2017-06-08

夏の終わり 再びストーンタウン

ヌングイ(Nungwi)から再びストーンタウン(Stone Town)に戻ってきた。宿も最初に泊まっていたところと同じところだ。やはりこの街の雰囲気が好きだと思う。

ストーンタウンの街中には変わったデザインの扉が多々あり、それはザンジバルドアと行ってこの島特有のものらしい。
これは何か特別な施設の建物ではないけど、このくらい重厚なものが町中にある。
とにかく町が入り組んでいて本当に面白い場所だ。そして夜も1人で歩けるくらい安全。遅くなりすぎなければ、子供や女性も外で過ごしている。


ザンジバルは東アフリカの奴隷貿易の中心となった地でもあり、今でも奴隷を売買していた施設が残っている。入場は6000シリング(約396円 ※100シリング=6.6円)

外側は教会に見えるが、中に入ると地下は奴隷が滞在していた場所として残っている。

すごく狭い部屋だが、ここに75人いたとか書いてあった。
アウシュビッツを見学した時にも思ったのだが、こういう人間としてやってはいけないことというのを学ぶと、こういうことが2度と起こらないようにと思うし、自分はやらないだろうと思う。
それでも例えば戦争になったり、自分が追い詰められてやらざるをえない状況になったら、もしくは洗脳状態になるとか。それは今後あり得ることであり、決して許されないことではあるが、そうなるかもしれないと思うと、気持ちを強く持ち続けなくてはと思った。

あたりが少し暗くなると海辺の広場に徐々に人が集まってきて、屋台が始まる。ちなみにこの広場にはなぜかwifiがある。

ヌングイで再会した2人がザンジバルピザを絶対食べた方がいいというので食べに行った。
英語を少ししゃべれる人と、全く喋れない人とのコンビが店員さんで、2日連続通ったら求婚された。外国の人のよくあるギャグ。
ザンジバルピザは日本でまた食べたいくらい美味しかった。薄いお好み焼きみたいなもんで、ソースがケチャップだから、味は変わるけど、粉物が好きであれば絶対おいしいと思う。

さらに暗くなると、人が集まってきて、皆広場で雑談をして、子供も走り回っている。宿まで帰る道のりで、たくさんの見知らぬ人に挨拶をされ、それがとてもよい雰囲気だった。夏が終わりそうな時に吹く、涼しい風が吹いているように思った。石の建物と、少し薄暗い街と、全てが本当に好きで、今この瞬間の心地よい感じをいつか日本で思い出せるといいなと思った。
アフリカの旅が終わる。最後がここでよかった。

ストーンタウン滞在:2014年1月9日〜11日、18日〜20日
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