ウシュアイアからチリのプンタアレナスへ移動。早朝5時のバスに乗るためにターミナルへ。
バスは280ペソ(約5600円 ※1ペソ=20円で計算)。セミカマという中くらいのクラスのバス。
ウシュアイアはバスターミナルにバス会社があるわけではなく、街中に色々なバス会社があるので、そこに直接行ってバスを予約した。プンタアレーナス行きのバスを出しているのは3社あり、インフォメーションセンターで場所を教えてもらった。
最初バスは、これはセミカマなのか!?と思うほど小さく(日本の一般道を走るバスくらいの普通のバス)、席も決められていたはずなのになぜかフリーになっており、混乱した。またウユニでのバス会社と同じような感じなのかと思いつつ、仕方がなしに乗る。朝の8時くらいに途中の街で一回下車して、アルゼンチン出国のための手続きをバス会社が代行でしてくれた。
そこで、やっとセミカマのバスに乗り換えて、ちゃんと指定された席に座り、改めて出発した。よかった。
ちゃんとしたバス。
長距離バスで初めて食事が出る経験をした。コーヒーも淹れてくれる。
またさらに走ると、チリとの国境にきて、そこでまた下車して、入国審査。特に何も聞かれなかった。チリ入国はわりと厳しくて、以下のものが持ち込めないためX線へ荷物を通してしっかり検査をされる。はちみつ、動物の素材を使った民芸品、フルーツ、生花、昆虫、動物、ハム・ソーセージ、チーズ、ミルク、などなど。バックパッカーの人たちのリンゴとバナナ持ち歩き率はかなり高いのだけど、持ち込めないのでその場で一生懸命食べていた。
入国が済むとまたバスは走り続ける。その間の景色が初めて見る景色で、すごく感動してバスで泣きそうになった。写真だとかなりわかりずらいけど、雲がずっとずっと遠くまで限りなく続いているのであった。ああ、こんな場所があるんだなあ、と。
そして沢山の羊たち。かわいすぎる!!
そしてまた走り続けると、海に出た。橋はない。どうするのかと思ったら、船へバスが乗り込む。
バスを降りて、しばし船旅を楽しむのであった。
約12時間のバス旅も終わり、夕方くらいにプンタアレーナスに到着。チリペソをおろしたり、ツアーの予約をしたり、色々街を歩き回っていたら、なんだか街が泥だらけなのに気づく。元々こんなところなのかと最初思っていたけど、海沿いにいくとやっぱりなんか変だなと思った。
聞いてみると、私が来る1週間前くらいに大規模な洪水があったらしく、川が決壊したとのこと。腰くらいまで街が水でつかり、水がひいたあとは泥がひざくらいまであったと言っていた。とにかくそれを片付ける作業が大変で、そのときはまだましになったと言っていたけど、確かに街中の店は泥だらけになっていた。事前にニュースで知ってはいたけど、こういう記事しか読んでなかったから、こんなに大きな被害が出ていると思っていなかった。 記事
その間はもちろんバスも全然動いていなかったらしいから、もう少し注意深くならないとなあと思った。
世界の色々な国でこうやって災害が起きていて、もちろん事件も起きていて、でもそれをリアルに知る事はできないんだよなあ。私なんて今は日本で起きていることもちゃんとは知れてないし、ニュースで書かれることが、数字や写真では想像できるけど、それがなければかなり想像が難しい。だから何という話でもあるが、やはりそういうことをもっとちゃんと知りたいなと思ったのでした。
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バス良い感じですね~、
返信削除検疫大変そうです
種の保存でしょうね
オーストラリアもかなり大変でした
食べるものほとんどアウトです
植物のもので出来たもの、
籠なんかもアウトでした
飛行機がメルボルンに着いたとき
気分の悪い乗客が4人いて
うちの舞子(子供)もそのうちの一人でした
検疫官に根掘り葉掘り聞かれてチェックされて
おかげで乗客全員足止めでした
その話をホームステイ先でしたら
オーストラリアの犬は他の国と違って
ほんとうの純血種が保たれてると誇らしげでした
これも検疫のおかげだとな納得しました
ペングイン良かったですね!うらやましいです
そうなんですね、やはり厳しい国は厳しいのですね。南米は全体的にゆるいですが、チリだけ本当に厳しいのでびっくりしました
削除感謝してます
返信削除おはようございます
書き忘れました
こ「朝食のパンの写真」を見ると
バスの雰囲気がより多く想像できます
これは大変参考になりました
いえいえ、参考になったようで幸いです。
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