2019-10-31

ポルトガルまとめ(食べ物・おもしろかったこと)

ポルトガルまとめ(1ユーロ=133円)

■ポルトガルで食べた美味しかったもの

・Pastel de nata(エッグタルト)
ポルトガルでスーパーへ行っても売ってるし、いろんなところに専門店があるし、カフェにも必ずと言っていいほど置いてある。やっぱり名物なんだなと思ったし、美味しかった。手で持って食べられるところが手軽でいいし、単価も安くてちょっとしたおやつに良かったのもあって、よく食べてた。
Pastel de nata

一番美味しかったのは、リスボン(Lisbon)で食べたManteigaria(地図)のやつ。箱も可愛い。1ユーロでちょうどいいお値段。
Mantegaria


■ポルト(Porto)
Sao Bento駅の近くにあるTapabento(地図)。カジュアルレストランでポルトガル料理やワインを楽しめる良いお店だった。今レビューを見ると、日本語のメニューもあると書いてあるので行った時と少し雰囲気が変わってなければ良いが。
当時は地元民含めて割とすぐ満席になってるイメージで料理も手抜きなしという感じでとても良かった。2名で少し飲んで普通に夕飯食べて40ユーロくらい(約5,320円)
Tapabento

ポルトにはポルトワインという独特のワインがあって、元々はガイアという街で作られたものだけど、ポルトでビジネスをし始めたのでポルトワインというそうだ。そういうのも飲めた。あとポルトガル独特のグリーンワインというのもあり、それも飲めた。日本でも飲めるけど、どこにでも置いてるものではないので、カジュアルにそういうものが飲めて楽しかった。


■リスボン(Lisbon)
すでにブログ記事内で書いたものばかりだけど、泥棒市の近くのTaberna Sal Grosso(地図)。ランチでも予約必須と思うけど、かなり良い店だった。
Taberna Sal Grosso
日本人からしたら、なのかもしれないが、独創的なメニューが多く、名前を見ただけでは想像がつかないものが多かったが、どれを食べても美味しかった。2名で30ユーロくらい(約3,990円)

Time Out Market(地図)はいろんな種類を食べられるし、色々なお店を見れて楽しい。フードコート的な感じだけど、入っているお店は有名店も含めちょっと観光客向けにいいところをという感じがした。どこの店のものが美味しかったかは忘れたけど、リゾットは間違いなかった。
Time Out Market

あとマグロのユッケ的なもの。日本風の味付けではないけど、なんか懐かしい感じして嬉しくもあった。
Time Out Marketマグロユッケ

Bythewine(地図)はカジュアルなワインバーで食事もできるし、ワインの種類も豊富。店の雰囲気も良かった。ここも気づいたら満席になっていた。開店時に行ったのですぐに入れたけど、遅く行くなら予約必須かも。
Bythewine

bythewineつまみ
久々にガッツリお肉を食べ、チーズとハムは多すぎて食べきれなかったのが残念すぎる。2人で普通に飲んで食事して80ユーロ(約10,640円)くらい。

LXeeseCake(地図)はいつかまた行きたいチーズケーキの店。記事にも書いたけどとにかく美味しくて安かった。
LXeeseCake

あと二度と食べられないだろうけど、マックの季節限定メニューみたいなのがすごく美味しかった。バンズが普通のとは違い、厚いチーズが挟まっていて、肉が二枚。ソースがべっとりかかってる系じゃないシンプルなもの。これも実は結構忘れられない味。
どの国でも行くわけじゃないから他国事情がわからないけど、ポルトガルではタッチパネルでの注文で支払いもそこで、アルコールも頼めて、カウンターで受け取りのみ。特に外国だとメニューの理解にも時間がかかるから、これはなかなか良かった。
ポルトガルのマック

ポルトガルはどこに行っても何食べても美味しかった。しかも若干物価安いから、長旅のものにとってはすごく嬉しい場所だった。


■おもしろかったこと
・思ったより多人種
移民が多いヨーロッパの国、例えばイギリスやフランスやドイツなどへ行くと、もうどこ出身なのかというのが関係ないなと思うくらいいろんな人種がいる。もちろん制度の問題とか住んでいる人にとっては大ありなんだけども。それに比べると東ヨーロッパは割と同じ系統の人種が住んでるなーと思ったりした。もはや出身地と、自分の国籍が必ずしも同じでないことも特に珍しいことでもないから、見た目から想像することと、実際の国籍は違うのはあるけど。
ポルトガルに持っていたイメージは海に面しているけど、陸路でだとヨーロッパの一番端だし、アフリカから来るとしたらまずスペインかなと思ってたから、勝手なイメージで同じ系統の人種が集まっていると思っていた。実際は結構バラバラで、本当にいろんなところから集まってるなと思った。
あともっと陽気なイメージも持っていたが、とても静かで落ち着いていた。スペインとは全然違う国。だいたい隣り合っているから似ているだろうと思うのも偏見なのだけど。

・ホームレス用のロッカー
ホームレス用のロッカー
ホームレスの人が自分の荷物を入れて保管しておけるロッカー。街中で見つけて後から調べてみた。
市と慈善団体が協力し、一般の人からの寄付もあってこのロッカーを設置していて、ロッカーを使用する場合、使用者はこの慈善団体のスタッフと定期的に連絡をとり、家や仕事を見つけたりして社会復帰の手伝いをしてもらえる(つまり手伝うからちゃんとやろうということなんだと思うが)というものだ。世界で他にもこういうロッカーが設置されているらしいが、24時間ロッカーの開け閉めができるのは今のところリスボンだけだそうだ(この記事は2016年のものなので今は増えてるかも)。
記事によると社会復帰のために仕事を探して歩いて自分の場所に戻って来ると、自分のものがなくなってしまっていることはしばしばだと。自分スペースを持っているということ自体が、自信を取り戻すきっかけになることもあると書いてある。確かにそういう面もあるのかもしれない。なかなか面白い取り組み。
https://www.businessinsider.com/afp-lockers-lighten-load-for-lisbons-homeless-2016-12


2019-10-28

ポルトガルまとめ(宿泊・交通)

ポルトガル(Portugal)のまとめ(1ユーロ=133円)

■宿泊
・ポルト(Porto)
Oporto City Hostel
Oporto City Hostel (今はSupernovaという名前に変わってる)
値段(一泊):男女混合ドミトリー 6人部屋 10ユーロ(約1,333円)
基本情報:シャワートイレ共有(室内)、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wifiあり(速度普通)、タオルなし、ラジエーターあり、ロッカーなし、キッチンあり
行き方:地下鉄のTrindade駅から徒歩10分弱
その他:ドミトリーだけど箱型のベッドでカーテン付きだからカプセルホテルみたいな感じで良かった。ただしダブルベッドとシングルベッドが隣り合っており、男女混合だからダブルベッドがカップルだとかなり微妙なことに


・リスボン(Lisbon)
Paradouro
値段(一泊):ツインルーム 23.12ユーロ(約3,074円)
基本情報:シャワートイレ室内、お湯出る、スタッフ英語可、朝食なし、Wifiあり(壊れていて使えなかった)、タオルあり、ラジエーターあり
行き方:地下鉄のAnjos駅から徒歩10分弱
その他:綺麗な普通のホテル。Wifiが壊れていたけど普段は大丈夫なはず。近くにスーパーもあり、過ごしやすい。町の中心までは歩くと遠いが、地下鉄で行ける。ポルトガルの普通の雰囲気が楽しめて良い


■交通
バルセロナ(Barcelona),スペイン(Spain)
↓ 飛行機(Vueling) 約2時間 5,640円
ポルト(Porto), ポルトガル(Portugal)
↓ 電車 約2時間40分 9.5ユーロ(約1,263円)
リスボン(Lisbon)

シントラ(Sintra)日帰り
電車は当日券で片道2.5ユーロ(332円) リスボンから約40分

・ポルトガル国鉄
https://www.cp.pt/passageiros/en/buy-tickets
国内の移動で電車を利用すると決まっているなら早めに購入した方が安い。
1ヶ月前くらいまでならプロモーション価格で購入できて、3分の1の値段だった。

ポルトガル国鉄


2019-10-23

シントラのペーナ宮殿

リスボン(Lisbon)から日帰りでシントラ(Sintra)というところまで出かける。
Rossioという駅から当日券売機でチケットを購入して片道2.5ユーロ(約332円 ※1ユーロ=133円)。券売機は結構人が並んでいて、思ったより時間がかかった。

シントラまでは直通で40分くらい。日中は20分に1本くらいで電車が出ている。
https://www.cp.pt/passageiros/en

シントラは宮殿がいくつかあったり見所は多いのだが、日帰りだと大してゆっくり見れないので一番観たいペーナ宮殿だけ行くことにしていた。
シントラ駅の雰囲気はすごく可愛らしかった。駅を出るとバスが出ていて、434番に乗るとペーナ宮殿へいける。バスは3ユーロ(約399円)
シントラ駅

バスは結構混んでいて一台来ても乗れなかったりして、次のバスを待ったりした。バスで20分くらいで到着。バスを降りたらすぐにチケット売り場があり、そこも結構混んでいた。チケットは11.5ユーロ(約1,529円)

ペーナ宮殿は標高500mくらいのところにあり、バスで少し上ってきたものの、チケット売り場から宮殿までは少し山道を歩くことになる。歩きたくない人用にバスが出ていたが、大体の人は歩いていた。
ペーナ宮殿への道

そして見えてきたペーナ宮殿。
ペーナ宮殿
めちゃくちゃ違和感ある。

この宮殿は当時のポルトガル女王であったマリア2世の婿であったフェルナンド2世が建築を命じたものだそうだ。もともと修道院だったところを改築したそうだ。

しかし色和えもそうなのだが、見れば見るほどよくわからないおもちゃのような宮殿である。フェルナンド2世というのは、芸術が好きで、勉強熱心だったそうだ。彼が学んだ色々な建築様式が混ぜて盛り込まれた結果、このような不思議な建物が出来上がったそうな。

宮殿の入り口の門。
ペーナ宮殿

中庭の門にはポセイドンが。
ペーナ宮殿2

不思議なタイルが壁一面にあったり。
ペーナ宮殿タイル

アズレージョが使われている場所。
アズレージョ

レゴブロックで作れそうなお城の一角。
ペーナ宮殿3

室内にも収集したコレクションがたくさんあった。どれもちょっと個性的で面白い。
ペーナ宮殿お風呂

ペーナ宮殿内部

ペーナ宮殿キッチン

改築された修道院。
ペーナ宮殿修道院

外観がチェスの駒のようにも見える。
ペーナ宮殿4

ペーナ宮殿5

本当に自分の好きなものを寄せ集めたんだなと思う。建築には詳しくないけど、何かちぐはぐな感じは感じた。しかし中の装飾品も含めて、見ていて飽きない面白い場所だった。外観もいろんなところに謎の像があったり、模様があったり、ある意味自分だけのこだわりを持ってつくりあげたと思うと感動すら覚えた。

帰りはバスに乗らずに歩いてシントラ駅まで。本当に普通の民家が並ぶだけだけど、天気も良くてとても良かった。
シントラの街並み

シントラの駅前でお茶をして、またケーキを3つ食べる。2人だから3つ食べられるのだ。しかしその2人旅はここで終わり、それぞれまたそれぞれひとり旅に戻るのであった。
私は一度マドリッドに戻り、アメリカのロサンゼルスへ。

リスボン滞在:2017年11月17日〜21日(シントラは日帰り)

2019-10-21

リスボン海沿い散歩

リスボン(Lisbon)のベレン地区を目指してひたすらうろうろしながら歩く。
リスボンの街

路面電車が可愛すぎて、もっとよく写真が撮れるところを探しに行った。サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台のすぐ隣は、坂の下から路面電車が上がってくるところを見れるし、終着駅だから停まっている電車もよく見ることができた。
リスボンの路面電車

展望台もなかなか良い。
リスボン展望台

散策の合間にポルトガルの有名なお菓子Pastel de Nata(日本でエッグタルトと呼ばれるもの)の有名店Manteigaria(地図)で一つ購入。1ユーロ(約133円)
スーパーでも売ってるし、ポルトでもオススメされたところで食べたりしたけど、ここのが一番美味しかった。
Manteigariaのエッグタルト

続いて路面電車の撮影スポットとして一番有名であろうところへ。地図上だとRua de Sao Pauloという名前の駅から出ている電車は、細い坂道を登ってくる電車を撮影するための人でいっぱいだった。2台すれ違いも見ることができる。
rua de sao paulo

rua de sao paulo駅

駅に停車している時。ほとんどの電車は落書きでいっぱいなのがちょっと残念。
rua de sao paulo停車

路面電車に満足して、ベレン地区へ。しかも歩いて。歩いては遠すぎるので時間のない人にはおすすめしない。ベレン地区には大航海時代を象徴する建物が色々あり、海沿いの散歩もしたかったし、行くことに。
リスボンの街なみ

ベレン地区に行く途中に、LxFactoryという工場跡地を利用したアート地区を発見した。ハンドメイドのものや、オーガニック系の食べ物、おしゃれなカフェ、演奏など、かなり賑わっていて楽しかった。
LxFactory

その中にあるLXeeseCake(地図)というチーズケーキやでまた休憩。ここが本当にまた行きたいくらいとっても美味しかった。2人で3つ食べるという。しかもそれぞれコーヒーも飲んでトータル13.75ユーロ(約1,828円)だったのでかなり安かったと思う。
LXeeseCake

再び歩き出すと路面電車の車庫を発見。緑はまだ見たことがなかった。並んでいるとかなり可愛い。
リスボン路面電車の車庫

そしてようやくベレン地区へ。ジェロニモス修道院は中には入らなかったけど、大航海時代の富を全て注ぎ込んでつくられたというだけあって、外観も圧巻。現在はヴァスコ・ダ・ガマの棺が眠っている。
ジェロニモス修道院
このエリアには有名な建築物が多くあるため、とにかく人が多い。また、エッグタルトの発祥と言われている店もこの修道院の近くにあるのだが、信じられないくらい列ができていたので諦めた。

発見のモニュメント
海沿いにある発見のモニュメント。意外とでかい。大航海時代の偉人を彫刻にしたもので、1960年に建てられた割と新しいものだ。ヴァスコ・ダ・ガマやフランシスコ・ザビエルも姿もあるらしい。

そして世界遺産にも登録されているベレンの塔。大航海時代最も発展したポルトガルで船の出入りを見守った場所でもあり、侵入者を防ぐためでもあった場所。
ベレンの塔

あとは海沿いをずーっと歩けばまたリスボンの中心街へいける。ちょうど夕日が沈む頃でとても良い時間だった。
リスボンの海沿い

リスボン海沿い2

リスボン海沿い3

夜はエンタメ系の情報発信サービスTimeoutがコーディネートしたフードコートに行ってみた。海沿いをもうこれ以上進めないってところまでいったところらへんにある。綺麗だしおしゃれな店が多い。(地図
Time out food market
有名な店も出店していたり、とにかくポルトガル料理はもちろんいろんな料理を一皿ずつ頼めて、お酒やデザート系までかなり充実しているのが良い。2人で飲み物と5皿くらいちゃんと食べて50ユーロ(約6,650円)くらいだった。リスボンをかなり満喫した。

2019-10-18

リスボンいろいろ

ポルト(Porto)からリスボン(Lisbon)へ移動。
事前にネットで予約しておいたチケットで電車移動。1ヶ月くらい前までなら、ポルトガル国鉄のプロモーション価格で通常の半額以下で乗れるため、9.5ユーロ(約1,263円 ※1ユーロ=133円)だった。当日買うと30ユーロくらいする。
https://www.cp.pt/passageiros/en/buy-tickets

2時間40分くらいで到着する予定だったが、到着駅の手前駅でたくさん人が降りたから一緒に降りたら違う駅だったという・・。でもリスボンは地下鉄が走っているから、特に問題なくホテルにたどり着いた。

リスボンの街は首都だけどなんだかやはり静かに感じた。観光客は多いけど、そもそも人が少ない感じ。日差しが柔らかいのはポルトと同じで、その感じが街にとても合っていると感じた。
街中は路面電車が結構狭いところもガンガン走っている。
リスボンの路面電車

火曜日と土曜日だけ泥棒市という蚤の市をやっているので見に行った。各国のマーケットはいつも見てしまう。
リスボン泥棒市

リスボン泥棒市2
骨董もあったけど、古着なども多くフリマに近い感じで、既製品(ブランドの偽物)も多くあった。思ったよりマーケットが広範囲だったので全部は見れなかったが楽しかった。

市場の近くの教会。路面電車がいちいちいい感じである。
リスボン教会と路面電車

リスボンは坂が多く小さい路地が多く、歩いていると探検感がすごくある。やたらとドア多いし、どういう住宅なのかきになる。
リスボンの街2

リスボンの街3

泥棒市の近くでランチした店が、すごく美味しくてまた行きたい場所。洋ナシと柿とラディッシュとナッツのサラダが驚くほどうまく、日本では絶対食べない味付けで忘れられないけど絶対に再現できないという。他の料理も全部美味しかった。予約しないで開店ちょっと前に行き、ドアが開いていたから口頭で予約した。すぐに席がいっぱいになったので、良い店だと思う。Taberna Sal Grosso
Taberna Sal Grosso

何も決めずに色々歩いてまわったらたくさん面白い場所があった。いきなり漫画が描いてあるトンネル。
リスボン街4

トンネル抜けたところからの景色。歩いていると黄色っぽい建物が多いと思っていたが、結構白なのか。
リスボンの街5

ポップな色使いの建物がやはり目につく。
リスボン街6

やたらと広いコルメシオ広場。昔宮殿があったけど、大地震でなくなったそうだ。
コルメシオ広場

みんなのんびりしてる。大地震の時は大津波があったそうで、今は特に防波堤とかがないのが個人的には怖かった。
コルメシオ広場の海岸

街中に突然現れるサンタ・ジュスタのエレベーター。100年以上の歴史があり、当時は勾配の多いリスボンを移動するために作られたみたいだけど、今は展望台になっている。
サンタジュスタのエレベーター

散策は続く