2013-01-12

さよなら、キューバ



ハバナに到着する前に、ぼーっと考えていた。
このままだとキューバが嫌だったという思いで終わってしまう、と。キューバは散々色んな人から「楽しい楽しい」と聞いていたから結構楽しみにしていたのが正直なところだった。いい人はとてもいい人だし、この何も発展していない国というのは実際に見てみるととても魅力的に思ったけど、やっぱり道を歩く恐怖がぬぐいきれずにいた。
複雑な気持ちが混じっていた。せっかく遠いところにきているのに楽しくなかったと思う場所があるっていうのがとにかく嫌だなという気持ちと、みんな楽しかったのに私だけなぜ楽しくなかったとなるんだろうとか、結構どっちも意地だな、今思うと。
で、モヤモヤ考えていたんだけど、結局一度リセットして何も気にしなきゃいいという結論に至った。一回そう思うと不思議なもんで、すっとした。

そんな感じでハバナにまた到着した。乗った場所と同じバスターミナルかと思いきや、見た事が無い場所だった。ここはバス会社独自のターミナルらしかった。しかし一体ハバナのどの辺なのかすらわからなかったから、すぐにタクシーに乗って、いつも泊まっているところに直行した。



まだ7時すぎだったからベルを鳴らしても反応がない。何回か鳴らして待ってみるとベランダからチュチュが顔を出していた。すっごい嬉しそうに、鍵に紐をくくりつけて下までたらしてくれた。彼がいなかったらキューバは本当につまらないままだっただろう。



そして別れの時。チュチュは「私の娘よ、いつでも戻って来なさい」と言った。本当に分かれ惜しそうにしてくれたから、ちょっと悲しくなった。私はスペイン語があんまりわかんないから、盛り上がる会話はあまりなかったけど、リビングで一緒にテレビを見たり、ほんとは夕飯を出してもらうなら有料なんだけど、「作りすぎたから食べて」とご飯をくれたり、毎日マンゴーを大量に取って来ては私に出してくれたり、とにかくいつも気にしてくれていた。チュチュよありがとう。家主のサンドラも、お手伝いさんもありがとう。この家にいる間がやっぱり一番楽しかった。



空港に着いて、チェックインして、余ったお金を両替した。


空港にはよくわからない装飾。


それにしてもほんとに1週間たらずで色々なことがあったな。考えてみると、つまんないと思いたくないというような、楽しくないと思ったのに無理に楽しいと思わなきゃいけないとか自己欺瞞的な気持ちが結局あるのね。ずっと前のどっかのエントリーに書いたように、「旅って最高!わーい!」みたいな人になりたくないから、本当に思った事書いているつもりだけど、もしかしたらどっかでそうなっていたのかもしれないとも思った。ほんとは楽しいときもあればつまんないときもあるよ、と。



さよなら、キューバ。次にくるときはきっと誰かと一緒。
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