空港で行方不明になった荷物は、もし見つかった場合には日本に送ることを決めたが、荷物自体は見つかって欲しかった。その肝心のどうやったら荷物が出てくるのか、ということは結局なすすべなしという感じだった。何度問い合わせたところで探していると言われるのがオチだ。
やりとりしている間に、カバンの特徴やカバンに入っているものの特徴を詳細に記載するサイトがあることが判明し、なんどもそのサイトに情報を入力したのだが、不具合で向こうにはそれが更新されていないと言われてしまい、何度も同じやりとりをしていた。
ブダペストを去る前日、ダメもとで問い合わせの電話をかけてみた。いつもは全くつながらなかったのに、ここで初めてつながった!
英語で電話というのは結構ハードルが高いのだけど、もう必死の思いで、荷物の詳細を入力するサイトに入力しても更新されない旨と、そちら更新してくれないかという話をして、荷物について色々話すことができた。
電話の相手の人はとても良い人で、私が最初に英語が得意じゃないと断りを入れると、すごくゆっくり話してくれて、こちらの話も全く嫌な感じを出さずにちゃんと聞いてくれた。
それまでの対応の悪さからフィンエアー最悪だと思って気持ちがよくない方向に行っていたけど、この人に救われた。まあ最悪な印象はさほど変わらないが、気持ちは少し楽になったのだった。
質問の中に「あなただけが持っているような特別なアイテムは入っていますか?」というのがあった。例えば雑誌とか本とか、その人の好みで持っているようなものだ。
私は荷物に羊のお面を入れていたから、すかさず「Sheep mask」と言ったら、電話口から戸惑いが伝わってきた。「動物の羊のお面です」と言い直したら、「OK!! Sheep mask!」と言われたのでそれがおかしくて笑いをこらえた。
そんなやりとりもしつつ、ちゃんとブダペストといえば的なところにも行ってきた。
セーチェーニ温泉。日本ではよく温泉でチェスをやっているシーンが映されることが多いところ。
建物の見た目は日本の温泉の建物とは全然違う、美術館っぽい感じ。水着着用で入るのだが、その水着もなくなった荷物に入っていたのでデカトロンで購入した。本当に安くて助かった。入場は4,900フォリント(約2,058円 ※100フォリント=42円)
特に男女別に分かれていない更衣室があり、もちろんちゃんと鍵のかかる個室の着替えスペースがあって、あとはロッカーがずらりと並ぶ。
そこを抜けるといろんな種類のお風呂がある。スーパー銭湯っぽい感じ。お湯の温度は全体的にぬるめが多かった。少しだけ熱めのお湯があり、そこが日本のお風呂と同じ感じだった。体を洗ってから入るというところではないため、温泉だとしたらお湯が汚いなあと思った。プールだとしたらこんなもんか、という感じ。
外はこんな感じで温水プールって感じ。ぬるま湯に浸かってのんびりするのもなかなか良かった。真ん中は競技用のプールがあって、そこはちゃんと泳ぐ人専用だった。
噂のチェスをする人たちもちゃんといた。思ったより碁盤の数が少なく2つしかなかった。本来は反対側にもプールがあるみたいだが、そこは工事中だった。
しかしやっぱりお湯に浸かると体がかなり軽くなるなと思う。荷物のことでもかなり疲れていたので本当にリフレッシュできた。
あとはブダペスト中央市場にも行った。ここはカメラの充電器とか売ってるかなと思ってきたんだけど、食べ物系とお土産の市場だったので全然見当違い。でもかなり見ていて楽しかった。やはり市場は良い。
ハンガリー料理にはパプリカは欠かせないらしく、かなりパプリカ関連の商品が売っている。
そしてハンガリーはフォアグラ生産世界一ということで、市場にもかなり数多く売られていた。食べる機会はなかったけど、缶詰なら1つくらい買えば良かったなと思った。
2階が食堂とお土産屋が並んでいた。食堂もなかなか混み合っていて美味しそうだった。
おまけ的にブダペストにある世界一美しいと言われるマクドナルドにも行ってみた。確かに写真だけ見てすぐにマクドナルドだとはわからない。
なんだかんだ1週間いたらトラブルがあってもちゃんと見て回れるもんだ。ブダペスト近郊の町にも行こうと思ってたが、それに行けなかったのは残念だったけど。
念のためヘルシンキからブダペストへのその日の最終便が到着して、荷物の状況をチェックするサイトで、その便に私の荷物が乗っていなかったことを確認してから、最後に大きなスーツケースを購入した。お店の人が「Have a nice trip」と言ってくれたのでとても嬉しい気持ちになった。あとは目星をつけていたものを一気に購入。
相当買い物している人みたいになって面白かった。補償される額に決まりはあるものの、洋服だけは日本に帰ってからも着れるものを買おうと思って、選んでいて楽しかった。
むしろ今までは旅に持って来る服は、捨てて帰れるようなどうでもよくシンプルなものを選んでいたが、そうである必要もなかったのかもしれないと思ったりした。残りが全部ヨーロッパとアメリカだったからというのもあるが。
一番購入が難しそうだったカメラの充電器も買うことができた。とはいえあまりに少ない荷物で、必要最低限これだけで生きていけると思うと、今までの荷物が手元を離れていったことは逆に良かったのかもしれないとすら思った。もらったものがだけが気がかりだったけど。
そんなわけでブダペストを離れる日。ブダペスト東駅(Keleti駅)に行き、ネットで予約していたチケットを券売機から回収。
Keleti駅は素敵な駅だった。売店で余ったフォリントを使うために何を買うか迷っている間に後ろに列ができてしまい、申し訳なかったが、みんなすごい笑顔で大丈夫だよって言ってくれていた。ハンガリーでは荷物がなくなるという嫌なことはあったけど、それ以外のことは全部とても良かったと思う。
次の目的地はスロバキアのブラチスバラだ。2等列車のコンパートメントだけどかなり綺麗で、しかも充電コンセントあるし、Wifiもフリーで速度も速かったので驚き。
新しい荷物と共にスロバキアへ。
ブダペスト滞在:2017年10月13日〜18日
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やりとりしている間に、カバンの特徴やカバンに入っているものの特徴を詳細に記載するサイトがあることが判明し、なんどもそのサイトに情報を入力したのだが、不具合で向こうにはそれが更新されていないと言われてしまい、何度も同じやりとりをしていた。
ブダペストを去る前日、ダメもとで問い合わせの電話をかけてみた。いつもは全くつながらなかったのに、ここで初めてつながった!
英語で電話というのは結構ハードルが高いのだけど、もう必死の思いで、荷物の詳細を入力するサイトに入力しても更新されない旨と、そちら更新してくれないかという話をして、荷物について色々話すことができた。
電話の相手の人はとても良い人で、私が最初に英語が得意じゃないと断りを入れると、すごくゆっくり話してくれて、こちらの話も全く嫌な感じを出さずにちゃんと聞いてくれた。
それまでの対応の悪さからフィンエアー最悪だと思って気持ちがよくない方向に行っていたけど、この人に救われた。まあ最悪な印象はさほど変わらないが、気持ちは少し楽になったのだった。
質問の中に「あなただけが持っているような特別なアイテムは入っていますか?」というのがあった。例えば雑誌とか本とか、その人の好みで持っているようなものだ。
私は荷物に羊のお面を入れていたから、すかさず「Sheep mask」と言ったら、電話口から戸惑いが伝わってきた。「動物の羊のお面です」と言い直したら、「OK!! Sheep mask!」と言われたのでそれがおかしくて笑いをこらえた。
そんなやりとりもしつつ、ちゃんとブダペストといえば的なところにも行ってきた。
セーチェーニ温泉。日本ではよく温泉でチェスをやっているシーンが映されることが多いところ。
建物の見た目は日本の温泉の建物とは全然違う、美術館っぽい感じ。水着着用で入るのだが、その水着もなくなった荷物に入っていたのでデカトロンで購入した。本当に安くて助かった。入場は4,900フォリント(約2,058円 ※100フォリント=42円)
特に男女別に分かれていない更衣室があり、もちろんちゃんと鍵のかかる個室の着替えスペースがあって、あとはロッカーがずらりと並ぶ。
そこを抜けるといろんな種類のお風呂がある。スーパー銭湯っぽい感じ。お湯の温度は全体的にぬるめが多かった。少しだけ熱めのお湯があり、そこが日本のお風呂と同じ感じだった。体を洗ってから入るというところではないため、温泉だとしたらお湯が汚いなあと思った。プールだとしたらこんなもんか、という感じ。
外はこんな感じで温水プールって感じ。ぬるま湯に浸かってのんびりするのもなかなか良かった。真ん中は競技用のプールがあって、そこはちゃんと泳ぐ人専用だった。
噂のチェスをする人たちもちゃんといた。思ったより碁盤の数が少なく2つしかなかった。本来は反対側にもプールがあるみたいだが、そこは工事中だった。
しかしやっぱりお湯に浸かると体がかなり軽くなるなと思う。荷物のことでもかなり疲れていたので本当にリフレッシュできた。
あとはブダペスト中央市場にも行った。ここはカメラの充電器とか売ってるかなと思ってきたんだけど、食べ物系とお土産の市場だったので全然見当違い。でもかなり見ていて楽しかった。やはり市場は良い。
ハンガリー料理にはパプリカは欠かせないらしく、かなりパプリカ関連の商品が売っている。
そしてハンガリーはフォアグラ生産世界一ということで、市場にもかなり数多く売られていた。食べる機会はなかったけど、缶詰なら1つくらい買えば良かったなと思った。
2階が食堂とお土産屋が並んでいた。食堂もなかなか混み合っていて美味しそうだった。
おまけ的にブダペストにある世界一美しいと言われるマクドナルドにも行ってみた。確かに写真だけ見てすぐにマクドナルドだとはわからない。
なんだかんだ1週間いたらトラブルがあってもちゃんと見て回れるもんだ。ブダペスト近郊の町にも行こうと思ってたが、それに行けなかったのは残念だったけど。
念のためヘルシンキからブダペストへのその日の最終便が到着して、荷物の状況をチェックするサイトで、その便に私の荷物が乗っていなかったことを確認してから、最後に大きなスーツケースを購入した。お店の人が「Have a nice trip」と言ってくれたのでとても嬉しい気持ちになった。あとは目星をつけていたものを一気に購入。
相当買い物している人みたいになって面白かった。補償される額に決まりはあるものの、洋服だけは日本に帰ってからも着れるものを買おうと思って、選んでいて楽しかった。
むしろ今までは旅に持って来る服は、捨てて帰れるようなどうでもよくシンプルなものを選んでいたが、そうである必要もなかったのかもしれないと思ったりした。残りが全部ヨーロッパとアメリカだったからというのもあるが。
一番購入が難しそうだったカメラの充電器も買うことができた。とはいえあまりに少ない荷物で、必要最低限これだけで生きていけると思うと、今までの荷物が手元を離れていったことは逆に良かったのかもしれないとすら思った。もらったものがだけが気がかりだったけど。
そんなわけでブダペストを離れる日。ブダペスト東駅(Keleti駅)に行き、ネットで予約していたチケットを券売機から回収。
Keleti駅は素敵な駅だった。売店で余ったフォリントを使うために何を買うか迷っている間に後ろに列ができてしまい、申し訳なかったが、みんなすごい笑顔で大丈夫だよって言ってくれていた。ハンガリーでは荷物がなくなるという嫌なことはあったけど、それ以外のことは全部とても良かったと思う。
次の目的地はスロバキアのブラチスバラだ。2等列車のコンパートメントだけどかなり綺麗で、しかも充電コンセントあるし、Wifiもフリーで速度も速かったので驚き。
新しい荷物と共にスロバキアへ。
ブダペスト滞在:2017年10月13日〜18日
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