何度も言ってるけどインドの3大うざい町の一つアーグラ(Argra)。ここにはかの有名なタージマハルがあるということで有名な場所で、もちろん観光客も沢山訪れる。
私はブッダガヤからデリーへ戻っていたため、デリーから日帰りでアーグラへ行くことに。というのもタージマハル以外何もないよっていうのが色んな人の感想であって、もし町が面白くても1日あれば充分だろうと思ったから。
昼くらいに到着するSLクラスの電車で出発。Upperが空いていなかったため、一番下の席に普通に座る。
最初はよかったが途中から3人がけの席に4人、5人と増えて行き、みんな本当にチケット持っているのかしら…と思ったが、全員女性で家族連れでわいわいやっていたので微笑ましかった。ぎゅうぎゅう詰めではあるが、前の席に足をかけて来たり、ほんとに自由だ。
アーグラについてすぐに客引きが集まってくると予想し警戒していたが、誰もこない…。リキシャで向かわないとたどり着けないので、人の良さそうなおじいさんに声をかけてタージマハルの西門までサイクルリキシャで行った。50ルピー(約75円 ※1インドルピー=1.5円)。
暑いのになぜかセーターで、一生懸命こぐのを見ているのが辛くなり、今度からおじいさんのリキシャに乗るのはやめようと思った。
西門から少し道沿いに歩いてタージマハルの入場券を購入するところへ。入場料750ルピー(約1,125円)というインドにしては高すぎる値段。これは外国人料金なのだが、その分一応ペットボトルの水と、寺院内は裸足で入るのが普通だが、靴を脱がなくてもいいように靴につけるカバーをもらえる。
荷物チェックを通り、いよいよタージマハルへ。
おぉ!美しい!写真でみたものとここまで同じであるというのも珍しい。
もっともっと大きいのかと思ったけど、私の感想は思ったより小さかった、かな。
靴のカバーをつけるとこんな感じになる。
タージマハルはムガル帝国5代目皇帝の妃ムムターズマハルのために建てられた墓廟である。建物の中は真ん中に棺があり、その周りを回廊があるという感じで、見た目の豪華さに比べるとあまりにもあっさりしていた。
外側はよく見ると模様とか彫刻もすごく凝っているのだけどね。
横にモスクもある。これもなかなか素敵。
タージマハルだけをずーっと見てから帰った。美しいなぁとは思ったけど、これだ!って感じはしなくて、多分私は建築物より自然のもののほうが好きなんだなと改めて思う。
帰りは駅から一番遠い東門まで行ってみて、そこらをうろうろしてみた。東門のほうがお土産屋や食べ物屋が多い。そういうエリアを抜けて、一般の人が住むエリアに入ってしまい、暗いのと旅行者がこない場所なので珍しいのかかなり注目の的になり、雰囲気もあまりよくなかったので急いで戻った。ちょっと焦った。
昼ご飯を食べ損ねていたので駅の食堂でカレーを食べるがとても美味しかった。なんだかんだでいつも観光客が行くような安レストランにしか行ってなかったから、本当にインド人が普段食べるカレーは初めてだったかも。
そしてまた駅で、ゴミを拾いながら生活している少年の集団をみた。リーダー格がいて、おちゃらけている子がいて、ちょっと大人びてリーダーの後ろに立っている子がいて、学校のなかにいるキャラクターと変わらないけど、そこは線路で、また何とも言えない気持ちになりデリーに戻ったのであった。
帰りはCCクラス(エアコン付き特急)で帰った。ご飯もついていて快適だったが、はじめて電車がかなり遅れた。これでインド旅が終わる。
結局1ヶ月くらいいたことになるが、最初は嫌だったら早く抜けてしまおうと思っていただけに、思いのほか自分に合っていたような気がした。一言にインドがどうだったかというのは言えないなと思う。それぞれの町で特色が違いすぎたから。同じ国の中での貧富の差をここまで感じたのもインドが初めてかも知れない。沢山考える事があった、ダライラマ氏にも会えたし、本当に貴重な日々であった。
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