2016-08-11

川を渡ってボツワナ入国

ザンビアでやることもないのですぐにボツワナに向かうことにした。それまで一緒にきていた日本人2人もボツワナに行くと言うので一緒に行くことにした。

ザンビアの宿で予めお願いしておいた国境まで行くタクシーに乗り込むと、ボツワナの国境ではなくてジンバブエの国境に向かおうとする。慌てて違うことを告げると、自分のタクシーでは無理だからと、ボツワナ行きのタクシー乗り場まで乗せてくれた。
その運転手はとても面倒見がよく、ボツワナのお金へ両替を正規ルートでやってくれて、ボツワナ行きのタクシーも我々が相場だと思っていた150クワチャ(約2,700円 ※1クワチャ=18円)で乗れるように車を探してくれた。

一緒にいた日本人が少し買い出ししてからボツワナに行きたいというので、待っている間、タクシーの運転手の人たちと雑談していた。

雑談のときにはいつでも自分がどの宗教を信仰しているという話になりがちである。1人はムスリムだと言う、日本ではどういう宗教があるのだ?と言われて、仏教だよと答えると、なぜかすごく驚かれた。私が今まで出会った人のなかでの話をするならば、誰がどの宗教を信じていようとそれを批判する人はいなかった。自分の信仰を曲げる人はいないと思うが、相手が自分と異なっていることを気にしない、それを思うと各地で起きる・起きた宗教戦争は一体なんなんだろうな。何かの怒りの理由の1つにさせられているにすぎないのかもしれない。
サッカーでは香川と本田が良い選手だね!と褒めていた。サッカー選手の名前は世界共通で話にあがる。

ガソリンを入れて出発。ザンビアの道路は土の道路が多く、タクシー運転手の人たちは早くアスファルトの道路にしてほしい、走りにくいと言っていた。旅行者からすれば土の道路は非現実的で、それがその国の味だと思ってしまうが、当然車への負担はハンパではないだろうな。

とはいえ国境までの道はアスファルトの道路だった。道行く人を見ているととてものどかに思えた。昨日感じた街中での恐怖とは全然違うと思った。現地の人と少し話せたことで印象も変わったのかもしれない。

途中何もないところで運転手がここが自分の村だよ!と言ったので、衝撃だった。本当に家すら見えなかったから。村があったのかあ。

かかしみたいなやつ

約40分で国境に到着した。ザンベジ川が目の前にあった。
国境では両替商がすぐ近寄って来て、レートを聞くといまいちなので断ると意外とすぐ去って行く。こういうときってしつこい人の方が多いのに、不思議だ。
色んな国で女性の呼び方が違う、例えば私を呼びかけるときはだいたい「ミス」とか「マダム」とかが多いんだけど、ここではなぜかみな「ママ」って呼ぶからなんか恥ずかしかった。

出国のスタンプは一瞬で押された。ザンベジ川の渡し船に乗ってボツワナへいく。

主にトラックが乗る船なのだが、人間もそれに便乗して乗ることができる。お金を請求されることもあるみたいだが、今回はなにも請求されなかったのでそのまま乗らせてもらった。

約10分でボツワナのカサネに到着。

ボツワナの入国にビザは不要。だからお金の心配をする必要はない。ただし、何日間滞在するのかと聞かれて、申告した日数がパスポートに記載されてしまう。なので一応思っているより多めに申告しておくのがよい。90日以内であれば問題ないし。

ボツワナではチョベ国立公園というところがあり、そこでサファリに行くことが出来る。ボツワナは全体的に物価が安いため、サファリ自体の値段もかなり安い。ビザ代も不要だし、意外と色んなところでお金のかかるアフリカでは旅行者に優しい場所だと思う。

入国してチョベ国立公園の近くのキャンプ場までミニバスがでているという話だったが、時間が決まっているわけではなく、なかなか来なかった。
そこでなにかの番をしている無愛想な女性がそのうちくるからその辺で待ってな、というのでだらだらとしてた。途中で酒を飲んだ人たちが乗ったいかにも悪そうなワゴン車が200プラ(約2,000円 ※1プラ=10円)で乗らないかと言ってくる。

ミニバスは本来4プラ(約40円)なので絶対ない、というか怪しすぎて無理、と思って断ろうとすると、近くにいたなにかの番をしている女性が首を切るジェスチャーをして「乗ったら死ぬぞ」と言ってきた。なんかそれがおかしくて、絶対断るつもりでそもそもいたけど、本当にすぐ断った。
車がいなくなってからその女性が「200プラ!F*ck!」と言ってて本当に笑った。

ミニバスが来ない中、タクシーがやってきて、1人1ドルで乗せてやるというので、もう待ち疲れたからそれに乗らせてもらった。
私はキャンプ場へ行き、他2人の日本人はボツワナを少し見たらすぐジンバブエに行くと言うのでここでお別れだった。

アフリカで初めて完全に1人になる。若干不安。男性がいるといないだと全然違う気がした。

キャンプ場はすごく豪華。

私はテントを張る場所を与えられた。木の下で心地よい。

とりあえず無事にボツワナ入国。
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