2012-04-19

ウシュアイアで世界最南端を走る蒸気機関車に乗る

ペンギンの他に楽しみにしていたウシュアイアの世界最南端を走る蒸気機関車「世界の果て号」への乗車。

朝の9時半と午後の3時に出発するため、朝9時半の電車へ乗りに街の中心からタクシーで向かう、約20分くらい。40ペソ(約800円 ※1ペソ=20円で計算)
バスで向かうこともできるが、始発が9時のためもしバスが遅れたら乗れなくなるということでタクシーで。でもバスも30ペソくらいらしいので大して変わらないかなと。

蒸気機関車はテイエラ・デル・フエゴ国立公園内を走るため、乗車料金と国立公園の入場料を両方支払う必要がある。乗車料金往復で155ペソ、公園入場料85ペソ(合わせて約4800円)

これが駅舎。


バー(というかカフェ)なんかもある。


並ぶところが線路になっている。


そしてこれが!


顔はこんな感じ。本当に小さい機関車という感じ。


席はこんな感じ。一番安い席は3人がけが向かい合った6人席で1つの部屋みたいになっていて、そこに座る。私は写真撮りまくってたら乗り遅れそうになり、席が足りなかったのでテーブルの席へ・・本当はここは軽食がでるちょっといい席らしい。意外と普通。


社内放送でガイドが英語とスペイン語で交互にながれ、日本人向けには日本語のパンフレットが渡された。難しい漢字と思われる箇所が空欄になっていたり、そこに入る漢字を予想しながら読むパンフレットだった。
世界の果て駅を出発し、20分くらい経過するとラ・マカレナ駅へ停車。そこはマカレナ滝という小さい滝があり、少し散策することができる。パンフレットには滝まで15分、停車は10分と書かれていて焦ったけど、結局滝を見て戻ってくる事ができた。乗客がほぼ全員行くので、待たずに出発するという事はなさそう。




ちなみに車体はこんな感じ。かわいらしい。


そしてそこから30分くらいで最後の駅へ到着。そこが公園駅になっている。駅に向かうまでの間、切り株が沢山見れるのだが、それはウシュアイアの囚人たちが切った切り株の残りだそうで。囚人は労働として公園内(当時はただの山だけど)の木をきり、薪として持って帰らなければいけなかったとのこと。ウシュアイアの夏ですら私は冬服なのに、真冬のウシュアイアで囚人服で木を切るなんて・・と思ってしまうが、パンフレットによると外に出れる作業なので囚人にとっては褒美だったのだそうだ。ほう。


公園に着くとたいていの人がツアーの続きでバスに乗って公園内を周るようで、私1人ぽつーんとなってしまった。仕方がないので1人で公園内を散策することに。とりあえず一番近い湖まで行ってみることに。


一応トレッキングルートの看板はあるものの


なんかこんな感じなので怖かった。


ところどころ道と思えるものがあったのでそれをたどりながら進む。


山がすごいきれいだった。


そして到着。多分40分くらい。森の中久々に入ったからすごく心地よかった。ちなみにこの湖にはトイレがある(結構重要)


先にもう1つ別の湖があるのだけど、これ以上先に進んだら、歩いては戻れないと思ったので、引き返す事に。引き返してみたものの、夕方まで電車がないので、別の公園の入り口のインフォメーションセンターまで歩いて行く事にした。2Kmと書いてあるから大丈夫と思って、歩いてみたものの、途中からまさかの雨にあい、野生の馬がうろうろしてるし、トイレにかなりいきたくなり、個人的にはその思い出がすごいある。しかもインフォメーションセンターにトイレがないんだよ。これは困った。まあ特に事件も起きずにタクシーで帰りました。

その選択が正解で、結局その後午後のペンギンクルーズに行けた。

南米で全然電車に乗ってなかったので、アメリカ以来の電車乗車ということもありとても楽しかった。日本だとほぼ毎日乗るからなあなんて思い出したりした。

ちょっと高いとは思うけど、これはおすすめ。次は世界の果てと言われるウシュアイアがどんな街なのかを紹介します(予定)
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