10月29日は朝起きて腕時計を見ると8時半で案外寝てしまったと思った。携帯を見ると7時半。時計の電池がなくなって来ておかしくなったのかなと思いつつ、洗濯をした。
同じ時期に旅をしていた友達からメールが来て「時間がおかしくない?」と言われ、なぜ二人にだけこの現象が起きているのかと一瞬焦ったが、よく考えたらサマータイムが終わったのであった。
サマータイムに慣れていないからまさかこんな月の終わる寸前の中途半端な時期に何の告知もなく、周りの人もいつも通りに動いているなんて、気付きようがない。留学していた時も、似たような状況になってあまりにも普通にサマータイムが終わったことを思い出した。
ミラノ(Milan)のドゥオーモのすぐ隣には大きなアーケードがあり、ガレリアとも呼ぶ。いろんな都市にガレリアはあるけど、ミラノのは一際美しいと思う。
このガレリアの中心に牡牛のモザイク画があり、股間部分のくぼみにかかとを乗せて一回転すると幸せになれると言われているらしく、たくさんの人がそこで一回転をしていた。
ドゥオーモから歩いて10分くらいのところに、世界で最も醜い建物に選ばれたことのあるヴェラスカタワーというのもある。中には入れないので外から見るだけなのだが、醜いとは思わなかったけど、ミラノの他の建物に合っていないように思った。
当時の建築家の色々な思考があってこの形になったみたいだけど、時間が経つとそういうこともわからなくなってしまう。
天気も良かったので色々なところを散歩した。スフォルツェスコ城を見に行って、そこは公園になっているから、またひたすら歩き、凱旋門のようなものにたどり着く。
その近くの路面電車を見ていたら、歌川国芳の作品でラッピングされていた。文字の意味はわからなかったけど、なんとなくどこかで展示をやっているような感じだった。
ホテルに帰ったから調べるとやはり今ミラノで展示会をやっているようで、見に行くことにした。
日本でも大規模な展示をやっていた時に見に行ったことがあるのだけど、その時に見たことがない作品もあったり、日本ほどぎゅうぎゅうに混んでなかったし、何より外国で日本人の展示作品を見るということも新鮮で面白かった。
そして最後に約15年前に来た時に予約していなくて見ることができなかった「最後の晩餐」を見に行った。
最後の晩餐は、美術館などにあるのではなく、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会という教会の中に展示されている。
チケットは事前予約制で、調べれば予約方法を説明しているサイトはたくさんあるから書かないけど、そのサイトで予約する必要がある。
がしかし、チケットの予約可能日になったらすぐに予約しないとすぐに売り切れになってしまうのだ。私は次どこに行くか決めずに動いているから、ミラノに行こうとしてチケットサイトを見た時にはすでに完売していた。
サイトでチケットが予約できない場合、サイトに記載されている番号に電話したらチケットが取れたと友達が言っていたから何度も電話してみたけど一度も繋がらなかった。
どうしても確実に見たかったから、正規の値段より割高なんだけどVeltraというサイトでチケットを購入した。35ユーロ(約4,620円 ※1ユーロ=132円)
https://www.veltra.com/jp/europe/italy/milano/a/13365
時間指定で入場するため早めに行って周辺を散策。この教会の最後の晩餐が飾られていないエリアの出入りは自由なので中を見たりした。
そしていよいよ入場。複数人のグループで入場した。入ってすぐに右手側に最後の晩餐があり、思ったより大きいことに驚いた。あと写真を撮影OKなのも驚きであった。
この建物は元は教会の食堂だったそう。テンペラという手法を使って描かれたが、テンペラは劣化が早く、実際に描かれた絵はすぐにボロボロになってしまい今はほとんどの部分が修復されているそうだ。だとしてもこの絵画の迫力はすごかった。
遠くから見ると壁一面に描かれているのがわかる。
実はこの絵画の対面にはダヴィンチが描いたものではないがキリストの磔刑の図が描かれた絵がある。
私の祖父は生前、学校で美術を教えており、引退してからもずっと絵を描いていた。自分のデスクにダヴィンチの肖像画を飾っていて、自分に顔が似ていると言ってヒゲや髪の毛も同じように伸ばしていたのをよく覚えている。きっと自分と一緒におじいちゃんが来て、一緒に見てるんじゃないかなあと思ったりした。
ミラノの街はとても過ごしやすかった。地下鉄でどこにでもいけるし、公園も多い、人も交通量もそれなりに多いんだけど、人が明るくて過ごしていて楽しい気分になった。
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同じ時期に旅をしていた友達からメールが来て「時間がおかしくない?」と言われ、なぜ二人にだけこの現象が起きているのかと一瞬焦ったが、よく考えたらサマータイムが終わったのであった。
サマータイムに慣れていないからまさかこんな月の終わる寸前の中途半端な時期に何の告知もなく、周りの人もいつも通りに動いているなんて、気付きようがない。留学していた時も、似たような状況になってあまりにも普通にサマータイムが終わったことを思い出した。
ミラノ(Milan)のドゥオーモのすぐ隣には大きなアーケードがあり、ガレリアとも呼ぶ。いろんな都市にガレリアはあるけど、ミラノのは一際美しいと思う。
このガレリアの中心に牡牛のモザイク画があり、股間部分のくぼみにかかとを乗せて一回転すると幸せになれると言われているらしく、たくさんの人がそこで一回転をしていた。
ドゥオーモから歩いて10分くらいのところに、世界で最も醜い建物に選ばれたことのあるヴェラスカタワーというのもある。中には入れないので外から見るだけなのだが、醜いとは思わなかったけど、ミラノの他の建物に合っていないように思った。
当時の建築家の色々な思考があってこの形になったみたいだけど、時間が経つとそういうこともわからなくなってしまう。
天気も良かったので色々なところを散歩した。スフォルツェスコ城を見に行って、そこは公園になっているから、またひたすら歩き、凱旋門のようなものにたどり着く。
その近くの路面電車を見ていたら、歌川国芳の作品でラッピングされていた。文字の意味はわからなかったけど、なんとなくどこかで展示をやっているような感じだった。
ホテルに帰ったから調べるとやはり今ミラノで展示会をやっているようで、見に行くことにした。
日本でも大規模な展示をやっていた時に見に行ったことがあるのだけど、その時に見たことがない作品もあったり、日本ほどぎゅうぎゅうに混んでなかったし、何より外国で日本人の展示作品を見るということも新鮮で面白かった。
そして最後に約15年前に来た時に予約していなくて見ることができなかった「最後の晩餐」を見に行った。
最後の晩餐は、美術館などにあるのではなく、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会という教会の中に展示されている。
チケットは事前予約制で、調べれば予約方法を説明しているサイトはたくさんあるから書かないけど、そのサイトで予約する必要がある。
がしかし、チケットの予約可能日になったらすぐに予約しないとすぐに売り切れになってしまうのだ。私は次どこに行くか決めずに動いているから、ミラノに行こうとしてチケットサイトを見た時にはすでに完売していた。
サイトでチケットが予約できない場合、サイトに記載されている番号に電話したらチケットが取れたと友達が言っていたから何度も電話してみたけど一度も繋がらなかった。
どうしても確実に見たかったから、正規の値段より割高なんだけどVeltraというサイトでチケットを購入した。35ユーロ(約4,620円 ※1ユーロ=132円)
https://www.veltra.com/jp/europe/italy/milano/a/13365
時間指定で入場するため早めに行って周辺を散策。この教会の最後の晩餐が飾られていないエリアの出入りは自由なので中を見たりした。
そしていよいよ入場。複数人のグループで入場した。入ってすぐに右手側に最後の晩餐があり、思ったより大きいことに驚いた。あと写真を撮影OKなのも驚きであった。
この建物は元は教会の食堂だったそう。テンペラという手法を使って描かれたが、テンペラは劣化が早く、実際に描かれた絵はすぐにボロボロになってしまい今はほとんどの部分が修復されているそうだ。だとしてもこの絵画の迫力はすごかった。
遠くから見ると壁一面に描かれているのがわかる。
実はこの絵画の対面にはダヴィンチが描いたものではないがキリストの磔刑の図が描かれた絵がある。
私の祖父は生前、学校で美術を教えており、引退してからもずっと絵を描いていた。自分のデスクにダヴィンチの肖像画を飾っていて、自分に顔が似ていると言ってヒゲや髪の毛も同じように伸ばしていたのをよく覚えている。きっと自分と一緒におじいちゃんが来て、一緒に見てるんじゃないかなあと思ったりした。
ミラノの街はとても過ごしやすかった。地下鉄でどこにでもいけるし、公園も多い、人も交通量もそれなりに多いんだけど、人が明るくて過ごしていて楽しい気分になった。
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