ハワイ島のコナの近くのキャプテンクックにて。
深夜にマナゴホテルについて、朝はゆっくり眠ろうと思っていたのに、まさかの朝8時に部屋の掃除が来てしまった。他の客はそんなに早く動き出すのかしら・・?
起きてしまったら仕方がない、行こうと思っていたキャプテンクックトレイルへ出発。外は天気があまり良くないが、気温は高く暑かった。南国っぽい植物がたくさんあって、いちいち止まっては眺めていた。
コナコーヒーの農場見学ができる場所も近くにあった。
マナゴホテルからキャプテンクックトレイルの入り口は徒歩10分程度。地図上だとキャプテン・クック・モニュメント・トレイルと書いてある。
ここの地名にもなっている「キャプテン・クック」というのは、イギリス生まれの海洋探検家ジェームス・クックのことだ。彼はヨーロッパ人の中で初めてハワイ諸島を発見した人だ(すでにハワイにはポリネシア人が住んでいた)。
Wikiを読んでいると、他にもニュージーランドの海図や海岸線図を作成したり、航海中になりやすい病気であった壊血病に誰もならずに航海したり、航海史の中ではかなり多大な影響と成果をもたらした人のようだ。
彼は1778年にハワイ諸島を発見した。その時にハワイにもともと住んでいたポリネシア人たちの崇めている神についての言い伝えと、その船の姿が重なったため、キャプテン・クックは神様のように扱われたそうだ。
翌年再び戻って来た際に、このキャプテンクックトレイルのあるケアラケクア湾に入って来た。
1ヶ月間の滞在ののち、再度出発したものの、船が壊れてしまったためすぐに湾に戻ったそうだ。しかし住民の宗教上、出発したものがすぐに戻ることを不吉としていたため、これがきっかけで神だったクックは崇められなくなり、住民と衝突するようになったという。
結局クックが所有していた手漕ぎボートを住民が盗んだことをきっかけにお互いに激情し、戦闘になり、クックは殺害された。亡くなったのがこの地であることから、クックの記念碑が建てれらている。偉業を達成したのに、なんという最後なのだろう。
キャプテンクックトレイルの入り口には、色々な注意点が記載されている。これ以外に入り口らしいものは見当たらない。
実際に往復してみた者からの注意点は
・水を大量に持っていくこと(水飲み場などもない)
・日差しに対する対策をすること(途中木が全くないところを歩く)
・靴はスニーカー、長袖長ズボン推奨
・行きは下り、帰りは上りなので体力の消耗がすごい
・泳ぐなら水着は中に着ていく(着替える場所などもない)
という感じだ。
実際のところ、私は暑すぎて半袖短パンで行ってしまったけど。短パンは失敗だった。割と硬い草が多いから結構痛い。長袖は一応持って行ってはいたが、ほぼ曇りだったので半袖でいた。
欧米系の人たちは思いっきり半袖短パンなんだけどね・・体の作りが全然違うから。
あと行きは下りで帰りは疲れてるのに上りというのが地味にきつい。曇りだったから良かったけど、日が照っていたら相当きつかったと思う。
看板にはハイキング時間は2-4時間と書いてあるが、歩き慣れている私でも往復3時間はかかったから、4時間かかる人は余裕でいると思う。
さっそく出発。なんにもなさすぎて不安になる道を進んでいく。
意外と人とすれ違うので安心するが。ひたすら進むと海が見えてきた。
天気が良ければ絶景であっただろう。
山を下りきったあたりから森になっていて、おそらく雷で倒された木があったり、野生そのものだった。
海にたどり着くと、やはり天気が悪いのが本当に残念に思った。溶岩が流れてできたような岸から肉眼で泳いでいる魚がこの天気ですら見える透明度の高さ。
写真では見えてないけど、黄色い魚がたくさんいた。
ツアーで来ているカヤックの人たちや、勝手に泳いでいる人たちも結構いて、せっかく水着も着て来たから泳ごうかと思ったが、水の事故が怖くてやめた。
思ったより打ち付けてくる波が強かったから一人で泳いで何かあって気づかれなかったらと悪いことを考えた。あとシュノーケルマスクがないためそこまで泳げないなーと。旅中に自分のシュノーケルマスクがあれば良かったのにと思うことが多々あり、次行くならば持って行きたい。
そしてキャプテンクックの記念碑もあった。
そして帰りの上りがかなりきつかった。すれ違う人に帰りは大変そうだね!と言われたけど、まさにその通りだよと思った。
帰ってから必ず食べたいと思っていた、マナゴホテル併設レストランのポークチョップを食べた。見た目はワイルド。
これに白米ともずくとサラダと野菜炒めみたいな小鉢がついてる定食スタイル。12ドル(約1,344円 ※1ドル=112円)くらいだった。
泊まっていないけど食べに来ている日本人が結構いたけど、現地の人も半分くらいはいた。
これがかなり美味しかった。散々体を動かしたからというのもあるかもしれないが、味付けが醤油ベースというか日本っぽかったから、なんとなく懐かしい気分になった。久々の白米も最高。歴史が歴史なだけに、日本っぽい味をどこかに引き継いでいるのかもしれない。マナゴホテルは古くて、全くもって今時ではなかったけど、静かで落ち着いて過ごせるいい場所だった。
キャプテンクック(コナ)滞在:2017年11月27日〜29日
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深夜にマナゴホテルについて、朝はゆっくり眠ろうと思っていたのに、まさかの朝8時に部屋の掃除が来てしまった。他の客はそんなに早く動き出すのかしら・・?
起きてしまったら仕方がない、行こうと思っていたキャプテンクックトレイルへ出発。外は天気があまり良くないが、気温は高く暑かった。南国っぽい植物がたくさんあって、いちいち止まっては眺めていた。
コナコーヒーの農場見学ができる場所も近くにあった。
マナゴホテルからキャプテンクックトレイルの入り口は徒歩10分程度。地図上だとキャプテン・クック・モニュメント・トレイルと書いてある。
ここの地名にもなっている「キャプテン・クック」というのは、イギリス生まれの海洋探検家ジェームス・クックのことだ。彼はヨーロッパ人の中で初めてハワイ諸島を発見した人だ(すでにハワイにはポリネシア人が住んでいた)。
Wikiを読んでいると、他にもニュージーランドの海図や海岸線図を作成したり、航海中になりやすい病気であった壊血病に誰もならずに航海したり、航海史の中ではかなり多大な影響と成果をもたらした人のようだ。
彼は1778年にハワイ諸島を発見した。その時にハワイにもともと住んでいたポリネシア人たちの崇めている神についての言い伝えと、その船の姿が重なったため、キャプテン・クックは神様のように扱われたそうだ。
翌年再び戻って来た際に、このキャプテンクックトレイルのあるケアラケクア湾に入って来た。
1ヶ月間の滞在ののち、再度出発したものの、船が壊れてしまったためすぐに湾に戻ったそうだ。しかし住民の宗教上、出発したものがすぐに戻ることを不吉としていたため、これがきっかけで神だったクックは崇められなくなり、住民と衝突するようになったという。
結局クックが所有していた手漕ぎボートを住民が盗んだことをきっかけにお互いに激情し、戦闘になり、クックは殺害された。亡くなったのがこの地であることから、クックの記念碑が建てれらている。偉業を達成したのに、なんという最後なのだろう。
キャプテンクックトレイルの入り口には、色々な注意点が記載されている。これ以外に入り口らしいものは見当たらない。
実際に往復してみた者からの注意点は
・水を大量に持っていくこと(水飲み場などもない)
・日差しに対する対策をすること(途中木が全くないところを歩く)
・靴はスニーカー、長袖長ズボン推奨
・行きは下り、帰りは上りなので体力の消耗がすごい
・泳ぐなら水着は中に着ていく(着替える場所などもない)
という感じだ。
実際のところ、私は暑すぎて半袖短パンで行ってしまったけど。短パンは失敗だった。割と硬い草が多いから結構痛い。長袖は一応持って行ってはいたが、ほぼ曇りだったので半袖でいた。
欧米系の人たちは思いっきり半袖短パンなんだけどね・・体の作りが全然違うから。
あと行きは下りで帰りは疲れてるのに上りというのが地味にきつい。曇りだったから良かったけど、日が照っていたら相当きつかったと思う。
看板にはハイキング時間は2-4時間と書いてあるが、歩き慣れている私でも往復3時間はかかったから、4時間かかる人は余裕でいると思う。
さっそく出発。なんにもなさすぎて不安になる道を進んでいく。
意外と人とすれ違うので安心するが。ひたすら進むと海が見えてきた。
天気が良ければ絶景であっただろう。
山を下りきったあたりから森になっていて、おそらく雷で倒された木があったり、野生そのものだった。
海にたどり着くと、やはり天気が悪いのが本当に残念に思った。溶岩が流れてできたような岸から肉眼で泳いでいる魚がこの天気ですら見える透明度の高さ。
写真では見えてないけど、黄色い魚がたくさんいた。
ツアーで来ているカヤックの人たちや、勝手に泳いでいる人たちも結構いて、せっかく水着も着て来たから泳ごうかと思ったが、水の事故が怖くてやめた。
思ったより打ち付けてくる波が強かったから一人で泳いで何かあって気づかれなかったらと悪いことを考えた。あとシュノーケルマスクがないためそこまで泳げないなーと。旅中に自分のシュノーケルマスクがあれば良かったのにと思うことが多々あり、次行くならば持って行きたい。
そしてキャプテンクックの記念碑もあった。
そして帰りの上りがかなりきつかった。すれ違う人に帰りは大変そうだね!と言われたけど、まさにその通りだよと思った。
帰ってから必ず食べたいと思っていた、マナゴホテル併設レストランのポークチョップを食べた。見た目はワイルド。
これに白米ともずくとサラダと野菜炒めみたいな小鉢がついてる定食スタイル。12ドル(約1,344円 ※1ドル=112円)くらいだった。
泊まっていないけど食べに来ている日本人が結構いたけど、現地の人も半分くらいはいた。
これがかなり美味しかった。散々体を動かしたからというのもあるかもしれないが、味付けが醤油ベースというか日本っぽかったから、なんとなく懐かしい気分になった。久々の白米も最高。歴史が歴史なだけに、日本っぽい味をどこかに引き継いでいるのかもしれない。マナゴホテルは古くて、全くもって今時ではなかったけど、静かで落ち着いて過ごせるいい場所だった。
キャプテンクック(コナ)滞在:2017年11月27日〜29日
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