしとしてあり。2ソル(約60円)くらい。

■カウサ(Causa)
出されたとき、これは一体・・と思うような黄色さ。あとから調べたらジャガイモをマッシュポテトにしたものに、黄色い唐辛子をまぜているからこの色らしい。マッシュポテト部分はピリ辛という感じで、中は、鶏肉を蒸したものが入っていて、すごくおいしかった。定食のスープの代わりに選択することができる店がある。

■セビッチェ(Cebiche)
これは安いやつ。10-15ソル(約300円〜450円)。この赤いやつトマトと思って食べたら、激辛で死んだ。

ちゃんとしたレストランで食べるやつ。25ソルくらい(約750円)
基本的に白身魚のマリネみたいな感じ。タコとエビもだいたい入ってる。たまにイカのフライみたいなのがついてる。安いやつも高いやつもおいしいというのが素敵。安いやつは港で食べてる感あるけど、高いやつは上品な味がした。定食屋においてあるところもあるけど、今日のメニューと比べるとちょっと割高。

■CHIFA(中華料理)
CHIFAというのは、ペルーで中華料理を作ろうとすると、手に入れられない材料があるため、それをペルー産の材料で補えるようにアレンジした中華料理のこと。だから「中華料理」とはまたちょっと違うという認識らしい。ちなみに呼び名は忘れたけど、日本料理も同じ方法で別の呼び方になっているのだとか。ペルー独自のアレンジだと友達は言っていたが、エクアドルでも見かけたから、近隣国に広まってるのかもね。
味は普通の中華。スープ、ご飯、炒め物などのおかず、デザートのセットが多く、10-15ソル(約300円〜450円)でかなりの量を食べられる。

■飲み物いろいろ
日本でも有名、インカコーラ。とりあえず飲んでみなきゃ、という感じ。日本でも手に入るみたいです。

ピスコサワー。甘すぎて私はあんまり好きじゃないけど、ペルーといえばピスコということで。

チチャ(chicha)。紫のとうもろこしとパイナップルとシナモンと砂糖を煮詰めてつくる飲み物。甘すぎず、すごくおいしい。お酒が入ったのもあるらしいけど、飲んでいない。少しシナモンの香りがするのがいい。

ビール(cerveza)。ペルーの各都市でそれぞれビールをつくっていて、クスコのCusquena。

トルヒーヨのTrujillo


そんなこんなでペルーでは結構好みの食べ物が多かった気がする。あと南米自体に慣れてきたから、色々店を探したり、店に入るのに躊躇しなくなったからというのもあるような感じするけど。とにかく定食屋がおすすめ。現地の普通の人も沢山来るから、そういう生活の様子がみれるのもおもしろい。

2012-06-18

ペルーまとめ-交通-

ペルー内での交通手段のまとめ。バス、飛行機、電車と色々乗った気がする。

■バスについて
いつもCruz del Sur(http://www.cruzdelsur.com.pe/inicio_2.php)社を利用。バス内でWi-Fiが使え(安定してないけど)、時間によっては食事と飲み物付き。
ペルーでは特に夜行バスで寝ている間に盗難に遭うというケースが多いらしく、靴を盗まれた人、荷物を盗まれた人、色々聞いた事がある。Cruz del Sur社も100%安全というわけではないと思うけど、出発時に盗難防止のために全員をビデオ撮影したり、乗車時の荷物チェックやIDチェックがしっかりしていたので毎回利用した。バスで寝る時は靴を脱がないこと、カバンには鍵をかけましょう。
ターミナルに色んなバス会社があるところは少なく、会社ごとにターミナルを持っているので、注意。

■電車について
マチュピチュへ行くまでに電車を利用。詳細は別記事参照(マチュピチュに行く

■飛行機について
長距離バスを夜間に乗りたくなかったので、クスコからリマは飛行機で移動。
料金比較サイトで比較して、結果としてでてくる航空会社のHPで直接値段確認して安い方といういつものやり方。
料金比較サイト http://www.dohop.jp/
主に南米の航空会社の比較 http://www.despegar.com/


・アリカ(Arica)(チリ)
↓ タクシー、2時間
・タクナ(Tacna)(ペルー)※乗り換え
↓ SanMartin社(バス)、9時間、20,000ペソ(約3,400円 ※1,000ペソ=170円)※チリでチケット購入
・プーノ(Puno)
↓ Inka Express社(バス)、10時間、121ソル(約3,630円 ※1ソル=30円)、昼食付き
・クスコ(Cuzco)
↓ タクシー、1時間、15ソル(約450円)※相乗り
・オリャンタイタンボ(Ollantaytambo)
↓ Peru Rail(電車)、1時間半、38ドル(約3,040円 ※1ドル=80円)
・マチュピチュ(MachuPicchu)
↓ Peru Rail(電車)、1時間半、37ドル(約2,960円)
・オリャンタイタンボ(Ollantaytambo)
↓ コレクティーボ、2時間、10ソル(約300円)
・クスコ(Cuzco)
↓ LAN air(飛行機)、1時間半、193.17ポンド(約23,953円 ※1ポンド=124円)
・リマ(Lima)
↓ Cruz del Sur社(バス)、7時間半、29ソル(約870円)、軽食あり
・ナスカ(Nazca)
↓ Cruz del Sur社、7時間半、68ソル(約2,040円)、軽食あり
・リマ(Lima)
↓ Cruz del Sur社、10時間、94ソル(約2,820円)
・トルヒーヨ(Trujillo)


Cruz del Sur社のご飯
車内

2012-06-17

ペルーまとめ-宿泊-

ペルーで泊まったところのまとめ。
宿の見つけ方は過去の記事参照(チリまとめ-宿泊-

■プーノ(Puno)
El Manzano
Av. El Puerto 449, Puno
1泊25ソル(約750円 ※1ソル=30円)
1人部屋、バストイレ共同(お湯ちゃんと出る)、朝食あり(手作りのケーキがつくので嬉しかった)、Wi-Fiあり(写真がアップできるレベル)、スタッフ英語可の人もいる
バスターミナルから歩いて15分くらい、町の中心からは20分くらい、ツアーデスクあり(金額は別記事参照

■クスコ(Cuzco)
写真忘れた。2段ベッドが3つ並んでいて、そこまで狭くない。
Dream Hostel
Urb. Lucrepata D - 8, Cusco
1泊17.5ソル(約525円)
男女共同6人部屋、バストイレ共同(水に近いお湯しかでない)、ロッカーあり、朝食あり、Wi-Fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可
町の中心から歩いて20分くらい、ツアーデスクあり。スタッフがすごく協力的。

■マチュピチュ(Machu Picchu)
Sol de Oro
Calle Chaska T'ika C-7, Machu Picchu
1泊55ソル(約1,650円)
1人部屋、バストイレ付き(お湯ちゃんと出る)、朝食あり、Wi-Fiあり(写真がアップできるレベル)、スタッフ英語少しできる
駅のすぐとなりで移動が楽だった。せっかくのマチュピチュだからゆっくりしたくて個室にして、ちょっと高い。

■リマ(Lima)
Pariwana Backpacker Hostels
Av. Larco 189, Miraflores, Lima
1泊24ソル(約720円)※連泊で割引がある、2泊目からは19ソル(約570円)
男女共同10人部屋、バストイレ共同(お湯ちゃんとでる)、朝食あり、ロッカーあり(ロッカーの中で充電できる、画期的)、Wi-Fiあり(ビデオチャットできるレベル)、スタッフ英語可。
メトロポリターノ(バス)の駅まで歩いて10分、ミラフローレスなので割と安全、ホステル内にバーあり、ホステルとして理想の機能を備えていると思う、ただ人が多くてパーティー好きが集まるのでうるさい。

■ナスカ(Nazca)
Pirwa Backpackers Nazca
Av. Maria Reiche #304, Nazca
1泊30ソル(約900円)
男女6人混合部屋、バストイレ共同(お湯ちゃんとでる)、朝食あり(手作りでおかずがでるのでおすすめ)、ロッカーあり、Wi-Fiあり(写真がアップできるレベル)、スタッフ英語可の人もいる。
バスターミナルから歩いて15分、町は小さいので場所的には別に困らない。ツアーデスクあり(金額は別記事参照

■トルヒーヨ(Trujillo)
Residencial Munaywasi
Colón No.250., Trujillo
1泊45ソル(約1,350円)
1人部屋、バストイレ共同(お湯ちゃんとでる)、朝食あり、Wi-Fiあり(写真がアップできるレベル)、スタッフ英語可。
町の中心から歩いて5分くらい。バスターミナルからは10分くらい。

ペルーは物価が安いから、宿も安くて、割とのんびり1人部屋を選択することが多かった。結果高くなってるけど、基本はやっぱり1人の部屋にいたいと思うのだなあと思った。

太陽のワカと月のワカ

別の日に太陽のワカ(Huaca de Sol)と月のワカ(Huaca del la Luna)を見に出かけた。これも例のツアー会社のツアーを取ったけど、自力でバスで行った方がゆっくり見れていいかもしれない。私はもう偽札事件の解決のお礼でツアーにしたので、なんとも。
ちょうどのこの日は発掘された1991年5月15日から11周年という記念すべき日だったみたいで、だからといって何もイベントはなかったけど、しきりに今日が記念日である事はガイドの人が言っていた。

まず最初は、最近できたという博物館へ。ここは出土品が色々展示されていてなかなか面白かった。英語の説明もちゃんとあった。意外と広いのと展示物が多いから時間が若干足りなかった。

そして月のワカへ。遺跡の入り口が北側にあり、それは南側からいつも風が強く吹くからではないかと言われているらしい、通常他の遺跡は北側に入り口があることはないのだとか。確かにね、風は強いし、周り何も遮るものがない。

月のワカは宗教的な儀式をやるための神殿だったらしい。入ってすぐに、生け贄になる人を突き落とした場所があった。

最初に神殿を作ったあと、さらにそれを覆うように神殿をつくる、という方法を取っていたため、この神殿は5層になっていたようで、それぞれの神殿に書かれていた壁画が本当にすごい。そして保存状態も良い。層になっている部分を壊せないため、まだ見ぬ壁画がもっと眠っているであろうと。

色もオリジナルのまま。

月のワカの構造が複雑すぎて、自分が今何層目にいるのかというのはすぐにわからなくなってしまう。外に出ると、太陽のワカが遠くに見える。現在は太陽のワカに入る事はできないため、この距離からの見学。月のワカと太陽のワカの間に町があったことがわかる。

生け贄になる人を閉じ込めておく場所。戦いをして負けた方を捕まえて、あとから殺して生け贄にするという、なかなか残虐な行為ではあるが、生け贄の意味からするとそれは本人たちにとってはどうだったんだろうか。藤子F不二雄の短編集思い出した。


そして神殿の外側の壁へ。これは本当にすごい。そしてこの部分は見つかったのが1998年ということで、まだまだ発掘中。

真ん中の壊れた部分は、泥棒が入り壊されたのだと。

層になって作られているから、今見えていない部分はこうなっているのではないかという。

神殿の壁になっているところの横に、別の壁画があった。これは何が描かれているか(意味)がまだよくわかっていないのだとか。これは他ではあまり見た事がない感じだったから興味深かった。

今もまだ発掘作業が進められているが、風が強く砂が舞うので、作業が大変だと言っていた。

月のワカはすごくおすすめ。

トルヒーヨ周辺は他にも色々遺跡があったり、結構見所は多い。町も色遣いが他の町とは違い、なかなか素敵な場所であった。


南米で初めて出来たおもちゃの博物館にも行ってみた。南米っぽいものはあまりなくて、誰かの持っていたものを集めたという感じだったけど、なかなかおもしろかった。10ソル(約300円 ※1ソル=30円)

トルヒーヨを満喫して、次はエクアドルのグアヤキルまでバスで移動。通貨は米ドルになる。両替したけど、ペソが少し余っていたので、すごく久しぶりに普通のレストランでご飯を食べた。おいしかった。

■ツアー情報
会社名:Pablo's Tours
住所:Jr. Pizarro N 575 Stand 4
メールアドレス:reservas@pablostours.com
料金:40ソル(約1,200円)
※博物館3ソル(約90円)と月のワカ入場料10ソル(約300円)は別途必要。
ガイドは英語とスペイン語で、それぞれのグループに分かれて見学する。

トルヒーヨ滞在:2012年5月13日〜16日

そして現在の私ですが、メキシコのメキシコシティにいます。6月末くらいまではメキシコにいる予定だけど、そのあとキューバへ行って、中米の旅は終わり。ついにヨーロッパへ行く日が近づいてきたという感じ。