2019-04-12

ゲイシール間欠泉とグトルフォスの滝

レイキャビックから車で日帰りできる距離にあるゴールデンサークルと呼ばれる自然観光地。前日に地球の割れ目とも呼ばれているシンクヴェトリル国立公園へ行ったので、残りの2つを見に車で出かけた。

まずは一番遠いゲイシール間欠泉を見に行った。活動している噴出が大きな間欠泉はチリのタティオ間欠泉以来。
この日は本当に天気が良く、最高のドライブ日和だった。この数年出会えていなかった景色に久々に出会えた感じがした。

アイスランドの道はわかりやすく、国道一号線が島を一回りしている。視界を邪魔するものがほとんどないから、観光地への看板もすぐ見つけられ、まず迷うことはない。
どこまでも広がる何もない、もしくは全てがある景色に本当に感動した。気に入った場所を見つけたら、そこで停まって写真を撮ったりのんびりドライブしていた。

ゲイシール間欠泉はレイキャビックの街中から約100kmなのでだいたい寄り道しながら2時間くらいで到着。
駐車料金も無料で、間欠泉の入場も無料。駐車場に併設されている建物にはカフェやお土産屋やトイレがあり、トイレも無料だったので驚いた。
この建物の向かい側に間欠泉が集まっている場所があり、そこに歩いて入っていく。

すでにもやもやと水蒸気が出る場所が見える。
ゲイシール間欠泉は実は活動をほぼ停止していて、噴出が見られるのは1日に1回だと言われている。ただし、その近くにあるストロック間欠泉というのが現在でも1日になんども噴出を見ることができるそうだ。体感ではだいたい10-15分に一回は噴出がみれた。

間欠泉はたくさんあり、噴出しないものもあるが、穴を覗くと、落ちたら一瞬で溶けて無くなりそうな恐ろしさがあった。

ストロック間欠泉の周りは噴出を待つ人で囲まれており、まずはそこで噴出を待機した。

いつ出てくるか分からなくてかなりドキドキした。そしてついに
どーん!!

噴出が始まる前にぐつぐつと煮えたぎるような音が聞こえてきて、そこから思いっきり噴出され、それが予想をはるかに超えた規模だった。噴出されたお湯がそのまま上から下に落ちるから、局地的に雨がばっと降ったような音がして、間欠泉に近づけるギリギリの位置にいた私と友達はずぶ濡れになったが、かなりはしゃいだ。

これはすごい。あまりにもすごかったし、すごすぎて笑えてきちゃって、そこから何度も噴出を見たくてずっとストロック間欠泉のそばにいた。

そこからまた車に乗り約15分くらいでグトルフォスの滝へ。グトルフォスというのはアイスランドの言葉で黄金という意味らしい。こちらも駐車場のところに建物があり、そこにカフェなどがある。駐車料金も入場も無料。

遠くに見えている水しぶきが上がっているところまで少し歩く。

ここはただの滝だと思って期待値低かったんだけど、見てみたら思ったよりずっと大きくて驚いた。世界三大瀑布と呼ばれる滝も見たことあるけど、それに引けを取らないくらいすごい。周辺の景色も含めると、ここが一番野生な感じがした。

近くまで行くと水しぶきで結構濡れる。

上から見ると水しぶきと西日で天国感がすごかった。

2つの観光地に大満足してまたレイキャビックの街に戻った。
泊まっている宿はホテルというより、民泊で、オーナーが同じ家で暮らしているところだった。家の中で会うといろいろ話したりしたが、アイスランドに来たからオーロラが見たいと伝えてあった。

そしてその夜、部屋でのんびりしていると「オーロラが出ているよ」とオーナーがわざわざ部屋まで教えに来てくれたのだった。一緒にベランダに出て見ると、空に白いモヤがうっすらとかかっている感じだった。
これがオーロラなのかと疑問に思っていると、とても光が弱いけどオーロラだと言われた。思っていたのと違いすぎて、疑問が残ったが、シャッタースピードを遅くして写真を撮ったのを見て友達と二人で声を上げる
うっすらと白いモヤは間違いなくオーロラだったのだ。カメラをうまく固定できずにぶれてしまったが、レイキャビックは本当に街中でもオーロラが見えるんだ。

初めて見たオーロラに大興奮した。翌日以降、さらに田舎に移動するため、もっと光の強いオーロラを見えるだろうと思い、カメラのセッティングや携帯でどうにか撮れないかなど夜な夜な研究を始めた。

レイキャビック滞在:2017年10月7日〜10日、12日〜13日
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