カッパドキアのこの奇岩は長年の火山活動と、柔らかい地層と堅い地層との浸食作用によって出来上がったという。とにかく周辺全部が不思議な地形だが、きのこの山とたけのこの里が連なっているようにもみえた。
ローマ帝国から逃れるためにキリスト教の先導士たちが住み着いた場所でもあり、この岩を利用して教会や地下都市をつくった。
ホテルの人に聞いたら、オススメのウォーキングコースがあるというのでチャウシン(Cavusin)という町を目当てにじっくりまわることにした。
トルコのお守り、ナザールボンジュウの木
まず今でも教会跡やフレスコ画が残っているのをみることができるopen air museumに。入場料15TL(約720円 1TL=48円)
もっとちゃんとした画があったのだが、撮影禁止だった。写真があまりないが結構広いので見応えはある。
そのまま道なりにあるいてRose Valleyと呼ばれる地域へ、行きたかったのだが道に迷い。通りすがりのおじいさんが車で連れて行ってくれた。
確かにピンクの岩だ。おじいさんに地図をみせて、チャウシンまでどういったらいいか聞いてみたら、この岩を降りていけばいいと言われ、畑仕事があるといって去っていった。どうみても、この岩は降りられないくらい斜面がある…というわけで車で通ったときに見つけた入り口みたいなゲートを目指してまた歩いて戻った。
そこからはウォーキングマップみたいなものがいたるところにあったから、なんとなく道沿いに歩いた。シーズンオフなのか誰にも会わなくて怖かった。
店らしきものも誰もいない…なんかこの辺から急にギョレメで殺害された日本人女性がいたという事件を思い出し、早く人が集まりそうなところにいこうと思った
そしてやっと1つの小さな売店がある場所へでた。お店の人と少しだけ話してまたチャウシンを目指して歩くと、後ろから原チャで追っかけて来てまじで怖かった。さすがに少しひとおとりがある場所だったから、ついてこないでほしいと伝えたというかどうにかジェスチャーして無事に立ち去る。
チャウシンにいくまでに、似たような感じで、こっちは話しかけてないけど車に乗れとしつこい誘いとか、思い返せばギョレメの町もちょっとご飯食べた場所でも誘いを受けたり、向こうにとっては普通のことなのかもだけど、私にとってはものすごくいらない誘いが続き、トルコ男性に警戒と疲れが増した
なんかやっとキノコみたいな奇岩をみる
そしてやっとチャウシンに到着。もうここまでで4時間半くらいずっと歩いていた。しかもパンとオレンジしか食べてない。もはや何をやっているのかよくわからない。
チャウシンは本当に小さな村で、人が住んでたであろう洞窟が残っている。結構でかいし、上の方まで上れる
帰りはまたギョレメまで歩かなくてはいけなかったが、1本大きな道路が通っている道がありそれをたどって帰った。もう歩きすぎてしんどいなって思っていた時に、真っ白い岩の連なりがあり、それにはすごく感動した
遠くの大きな岩山も地層の重なりが素晴らしい
最後にいい景色を見ることが出来て満足した。合計6時間くらい歩いたけど、道に迷ったりしなければ多分5時間くらいでいけるはず。
そしてその夜、ホテルの人と受付で軽く話していたら、突然女性が部屋に飛び込んで来て、テーブルに置いてあったワインをホテルの人に思いっきりかけて走って逃げていった…どうやら彼女らしく、「彼女はヤキモチやきだから」って笑ってワインをふいてた。すごいな、トルコ男性。
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