2012-04-15

世界最南端の街 ウシュアイア

ブエノスアイレスから飛行機に乗り、パタゴニアと呼ばれる地域の中でも世界最南端の街であるウシュアイアへ。
パタゴニアのシーズンは3月末(〜4月中旬)までと言われていて、少し急ぐ形で向かった。到着して空港の外にでるともう冬の空気だった。夜だったので星がすごく!きれいだった。ブエノスアイレスは暑かったから秋を飛ばしたなあ。

向かう飛行機で夕焼けを見る。北極から約1000Kmの場所にあるので、北極方面に向かっているわくわくがすごくあった。こんな夕焼けなんだなあと。


ウシュアイアでやりたかったことは2つ。クルーズツアーでペンギンの住む島へ行く事と、世界最南端を走る電車に乗る事。
しかし行ってみて思ったのは、ウシュアイアだけではないがこのパタゴニア地域の天気が非常に変わりやすく、「今日はこれをしよう」と思っていても、天気次第ではかなわないことがあるということ。偶然にも取っていた日取りと天気がそれなりに合ったのでどうにかなった。少し余裕を持って日程を組んだ方がよさそうです。

到着翌日、さっそくクルーズにでも行こうと思ったら、天気は快晴、でも強風のため船がでていなかった・・。
仕方がないので監獄ミュージアムなるものに出かけた。そもそも世界最南端にある電車のレールはここの監獄にいた囚人たちが仕事としてレールひきをやらされていたため、深く関係があるのだった。

ちょっと・・なんか見られてるんですけど・・


こいつか・・無駄にリアル


ミュージアム自体は監獄の歴史、南極探検の歴史、ペンギンの剥製など結構見所多く面白かった。天気にやられたら行ってみるのもいいかもしれない。料金は70ペソ(約1400円 ※1ペソ=20円で計算)。

そしてまた次の日、朝は風がなく、天気もまあまあ。起きたら山が雪をかぶっていたので前日より寒かった。もう完全に冬に移行してきているという感じ。でも12月のニューヨークの冬装備で余裕なくらいの気温。


街のツアリストインフォがある場所の真ん前に、クルージングのツアー会社が並んでいるので、そこから適当に選び前日に予約して乗船(当日でも可だった、おそらく参加数によりけり)。何社か聞いてみたけど、金額は大きなボート(100人乗りくらい)で行くか、小さなボート(10人前後?)で行くかの違い。私が行った時期(3月後半)は天気が荒れやすいので、大きいボートは出航できるけど、小さなボートはできない、などそういうことがあった。※ツアー詳細は最後に

船の中はこんな感じ


ペンギンに似た鳥がいる島。私は周りで飛んでいる鳥がいるにも関わらず、これをずっとペンギンだと思い込んでいたので幸せだった。


海の色がきれい


映画「ブエノスアイレス」に出てくる灯台


そしてアシカの島へ。ここでは表現できないけど、海に響く鳴き声がすごい。


しかしここまできて海が荒れ始め、ペンギンが住む島へは行けなくなってしまった。仕方がないので、途中の島で少し散歩して帰るコースに急遽変更になった。風が強すぎて死ぬかと思った。

写真がそうは見えないのがすごい。




この島からペンギンの住む島までは船で1時間あるからこれ以上いけないというのもなんだか納得。この日はツアー代金の一部返金があった。希望者は返金なしで、別の日の予約をしたが、この予想できない天候では予約しても無駄になりそうだったので私は返金を選択。
後日、世界最南端の列車に乗った帰りに、午後のクルーズが出航できるとのことだったので、返金された分だけを支払い再度乗船したのだった。むしろ元々島の散歩はツアーに含まれてなかったから、行けてラッキーだったのかも。

前半は当然同じコースで、ついにペンギンの住む島へ!(上陸はできない)

いっぱいいる!!




この二匹かわいかったなあ


そんな訳で野生のペンギンに会えたことでかなり満足。なんでペンギンにそんなに会いたかったかというと、自分が好きってのもあるけど、妹がペンギン大好きで、どうしても見せてあげたかったんですねえ。なんて妹想い笑

世界最南端の電車の話はまた別エントリーで。

■ツアー情報
会社名:CANOERO CATAMARANES USHUAIA
場所:ツアリストインフォを背にして一番左端にある建物
料金:クルージング+島のトレッキング(ペンギンの島なし) 200ペソ(約4000円)
   クルージング+ペンギンの島 300ペソ(約6000円)
その他:飲み物とお菓子付き、船で実費で購入も可
ガイドはスペイン語と英語
    午前の便(確か9時)と午後の便(確か15時とかちょっと遅い)があり、午前の便は帰りをバスにして他の観光地を周るというのもやっている

私は前述の通り300ペソのツアーを申し込んでいたのですが、ペンギンの島へ行けなかったので100ペソ返金。
別日の予約はしていなかったのですが、後日晴れたときに行ったら、100ペソ支払うだけで300ペソのツアーに参加することができた。天候や船が出港するかどうかを毎日ツアー会社に聞きに行っていたので、顔を覚えられていたから出来たのかもしれないけど、結構ちゃんとした会社な雰囲気だったので証拠があれば色々対応してくれると思われる。
受付の女の子がすごいかわいくて、さらに、出航できそうな日に「今日は出航する?」と聞いたらわざと「No!」と言ったあと「できるよ」と笑顔で言ってくるツンデレ要素もあるので好きな人は・・とかいって。
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