2013-12-06

死海に浮く

アンマンでは必ず死海に行きたかった。体が勝手に浮かぶなんてどういう気持ちなんだろう。

死海へはタクシーをチャーターして行くのが一般的で、宿で同じ日に行く人を探したがいなかったので友達と2人で行くことに。マンスールホテルでは4人集まると1人8ディナール(約1,120円)というのが相場。
どうにか安く行こうと走っているタクシーを停めては値段交渉してを繰り返し、やっと往復で1台30ディナール(約4,200円)になった。1人15ディナール(約2,100円)。
メーターで行ったら安いのではないかと思ってずっとメーター使うとどうなるかを聞いていたが、全ての人に断られた。アンマンから出るからメーターを使えないらしい。色々な勘違いで1人8ディナールと思っていたけど、最後に片道の値段だったことが発覚して若干もめ、友達が交渉して解決してくれたうえに値引きをしてもらうという。

アンマンのダウンタウンから1時間くらいで到着。高級ホテルが建ち並び、最初はなぜかスパに連れて行かれたが、入場料がいくらか忘れたが高すぎたので無料のところに連れて行ってもらう。こんな感じで休憩小屋があるだけ、人も全くいないしとてもよかった。

死海、まるで幻の中にいるみたいな雰囲気。ぼんやりと向こう側にイスラエルが見えていた。

とりあえず足だけ入ってみたけど、浮力が強いのがわかった。周りの石も塩の結晶だらけ。友達は傷が水がしみてあってめちゃくちゃ苦しんでた。
通常の海の塩分濃度が約3%なのに対して、死海は30%。だから浮力が高く人間が浮く。
川で石投げて水面をきって遊ぶ遊びやるとすごい楽しい。浮力のせいで石がものすごい水面をはねる。
あとつい水をなめてみたくなりなめてみると「わーやっぱりしょっぱいね!」みたいなテンションじゃなくて、「うわっ!!ぺっぺっ」って感じになる。とっても苦い。

お客さんは現地のおじさんとおばさんだけ。

乾いた土地特有の静けさ、あまりにしない物音と幻想的な青に満足してもう浮かばなくてもいいかもくらいの気持ちになった。

泳がずにだらだらしたあと、シャワーのある無料の死海に連れて行ってもらうことに。
塩分が思ったよりすごかったので、多分そんなに長く浮いていたら体に悪いだろうということで、一瞬入ってあがることにした。すでに浸かっていた足や手はべとべとして塩の結晶できていたし。

そしてついに浮いた…。

これはすごい。浮こうとしなくても浮く。体育座りしていても余裕で体が浮かぶ!新しい体験だった。写真は一見普通だけど、通常の海でこの格好は絶対できない。

海は無料だけどシャワーは無料ではなく、タクシーの人が体濡れたまま塩だらけだけど乗っていいよというので、結局そのままアンマンに戻った。
イスラエル側の死海のほうがきれいと聞くけどどんな感じなんだろう。少なくとも私はヨルダン側でかなり満足した。

このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿