もう1つご飯の店があり、そこは日替わりで、オムレツらしきものやスープらしきものを食べられるのだが、なんとも見た目から料理の名前を出すのが難しい。そして使用した皿をバケツで洗っては次にまた使うので、衛生面ではあまりよろしくない感じ。私は大丈夫だったが、ヌングイで再会した人が猛烈な腹痛になっていた。
再会した2人が去ってからは、1人でゆっくり過ごしたかったのだが、海辺に行くと必ず誰かが話しかけてくる。女性が1人でいる人がほぼいない、ナンパなのかただ話し相手なのか、とにかくやめてくれと言っても、必ずそこに居座るのである。
日本人といるときは、彼らが男性だから周りも声をかけてくることはないし、日本人特有の空気を読む力で近くにいるけど放っておいてくれるので、その時の方が休まった。
海にいたいのに、いると話しかけられてめんどくさいから、やがて宿のハンモックで1日を過ごすようになり、あんなに好きだったご飯の店でも、今日もスープかよ、と気分が上がらない日もあった。
そんなわけで、ヌングイは好きだけど、程よい距離をおいてくれる誰かと行くのが良いのかもしれない。
それでも毎日海を見て、ハンモックで寝て、ダラダラして、夕日を見て1日が終わる日々というのは、とても贅沢で、こんな日はもう当分来ないであろうと思っていた。
こんなに海がきれいなんだから、潜ったらどうなんだろうと、シュノーケリングをしたかったのだが、なかなか朝方の天気が優れずに結局海の中を見ることはできなかった。
シュノーケリングが中止になった朝、海を散歩すると、潮がひいていて、不思議な光景が広がっていた。
女性は海藻をとり、男性は船を直していた。
塩湖みたいだ。シュノーケリングは残念だったけどこの景色を見れてよかったと思った。
しかしヌングイは本当に美しかった。
宿の人は程よく放っておいてくれて、居心地がよかった。兄弟と、そのいとこなのか若い男女が2人いて、その友達も1人いて、宿泊者より宿の人が多い時もあったけど、いい場所だった。
ここで私がアフリカでずっと使っていたテントをあげてきた。誰かが使っているのだろうか。
最後はバス停まで送ってくれて、「さよなら」ではなくて「またね」と。10年後に家族を連れて来いと、よくある旅のさよならの仕方だ。
またダラダラ(ミニバス)に乗って、ストーンタウンに戻った。アフリカもあと少し、旅もあと少し。
ヌングイ滞在:2014年1月11〜18日
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