ヨルダンの次はイスラエルへ向かう。
イスラエルへの入国というのはとにかく厄介である。日本人の観光での入国はビザがなくても入国することは可能だが、イスラエルと対立している国への入国スタンプがあると審査が厳しくなる。また、イスラエルへの入国スタンプがあるとその対立国に入国する際に入国を拒否される可能性があるという。
つまり、イスラエルへの入国の事実がパスポートに残ってしまうと後々めんどくさい。
ということで、イスラエル入国時にはスタンプを押さないでくれ、と審査官に言わなければいけないのであった。さらに、陸路で入国する場合、イスラエルと隣国の国境での出国スタンプがあると、たとえイスラエルへの入国時にスタンプがない場合でも、「この国境から出国したということはつまり、イスラエルに入国した」ということになりばれてしまう。
つまり、ヨルダン国境での出国スタンプももらわないようにしないといけない。
これは外務省HPにも記載されていることである。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=44
ホームページによると2013年1月から入国スタンプ自体が廃止されたそうだ。
ただ、色々調べてみると入国審査自体がそもそも厳しめで、対象のスタンプがなくても質問攻めにあって入国時に何時間も足止めされた人も多々いたりして、不安は残る。
また、その時の対立国としてはイラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、スーダン、シリア、イエメン、ソマリア。
まぁ行かないだろうなという国々なのだけど、どこで何が起きるかわからないのでやはりスタンプをもらわない方向でいこうと決めた。
友達と待ち合わせをしてバスターミナルまでセルビス(乗り合いタクシー)で行く。前々日にイスラエルからシリアへの攻撃があったばかりだという話をすると、1度外務省HPみたほうがいいかもねって話になって、ターミナルからまた戻って、イスラエルへの危険情報がでてなかったことを確認して、またターミナルまでいった。無駄に思えるかもしれないが、こういうことが重要だと思った、知ってたなら事前に見ておけという話でもあるが。
バスターミナルのセルビス乗り場で、国境であるキングフセインブリッジ行きを探し乗る。すぐに人が集まったのであまり待たずに出発。1時間くらいで国境に到着。1人6ディナール(約840円 ※1ディナール=140円)。
ヨルダン出国は「ノースタンプ」と言ったら、もうわかってたかのようにあっさりやってもらえた。別紙にスタンプを押してそれを渡される。出国税10ディナール(約1,400円)を支払い完了。
表にイスラエル国境行きのバスが来るのでそれに乗る。ある程度人数集まらないと出発しない。
大した距離じゃないのに5ディナールに、荷物1つにつき1.5ディナールで6.5ディナール(約910円)。高い…。バスの中で出国のスタンプの紙は回収された。
本来なら10分くらいの道のりだと思われたけど、色々な場所でストップして荷物をチェックしたり、バスの中をチェックしたりで45分くらい乗ってた。
やっとイスラエル入国審査所についた。思ったより混んでいて行列ができている。
キングフセインブリッジの国境は入国の場合、日曜から木曜は午前8時から午後8時まで、金曜と土曜は午前8時から午後1時までとなっている。(ヨルダン政府観光局)
ただすでにホームページ上の出国税の表記が誤っているため、行く前に現地で確認したほうがいいかも。また、イスラエルの情勢により国境が閉まったりすることもあるらしいのでとにかく行く直前の情報収集は重要。
まずは大きな荷物を預ける。手荷物だけ持ったまま、謎のカウンターへ行きシールをパスポートに貼られた。
そのまま手荷物のボディのX線チェック。空港の感じ。ここでこの貼られたシールのNにチェックが入った私は個別でさらにボディチェックをうけることに。
なんとなくだけど、審査官の人も「なぜこの人にチェックをうけさせるの?」的なジェスチャーをしてた。まぁほんとにランダムで仕方がないのかもしれない。
ボディチェックではいきなり「Do you have a gun?」と聞かれて、聞かれ慣れない質問に一瞬止まった。その後その人がはははと笑っていたので、冗談だったのかなと思う。まぁでも大したチェックではなくすぐ終わり、最後の難関と思われるパスポートチェックへ。
ここで引っかかると面倒なことになる。
だいたいこういうのは女性が厳しいから男性の方に並ぶ。
前の人たちも同行者がいる場合は一緒にパスポート提出していたので、本当に何もわからない旅行者風に友達と一緒にパスポート出す事にした。
それでもOKで、すかさず「ノースタンプ」でとお願いするとそれもあっさり了承。聞かれたことは「どのくらい滞在するのか」「イスラエルでどこへ行くのか」と自分の名前のみ。パレスチナ問題があるから、さすがに自治区にいくとは言えなかったけど、「エルサレムだけ1週間」と言って質問は終わった。
あとはパスポートをぱらぱらーっと見て、私のパスポートに押してある世界最南端のウシュアイアのスタンプを見つけて「ここまで行ったの!?すごい!」「イースター島のスタンプもある!わお!」と旅をほめられて、「パスポートの期限がきれても絶対保存しておきなよ!」と。
あまりに想像と違う審査に戸惑いつつ、あっさりと審査が終わった。最後に「Enjoy!」と言われて、本当に拍子抜けした。
スタンプの代わりにこの青い紙を渡されて、滞在中は持っているように言われた。
審査のあとに、この紙をチェックする場所が1ヶ所あって、そこを通過したら無事入国完了。その場所に預けていた荷物がばらまかれているから自分のをピックアップして終わり。
かなり恐れていた入国だったけど、結局他の国とたいして変わらなかったなという印象。でもほんとこれ偶然だと思った。後に行った人の話を聞くと、やはり足止めされる人もいたし、あっさり抜けた人もいる。
あとこの日は土曜で審査所が13時に閉まる事になっていた。私がパスポートチェック行った時点で12時くらいだったから何時間も質問してたら閉まっちゃうもんな、とかも思ったり。
そこからエルサレム市内までシェアワゴンで1時間くらい。
42シュケルに、荷物1つで5シュケルだから、47シュケル(約1,269円 ※1シュケル=27円)。
両替所はあったけど、土曜だからなのか閉まっていた。ヨルダンで少しシュケルに両替してあったのでよかった。
3つの宗教の聖地があるエルサレム。そしてパレスチナ自治区のアパルトヘイトウォール。色々なことが起きて本当に濃い時間だった。心揺さぶられたイスラエル、絶対忘れられない。
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2014-03-10
2014-03-07
ヨルダンまとめ-食べ物・おもしろかったこと-
ヨルダンで食べた美味しかったものたち。
■食べ物
・シュワルマ
ドネルケバブを薄めのパンに巻いたやつ。どこでも売ってるいわゆるケバブと味は同じ。中東はいると急にこの店が増えた。うまい。これはポテトと漬け物みたいなのついて3ディナール(約420円 ※1ディナール=140円)だった。何もつけないとボリュームにもよるが1.25ディナール(約175円)とか。
・ホブス(パン)
パン屋で10枚セット0.3ディナール(約42円)くらいで売られている。焼きたてはおいしい。店だとホブスは必ず出てくるし、そのお金っていくらつけられているのか謎なくらい当たり前に注文前にテーブルに置いてあったりする。
このまま食べるのではなく、何かにつけて食べるという感じ。
ひよこ豆を煮てつぶしたフール。パンとセットで1ディナール(約140円)。
ひよこ豆と白ごまのペーストであるホンムス。これはスーパーで缶詰でも売っているし結構好きだった。ちょっと良さげなレストランでも2ディナール(約280円)くらい。
・マンサフ
ヨルダンの代表的な料理。大皿なので1人ではちょっと無理かも。発酵したヨーグルトで羊肉を煮込み、ピラフみたいな感じの米の上に乗せる。上の写真で載せたホブスよりもっと薄いパンみたいなのが出て来てそれと食べたりする。右にの白いスープはヨーグルトのスープ。それを肉に直接かけてもよし。マンサフは好みがかなり分かれそう。発酵したヨーグルトの独特の味が大丈夫であればおいしいはず。4ディナール(約560円)だった。
他の店でも食べてみたいと思って仲良くなったパレスチナ人に連れて行ってもらったとこのマンサフ。
これはマンサフじゃなくて、カプセという食べ物のような気がした。鶏肉にはヨーグルトの味はしない。ヨーグルトスープはマンサフと同じくかけたければかける。しかし鳥丸焼きででてくるとは驚いた。これも美味しかったけど、鳥の味が薄い。
マンサフはヨルダンの代表的な料理だから、ホテルの人などにおいしい場所を聞いて行った方が良い気がする。味的に当たり外れが大きそう。
基本的にはホブスと缶詰と生野菜だったから、それ以外は有名なものしか食べてない。生野菜が意外とおいしい。
■おもしろかったこと
今までの記事に書ききれなかったいろいろ興味深かったことなど。
・フィリピン人の出稼ぎが多い
泊まったどちらのホテルでも掃除スタッフはみんなフィリピン人だった。聞いてみたら、最近は中東に出稼ぎに来る人が多いそうだ。フィリピンの人といえば日本への出稼ぎがなんとなくイメージにあるから意外。働いている人たちは、日本に入る時払うお金が高くなったと言っていたが、あとから調べた感じでは、日本が興行ビザ対象で受け入れていた人たちが省令の改正で出稼ぎに来づらくなったという感じらしい。日本に出稼ぎに来るためのビザが取りにくくなったのかな、と。中東はその点では安いと言っていたので取得もそこまで難しくないのではと予想。中東全体でいうと200万人のフィリピン人出稼ぎがいるそうだ、日本は20万人。
・What is your name?
さんざん子どもから聞かれる。子ども限定。道歩いていてHelloの前にWhat is your name? ずっと聞いてくる。自分たちと全然違う名前を聞いて面白いっていうのもあるんだろうけど、バカにしてる感じもするし、逆に聞き返すとちゃんと答える子どももいたり。しかしやたらと聞かれたので流行ってるのかな…って。
大人は明らかに外国人だ話かけたい!みたいな人はHello!!って言ってくれる。ちょっとふざけてる人はChina!!とか。私は基本的に中国人に思われてるから。こういうときに日本人だよ!って言い返した時の歓迎ムードはすごい。それは行ったどの国でも。
・Welcome
道行く人や、特に店入った時にWelcomeって言われる。それ英語圏だと店入ったくらいではほとんど言われない単語のような気がしていて。で、色々ヨルダン旅行記ブログを行く前に読んだらみんな「沢山の人がWelcomeって言ってくれて歓迎されてる感じがする」みたいなこと書いてあったから、このことかと思った。でもヨルダン旅行中はアジア人をバカにするような感じに何回も出会ったりもあったりとか、正直そのWelcomeって言われているのってほんとに歓迎の意味で言っている人いるのかなぁって思ってしまったり。特に店に入ったとき会う人とか、いらっしゃいませの代わりに言ってるだけな気がしたし、歓迎とはまた違う気もする。ヨルダンで沢山いい人だなって思う人にあったし、ものすごく嫌な目にはあってないんだけど、なんかその事前に読んだWelcome情報は日本人のただの勘違いなんじゃないかって、いや、もちろん好意的な意味で言ってくれている人が多いとは思うけど、なんだかうまく言えないけど複雑な思いを抱えていたりする。 Tweet
■食べ物
・シュワルマ
ドネルケバブを薄めのパンに巻いたやつ。どこでも売ってるいわゆるケバブと味は同じ。中東はいると急にこの店が増えた。うまい。これはポテトと漬け物みたいなのついて3ディナール(約420円 ※1ディナール=140円)だった。何もつけないとボリュームにもよるが1.25ディナール(約175円)とか。
・ホブス(パン)
パン屋で10枚セット0.3ディナール(約42円)くらいで売られている。焼きたてはおいしい。店だとホブスは必ず出てくるし、そのお金っていくらつけられているのか謎なくらい当たり前に注文前にテーブルに置いてあったりする。
このまま食べるのではなく、何かにつけて食べるという感じ。
ひよこ豆を煮てつぶしたフール。パンとセットで1ディナール(約140円)。
ひよこ豆と白ごまのペーストであるホンムス。これはスーパーで缶詰でも売っているし結構好きだった。ちょっと良さげなレストランでも2ディナール(約280円)くらい。
・マンサフ
ヨルダンの代表的な料理。大皿なので1人ではちょっと無理かも。発酵したヨーグルトで羊肉を煮込み、ピラフみたいな感じの米の上に乗せる。上の写真で載せたホブスよりもっと薄いパンみたいなのが出て来てそれと食べたりする。右にの白いスープはヨーグルトのスープ。それを肉に直接かけてもよし。マンサフは好みがかなり分かれそう。発酵したヨーグルトの独特の味が大丈夫であればおいしいはず。4ディナール(約560円)だった。
他の店でも食べてみたいと思って仲良くなったパレスチナ人に連れて行ってもらったとこのマンサフ。
これはマンサフじゃなくて、カプセという食べ物のような気がした。鶏肉にはヨーグルトの味はしない。ヨーグルトスープはマンサフと同じくかけたければかける。しかし鳥丸焼きででてくるとは驚いた。これも美味しかったけど、鳥の味が薄い。
マンサフはヨルダンの代表的な料理だから、ホテルの人などにおいしい場所を聞いて行った方が良い気がする。味的に当たり外れが大きそう。
基本的にはホブスと缶詰と生野菜だったから、それ以外は有名なものしか食べてない。生野菜が意外とおいしい。
■おもしろかったこと
今までの記事に書ききれなかったいろいろ興味深かったことなど。
・フィリピン人の出稼ぎが多い
泊まったどちらのホテルでも掃除スタッフはみんなフィリピン人だった。聞いてみたら、最近は中東に出稼ぎに来る人が多いそうだ。フィリピンの人といえば日本への出稼ぎがなんとなくイメージにあるから意外。働いている人たちは、日本に入る時払うお金が高くなったと言っていたが、あとから調べた感じでは、日本が興行ビザ対象で受け入れていた人たちが省令の改正で出稼ぎに来づらくなったという感じらしい。日本に出稼ぎに来るためのビザが取りにくくなったのかな、と。中東はその点では安いと言っていたので取得もそこまで難しくないのではと予想。中東全体でいうと200万人のフィリピン人出稼ぎがいるそうだ、日本は20万人。
・What is your name?
さんざん子どもから聞かれる。子ども限定。道歩いていてHelloの前にWhat is your name? ずっと聞いてくる。自分たちと全然違う名前を聞いて面白いっていうのもあるんだろうけど、バカにしてる感じもするし、逆に聞き返すとちゃんと答える子どももいたり。しかしやたらと聞かれたので流行ってるのかな…って。
大人は明らかに外国人だ話かけたい!みたいな人はHello!!って言ってくれる。ちょっとふざけてる人はChina!!とか。私は基本的に中国人に思われてるから。こういうときに日本人だよ!って言い返した時の歓迎ムードはすごい。それは行ったどの国でも。
・Welcome
道行く人や、特に店入った時にWelcomeって言われる。それ英語圏だと店入ったくらいではほとんど言われない単語のような気がしていて。で、色々ヨルダン旅行記ブログを行く前に読んだらみんな「沢山の人がWelcomeって言ってくれて歓迎されてる感じがする」みたいなこと書いてあったから、このことかと思った。でもヨルダン旅行中はアジア人をバカにするような感じに何回も出会ったりもあったりとか、正直そのWelcomeって言われているのってほんとに歓迎の意味で言っている人いるのかなぁって思ってしまったり。特に店に入ったとき会う人とか、いらっしゃいませの代わりに言ってるだけな気がしたし、歓迎とはまた違う気もする。ヨルダンで沢山いい人だなって思う人にあったし、ものすごく嫌な目にはあってないんだけど、なんかその事前に読んだWelcome情報は日本人のただの勘違いなんじゃないかって、いや、もちろん好意的な意味で言ってくれている人が多いとは思うけど、なんだかうまく言えないけど複雑な思いを抱えていたりする。 Tweet
ヨルダンまとめ-宿泊・交通-
ヨルダンで泊まったところまとめ。
■宿泊
・アンマン(Amman)
Mansour Hotel(別名Koda Hotel)
King Faisal Street, Down town, 11118
値段:1泊ドミ4ディナール(約560円 ※1ディナール=140円)
基本情報:男女混合4-5人ドミ、南京虫でるという噂(泊まっていた時はでたと言っていた人がいた)、シャワートイレ共同(お湯はでるが、シャワーを浴びる時間が決まっていて短い)、スタッフ英語可、朝食あり、Wi-fiあり(部屋では使えたり使えなかったり、速度普通)
行き方:空港から到着するバスターミナルからはセルビスで0.5〜1ディナール(約70〜140円)。タクシー運転手は日本人をみたらコーダホテルかと聞いてくるから場所は知っている人が多いが、客引きしてくる人はぼったくり価格なので注意。
その他:日本人が多く集まる宿。オーナーやスタッフはみんなヨルダンの人。行く場所など色々相談すると本当に丁寧に答えてくれたり、いい人たちだった。死海に行くならここでのタクシー予約が安い。イスラエル行きはそうでもないかも。周辺で一番安い宿だから私がいたときは、半分以上が日本人以外で、あまりにも日本人宿という感じでもなく居心地よかった。
電源が少ないのと洗濯物を干すのが禁止なのが難点。
・ダナ(Dana)
Tower Hotel
Dana village
値段:1泊1部屋10ディナール(約1,400円)
基本情報:ツイン、南京虫なし、シャワートイレ共同(お湯でる)、スタッフ英語可、朝食あり(ただし有料)、Wi-fiあり(公共スペースでのみ、速度普通)
行き方:ダナ村に入ればすぐ分かる、2軒ホテルがあるうちの奥側のホテル
その他:かなりオススメ。ホテルのつくりもかわいくて、スタッフも優しい、掃除も行き届いている。朝昼夕食はお金をだせば食べられる。物干しスペースも広くてアンマンで洗濯できなかった分を解消できた。
■交通
ヨルダンの交通についてまとめ。
・バス
長距離移動は基本的にバス。行く場所によってはかなり不定期なので時間にある程度の余裕があったほうがいい。金・土曜日が休日になるが、その日はさらに本数が減るので注意。
・セルビス(乗り合いタクシー)
ホテルの人など、現地の人に目的地までの正規料金を聞いておいた方がよい。近場ならだいたい0.5ディナール(約70円)で行けるが、大きな荷物を積む場合はさらに取られるときもある。荷物があるないに関わらず現地人は料金が一緒なので、そこは運転手と要交渉。
・ヒッチハイク
ヒッチハイク経験者によると、ヨルダンは車が停まってくれる頻度が高いとのこと。実際ヒッチハイクでかなり移動したから、使える手段だと思う。ただし相手は必ず選ぶことと、トラブルにならないように無料なのか否か事前に確認しておくこと。
・ニューデリー(New Delhi), インド(India)
↓ Royal Jordan(世界一周航空券) 約7時間
・アンマン(Amman), ヨルダン(Jordan)
↓ タクシー 約1時間 1台30ディナール(約4,200円)
・死海(Dead Sea)
↓ タクシー(上記は往復料金)
・アンマン(Amman)
↓ バス 約3時間 3.5ディナール(約490円)
・ダナ(Dana)※近くの町カディシアまで行きそこから歩き
↓ バス 約1時間 2ディナール(約280円)
・マアーン(Ma'an)※乗り換え
↓ バス 約30分 1ディナール(約140円)
・ワディ・ムーサ(Wadi Musa)※ペトラ遺跡
↓ タクシー 約1時間30分 1台10ディナール(約1,400円)
・ダナ(Dana)
↓ ヒッチハイク 約20分
・ショーバック(Shobak)
↓ ヒッチハイク 約20分
・ダナ(Dana)
↓ ヒッチハイク 約1時間
・タフィラ(Tafilah)
↓ バス 約2時間 3ディナール(約420円)
・アンマン(Amman)
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■宿泊
・アンマン(Amman)
Mansour Hotel(別名Koda Hotel)
King Faisal Street, Down town, 11118
値段:1泊ドミ4ディナール(約560円 ※1ディナール=140円)
基本情報:男女混合4-5人ドミ、南京虫でるという噂(泊まっていた時はでたと言っていた人がいた)、シャワートイレ共同(お湯はでるが、シャワーを浴びる時間が決まっていて短い)、スタッフ英語可、朝食あり、Wi-fiあり(部屋では使えたり使えなかったり、速度普通)
行き方:空港から到着するバスターミナルからはセルビスで0.5〜1ディナール(約70〜140円)。タクシー運転手は日本人をみたらコーダホテルかと聞いてくるから場所は知っている人が多いが、客引きしてくる人はぼったくり価格なので注意。
その他:日本人が多く集まる宿。オーナーやスタッフはみんなヨルダンの人。行く場所など色々相談すると本当に丁寧に答えてくれたり、いい人たちだった。死海に行くならここでのタクシー予約が安い。イスラエル行きはそうでもないかも。周辺で一番安い宿だから私がいたときは、半分以上が日本人以外で、あまりにも日本人宿という感じでもなく居心地よかった。
電源が少ないのと洗濯物を干すのが禁止なのが難点。
・ダナ(Dana)
Tower Hotel
Dana village
値段:1泊1部屋10ディナール(約1,400円)
基本情報:ツイン、南京虫なし、シャワートイレ共同(お湯でる)、スタッフ英語可、朝食あり(ただし有料)、Wi-fiあり(公共スペースでのみ、速度普通)
行き方:ダナ村に入ればすぐ分かる、2軒ホテルがあるうちの奥側のホテル
その他:かなりオススメ。ホテルのつくりもかわいくて、スタッフも優しい、掃除も行き届いている。朝昼夕食はお金をだせば食べられる。物干しスペースも広くてアンマンで洗濯できなかった分を解消できた。
■交通
ヨルダンの交通についてまとめ。
・バス
長距離移動は基本的にバス。行く場所によってはかなり不定期なので時間にある程度の余裕があったほうがいい。金・土曜日が休日になるが、その日はさらに本数が減るので注意。
・セルビス(乗り合いタクシー)
ホテルの人など、現地の人に目的地までの正規料金を聞いておいた方がよい。近場ならだいたい0.5ディナール(約70円)で行けるが、大きな荷物を積む場合はさらに取られるときもある。荷物があるないに関わらず現地人は料金が一緒なので、そこは運転手と要交渉。
・ヒッチハイク
ヒッチハイク経験者によると、ヨルダンは車が停まってくれる頻度が高いとのこと。実際ヒッチハイクでかなり移動したから、使える手段だと思う。ただし相手は必ず選ぶことと、トラブルにならないように無料なのか否か事前に確認しておくこと。
・ニューデリー(New Delhi), インド(India)
↓ Royal Jordan(世界一周航空券) 約7時間
・アンマン(Amman), ヨルダン(Jordan)
↓ タクシー 約1時間 1台30ディナール(約4,200円)
・死海(Dead Sea)
↓ タクシー(上記は往復料金)
・アンマン(Amman)
↓ バス 約3時間 3.5ディナール(約490円)
・ダナ(Dana)※近くの町カディシアまで行きそこから歩き
↓ バス 約1時間 2ディナール(約280円)
・マアーン(Ma'an)※乗り換え
↓ バス 約30分 1ディナール(約140円)
・ワディ・ムーサ(Wadi Musa)※ペトラ遺跡
↓ タクシー 約1時間30分 1台10ディナール(約1,400円)
・ダナ(Dana)
↓ ヒッチハイク 約20分
・ショーバック(Shobak)
↓ ヒッチハイク 約20分
・ダナ(Dana)
↓ ヒッチハイク 約1時間
・タフィラ(Tafilah)
↓ バス 約2時間 3ディナール(約420円)
・アンマン(Amman)
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2014-03-06
一日中ヒッチハイクでショーバック城へ
ペトラ(Petra)遺跡の帰りに乗ったタクシーの運転手さんの情報で、ダナ(Dana)とペトラの間くらいにあるショーバック(Shobak)城がおすすめだというので行ってみる事にした。なんと地下通路があり実際に入れるという。地下通路、聞いただけでテンションが上がる。
ダナ村を拠点にしていたから、ショーバックまでのバスはなくて、宿の人に聞いたらヒッチハイクで行ける、と当たり前のように言うからヒッチハイクして行くことにした。
ダナ村からカディシアの町までの坂道をヒッチハイクすることはあったが、遠い目的地にヒッチハイクで行くのは初めてで、男の友達がいなかったら絶対やらなかっただろう。
大きめの道まででてやってみたが、子どもがわらわら集まって来たのである程度人がいなく、車が通るところまで行って再開。
車来ない、動物が道路を渡ってると思ったときに大型トラックが来て乗せてくれた。親子で仕事中の2人、ペトラをもっと超えてアカバまで行くと言っていた。私は大型トラック乗った事なかったから乗った時の目線の高さが楽しかった。20分くらい乗ってショーバックに到着。
白っぽい砂というか岩山が続く場所。
そして遠くに城が。
城の場所もあまりよくわからないまま車を降りたから、結局1時間くらい歩いて丘の上の城までいった。茶色や赤色の岩山がダナやペトラでは多かったから、ここの雰囲気はまた違っていてよかった。
城の入場は無料。入り口で名前などの記載だけすれば中に入る事が出来る。ガイドが必要ならそこで頼めるが、この時は頼まなかった。
元々は十字軍の指導者の1人でもあったエルサレムの王がエジプトからシリアへの道を守るために建てた要塞だったという。
ほとんどが廃墟と化している。一応見張り台みたいなものはあった。
そして私たちの目当ての地下通路を発見。
想像していた地下通路を超えて、まじな地下通路だった。
観光用にロープとかライトとか一切なし、持っていたペンライトと携帯の灯りだけが頼り。この地下通路は丘の下が出口で、構造自体がずっと下り坂になっていた。一応階段のようなものはあるが、砂で覆われていて滑るからちょっと間違えるとそのまま下まで転がってしまうのではないかとすら思った。
真っ暗すぎる下にずっと続く穴の中で、本当に恐怖になり穴を出た。あれこそガイドの人がいるといいな。
ショーバック城はこじんまりとしていてよかった。地下通路へ行くならライトとガイドを。
帰りもまたヒッチハイク。全く車が通らなくて、歩きながらやっていたらかなりの距離を歩いてしまった。どうにか停まってくれる車がいてそれに乗りカディシアへ戻った。
ヒッチハイクは有料なら乗せてやるとか、無料でいいといいながら何だか怪しげな雰囲気を醸し出している人は全部断っていた。危険もあるだろうし、1人の時は絶対やらないなと思う。
ダナを拠点とした旅も終わり、アンマン(Amman)へ帰る日。
金曜日はイスラム教にとっての休日のため、ただでさえダナからは出ないバスがもっと出ない。隣にある少し大きめの町タフィラ(Tafilah)まで行けばアンマンまでのバスはあるかもしれないと言われたが、バスが来る可能性にかけてカディシアで待っていた。
また子どもが来て面倒だなと思う。もうすっかりカディシアの子ども恐怖症だ。でも意外といい子らでサッカーしたりして遊んだ。少人数だといい子なのかね。
バスを諦めタフィラまでまたヒッチハイク。金曜であることで車も少なかったから時間はかかったがどうにか車をつかまえた。途中までという話だったがタフィラのバスターミナルまで連れて行ってくれた。
そこからアンマンまで奇跡的にバスが出ていた。1人3ディナール(約420円 ※1ディナール=140円)。人が集まるまでに2時間も待ったけどどうにか帰る事ができた。
苦労して帰ったアンマンでのマンサフと水たばこはおいしかった。
ヨルダンはこれで終わり、次は入国が大変と言われているイスラエルへ。
ショーバック滞在:2013年10月31日(日帰り) Tweet
ダナ村を拠点にしていたから、ショーバックまでのバスはなくて、宿の人に聞いたらヒッチハイクで行ける、と当たり前のように言うからヒッチハイクして行くことにした。
ダナ村からカディシアの町までの坂道をヒッチハイクすることはあったが、遠い目的地にヒッチハイクで行くのは初めてで、男の友達がいなかったら絶対やらなかっただろう。
大きめの道まででてやってみたが、子どもがわらわら集まって来たのである程度人がいなく、車が通るところまで行って再開。
車来ない、動物が道路を渡ってると思ったときに大型トラックが来て乗せてくれた。親子で仕事中の2人、ペトラをもっと超えてアカバまで行くと言っていた。私は大型トラック乗った事なかったから乗った時の目線の高さが楽しかった。20分くらい乗ってショーバックに到着。
白っぽい砂というか岩山が続く場所。
そして遠くに城が。
城の場所もあまりよくわからないまま車を降りたから、結局1時間くらい歩いて丘の上の城までいった。茶色や赤色の岩山がダナやペトラでは多かったから、ここの雰囲気はまた違っていてよかった。
城の入場は無料。入り口で名前などの記載だけすれば中に入る事が出来る。ガイドが必要ならそこで頼めるが、この時は頼まなかった。
元々は十字軍の指導者の1人でもあったエルサレムの王がエジプトからシリアへの道を守るために建てた要塞だったという。
ほとんどが廃墟と化している。一応見張り台みたいなものはあった。
そして私たちの目当ての地下通路を発見。
想像していた地下通路を超えて、まじな地下通路だった。
観光用にロープとかライトとか一切なし、持っていたペンライトと携帯の灯りだけが頼り。この地下通路は丘の下が出口で、構造自体がずっと下り坂になっていた。一応階段のようなものはあるが、砂で覆われていて滑るからちょっと間違えるとそのまま下まで転がってしまうのではないかとすら思った。
真っ暗すぎる下にずっと続く穴の中で、本当に恐怖になり穴を出た。あれこそガイドの人がいるといいな。
ショーバック城はこじんまりとしていてよかった。地下通路へ行くならライトとガイドを。
帰りもまたヒッチハイク。全く車が通らなくて、歩きながらやっていたらかなりの距離を歩いてしまった。どうにか停まってくれる車がいてそれに乗りカディシアへ戻った。
ヒッチハイクは有料なら乗せてやるとか、無料でいいといいながら何だか怪しげな雰囲気を醸し出している人は全部断っていた。危険もあるだろうし、1人の時は絶対やらないなと思う。
ダナを拠点とした旅も終わり、アンマン(Amman)へ帰る日。
金曜日はイスラム教にとっての休日のため、ただでさえダナからは出ないバスがもっと出ない。隣にある少し大きめの町タフィラ(Tafilah)まで行けばアンマンまでのバスはあるかもしれないと言われたが、バスが来る可能性にかけてカディシアで待っていた。
また子どもが来て面倒だなと思う。もうすっかりカディシアの子ども恐怖症だ。でも意外といい子らでサッカーしたりして遊んだ。少人数だといい子なのかね。
バスを諦めタフィラまでまたヒッチハイク。金曜であることで車も少なかったから時間はかかったがどうにか車をつかまえた。途中までという話だったがタフィラのバスターミナルまで連れて行ってくれた。
そこからアンマンまで奇跡的にバスが出ていた。1人3ディナール(約420円 ※1ディナール=140円)。人が集まるまでに2時間も待ったけどどうにか帰る事ができた。
苦労して帰ったアンマンでのマンサフと水たばこはおいしかった。
ヨルダンはこれで終わり、次は入国が大変と言われているイスラエルへ。
ショーバック滞在:2013年10月31日(日帰り) Tweet
2014-03-05
ペトラ遺跡とその周辺の人びと
拠点にしていたダナ(Dana)からペトラ(Petra)遺跡へ日帰りで行った。
ペトラ遺跡は映画『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』の舞台となり、最後に出てくる聖杯が安置されている場所がその遺跡だったという。行く前に思い返してみたら、全く覚えてなかった、むしろ観ていないかもとすら思った。
子どもの頃よく観て、わくわくしていたのは魔宮の伝説のほうだったのかもしれないな。
ダナには一応定期的に小さいバスが来て、カディシアの町まで行く。一応時間も決まっているが、なんだかいつも曖昧で、来ないんじゃないかという不安がつきまとうような感じ。その日も朝7時に来るというので待っていたが一向にこないので、途中を通りかかったワゴンに乗せてもらった。
ダナーカディシア間はヒッチハイクが現地民にも普通なので何も言われず無料で乗せてもらえることが多い。こちらも1ディナール(約140円)くらい払おうかとしても、断られることもあるし、乗る前に1ディナールと言われて乗ってみると、降りる時にやっぱりいらないってなることもある。
カディシアからマアーン(Ma'an)までバスで1時間くらい。2ディナール(約280円)。そこからペトラ遺跡があるワディ・ムーサ(Wadi Musa)までまたバス。30分くらいで1ディナール(約140円)。
バス停に時間があるわけでもないし、料金もいつも曖昧。まぁ騙されてるんだろなーと思いつつ。
マアーンからワディ・ムーサ行きのバスがでるまで時間があったからマアーンの町をふらついた。物価も安いし、人も落ち着いている。カディシアでずっと子どもにバカにされてたので心地よかった。たまたまかもだけど。
ベドウィン(アラブの遊牧民)のテントの布や、その他の見慣れないアイテムが色々売っている町で、もう少し見たかったな。
ワディ・ムーサへ向かうバスで会ったおじさんがシリア難民がヨルダンにきて、ヨルダンに元から住む人の仕事が減っていて困っていると言っていた。まさにそういう所にいるんだなと、ふと思う。
ワディ・ムーサのバスターミナルからペトラ遺跡までタクシーで2人で1ディナール(約140円)。基本的にぼったくり価格しか言ってこないから、時間に余裕があるなら歩いた方がいいかも。
そして入場料はまさかの50ディナール(約7,000円)。高いとは知っていたがここまでとは…。ちなみに入り口から遺跡が集まっているところまでのロバ代もチケット代に含まれているが、必ずチップが必要になり、それが高いから乗れないという意味のない付属サービス。とにかくワディ・ムーサと遺跡の中の物価が高すぎるから、貧乏旅行者は飲み物食べ物は別の場所から持って来た方がいい。
思えば全然違うのだけど、MOTHER2のサターンバレーみたいだなって思って歩いてた。
奥にある神殿を見るために岩に挟まれた道を歩き続ける。
そして、岩を削ってつくられた宝物殿へ。2000年以上前にこの地に住み着いたアラブ人の一族によってペトラが大交易都市になったたという。
純粋に2000年以上前に岩を削って建物をつくったなんてすごいよな。
とにかく敷地が広くてひたすら見た。
岩の色もすごいな。
一番奥にある修道院を見に結構距離のある坂と階段を登る。お土産屋さんが多い、不思議だったのは彼女らがここに住んでいるかのように、調理用具を持ち込んで料理したり、ヤギを世話したりしていたことだ。
修道院、近くから見ると最初に見た宝物殿のほうがすごかった印象。でも丘の上からみるとやっぱりすごい。よくこの岩の上につくったな。
帰りにお土産屋のおばさんに、私たちが持っていたパンをチャイと交換してくれって言われて、少し話した。お土産屋さんは普段どこに住んでいるかっていう謎を聞いてみると、やっぱり閉園と共に外には出るらしい、ベドウィンの人もいるけど、その人は普通に家があるって。
おばさんは昼ご飯つくりすぎて食べきれなくて余ってるから食べろといってパスタを沢山くれた。ずっと節約でパンと缶詰くらいしか食べてなかったからめちゃくちゃうまく感じた。
昼前に入場したけど、閉園ぎりぎりまでいた。広すぎるのと、炎天下を歩かなくては行けないので、本当の全部は時間があっても1日では見れないなと思った。しかしかなり満足。
帰りはマアーンまでのバスがもうなかったから、ヒッチハイクで戻ろうとしたが、全然車がつかまらない。車がよく通るところまでタダで連れて行ってあげるというタクシーの運転手が来た。念のためカディシアまで帰るのにいくらかきいたら、2人で10ディナール(約1,400円)でいいというので、それに乗せてもらう事にした。バスでここまでくるのに1人3ディナールかかっていることを考えると破格の安さな気がした。
英語がかなり話せるおじいさんに近いおじさんで、色々な話をした。道中長かったから話も盛り上がって、おじさんも気を許したのか、家族の話をしている時に、子どもが沢山いるって話してて、なんでかというとラクダのミルクを飲んでいるからだって私の友達(男)に話してた。
最初意味がわからなかったのだが、ヨルダンでは精力剤になっているようで、それを女性の私がいる所で話してしまったことに途中ではっとして、かなり気まずそうに笑っていたのを見てかわいいなと思った。私が外人なのをいい事に、普段イスラムの女性に大っぴらには話せないえぐい下ネタを楽しそうに話してくるふざけた男性にもヨルダンでは何度も会ったので、このおじさんのうっかり言っちゃった!(しかも大した下ネタでもない)みたいなのにはなぜか好感がもてた。
そんなこんなでペトラ遺跡の日帰りの旅は終わり。
遺跡もすごくよかったけど、途中で出会った人たちが色々印象に残っている。
ペトラ遺跡滞在:2013年10月30日(日帰り) Tweet
ペトラ遺跡は映画『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』の舞台となり、最後に出てくる聖杯が安置されている場所がその遺跡だったという。行く前に思い返してみたら、全く覚えてなかった、むしろ観ていないかもとすら思った。
子どもの頃よく観て、わくわくしていたのは魔宮の伝説のほうだったのかもしれないな。
ダナには一応定期的に小さいバスが来て、カディシアの町まで行く。一応時間も決まっているが、なんだかいつも曖昧で、来ないんじゃないかという不安がつきまとうような感じ。その日も朝7時に来るというので待っていたが一向にこないので、途中を通りかかったワゴンに乗せてもらった。
ダナーカディシア間はヒッチハイクが現地民にも普通なので何も言われず無料で乗せてもらえることが多い。こちらも1ディナール(約140円)くらい払おうかとしても、断られることもあるし、乗る前に1ディナールと言われて乗ってみると、降りる時にやっぱりいらないってなることもある。
カディシアからマアーン(Ma'an)までバスで1時間くらい。2ディナール(約280円)。そこからペトラ遺跡があるワディ・ムーサ(Wadi Musa)までまたバス。30分くらいで1ディナール(約140円)。
バス停に時間があるわけでもないし、料金もいつも曖昧。まぁ騙されてるんだろなーと思いつつ。
マアーンからワディ・ムーサ行きのバスがでるまで時間があったからマアーンの町をふらついた。物価も安いし、人も落ち着いている。カディシアでずっと子どもにバカにされてたので心地よかった。たまたまかもだけど。
ベドウィン(アラブの遊牧民)のテントの布や、その他の見慣れないアイテムが色々売っている町で、もう少し見たかったな。
ワディ・ムーサへ向かうバスで会ったおじさんがシリア難民がヨルダンにきて、ヨルダンに元から住む人の仕事が減っていて困っていると言っていた。まさにそういう所にいるんだなと、ふと思う。
ワディ・ムーサのバスターミナルからペトラ遺跡までタクシーで2人で1ディナール(約140円)。基本的にぼったくり価格しか言ってこないから、時間に余裕があるなら歩いた方がいいかも。
そして入場料はまさかの50ディナール(約7,000円)。高いとは知っていたがここまでとは…。ちなみに入り口から遺跡が集まっているところまでのロバ代もチケット代に含まれているが、必ずチップが必要になり、それが高いから乗れないという意味のない付属サービス。とにかくワディ・ムーサと遺跡の中の物価が高すぎるから、貧乏旅行者は飲み物食べ物は別の場所から持って来た方がいい。
思えば全然違うのだけど、MOTHER2のサターンバレーみたいだなって思って歩いてた。
奥にある神殿を見るために岩に挟まれた道を歩き続ける。
そして、岩を削ってつくられた宝物殿へ。2000年以上前にこの地に住み着いたアラブ人の一族によってペトラが大交易都市になったたという。
純粋に2000年以上前に岩を削って建物をつくったなんてすごいよな。
とにかく敷地が広くてひたすら見た。
岩の色もすごいな。
一番奥にある修道院を見に結構距離のある坂と階段を登る。お土産屋さんが多い、不思議だったのは彼女らがここに住んでいるかのように、調理用具を持ち込んで料理したり、ヤギを世話したりしていたことだ。
修道院、近くから見ると最初に見た宝物殿のほうがすごかった印象。でも丘の上からみるとやっぱりすごい。よくこの岩の上につくったな。
帰りにお土産屋のおばさんに、私たちが持っていたパンをチャイと交換してくれって言われて、少し話した。お土産屋さんは普段どこに住んでいるかっていう謎を聞いてみると、やっぱり閉園と共に外には出るらしい、ベドウィンの人もいるけど、その人は普通に家があるって。
おばさんは昼ご飯つくりすぎて食べきれなくて余ってるから食べろといってパスタを沢山くれた。ずっと節約でパンと缶詰くらいしか食べてなかったからめちゃくちゃうまく感じた。
昼前に入場したけど、閉園ぎりぎりまでいた。広すぎるのと、炎天下を歩かなくては行けないので、本当の全部は時間があっても1日では見れないなと思った。しかしかなり満足。
帰りはマアーンまでのバスがもうなかったから、ヒッチハイクで戻ろうとしたが、全然車がつかまらない。車がよく通るところまでタダで連れて行ってあげるというタクシーの運転手が来た。念のためカディシアまで帰るのにいくらかきいたら、2人で10ディナール(約1,400円)でいいというので、それに乗せてもらう事にした。バスでここまでくるのに1人3ディナールかかっていることを考えると破格の安さな気がした。
英語がかなり話せるおじいさんに近いおじさんで、色々な話をした。道中長かったから話も盛り上がって、おじさんも気を許したのか、家族の話をしている時に、子どもが沢山いるって話してて、なんでかというとラクダのミルクを飲んでいるからだって私の友達(男)に話してた。
最初意味がわからなかったのだが、ヨルダンでは精力剤になっているようで、それを女性の私がいる所で話してしまったことに途中ではっとして、かなり気まずそうに笑っていたのを見てかわいいなと思った。私が外人なのをいい事に、普段イスラムの女性に大っぴらには話せないえぐい下ネタを楽しそうに話してくるふざけた男性にもヨルダンでは何度も会ったので、このおじさんのうっかり言っちゃった!(しかも大した下ネタでもない)みたいなのにはなぜか好感がもてた。
そんなこんなでペトラ遺跡の日帰りの旅は終わり。
遺跡もすごくよかったけど、途中で出会った人たちが色々印象に残っている。
ペトラ遺跡滞在:2013年10月30日(日帰り) Tweet
2014-03-04
ベスト・オブ・ヨルダン ダナ
友達も私もダナ(Dana)が気に入りすぎて、ペトラ遺跡とかそこより南にある場所はダナを拠点に日帰りすることに決めた。それくらいなんだか落ち着けた。
ホテルの共有スペースはとても居心地がよくて、人も昼間はいないからか、ひなたぼっこしてぼーっとしている時間がとても長かった。
ダナ村には商店とレストランはあるが他の町より割高な設定だったから、いつも坂をのぼったカディシアの町まで買い出しにいった。車が通ればヒッチハイクして坂の上まで行ってもらった。
町では元気に挨拶してくれる子どもいれば、アジア人ということでしゃべり方をバカにした感じで真似してくる子どももいて、どちらかというとふざけてくる子どものほうが多かったから嫌気がさした。たまに石投げて来たりして、怖い。でも大人がそういう子どもを見つけると必ず叱っていたのには驚いた、だとしたら何の影響でこの子どもたちはこうやって差別的なふざけ方をしていいと思ってしまうのだろう。
自然保護区を散歩したりもした。
谷までダナ村から歩いて降りていくことができる。谷はずっと続き別の町へ続いているが、そこをトレッキングすることもできるらしい、でも自然保護区なのでガイドが必須のようだ。そして影がないのでちょっと辛い。
ダナ村を上から見るとこんな感じ。
谷に降りるとさらに静かで、風の音だけが不自然に聞こえるというか、それ以外の音が吸収されている気がして、グランドキャニオンやアタカマ砂漠で感じたそれと似ている感覚だった。
そして谷に沈んでいく夕日がすごくて毎日色々な場所へ登り見た。
人によっては何もないからつまんないけど、私にとっては電気はあるけど最小限で、暗いし静かだし、陽がのぼったら起きて、陽が沈んだらその日は終わりっていう感じの生活がとても落ち着いた。
ダナ滞在:2013年10月27日〜11月1日 Tweet
ホテルの共有スペースはとても居心地がよくて、人も昼間はいないからか、ひなたぼっこしてぼーっとしている時間がとても長かった。
ダナ村には商店とレストランはあるが他の町より割高な設定だったから、いつも坂をのぼったカディシアの町まで買い出しにいった。車が通ればヒッチハイクして坂の上まで行ってもらった。
町では元気に挨拶してくれる子どもいれば、アジア人ということでしゃべり方をバカにした感じで真似してくる子どももいて、どちらかというとふざけてくる子どものほうが多かったから嫌気がさした。たまに石投げて来たりして、怖い。でも大人がそういう子どもを見つけると必ず叱っていたのには驚いた、だとしたら何の影響でこの子どもたちはこうやって差別的なふざけ方をしていいと思ってしまうのだろう。
自然保護区を散歩したりもした。
谷までダナ村から歩いて降りていくことができる。谷はずっと続き別の町へ続いているが、そこをトレッキングすることもできるらしい、でも自然保護区なのでガイドが必須のようだ。そして影がないのでちょっと辛い。
ダナ村を上から見るとこんな感じ。
谷に降りるとさらに静かで、風の音だけが不自然に聞こえるというか、それ以外の音が吸収されている気がして、グランドキャニオンやアタカマ砂漠で感じたそれと似ている感覚だった。
そして谷に沈んでいく夕日がすごくて毎日色々な場所へ登り見た。
人によっては何もないからつまんないけど、私にとっては電気はあるけど最小限で、暗いし静かだし、陽がのぼったら起きて、陽が沈んだらその日は終わりっていう感じの生活がとても落ち着いた。
ダナ滞在:2013年10月27日〜11月1日 Tweet
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